フィットネスクラブやゴルフ練習場など、民間のスポーツ施設は全国に2万9,818。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字です。
東京都が3,937施設で1位。
公共施設とはまったく違う並びになります。
47都道府県の単純平均
634施設
民間体育施設数(2021年)
最も多い 東京都
3,937施設
最も少ない 島根県
89施設
地図で見る
| 項目 | 民間体育施設数 |
|---|---|
| 北海道 | 1,151施設 |
| 青森県 | 178施設 |
| 岩手県 | 167施設 |
| 宮城県 | 449施設 |
| 秋田県 | 197施設 |
| 山形県 | 249施設 |
| 福島県 | 375施設 |
| 茨城県 | 706施設 |
| 栃木県 | 569施設 |
| 群馬県 | 538施設 |
| 埼玉県 | 1,774施設 |
| 千葉県 | 1,617施設 |
| 東京都 | 3,937施設 |
| 神奈川県 | 2,105施設 |
| 新潟県 | 436施設 |
| 富山県 | 230施設 |
| 石川県 | 268施設 |
| 福井県 | 128施設 |
| 山梨県 | 219施設 |
| 長野県 | 470施設 |
| 岐阜県 | 627施設 |
| 静岡県 | 908施設 |
| 愛知県 | 1,764施設 |
| 三重県 | 439施設 |
| 滋賀県 | 347施設 |
| 京都府 | 592施設 |
| 大阪府 | 2,012施設 |
| 兵庫県 | 1,517施設 |
| 奈良県 | 320施設 |
| 和歌山県 | 162施設 |
| 鳥取県 | 105施設 |
| 島根県 | 89施設 |
| 岡山県 | 405施設 |
| 広島県 | 569施設 |
| 山口県 | 303施設 |
| 徳島県 | 135施設 |
| 香川県 | 211施設 |
| 愛媛県 | 256施設 |
| 高知県 | 106施設 |
| 福岡県 | 1,185施設 |
| 佐賀県 | 156施設 |
| 長崎県 | 174施設 |
| 熊本県 | 300施設 |
| 大分県 | 257施設 |
| 宮崎県 | 244施設 |
| 鹿児島県 | 433施設 |
| 沖縄県 | 439施設 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県です。
淡いのは島根県、鳥取県、高知県でした。
47都道府県の平均は634.4施設、中央値は375施設です。
東京都の3,937施設は平均の6.2倍にあたります。
上位3都府県で27.0パーセント、1位と47位で44.2倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 民間体育施設数(施設) | 地方 | 人口10万人あたりの民間体育施設数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 3937 | 関東 | 28.10 |
| 2 | 神奈川県 | 2105 | 関東 | 22.79 |
| 3 | 大阪府 | 2012 | 近畿 | 22.85 |
| 4 | 埼玉県 | 1774 | 関東 | 24.17 |
| 5 | 愛知県 | 1764 | 中部 | 23.47 |
| 6 | 千葉県 | 1617 | 関東 | 25.77 |
| 7 | 兵庫県 | 1517 | 近畿 | 27.93 |
| 8 | 福岡県 | 1185 | 九州 | 23.13 |
| 9 | 北海道 | 1151 | 北海道 | 22.21 |
| 10 | 静岡県 | 908 | 中部 | 25.17 |
| 11 | 茨城県 | 706 | 関東 | 24.75 |
| 12 | 岐阜県 | 627 | 中部 | 31.97 |
| 13 | 京都府 | 592 | 近畿 | 23.12 |
| 14 | 広島県 | 569 | 中国 | 20.47 |
| 14 | 栃木県 | 569 | 関東 | 29.62 |
| 16 | 群馬県 | 538 | 関東 | 27.92 |
| 17 | 長野県 | 470 | 中部 | 23.12 |
| 18 | 宮城県 | 449 | 東北 | 19.61 |
| 19 | 沖縄県 | 439 | 九州 | 29.90 |
| 19 | 三重県 | 439 | 近畿 | 25.00 |
| 21 | 新潟県 | 436 | 中部 | 20.03 |
| 22 | 鹿児島県 | 433 | 九州 | 27.47 |
| 23 | 岡山県 | 405 | 中国 | 21.59 |
| 24 | 福島県 | 375 | 東北 | 20.70 |
| 25 | 滋賀県 | 347 | 近畿 | 24.59 |
| 26 | 奈良県 | 320 | 近畿 | 24.33 |
| 27 | 山口県 | 303 | 中国 | 22.82 |
| 28 | 熊本県 | 300 | 九州 | 17.36 |
| 29 | 石川県 | 268 | 中部 | 23.82 |
| 30 | 大分県 | 257 | 九州 | 23.07 |
| 31 | 愛媛県 | 256 | 四国 | 19.38 |
| 32 | 山形県 | 249 | 東北 | 23.60 |
| 33 | 宮崎県 | 244 | 九州 | 23.00 |
| 34 | 富山県 | 230 | 中部 | 22.44 |
| 35 | 山梨県 | 219 | 中部 | 27.20 |
| 36 | 香川県 | 211 | 四国 | 22.40 |
| 37 | 秋田県 | 197 | 東北 | 20.85 |
| 38 | 青森県 | 178 | 東北 | 14.58 |
| 39 | 長崎県 | 174 | 九州 | 13.42 |
| 40 | 岩手県 | 167 | 東北 | 13.96 |
| 41 | 和歌山県 | 162 | 近畿 | 17.72 |
| 42 | 佐賀県 | 156 | 九州 | 19.35 |
| 43 | 徳島県 | 135 | 四国 | 18.96 |
| 44 | 福井県 | 128 | 中部 | 16.84 |
| 45 | 高知県 | 106 | 四国 | 15.50 |
| 46 | 鳥取県 | 105 | 中国 | 19.13 |
| 47 | 島根県 | 89 | 中国 | 13.38 |
民間のスポーツ施設が多い5都府県
民間のスポーツ施設が多い上位5都府県です。
東京都は3,937施設、神奈川県は2,105施設、大阪府は2,012施設でした。
東京都は2位の神奈川県の1.87倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の38.9パーセント。
上位3都府県で27.0パーセント、上位10都道府県で60.3パーセントでした。
公共のスポーツ施設では北海道が1位でしたが、民間では東京都が先頭。
設置する主体が違えば、分布もまるで変わります。
人口あたり1位は岐阜県、公共施設とは別の並びです
この分布の背景を、ここから考えてみます。
民間体育施設数の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、意外な県が先頭に立ちます。
1位は岐阜県の31.97施設、2位は沖縄県29.9施設、3位は栃木県29.62施設。
逆に人口あたりの下位は長崎県13.42施設、島根県13.38施設。
岐阜県と島根県では2.4倍の開きです。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位。
公共のスポーツ施設では46位まで落ちたことを思うと、対照的な結果です。
岐阜県が1位というのは目を引きます。
車で通いやすい郊外型の施設が広がっているのかもしれませんが、この統計から理由までは分かりません。
公共と民間で並びがこれほど違うのは、置かれる理由が違うからです。
公共施設は住民に等しく機会を提供するために置かれ、民間施設は利用者が見込める場所に置かれます。
同じ「スポーツ施設」でも、性格がまるで違います。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が25.8施設で最も多く、東北6県が19施設で最も少なくなります。
近畿7府県24.3施設と中部9県24施設がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
民間のスポーツ施設が少ない5県
民間のスポーツ施設が少ない下位5県です。
島根県は89施設、鳥取県は105施設、高知県は106施設でした。
東京都の3,937施設とは44.2倍の差があります。
公共のスポーツ施設では10.7倍だった開きが、民間では44.2倍。
採算がとれる場所にしか置かれない民間施設のほうが、都市に偏ることが分かります。
47都道府県の中央値は375施設。
平均は634.4施設なので、平均が中央値の1.7倍です。
地方別に見る
民間施設は、利用者が見込める場所に置かれます。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の37.7パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が18.1パーセント、中部9県が16.9パーセント、九州・沖縄8県が10.7パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が5.4パーセント、中国5県が4.9パーセント、北海道が3.9パーセント、四国4県が2.4パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
関東7都県が25.8施設、近畿7府県が24.3施設、中部9県が24施設の順に多く、最も少ないのは東北6県が19施設です。
このグラフについての豆知識
公共と民間で正反対
公共のスポーツ施設では北海道が実数1位、人口あたりでは秋田県が1位で、東京都は46位でした。
民間では東京都が実数1位、人口あたりでも4位。
1位と47位の開きも、公共10.7倍に対し民間44.2倍。
誰が設置するかによって、施設の分布はまるで変わります。
民間体育施設とは
民間体育施設は、営利目的で運営されるスポーツ施設です。
フィットネスクラブ、ゴルフ練習場、ボウリング場、テニススクールなどが含まれます。
当サイトにはフィットネスクラブやゴルフ場の数を扱った記事もあります。
数字は2021年のものです。
10年前とくらべると
全国の民間体育施設数は、2011年の15,532施設から2021年の29,818施設へ、この10年でおよそ92%増えました。
10年前も先頭は東京都です。
顔ぶれは変わりませんでした。
県別では大阪府の377%増(2011年は422施設しかありませんでした)が最大です。
順位の並びがにている記事
民間体育施設数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
並びが最も重なったのは【都道府県民税】全国6兆1,926億円、1位だけで3割近くで、相関は0.98です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.82)でした。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た民間体育施設数
| 地方 | 最も多い(施設) | 最も少ない(施設) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 449 | 岩手県 167 |
| 関東 | 東京都 3937 | 群馬県 538 |
| 中部 | 愛知県 1764 | 福井県 128 |
| 近畿 | 大阪府 2012 | 和歌山県 162 |
| 中国 | 広島県 569 | 島根県 89 |
| 四国 | 愛媛県 256 | 高知県 106 |
| 九州 | 福岡県 1185 | 佐賀県 156 |
まとめ
民間のスポーツ施設の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で3,937施設、最も少ない島根県で89施設でした。
人口10万人あたりの1位は岐阜県の31.97施設です。
この民間体育施設数の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、営利目的の施設に限ること。
2つ目は、公共の施設は別の統計であること。
3つ目は2021年の数字であることです。
公共施設では46位だった東京都が、民間では人口あたり4位。
誰が設置するかで分布がまるで変わります。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の37.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が25.8施設で最多でした。
公共のスポーツ施設やフィットネスクラブの数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードG3201(民間体育施設数)の2021年の値。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードG3201(民間体育施設数)の2021年の値。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値
