【元請の完成工事高】全国90兆円、1位だけで全体の36%

【元請の完成工事高】全国90兆円、1位だけで全体の36%

建設会社が元請として仕上げた工事の金額は、全国で899,762.92億円。
下請けに出した分も元請の売上として数えられます。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。

東京都が323,980.18億円で1位。
上位3都府県で全国の半分を超えました。
47都道府県の平均は19,143.9億円、中央値は7,157.34億円です。
1位と47位の間には121.5倍の開き、人口10万人あたりでは7.9倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

19,143.9億円

元請完成工事高(2023年)

最も多い 東京都

323,980.2億円

最も少ない 鳥取県

2,667.5億円

地図で見る

元請完成工事高(2023年)
元請完成工事高(2023年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は億円。 北海道 28,541.5億円青森 5,305.7億円岩手 5,367.8億円宮城 12,228.6億円秋田 4,512.7億円山形 5,087.2億円福島 9,097.8億円茨城 11,367.6億円栃木 7,813.0億円群馬 9,605.2億円埼玉 22,972.3億円千葉 18,612.6億円東京 323,980.2億円神奈川 37,749.8億円新潟 14,789.6億円富山 7,115.7億円石川 7,022.1億円福井 5,772.4億円山梨 3,687.9億円長野 12,154.2億円岐阜 10,895.9億円静岡 15,964.8億円愛知 38,907.8億円三重 6,957.5億円滋賀 5,739.1億円京都 8,792.4億円大阪 106,931.5億円兵庫 20,060.4億円奈良 3,793.5億円和歌山 3,968.8億円鳥取 2,667.5億円島根 3,571.5億円岡山 8,181.6億円広島 15,421.9億円山口 6,651.0億円徳島 3,263.2億円香川 6,330.2億円愛媛 5,645.0億円高知 3,165.2億円福岡 26,185.5億円佐賀 4,654.7億円長崎 5,741.4億円熊本 8,619.4億円大分 5,135.7億円宮崎 5,327.4億円鹿児島 7,157.3億円沖縄 7,249.1億円
元請完成工事高(億円)
元請完成工事高(2023年)
項目元請完成工事高
北海道28,541.5億円
青森県5,305.7億円
岩手県5,367.8億円
宮城県12,228.6億円
秋田県4,512.7億円
山形県5,087.2億円
福島県9,097.8億円
茨城県11,367.6億円
栃木県7,813.0億円
群馬県9,605.2億円
埼玉県22,972.3億円
千葉県18,612.6億円
東京都323,980.2億円
神奈川県37,749.8億円
新潟県14,789.6億円
富山県7,115.7億円
石川県7,022.1億円
福井県5,772.4億円
山梨県3,687.9億円
長野県12,154.2億円
岐阜県10,895.9億円
静岡県15,964.8億円
愛知県38,907.8億円
三重県6,957.5億円
滋賀県5,739.1億円
京都府8,792.4億円
大阪府106,931.5億円
兵庫県20,060.4億円
奈良県3,793.5億円
和歌山県3,968.8億円
鳥取県2,667.5億円
島根県3,571.5億円
岡山県8,181.6億円
広島県15,421.9億円
山口県6,651.0億円
徳島県3,263.2億円
香川県6,330.2億円
愛媛県5,645.0億円
高知県3,165.2億円
福岡県26,185.5億円
佐賀県4,654.7億円
長崎県5,741.4億円
熊本県8,619.4億円
大分県5,135.7億円
宮崎県5,327.4億円
鹿児島県7,157.3億円
沖縄県7,249.1億円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、愛知県、神奈川県、北海道が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、徳島県でした。

47都道府県の平均は19,143.9億円、中央値は7,157.34億円です。
東京都の323,980.18億円は平均の16.9倍にあたります。

上位3で52.2パーセント、1位と47位で121.5倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと東京都が2,300.02億円で最も多く、開きは7.9倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。

順位都道府県元請完成工事高(億円)地方人口10万人あたりの元請完成工事高
1東京都323980.18関東2300.02
2大阪府106931.48近畿1220.26
3愛知県38907.83中部520.37
4神奈川県37749.8関東409.03
5北海道28541.47北海道560.52
6福岡県26185.51九州513.14
7埼玉県22972.26関東313.36
8兵庫県20060.37近畿373.56
9千葉県18612.55関東297.47
10静岡県15964.84中部449.08
11広島県15421.89中国563.25
12新潟県14789.63中部695.66
13宮城県12228.6東北540.13
14長野県12154.19中部606.50
15茨城県11367.61関東402.39
16岐阜県10895.91中部564.26
17群馬県9605.15関東505.00
18福島県9097.77東北514.87
19京都府8792.37近畿346.84
20熊本県8619.36九州504.35
21岡山県8181.55中国442.96
22栃木県7812.95関東411.86
23沖縄県7249.09九州493.81
24鹿児島県7157.34九州462.06
25富山県7115.69中部706.62
26石川県7022.06中部633.19
27三重県6957.53近畿402.87
28山口県6651.04中国512.41
29香川県6330.21四国683.61
30福井県5772.36中部775.85
31長崎県5741.36九州453.15
32滋賀県5739.12近畿407.90
33愛媛県5645.02四国437.26
34岩手県5367.84東北461.55
35宮崎県5327.41九州511.27
36青森県5305.73東北448.12
37大分県5135.74九州468.59
38山形県5087.2東北495.83
39佐賀県4654.7九州585.50
40秋田県4512.68東北493.73
41和歌山県3968.76近畿444.93
42奈良県3793.45近畿292.70
43山梨県3687.93中部463.31
44島根県3571.49中国549.46
45徳島県3263.23四国469.53
46高知県3165.21四国475.26
47鳥取県2667.47中国496.74
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

元請の完成工事高が大きい5都府県

上位5都道府県の元請完成工事高
上位5都道府県の元請完成工事高 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 050,000100,000150,000200,000250,000300,000東京都: 323,980.2億円323,980.2億円大阪府: 106,931.5億円106,931.5億円愛知県: 38,907.8億円38,907.8億円神奈川県: 37,749.8億円37,749.8億円北海道: 28,541.5億円28,541.5億円東京都大阪府愛知県神奈川県北海道
上位5都道府県の元請完成工事高
項目元請完成工事高
東京都323,980.2億円
大阪府106,931.5億円
愛知県38,907.8億円
神奈川県37,749.8億円
北海道28,541.5億円
下位5都道府県の元請完成工事高
下位5都道府県の元請完成工事高 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 05001,0001,5002,0002,5003,0003,500鳥取県: 2,667.5億円2,667.5億円高知県: 3,165.2億円3,165.2億円徳島県: 3,263.2億円3,263.2億円島根県: 3,571.5億円3,571.5億円山梨県: 3,687.9億円3,687.9億円鳥取県高知県徳島県島根県山梨県
下位5都道府県の元請完成工事高
項目元請完成工事高
鳥取県2,667.5億円
高知県3,165.2億円
徳島県3,263.2億円
島根県3,571.5億円
山梨県3,687.9億円

元請の完成工事高が大きい上位5都府県です。

東京都は323,980.18億円、大阪府は106,931.48億円、愛知県は38,907.83億円でした。
東京都は2位の大阪府の3.03倍です。

4位は神奈川県で37,749.8億円、5位は北海道で28,541.47億円。
上位5で全国の59.6パーセント、上位3で52.2パーセント、上位10で71.1パーセントでした。

1位だけで36パーセントを占めます。
47都道府県の平均は19,143.9億円なので、1位は平均の16.9倍。
中央値の7,157.34億円と比べると45.3倍にあたります。

6位以下は福岡県で26,185.51億円、埼玉県で22,972.26億円、兵庫県で20,060.37億円と続きました。

2位と3位の差は68,023.65億円、3位と4位の差は1,158.03億円でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の40.4パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると430,911.66億円。
これだけで全国の47.9パーセントにあたります。

大手ゼネコンの本社は大都市に集まります。
全国で受けた工事が本社の所在地に計上されるため、集中の度合いが強く出ます。

実数でも人口あたりでも同じ都が1位です

ここから先は、元請の完成工事高がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

人口10万人あたりで割り直しても、1位は変わりません。

1位は東京都の2,300.02億円、2位は大阪府1,220.26億円、3位は福井県775.85億円。

4位以下は富山県、新潟県と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県297.47億円、奈良県292.7億円。
東京都と奈良県では7.9倍の開きです。

この指標は建設工事施工統計にもとづき、業者の本社がある都道府県で集計されます。
地方の工事を大都市の会社が元請として受ければ、その金額は大都市に計上されます。

ですから「その県でどれだけ工事が行われたか」を知りたい場合には向きません。
都道府県の土木費や行政投資額のほうが、その土地の工事量に近い数字です。

下請けの完成工事高は別に集計されます。
元請と下請けを合わせると重複が生じるため、単純に足すことはできません。

実数で121.5倍、人口あたりでも7.9倍。
本社の所在地で数える統計は、どれも似た形になります。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が992.7億円で最も多く、九州・沖縄8県が499.5億円で最も少なくなります。
近畿7府県710.5億円と中部9県560.6億円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの元請完成工事高の上位5都道府県
人口10万人あたりの元請完成工事高の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 05001,0001,5002,000東京都: 2,300.02,300.0大阪府: 1,220.31,220.3福井県: 775.9775.9富山県: 706.6706.6新潟県: 695.7695.7東京都大阪府福井県富山県新潟県
人口10万人あたりの元請完成工事高の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの元請完成工事高
東京都2,300.0
大阪府1,220.3
福井県775.9
富山県706.6
新潟県695.7

元請の完成工事高が小さい5県

元請の完成工事高が小さい下位5県です。

47位の鳥取県は2,667.47億円、46位の高知県は3,165.21億円、45位の徳島県は3,263.23億円でした。
1位の東京都とは121.5倍の差があります。

44位は島根県で3,571.49億円、43位は山梨県で3,687.93億円、42位は奈良県で3,793.45億円と続きます。

工事が行われた場所ではなく、受注した会社の所在地で数えるためです。
工事量そのものの差ではありません。

47都道府県の中央値は7,157.34億円。
平均は19,143.9億円なので、平均が中央値の2.7倍です。

47位の鳥取県は平均の13.9パーセント、中央値の37.3パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の1.8パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで36パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の鳥取県は、1位の東京都の0.82パーセントにあたる水準です。

46位との差は497.74億円、45位との差は595.76億円でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には321,312.71億円の開きがあります。

このグラフについての豆知識

元請と下請け

発注者から直接工事を受けるのが元請、元請から仕事を受けるのが下請けです。
完成工事高はそれぞれ別に集計されます。

元請の金額には下請けに出した分も含まれるため、両方を足すと同じ工事が二重に数えられます。

本社の所在地で数える

建設工事施工統計は、業者の本社がある都道府県で集計します。
工事の現場がどこかは反映されません。

全国の元請完成工事高は899,762.92億円。
1位だけで全国の36パーセントを占めます。

数字の開き

1位の東京都は323,980.18億円、47位の鳥取県は2,667.47億円。
両者の間には121.5倍の開きがあります。
上位3で全国の52.2パーセント、上位10で71.1パーセントを占めます。

中央値は7,157.34億円、平均は19,143.9億円です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと7.9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

10年前とくらべると

全国の元請の完成工事高は、2013年の522,741.8億円から2023年の899,762.9億円へ、この10年でおよそ72%増えました。

東京都は2013年から1位を守っています。

伸びがいちばん大きかったのは神奈川県で、140%増でした。

順位の並びがにている記事

元請の完成工事高の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

0.98という高い相関を示したのが【雇用保険に入っている人】全国4,489万人、4分の1が1つの都に集まるでした。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.74です。

似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。

地方のなかで見た元請完成工事高

地方最も多い(億円)最も少ない(億円)
東北宮城県 12228.6秋田県 4512.68
関東東京都 323980.18栃木県 7812.95
中部愛知県 38907.83山梨県 3687.93
近畿大阪府 106931.48奈良県 3793.45
中国広島県 15421.89鳥取県 2667.47
四国香川県 6330.21高知県 3165.21
九州福岡県 26185.51佐賀県 4654.7
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

元請の完成工事高を47都道府県で比べると、最も多い東京都で323,980.18億円、最も少ない鳥取県で2,667.47億円でした。
1位と47位の間には121.5倍の開きがあります。

上位3で全国の52.2パーセント、上位10で71.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は7,157.34億円、平均は19,143.9億円でした。
人口10万人あたりに直すと7.9倍の開きになります。

この元請の完成工事高の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、工事現場ではなく本社の所在地で数えること。
2つ目は、下請けに出した分も含まれること。
3つ目は2023年の数字であることです。

人口10万人あたりでも東京都が2,300.02億円で1位。
実数と同じ顔ぶれです。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の48パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が992.7億円で最多でした。
都道府県の土木費や行政投資額を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2023年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードC3304(元請完成工事高)の2023年の値を億円に換算したもの。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードC3304(元請完成工事高)の2023年の値を億円に換算したもの。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

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