【小学校の数・10年推移】2,030校が姿を消し、減り方には大きな差

【小学校の数・10年推移】2,030校が姿を消し、減り方には大きな差

47都道府県で、小学校の数が10年でどう変わったかを比べます。
2014年と2024年の比較です。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系。

全国は20,852校から18,822校へ、2,030校減りました。
47都道府県すべてで減っています。

47都道府県の単純平均

-11.0%

小学校数の10年変化率(2014年と2024年の比較)

最も多い 神奈川県

-1.0%

最も少ない 岩手県

-22.8%

地図で見る10年の変化

小学校数の10年変化率(2014年と2024年の比較)
小学校数の10年変化率(2014年と2024年の比較) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は%。 北海道 -17.1%青森 -19.7%岩手 -22.8%宮城 -12.2%秋田 -22.8%山形 -19.6%福島 -20.8%茨城 -18.4%栃木 -12.6%群馬 -7.4%埼玉 -2.4%千葉 -8.7%東京 -2.6%神奈川 -1.0%新潟 -12.9%富山 -11.7%石川 -11.8%福井 -7.3%山梨 -7.9%長野 -5.8%岐阜 -9.3%静岡 -6.4%愛知 -1.9%三重 -10.6%滋賀 -4.8%京都 -12.8%大阪 -5.0%兵庫 -7.5%奈良 -14.3%和歌山 -12.2%鳥取 -17.0%島根 -10.2%岡山 -11.0%広島 -12.6%山口 -9.9%徳島 -18.0%香川 -11.2%愛媛 -10.4%高知 -10.2%福岡 -5.3%佐賀 -8.1%長崎 -14.2%熊本 -13.3%大分 -12.8%宮崎 -6.5%鹿児島 -13.5%沖縄 -4.0%
小学校数の10年変化率(%)
小学校数の10年変化率(2014年と2024年の比較)
項目小学校数の10年変化率
北海道-17.1%
青森県-19.7%
岩手県-22.8%
宮城県-12.2%
秋田県-22.8%
山形県-19.6%
福島県-20.8%
茨城県-18.4%
栃木県-12.6%
群馬県-7.4%
埼玉県-2.4%
千葉県-8.7%
東京都-2.6%
神奈川県-1.0%
新潟県-12.9%
富山県-11.7%
石川県-11.8%
福井県-7.3%
山梨県-7.9%
長野県-5.8%
岐阜県-9.3%
静岡県-6.4%
愛知県-1.9%
三重県-10.6%
滋賀県-4.8%
京都府-12.8%
大阪府-5.0%
兵庫県-7.5%
奈良県-14.3%
和歌山県-12.2%
鳥取県-17.0%
島根県-10.2%
岡山県-11.0%
広島県-12.6%
山口県-9.9%
徳島県-18.0%
香川県-11.2%
愛媛県-10.4%
高知県-10.2%
福岡県-5.3%
佐賀県-8.1%
長崎県-14.2%
熊本県-13.3%
大分県-12.8%
宮崎県-6.5%
鹿児島県-13.5%
沖縄県-4.0%
全国の小学校数の推移
全国の小学校数の推移 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局) 19,00019,50020,00020,50021,00021,50022,0002008年: 22,476%2009年: 22,258%2010年: 22,000%2011年: 21,721%2012年: 21,460%2013年: 21,131%2014年: 20,852%2015年: 20,601%2016年: 20,313%2017年: 20,095%2018年: 19,892%2019年: 19,738%2020年: 19,525%2021年: 19,336%2022年: 19,161%2023年: 18,980%2024年: 18,822%2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年2024年
全国の小学校数の推移
項目全国の小学校数
2008年22,476%
2009年22,258%
2010年22,000%
2011年21,721%
2012年21,460%
2013年21,131%
2014年20,852%
2015年20,601%
2016年20,313%
2017年20,095%
2018年19,892%
2019年19,738%
2020年19,525%
2021年19,336%
2022年19,161%
2023年18,980%
2024年18,822%

日本地図で見ると、色が濃い(減り方が小さい)のは首都圏と愛知県、沖縄県、福岡県。
淡い(減り方が大きい)のは東北全域と北海道でした。

47都道府県の単純平均はマイナス11.03パーセント、中央値もマイナス11.03パーセントです。
全国値のマイナス9.74パーセントより減り方が大きいのは、学校数の多い都府県ほど減り方が小さいためです。

5パーセント未満の減少は6都府県、15パーセント以上減ったのは9道県。
上下に分かれた分布でした。

順位都道府県小学校数の10年変化率(%)地方2024年の小学校数2014年の小学校数10年間の増減数
1神奈川県-1.01関東880889-9
2愛知県-1.93中部965984-19
3埼玉県-2.44関東800820-20
4東京都-2.58関東13201355-35
5沖縄県-4.01九州263274-11
6滋賀県-4.78近畿219230-11
7大阪府-5.03近畿9811033-52
8福岡県-5.3九州715755-40
9長野県-5.77中部359381-22
10静岡県-6.4中部483516-33
11宮崎県-6.48九州231247-16
12福井県-7.28中部191206-15
13群馬県-7.38関東301325-24
14兵庫県-7.47近畿731790-59
15山梨県-7.85中部176191-15
16佐賀県-8.05九州160174-14
17千葉県-8.67関東758830-72
18岐阜県-9.33中部340375-35
19山口県-9.85中国293325-32
20島根県-10.19中国194216-22
21高知県-10.2四国220245-25
22愛媛県-10.36四国277309-32
23三重県-10.62近畿362405-43
24岡山県-11.03中国371417-46
25香川県-11.17四国159179-20
26富山県-11.73中部173196-23
27石川県-11.84中部201228-27
28和歌山県-12.18近畿238271-33
29宮城県-12.22東北359409-50
30広島県-12.62中国457523-66
31栃木県-12.63関東332380-48
32大分県-12.75九州260298-38
33京都府-12.83近畿360413-53
34新潟県-12.88中部433497-64
35熊本県-13.26九州327377-50
36鹿児島県-13.45九州476550-74
37長崎県-14.21九州314366-52
38奈良県-14.29近畿186217-31
39鳥取県-17.04中国112135-23
40北海道-17.13北海道9341127-193
41徳島県-18.02四国182222-40
42茨城県-18.4関東439538-99
43山形県-19.57東北222276-54
44青森県-19.68東北249310-61
45福島県-20.75東北378477-99
46岩手県-22.77東北268347-79
46秋田県-22.77東北173224-51
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2014年と2024年の比較、総務省統計局)をもとに作成

地方別に見る10年の変化

地方別の平均(小学校数の10年変化率)
地方別の平均(小学校数の10年変化率) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2014年と2024年の比較) -15-10-50北海道: -17.1%-17.1%東北: -19.6%-19.6%関東: -7.6%-7.6%中部: -8.3%-8.3%近畿: -9.6%-9.6%中国: -12.2%-12.2%四国: -12.4%-12.4%九州: -9.7%-9.7%北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(小学校数の10年変化率)
項目小学校数の10年変化率の平均
北海道-17.1%
東北-19.6%
関東-7.6%
中部-8.3%
近畿-9.6%
中国-12.2%
四国-12.4%
九州-9.7%

地方別に平均を出すと、関東が最も小さくなります。

関東7都県がマイナス7.6パーセント、中部9県がマイナス8.3パーセント、近畿7府県がマイナス9.6パーセント、九州8県がマイナス9.7パーセントと続きます。
減り方が大きいほうは中国5県がマイナス12.1パーセント、四国4県がマイナス12.4パーセント、北海道がマイナス17.1パーセント、東北6県がマイナス19.6パーセントでした。
関東と東北では12.0ポイントの差があります。

東北6県のマイナス19.6パーセントは、宮城県マイナス12.2パーセントを除く5県が19パーセント以上減っているためです。
仙台市を抱える宮城県だけが例外でした。

減り方が小さかった5都県

減り方が小さかった5都県の内訳
減り方が小さかった5都県の内訳 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2014年と2024年の比較) 02004006008001,0001,200神奈川県(2024年の小学校数): 880校神奈川県(10年で減った数): 9校愛知県(2024年の小学校数): 965校愛知県(10年で減った数): 19校埼玉県(2024年の小学校数): 800校埼玉県(10年で減った数): 20校東京都(2024年の小学校数): 1,320校東京都(10年で減った数): 35校沖縄県(2024年の小学校数): 263校沖縄県(10年で減った数): 11校神奈川県愛知県埼玉県東京都沖縄県
  • 2024年の小学校数
  • 10年で減った数
減り方が小さかった5都県の内訳
項目2024年の小学校数10年で減った数
神奈川県880校9校
愛知県965校19校
埼玉県800校20校
東京都1,320校35校
沖縄県263校11校
減り方が大きかった5県の内訳
減り方が大きかった5県の内訳 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2014年と2024年の比較) 0100200300400岩手県(2024年の小学校数): 268校岩手県(10年で減った数): 79校秋田県(2024年の小学校数): 173校秋田県(10年で減った数): 51校福島県(2024年の小学校数): 378校福島県(10年で減った数): 99校青森県(2024年の小学校数): 249校青森県(10年で減った数): 61校山形県(2024年の小学校数): 222校山形県(10年で減った数): 54校岩手県秋田県福島県青森県山形県
  • 2024年の小学校数
  • 10年で減った数
減り方が大きかった5県の内訳
項目2024年の小学校数10年で減った数
岩手県268校79校
秋田県173校51校
福島県378校99校
青森県249校61校
山形県222校54校

減り方が小さかった上位5都県です。

神奈川県はマイナス1.01パーセント、愛知県はマイナス1.93パーセント、埼玉県はマイナス2.44パーセント、東京都はマイナス2.58パーセント、沖縄県はマイナス4.01パーセントでした。
いちばん小さい神奈川県でも1.01パーセント減っています。

6位以下は滋賀県マイナス4.78パーセント、大阪府マイナス5.03パーセント、福岡県マイナス5.30パーセントと続きます。

5パーセント未満の減少にとどまったのは6都府県。
いずれも人口が集まる地域です。

結婚が減った県で、10年後に学校が減っている

この分布の背景を、ここから考えてみます。
10年間の小学校数の変化の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

学校が減る理由は、通う子どもがいなくなるからです。
その手前には結婚と出産があります。

婚姻件数の10年変化率との相関係数はプラス0.74。
結婚が減った県ほど、小学校も減っていました。
15歳未満人口の割合との相関係数はプラス0.49で、こちらは中くらいの強さです。
婚姻件数の減り方が最も大きい青森県は小学校でも44位、秋田県は47位。
逆に婚姻の減り方が最も小さい東京都は小学校で4位、神奈川県は1位でした。

結婚が減り、子どもが生まれず、10年後には学校が統合される。
この記事の数字は、その最後の段階を見ていることになります。

地方別では関東7都県がマイナス7.6パーセントで最も小さく、東北6県がマイナス19.6パーセントで最も大きい。
12.0ポイントの差でした。
北海道はマイナス17.1パーセントで、東北に次ぐ大きさです。

全国の推移を見ると、2014年から2024年まで一度も増えることなく減り続けました。
年に約200校ずつ、10年で2,030校です。
単純に割れば、日本のどこかで2日に1校が消えている計算になります。

減り方が大きかった5県

減り方が大きかった下位5県です。

秋田県と岩手県がマイナス22.77パーセント、福島県はマイナス20.75パーセント、青森県はマイナス19.68パーセント、山形県はマイナス19.57パーセントでした。
神奈川県のマイナス1.01パーセントとは21.76ポイントの差があります。

下位5県のうち4県が東北です。
秋田県は2014年の224校が2024年には173校になりました。
10年で51校の減少です。

15パーセント以上減ったのは9道県。
東北6県のうち宮城県を除く5県がここに入ります。

全国の減少数は2,030校。
1年あたりおよそ200校ずつ減ってきた計算です。

このグラフについての豆知識

分校は本校に含める

この記事の小学校数は、国立・公立・私立を合わせた学校数です。
分校は本校に含めて数えるため、分校だけが閉じた場合は数字に表れません。

実際には、統合されずに分校化した学校もあります。
学校が姿を消した数は、この数字より多い可能性があります。

全国20,852校のうち、大部分は公立です。

2日に1校のペース

10年で2,030校の減少は、1年あたり約200校にあたります。
単純に日数で割ると、2日に1校のペースで減ってきた計算です。

全国の推移を見ると、この10年で増えた年は一度もありませんでした。

数字は2014年と2024年の比較です。

順位の並びがにている記事

10年間の小学校数の変化の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

最も似ていたのは【結婚した組数・10年推移】婚姻件数は全国で28.1%の落ち込み(順位相関0.72)です。
最も食い違ったのは【高齢者の割合】を47都道府県で比較すると地域差は16.8ポイント(順位相関-0.65)でした。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た小学校数の10年変化率

地方最も多い(%)最も少ない(%)
東北宮城県 -12.22秋田県 -22.77
関東神奈川県 -1.01茨城県 -18.4
中部愛知県 -1.93新潟県 -12.88
近畿滋賀県 -4.78奈良県 -14.29
中国山口県 -9.85鳥取県 -17.04
四国高知県 -10.2徳島県 -18.02
九州沖縄県 -4.01長崎県 -14.21
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2014年と2024年の比較、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

小学校の数の10年変化を比べると、減り方が最も小さい神奈川県でマイナス1.01パーセント、最も大きい秋田県と岩手県でマイナス22.77パーセントでした。
全国は2,030校減、47都道府県すべてで減っています。

10年間の小学校数の変化の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、分校を本校に含めて数えること。
2つ目は、国立・公立・私立を合わせた数であること。
3つ目は2014年と2024年の比較であることです。

婚姻件数の10年変化率との相関係数はプラス0.74。
結婚が減った県ほど、10年後に小学校も減っていました。

10年で2,030校は、2日に1校のペースです。
子どもの割合や出生数の推移を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2014年と2024年の比較
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードE2101(小学校数)を2014年と2024年で比べた。国立・公立・私立を合わせた学校数。分校は本校に含めて数える。e-Stat APIで取得した値をそのまま使用

注記: 指標コードE2101(小学校数)を2014年と2024年で比べた。
国立・公立・私立を合わせた学校数。
分校は本校に含めて数える。
e-Stat APIで取得した値をそのまま使用

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