【公共のスポーツ施設】全国4万5,658施設、人口あたりでは大都市が下位

【公共のスポーツ施設】全国4万5,658施設、人口あたりでは大都市が下位

体育館や運動場など、公共のスポーツ施設は全国に4万5,658。
その分布を47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字です。

北海道が3,728施設で1位。
人口10万人あたりでは大都市がそろって下位に沈みます。

47都道府県の単純平均

971施設

社会体育施設数(2021年)

最も多い 北海道

3,728施設

最も少ない 徳島県

347施設

公共のスポーツ施設が多い5道県

上位5都道府県の社会体育施設数
上位5都道府県の社会体育施設数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 05001,0001,5002,0002,5003,0003,500北海道: 3,728施設3,728施設東京都: 2,229施設2,229施設長野県: 1,828施設1,828施設埼玉県: 1,759施設1,759施設愛知県: 1,735施設1,735施設北海道東京都長野県埼玉県愛知県
上位5都道府県の社会体育施設数
項目社会体育施設数
北海道3,728施設
東京都2,229施設
長野県1,828施設
埼玉県1,759施設
愛知県1,735施設
下位5都道府県の社会体育施設数
下位5都道府県の社会体育施設数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0100200300400徳島県: 347施設347施設高知県: 381施設381施設沖縄県: 434施設434施設和歌山県: 442施設442施設香川県: 474施設474施設徳島県高知県沖縄県和歌山県香川県
下位5都道府県の社会体育施設数
項目社会体育施設数
徳島県347施設
高知県381施設
沖縄県434施設
和歌山県442施設
香川県474施設

公共のスポーツ施設が多い上位5道県です。

北海道は3,728施設、東京都は2,229施設、長野県は1,828施設でした。
北海道は2位の東京都の1.67倍です。

4位以下は新潟県、兵庫県と続き、上位5道県で全国の24.7パーセント。
上位3道県で17.1パーセント、上位10道県で40.2パーセントでした。

1位のシェアは8.2パーセント。
上位10道県でも4割にとどまり、この一連の記事のなかでもとりわけ分散した統計です。

人口あたりでは大都市が下位に沈みます

ここから先は、社会体育施設数がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

人口10万人あたりで割り直すと、大都市が一斉に下位へ落ちます。

1位は秋田県の90.69施設、2位は鳥取県90.16施設、3位は長野県89.92施設。
上位3県はほとんど並んでいます。

逆に人口あたりの下位は東京都15.91施設、大阪府13.56施設。
秋田県と大阪府では6.7倍の開きです。

実数2位の東京都が人口あたりでは46位。
公共のスポーツ施設は市町村が設置することが多く、市町村の数が多い県ほど施設も増えると考えられます。
当サイトの市町村の数の記事では、長野県が実数2位、人口あたり2位でした。

土地の広さも効いていそうです。
運動場や野球場には広い敷地が必要で、地価の高い都心では確保が難しくなります。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が71.9施設で最も多く、近畿7府県が22.8施設で最も少なくなります。
東北6県60.8施設と四国4県50.6施設がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの社会体育施設数の上位5都道府県
人口10万人あたりの社会体育施設数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 020406080秋田県: 90.790.7鳥取県: 90.290.2長野県: 89.989.9島根県: 78.878.8山梨県: 73.073.0秋田県鳥取県長野県島根県山梨県
人口10万人あたりの社会体育施設数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの社会体育施設数
秋田県90.7
鳥取県90.2
長野県89.9
島根県78.8
山梨県73.0

公共のスポーツ施設が少ない5県

公共のスポーツ施設が少ない下位5県です。

徳島県は347施設、高知県は381施設、沖縄県は434施設でした。
北海道の3,728施設とは10.7倍の差があります。

10.7倍という開きは、施設の数を比べる統計としてはかなり小さいものです。
公共施設は住民のために全国へ配置されるという性格が表れています。

47都道府県の中央値は817施設。
平均は971.4施設なので、平均が中央値の1.2倍です。

地方別に見る

地方別の平均(社会体育施設数)
地方別の平均(社会体育施設数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 01,0002,0003,000北海道: 3,728施設3,728施設東北: 864施設864施設関東: 1,478施設1,478施設中部: 1,085施設1,085施設近畿: 722施設722施設中国: 713施設713施設四国: 463施設463施設九州: 772施設772施設北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(社会体育施設数)
項目社会体育施設数の平均
北海道3,728施設
東北864施設
関東1,478施設
中部1,085施設
近畿722施設
中国713施設
四国463施設
九州772施設

公共施設は、住民のために全国へ配置されます。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の22.7パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が21.4パーセント、九州・沖縄8県が13.5パーセント、東北6県が11.3パーセントと続きました。

少ないほうは近畿7府県が11.1パーセント、北海道が8.2パーセント、中国5県が7.8パーセント、四国4県が4.1パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が71.9施設、東北6県が60.8施設、四国4県が50.6施設の順に多く、最も少ないのは近畿7府県が22.8施設です。

地図で見る

社会体育施設数(2021年)
社会体育施設数(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は施設。 北海道 3,728施設青森 697施設岩手 867施設宮城 844施設秋田 857施設山形 648施設福島 1,268施設茨城 1,158施設栃木 931施設群馬 1,174施設埼玉 1,759施設千葉 1,510施設東京 2,229施設神奈川 1,585施設新潟 1,410施設富山 653施設石川 715施設福井 482施設山梨 588施設長野 1,828施設岐阜 1,083施設静岡 1,267施設愛知 1,735施設三重 624施設滋賀 548施設京都 638施設大阪 1,194施設兵庫 1,118施設奈良 489施設和歌山 442施設鳥取 495施設島根 524施設岡山 792施設広島 1,039施設山口 714施設徳島 347施設香川 474施設愛媛 650施設高知 381施設福岡 1,284施設佐賀 491施設長崎 817施設熊本 907施設大分 569施設宮崎 663施設鹿児島 1,008施設沖縄 434施設
社会体育施設数(施設)
社会体育施設数(2021年)
項目社会体育施設数
北海道3,728施設
青森県697施設
岩手県867施設
宮城県844施設
秋田県857施設
山形県648施設
福島県1,268施設
茨城県1,158施設
栃木県931施設
群馬県1,174施設
埼玉県1,759施設
千葉県1,510施設
東京都2,229施設
神奈川県1,585施設
新潟県1,410施設
富山県653施設
石川県715施設
福井県482施設
山梨県588施設
長野県1,828施設
岐阜県1,083施設
静岡県1,267施設
愛知県1,735施設
三重県624施設
滋賀県548施設
京都府638施設
大阪府1,194施設
兵庫県1,118施設
奈良県489施設
和歌山県442施設
鳥取県495施設
島根県524施設
岡山県792施設
広島県1,039施設
山口県714施設
徳島県347施設
香川県474施設
愛媛県650施設
高知県381施設
福岡県1,284施設
佐賀県491施設
長崎県817施設
熊本県907施設
大分県569施設
宮崎県663施設
鹿児島県1,008施設
沖縄県434施設

日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道、東京都、長野県、新潟県、兵庫県です。
淡いのは徳島県、高知県、沖縄県でした。

47都道府県の平均は971.4施設、中央値は817施設です。
北海道の3,728施設は平均の3.8倍にあたります。

上位3道県で17.1パーセント、1位と47位で10.7倍の開きがありました。

順位都道府県社会体育施設数(施設)地方人口10万人あたりの社会体育施設数
1北海道3728北海道71.93
2東京都2229関東15.91
3長野県1828中部89.92
4埼玉県1759関東23.96
5愛知県1735中部23.08
6神奈川県1585関東17.16
7千葉県1510関東24.06
8新潟県1410中部64.77
9福岡県1284九州25.06
10福島県1268東北69.98
11静岡県1267中部35.12
12大阪府1194近畿13.56
13群馬県1174関東60.92
14茨城県1158関東40.60
15兵庫県1118近畿20.58
16岐阜県1083中部55.23
17広島県1039中国37.37
18鹿児島県1008九州63.96
19栃木県931関東48.46
20熊本県907九州52.49
21岩手県867東北72.49
22秋田県857東北90.69
23宮城県844東北36.86
24長崎県817九州62.99
25岡山県792中国42.22
26石川県715中部63.56
27山口県714中国53.77
28青森県697東北57.08
29宮崎県663九州62.49
30富山県653中部63.71
31愛媛県650四国49.21
32山形県648東北61.42
33京都府638近畿24.91
34三重県624近畿35.54
35山梨県588中部73.04
36大分県569九州51.08
37滋賀県548近畿38.84
38島根県524中国78.80
39鳥取県495中国90.16
40佐賀県491九州60.92
41奈良県489近畿37.19
42福井県482中部63.42
43香川県474四国50.32
44和歌山県442近畿48.36
45沖縄県434九州29.56
46高知県381四国55.70
47徳島県347四国48.74
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

社会体育施設とは

社会体育施設は、学校の体育施設以外で住民が利用できるスポーツ施設です。
体育館、運動場、プール、野球場、テニスコートなどが含まれます。

多くは市町村が設置しています。
当サイトでは民間の体育施設の数も別の記事で扱っており、そちらは全国2万9,818施設と、公共施設の3分の2ほどの規模です。

とりわけ分散した統計

上位10道県で全国の40.2パーセント。
この一連の記事で扱ってきた統計のなかでも、集中の度合いがとりわけ弱いものです。

公共施設は住民が使うために置かれるもの。
人が住むところには等しく必要だという性格が、数字にはっきり出ています。
数字は2021年のものです。

10年前とくらべると

全国の社会体育施設数は、2011年の47,571施設から2021年の45,658施設へ、この10年で4%減りました。

2011年の時点でも1位は北海道でした。
この10年、順位は動いていません。

県ごとに見ると、いちばん増えたのは愛媛県で12%増です。

順位の並びがにている記事

社会体育施設数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

いちばん近かったのは【通勤15分未満の世帯】全国465万2,700世帯、いちばん狭い差で、順位相関は0.93でした。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.6)でした。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た社会体育施設数

地方最も多い(施設)最も少ない(施設)
東北福島県 1268山形県 648
関東東京都 2229栃木県 931
中部長野県 1828福井県 482
近畿大阪府 1194和歌山県 442
中国広島県 1039鳥取県 495
四国愛媛県 650徳島県 347
九州福岡県 1284沖縄県 434
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

公共のスポーツ施設の数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で3,728施設、最も少ない徳島県で347施設でした。
人口10万人あたりでは大都市が下位に沈みます。

社会体育施設数の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、学校の体育施設は含まれないこと。
2つ目は、民間の施設は別の統計であること。
3つ目は2021年の数字であることです。

人口10万人あたりでは秋田県90.69施設が1位、大阪府13.56施設が47位で6.7倍の開き。
実数2位の東京都も人口あたりでは46位でした。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の22.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が71.9施設で最多でした。
民間のスポーツ施設や体育館の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードG3102(社会体育施設数)の2021年の値。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードG3102(社会体育施設数)の2021年の値。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値

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