自治体などが設置した柔道場、剣道場、柔剣道場は全国で2,322施設。
武道を稽古するための公共施設です。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字。
北海道が136施設で1位。
人口10万人あたりでは中部の県が最も多くなります。
47都道府県の平均は49.4施設、中央値は43施設です。
1位と47位の間には11.3倍の開き、人口10万人あたりでは8.3倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
49施設
公共柔道・剣道場数(2021年)
最も多い 北海道
136施設
最も少ない 沖縄県
12施設
地図で見る
| 項目 | 公共柔道・剣道場数 |
|---|---|
| 北海道 | 136施設 |
| 青森県 | 28施設 |
| 岩手県 | 38施設 |
| 宮城県 | 48施設 |
| 秋田県 | 32施設 |
| 山形県 | 35施設 |
| 福島県 | 34施設 |
| 茨城県 | 68施設 |
| 栃木県 | 57施設 |
| 群馬県 | 53施設 |
| 埼玉県 | 118施設 |
| 千葉県 | 80施設 |
| 東京都 | 112施設 |
| 神奈川県 | 52施設 |
| 新潟県 | 75施設 |
| 富山県 | 39施設 |
| 石川県 | 46施設 |
| 福井県 | 22施設 |
| 山梨県 | 36施設 |
| 長野県 | 94施設 |
| 岐阜県 | 73施設 |
| 静岡県 | 57施設 |
| 愛知県 | 97施設 |
| 三重県 | 43施設 |
| 滋賀県 | 24施設 |
| 京都府 | 19施設 |
| 大阪府 | 55施設 |
| 兵庫県 | 85施設 |
| 奈良県 | 21施設 |
| 和歌山県 | 19施設 |
| 鳥取県 | 20施設 |
| 島根県 | 15施設 |
| 岡山県 | 55施設 |
| 広島県 | 28施設 |
| 山口県 | 31施設 |
| 徳島県 | 18施設 |
| 香川県 | 22施設 |
| 愛媛県 | 44施設 |
| 高知県 | 19施設 |
| 福岡県 | 90施設 |
| 佐賀県 | 31施設 |
| 長崎県 | 58施設 |
| 熊本県 | 58施設 |
| 大分県 | 38施設 |
| 宮崎県 | 26施設 |
| 鹿児島県 | 61施設 |
| 沖縄県 | 12施設 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで埼玉県、東京都、愛知県、長野県が続きます。
淡いのは沖縄県、島根県、徳島県でした。
47都道府県の平均は49.4施設、中央値は43施設です。
北海道の136施設は平均の2.8倍にあたります。
上位3で15.8パーセント、1位と47位で11.3倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと長野県が4.62施設で最も多く、開きは8.3倍になります。
実数1位の北海道は人口あたりでは22位、人口あたり1位の長野県は実数では5位でした。
| 順位 | 都道府県 | 公共柔道・剣道場数(施設) | 地方 | 人口10万人あたりの公共柔道・剣道場数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 136 | 北海道 | 2.62 |
| 2 | 埼玉県 | 118 | 関東 | 1.61 |
| 3 | 東京都 | 112 | 関東 | 0.80 |
| 4 | 愛知県 | 97 | 中部 | 1.29 |
| 5 | 長野県 | 94 | 中部 | 4.62 |
| 6 | 福岡県 | 90 | 九州 | 1.76 |
| 7 | 兵庫県 | 85 | 近畿 | 1.56 |
| 8 | 千葉県 | 80 | 関東 | 1.27 |
| 9 | 新潟県 | 75 | 中部 | 3.45 |
| 10 | 岐阜県 | 73 | 中部 | 3.72 |
| 11 | 茨城県 | 68 | 関東 | 2.38 |
| 12 | 鹿児島県 | 61 | 九州 | 3.87 |
| 13 | 熊本県 | 58 | 九州 | 3.36 |
| 13 | 長崎県 | 58 | 九州 | 4.47 |
| 15 | 静岡県 | 57 | 中部 | 1.58 |
| 15 | 栃木県 | 57 | 関東 | 2.97 |
| 17 | 岡山県 | 55 | 中国 | 2.93 |
| 17 | 大阪府 | 55 | 近畿 | 0.62 |
| 19 | 群馬県 | 53 | 関東 | 2.75 |
| 20 | 神奈川県 | 52 | 関東 | 0.56 |
| 21 | 宮城県 | 48 | 東北 | 2.10 |
| 22 | 石川県 | 46 | 中部 | 4.09 |
| 23 | 愛媛県 | 44 | 四国 | 3.33 |
| 24 | 三重県 | 43 | 近畿 | 2.45 |
| 25 | 富山県 | 39 | 中部 | 3.80 |
| 26 | 岩手県 | 38 | 東北 | 3.18 |
| 26 | 大分県 | 38 | 九州 | 3.41 |
| 28 | 山梨県 | 36 | 中部 | 4.47 |
| 29 | 山形県 | 35 | 東北 | 3.32 |
| 30 | 福島県 | 34 | 東北 | 1.88 |
| 31 | 秋田県 | 32 | 東北 | 3.39 |
| 32 | 佐賀県 | 31 | 九州 | 3.85 |
| 32 | 山口県 | 31 | 中国 | 2.33 |
| 34 | 広島県 | 28 | 中国 | 1.01 |
| 34 | 青森県 | 28 | 東北 | 2.29 |
| 36 | 宮崎県 | 26 | 九州 | 2.45 |
| 37 | 滋賀県 | 24 | 近畿 | 1.70 |
| 38 | 香川県 | 22 | 四国 | 2.34 |
| 38 | 福井県 | 22 | 中部 | 2.89 |
| 40 | 奈良県 | 21 | 近畿 | 1.60 |
| 41 | 鳥取県 | 20 | 中国 | 3.64 |
| 42 | 京都府 | 19 | 近畿 | 0.74 |
| 42 | 高知県 | 19 | 四国 | 2.78 |
| 42 | 和歌山県 | 19 | 近畿 | 2.08 |
| 45 | 徳島県 | 18 | 四国 | 2.53 |
| 46 | 島根県 | 15 | 中国 | 2.26 |
| 47 | 沖縄県 | 12 | 九州 | 0.82 |
柔道場や剣道場が多い5道県
柔道場や剣道場が多い上位5道県です。
北海道は136施設、埼玉県は118施設、東京都は112施設でした。
北海道は2位の埼玉県の1.15倍です。
4位は愛知県で97施設、5位は長野県で94施設。
上位5で全国の24パーセント、上位3で15.8パーセント、上位10で41.3パーセントでした。
1位だけで5.9パーセントを占めます。
47都道府県の平均は49.4施設なので、1位は平均の2.8倍。
中央値の43施設と比べると3.2倍にあたります。
6位以下は福岡県で90施設、兵庫県で85施設、千葉県で80施設と続きました。
2位と3位の差は6施設、3位と4位の差は15施設でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の76パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると254施設。
これだけで全国の10.9パーセントにあたります。
1位と2位はいずれも広い面積を持つ道県です。
市町村ごとに武道場を置いてきた歴史が数字に表れます。
人口あたりでは長野県が1位になります
以下は、公共の柔道・剣道場の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、順位が大きく入れ替わります。
1位は長野県の4.62施設、2位は山梨県4.47施設、3位は長崎県4.47施設。
4位以下は石川県、鹿児島県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大阪府0.62施設、神奈川県0.56施設。
長野県と神奈川県では8.3倍の開きです。
武道場は、市町村の体育館に併設されたり、単独の道場として置かれたりしてきました。
自治体の数が多い県ほど、住民あたりの数は増えます。
中学校の武道が必修になった2012年以降、学校の施設が使われる機会も増えました。
ただしこの数字には学校の体育施設は含まれません。
人口あたりの下位に来るのは大都市を抱える都府県です。
用地が限られ、1つの道場を多くの人が使うことになります。
実数の11.3倍に対し、人口あたりでは8.3倍。
施設系の指標によくある形です。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が2.8施設で最も多く、近畿7府県が1.2施設で最も少なくなります。
北海道2.6施設と中部9県2.6施設がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
柔道場や剣道場が少ない5県
柔道場や剣道場が少ない下位5県です。
47位の沖縄県は12施設、46位の島根県は15施設、45位の徳島県は18施設でした。
1位の北海道とは11.3倍の差があります。
44位は高知県で19施設、43位は和歌山県で19施設、42位は京都府で19施設と続きます。
全国で2,322施設という規模なので、県あたりでは平均49施設ほどになります。
47都道府県の中央値は43施設。
平均は49.4施設なので、平均が中央値の1.1倍です。
47位の沖縄県は平均の24.3パーセント、中央値の27.9パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.6パーセントにしかなりません。
1位の北海道1つで5.9パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の沖縄県は、1位の北海道の8.82パーセントにあたる水準です。
46位との差は3施設、45位との差は6施設でした。
1位の北海道と47位の沖縄県の間には124施設の開きがあります。
このグラフについての豆知識
柔剣道場という区分
社会体育施設の調査では、柔道場、剣道場、その両方に使える柔剣道場をまとめて1つの区分として数えます。
公共の施設だけが対象で、学校の武道場や民間の道場は含まれません。
全国で2,322施設
47都道府県の平均はおよそ49施設です。
多目的運動広場の7,711施設と比べると、ずっと数の少ない施設になります。
人口10万人あたりでは8.3倍の開きがあり、住民あたりの充実度には差があります。
数字の開き
1位の北海道は136施設、47位の沖縄県は12施設。
両者の間には11.3倍の開きがあります。
上位3で全国の15.8パーセント、上位10で41.3パーセントを占めます。
中央値は43施設、平均は49.4施設です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと8.3倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の公共の柔道・剣道場の数は、2011年の2,364施設から2021年の2,322施設へ、この10年でほとんど変わっていません。
北海道は2011年から1位を守っています。
県別では三重県の26%増が最大です。
順位の並びがにている記事
公共の柔道・剣道場の数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
0.87という高い相関を示したのが【公共のスポーツ施設】全国4万5,658施設、人口あたりでは大都市が下位でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.57)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た公共柔道・剣道場数
| 地方 | 最も多い(施設) | 最も少ない(施設) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 48 | 青森県 28 |
| 関東 | 埼玉県 118 | 神奈川県 52 |
| 中部 | 愛知県 97 | 福井県 22 |
| 近畿 | 兵庫県 85 | 和歌山県 19 |
| 中国 | 岡山県 55 | 島根県 15 |
| 四国 | 愛媛県 44 | 徳島県 18 |
| 九州 | 福岡県 90 | 沖縄県 12 |
まとめ
公共の柔道・剣道場の数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で136施設、最も少ない沖縄県で12施設でした。
1位と47位の間には11.3倍の開きがあります。
上位3で全国の15.8パーセント、上位10で41.3パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は43施設、平均は49.4施設でした。
人口10万人あたりに直すと8.3倍の開きになります。
公共の柔道・剣道場の数の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、公共の施設だけを数えること。
2つ目は、学校の武道場は含まないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでは長野県が4.62施設で最多。
実数の1位とは顔ぶれが変わります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の23.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が2.8施設で最多でした。
陸上競技場や多目的運動広場の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードG310207(公共柔道・剣道場数)の2021年の値。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードG310207(公共柔道・剣道場数)の2021年の値。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
