小学校11歳、6年生にあたる年齢の子どものうち、肥満傾向児はどれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の学校保健統計調査、2019年度の数字。
徳島県が15.49%で1位。
47都道府県の平均は10.53%、中央値は10.32%です。
最も高い15.49%と最も低い7.21%の差は8.28ポイント、倍率にすると2.15倍でした。
47都道府県の単純平均
10.5%
小学校11歳の肥満傾向児の出現率(2019年度)
最も多い 徳島県
15.5%
最も少ない 鳥取県
7.2%
小6の肥満傾向児が多い上位5県
小6の肥満傾向児が多い上位5県です。
徳島県は15.49%、岩手県は14.29%、福島県は13.81%でした。
1位と2位の差は1.2ポイントです。
4位は大分県で13.73%、5位は宮崎県で13.35%。
上位5はいずれも47都道府県の平均10.53%を上回りました。
1位の徳島県は平均を4.96ポイント上回りました。
中央値の10.32%と比べると5.17ポイント高く、平均に対する比では1.47倍にあたります。
6位以下は鹿児島県で13.23%、茨城県で13.12%、栃木県で12.9%と続きました。
2位と3位の差は0.48ポイント、3位と4位の差は0.08ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は0.45ポイントでした。
1位から5位までの幅は2.14ポイント、1位から8位までの幅は2.59ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
徳島県は小学校11歳の痩身傾向児の出現率でも35位に入っています。
全国の値は10.53%で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は四国の県でした。
全国の平均を5ポイント上回ります。
痩身傾向児の割合と並べて見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
小学6年生の肥満傾向児の割合の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
小学校11歳の痩身傾向児の出現率で並べ替えると、順位が変わります。
1位は神奈川県の4.49、2位は島根県の4.17、3位は山梨県の4.02。
4位以下は岐阜県、静岡県と続きます。
逆に下位は沖縄県が1.47、山形県が1.33。
神奈川県と山形県では3.38倍の開きです。
痩身傾向児の割合と並べても、順位は単純な逆にはなりません。
太りすぎと痩せすぎは別の背景を持つためです。
外で遊ぶ時間や通学の手段、食生活など、いくつもの事情が重なった結果だと考えられます。
この数字だけからは切り分けられません。
肥満傾向児の割合は、全国的には長い目で見ると増えてきました。
生活の変化が背景にあると言われています。
地方ごとに県の平均を出すと、四国4県が12.29%で最も高く、中国5県が8.95%で最も低くなります。
東北6県12.18%と九州・沖縄8県11.87%がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
小6の肥満傾向児が少ない下位5県
小6の肥満傾向児が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は7.21%、46位の兵庫県は7.32%、45位の京都府は7.77%でした。
1位の徳島県とは8.28ポイントの差があります。
44位は島根県で7.86%、43位は富山県で7.87%、42位は福井県で7.96%と続きます。
47位は山陰の県でした。
全国の平均を3ポイントほど下回ります。
47都道府県の中央値は10.32%、平均は10.53%です。
47位の鳥取県は平均を3.32ポイント下回りました。
47位の鳥取県は1位の徳島県の46.5パーセントにあたる水準で、倍率にすると2.15倍の開きです。
46位との差は0.11ポイント、45位との差は0.56ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも0.75ポイントしかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均10.53%を下回りました。
47位から43位までの幅は0.66ポイントです。
鳥取県は小学校11歳の痩身傾向児の出現率では中位位です。
全国の値は10.53%なので、47位はこれを3.32ポイント下回っています。
地図で見る
| 項目 | 小学校11歳の肥満傾向児の出現率 |
|---|---|
| 北海道 | 11.8% |
| 青森県 | 11.6% |
| 岩手県 | 14.3% |
| 宮城県 | 11.6% |
| 秋田県 | 12.5% |
| 山形県 | 9.3% |
| 福島県 | 13.8% |
| 茨城県 | 13.1% |
| 栃木県 | 12.9% |
| 群馬県 | 11.4% |
| 埼玉県 | 10.1% |
| 千葉県 | 8.0% |
| 東京都 | 9.3% |
| 神奈川県 | 8.0% |
| 新潟県 | 10.8% |
| 富山県 | 7.9% |
| 石川県 | 8.1% |
| 福井県 | 8.0% |
| 山梨県 | 9.6% |
| 長野県 | 9.2% |
| 岐阜県 | 9.5% |
| 静岡県 | 10.9% |
| 愛知県 | 10.1% |
| 三重県 | 10.8% |
| 滋賀県 | 8.2% |
| 京都府 | 7.8% |
| 大阪府 | 9.4% |
| 兵庫県 | 7.3% |
| 奈良県 | 10.3% |
| 和歌山県 | 10.7% |
| 鳥取県 | 7.2% |
| 島根県 | 7.9% |
| 岡山県 | 9.0% |
| 広島県 | 10.9% |
| 山口県 | 9.9% |
| 徳島県 | 15.5% |
| 香川県 | 11.7% |
| 愛媛県 | 10.1% |
| 高知県 | 11.9% |
| 福岡県 | 10.1% |
| 佐賀県 | 12.6% |
| 長崎県 | 10.8% |
| 熊本県 | 10.1% |
| 大分県 | 13.7% |
| 宮崎県 | 13.4% |
| 鹿児島県 | 13.2% |
| 沖縄県 | 11.1% |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは徳島県です。
次いで岩手県、福島県、大分県、宮崎県が続きます。
淡いのは鳥取県、兵庫県、京都府でした。
47都道府県の平均は10.53%、中央値は10.32%です。
徳島県の15.49%は平均を4.96ポイント上回ります。
1位と47位の差は8.28ポイント、倍率にすると2.15倍でした。
小学校11歳の痩身傾向児の出現率で並べ替えると神奈川県が4.49で最も高く、開きは3.38倍になります。
主指標で1位の徳島県は小学校11歳の痩身傾向児の出現率では35位、小学校11歳の痩身傾向児の出現率で1位の神奈川県は主指標では40位でした。
| 順位 | 都道府県 | 小学校11歳の肥満傾向児の出現率(%) | 地方 | 小学校11歳の痩身傾向児の出現率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 徳島県 | 15.49 | 四国 | 2.12 |
| 2 | 岩手県 | 14.29 | 東北 | 2.38 |
| 3 | 福島県 | 13.81 | 東北 | 1.95 |
| 4 | 大分県 | 13.73 | 九州 | 1.7 |
| 5 | 宮崎県 | 13.35 | 九州 | 3.21 |
| 6 | 鹿児島県 | 13.23 | 九州 | 1.87 |
| 7 | 茨城県 | 13.12 | 関東 | 2.44 |
| 8 | 栃木県 | 12.9 | 関東 | 2.21 |
| 9 | 佐賀県 | 12.59 | 九州 | 2.11 |
| 10 | 秋田県 | 12.49 | 東北 | 1.94 |
| 11 | 高知県 | 11.9 | 四国 | 1.96 |
| 12 | 北海道 | 11.81 | 北海道 | 2.23 |
| 13 | 香川県 | 11.67 | 四国 | 1.63 |
| 14 | 青森県 | 11.61 | 東北 | 2.68 |
| 15 | 宮城県 | 11.55 | 東北 | 2.7 |
| 16 | 群馬県 | 11.42 | 関東 | 2.4 |
| 17 | 沖縄県 | 11.1 | 九州 | 1.47 |
| 18 | 静岡県 | 10.92 | 中部 | 3.78 |
| 19 | 広島県 | 10.86 | 中国 | 1.87 |
| 20 | 新潟県 | 10.79 | 中部 | 3.04 |
| 21 | 長崎県 | 10.78 | 九州 | 2.43 |
| 22 | 三重県 | 10.77 | 近畿 | 2.74 |
| 23 | 和歌山県 | 10.7 | 近畿 | 1.74 |
| 24 | 奈良県 | 10.32 | 近畿 | 3.59 |
| 25 | 福岡県 | 10.13 | 九州 | 3.31 |
| 26 | 埼玉県 | 10.1 | 関東 | 3.53 |
| 27 | 愛媛県 | 10.08 | 四国 | 2.99 |
| 28 | 愛知県 | 10.06 | 中部 | 3.61 |
| 28 | 熊本県 | 10.06 | 九州 | 2.17 |
| 30 | 山口県 | 9.86 | 中国 | 2.48 |
| 31 | 山梨県 | 9.55 | 中部 | 4.02 |
| 32 | 岐阜県 | 9.5 | 中部 | 3.84 |
| 33 | 大阪府 | 9.37 | 近畿 | 2.6 |
| 34 | 山形県 | 9.34 | 東北 | 1.33 |
| 35 | 東京都 | 9.25 | 関東 | 3.03 |
| 36 | 長野県 | 9.23 | 中部 | 3.44 |
| 37 | 岡山県 | 8.97 | 中国 | 3.41 |
| 38 | 滋賀県 | 8.16 | 近畿 | 2.88 |
| 39 | 石川県 | 8.06 | 中部 | 2.62 |
| 40 | 神奈川県 | 7.99 | 関東 | 4.49 |
| 41 | 千葉県 | 7.97 | 関東 | 3.46 |
| 42 | 福井県 | 7.96 | 中部 | 2.73 |
| 43 | 富山県 | 7.87 | 中部 | 2.05 |
| 44 | 島根県 | 7.86 | 中国 | 4.17 |
| 45 | 京都府 | 7.77 | 近畿 | 3.38 |
| 46 | 兵庫県 | 7.32 | 近畿 | 2.32 |
| 47 | 鳥取県 | 7.21 | 中国 | 3.09 |
このグラフについての豆知識
学年ごとに変わる
2019年度の肥満傾向児の出現率は、幼稚園5歳で2.9パーセント、小学校11歳で10.5パーセント、中学校13歳で9.3パーセントでした。
小学校の高学年でいちばん高くなり、中学校に入ると少し下がります。
標準体重からの離れ方で決まる
肥満傾向児と痩身傾向児は、性別・年齢・身長ごとに決められた標準体重を基準に判定されます。
標準体重より20パーセント以上重ければ肥満傾向児、20パーセント以上軽ければ痩身傾向児です。
この記事の数字は2019年度のもので、都道府県別に公表されている最新の年度にあたります。
健康診断の結果を集計したものですが、抽出調査なので小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の散らばり
1位の徳島県は15.49%、47位の鳥取県は7.21%。
差は8.28ポイント、倍率にすると2.15倍です。
中央値は10.32%、平均は10.53%でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.21ポイントの差でした。
小学校11歳の痩身傾向児の出現率で並べ替えると開きは3.38倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
地方のなかで見た小学校11歳の肥満傾向児の出現率
| 地方 | 最も多い(%) | 最も少ない(%) |
|---|---|---|
| 東北 | 岩手県 14.29 | 山形県 9.34 |
| 関東 | 茨城県 13.12 | 千葉県 7.97 |
| 中部 | 静岡県 10.92 | 富山県 7.87 |
| 近畿 | 三重県 10.77 | 兵庫県 7.32 |
| 中国 | 広島県 10.86 | 鳥取県 7.21 |
| 四国 | 徳島県 15.49 | 愛媛県 10.08 |
| 九州 | 大分県 13.73 | 熊本県 10.06 |
まとめ
小学6年生の肥満傾向児の割合を47都道府県で比べると、最も高い徳島県で15.49%、最も低い鳥取県で7.21%でした。
その差は8.28ポイント、倍率にすると2.15倍です。
47都道府県の中央値は10.32%、平均は10.53%でした。
全国の値は10.53%です。
小学校11歳の痩身傾向児の出現率で並べ替えると開きは3.38倍になり、主指標で1位の徳島県はその見方では35位に位置します。
小学6年生の肥満傾向児の割合の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、標準体重から20パーセント以上重い子どもの割合であること。
2つ目は、抽出調査にもとづく数字であること。
3つ目は2019年の数字であることです。
小学校11歳の痩身傾向児の出現率では神奈川県が4.49で最も高く、主指標で1位の徳島県はこの見方では35位でした。
地方ごとの平均では四国4県が12.29%で最も高く、中国5県が8.95%で最も低くなりました。
男子と女子それぞれの肥満傾向児の割合を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 学校保健統計調査(都道府県別 肥満傾向児の出現率)
- 調査年: 2019年度
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003146560
- 備考: 小学校11歳(6年生にあたる年齢)の肥満傾向児の出現率。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標は小学校11歳の痩身傾向児の出現率
注記: 小学校11歳(6年生にあたる年齢)の肥満傾向児の出現率。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標は小学校11歳の痩身傾向児の出現率
