柔道整復師の数を、47都道府県で並べて比べます。
接骨院や整骨院で施術を行う国家資格者です。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2022年の数字。
全国78,827人のうち、東京都が11,753人で1位。
ただし人口10万人あたりで見ると、1位は大阪府になります。
47都道府県の単純平均
1,677人
柔道整復師数(2022年)
最も多い 東京都
11,753人
最も少ない 鳥取県
105人
柔道整復師が多い5都府県
柔道整復師が多い上位5都府県です。
東京都は11,753人、大阪府は9,575人、神奈川県は5,856人、埼玉県は4,546人、福岡県は4,082人でした。
東京都は2位の大阪府の1.23倍で、上位2都府県は接近しています。
6位以下は千葉県3,788人、兵庫県3,786人、愛知県3,122人と続きます。
上位3都府県で全国の34.5パーセント、上位5都府県で45.4パーセント、上位10都府県で64.9パーセント。
上位への集中がかなり強い指標です。
実数でも人口あたりでも、上位は西日本の都市部です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
柔道整復師数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、西日本の都市部が上位に並びます。
1位は大阪府の109.3人、2位は和歌山県87.2人、3位は京都府84.0人。
4位は東京都82.9人、5位は福岡県80.2人、6位は富山県76.8人と続きます。
逆に人口あたりの下位は鳥取県19.8人、島根県22.4人、山口県31.6人、三重県33.0人。
大阪府と鳥取県では5.5倍の開きです。
実数1位の東京都は人口あたりでは4位、実数2位の大阪府が1位に立ちます。
実数と人口あたりで上位の顔ぶれがほとんど変わらないのは、この形式の記事ではめずらしいことです。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、近畿7府県が72.1人で最も多く、中国5県が33.4人で最も少なくなります。
関東7都県62.8人、九州・沖縄8県59.0人と続きました。
柔道整復師の養成校は都市部に多いとされます。
学んだ土地で開業する人が多ければ、都市部に集まりやすいと考えられますが、この統計からは確かめられません。
実数で見ると順位は変わる
柔道整復師が少ない5県
柔道整復師が少ない下位5県です。
鳥取県は105人、島根県は144人、高知県は269人、福井県は346人、秋田県は366人でした。
東京都の11,753人とは111.9倍の差があります。
鳥取県と島根県は人口10万人あたりでも47位と46位。
実数でも人口あたりでも下位という県です。
1位の大阪府109.3人と鳥取県19.8人では5.5倍の開きがあります。
47都道府県の中央値は817人。
平均は1,677.2人なので、平均が中央値の2.1倍です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。
関東7都県が全国の37.5パーセント、近畿7府県が23.4パーセント、中部9県が12.8パーセント、九州・沖縄8県が11.4パーセントと続きます。
少ないほうは東北6県が5.6パーセント、中国5県が3.5パーセント、北海道が3.2パーセント、四国4県が2.6パーセントでした。
関東7都県と近畿7府県の2地方で60.9パーセントを占めます。
人口10万人あたりの平均で見ると、近畿7府県が72.1人で1位、関東7都県が62.8人で2位、九州・沖縄8県が59.0人で3位。
中国5県は33.4人で最下位でした。
実数でも人口あたりでも近畿と関東が上位という、はっきりした都市型の指標です。
地図で見る
| 項目 | 柔道整復師数 |
|---|---|
| 北海道 | 2,532人 |
| 青森県 | 451人 |
| 岩手県 | 518人 |
| 宮城県 | 1,622人 |
| 秋田県 | 366人 |
| 山形県 | 435人 |
| 福島県 | 1,023人 |
| 茨城県 | 1,180人 |
| 栃木県 | 1,202人 |
| 群馬県 | 1,230人 |
| 埼玉県 | 4,546人 |
| 千葉県 | 3,788人 |
| 東京都 | 11,753人 |
| 神奈川県 | 5,856人 |
| 新潟県 | 817人 |
| 富山県 | 766人 |
| 石川県 | 613人 |
| 福井県 | 346人 |
| 山梨県 | 422人 |
| 長野県 | 1,118人 |
| 岐阜県 | 1,102人 |
| 静岡県 | 1,758人 |
| 愛知県 | 3,122人 |
| 三重県 | 564人 |
| 滋賀県 | 824人 |
| 京都府 | 2,116人 |
| 大阪府 | 9,575人 |
| 兵庫県 | 3,786人 |
| 奈良県 | 793人 |
| 和歌山県 | 767人 |
| 鳥取県 | 105人 |
| 島根県 | 144人 |
| 岡山県 | 915人 |
| 広島県 | 1,177人 |
| 山口県 | 405人 |
| 徳島県 | 465人 |
| 香川県 | 588人 |
| 愛媛県 | 753人 |
| 高知県 | 269人 |
| 福岡県 | 4,082人 |
| 佐賀県 | 482人 |
| 長崎県 | 796人 |
| 熊本県 | 784人 |
| 大分県 | 589人 |
| 宮崎県 | 472人 |
| 鹿児島県 | 841人 |
| 沖縄県 | 969人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都と大阪府です。
次いで神奈川県、埼玉県、福岡県が続きます。
三大都市圏と福岡県が濃くなります。
淡いのは鳥取県、島根県、高知県、福井県、秋田県でした。
47都道府県の平均は1,677.2人、中央値は817人です。
東京都の11,753人は平均の7.0倍にあたります。
上位3都府県で34.5パーセント、1位と47位で111.9倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 柔道整復師数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの柔道整復師数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 11753 | 関東 | 82.9 |
| 2 | 大阪府 | 9575 | 近畿 | 109.34 |
| 3 | 神奈川県 | 5856 | 関東 | 63.48 |
| 4 | 埼玉県 | 4546 | 関東 | 62.0 |
| 5 | 福岡県 | 4082 | 九州 | 80.16 |
| 6 | 千葉県 | 3788 | 関東 | 60.6 |
| 7 | 兵庫県 | 3786 | 近畿 | 70.94 |
| 8 | 愛知県 | 3122 | 中部 | 41.85 |
| 9 | 北海道 | 2532 | 北海道 | 50.21 |
| 10 | 京都府 | 2116 | 近畿 | 83.97 |
| 11 | 静岡県 | 1758 | 中部 | 49.84 |
| 12 | 宮城県 | 1622 | 東北 | 72.15 |
| 13 | 群馬県 | 1230 | 関東 | 65.08 |
| 14 | 栃木県 | 1202 | 関東 | 63.77 |
| 15 | 茨城県 | 1180 | 関東 | 42.05 |
| 16 | 広島県 | 1177 | 中国 | 43.37 |
| 17 | 長野県 | 1118 | 中部 | 56.27 |
| 18 | 岐阜県 | 1102 | 中部 | 57.52 |
| 19 | 福島県 | 1023 | 東北 | 58.69 |
| 20 | 沖縄県 | 969 | 九州 | 66.1 |
| 21 | 岡山県 | 915 | 中国 | 49.97 |
| 22 | 鹿児島県 | 841 | 九州 | 54.9 |
| 23 | 滋賀県 | 824 | 近畿 | 58.77 |
| 24 | 新潟県 | 817 | 中部 | 38.92 |
| 25 | 長崎県 | 796 | 九州 | 63.58 |
| 26 | 奈良県 | 793 | 近畿 | 61.71 |
| 27 | 熊本県 | 784 | 九州 | 46.2 |
| 28 | 和歌山県 | 767 | 近畿 | 87.16 |
| 29 | 富山県 | 766 | 中部 | 76.83 |
| 30 | 愛媛県 | 753 | 四国 | 59.01 |
| 31 | 石川県 | 613 | 中部 | 55.83 |
| 32 | 大分県 | 589 | 九州 | 54.29 |
| 33 | 香川県 | 588 | 四国 | 64.12 |
| 34 | 三重県 | 564 | 近畿 | 32.96 |
| 35 | 岩手県 | 518 | 東北 | 45.24 |
| 36 | 佐賀県 | 482 | 九州 | 61.17 |
| 37 | 宮崎県 | 472 | 九州 | 45.69 |
| 38 | 徳島県 | 465 | 四国 | 67.88 |
| 39 | 青森県 | 451 | 東北 | 38.71 |
| 40 | 山形県 | 435 | 東北 | 43.03 |
| 41 | 山梨県 | 422 | 中部 | 53.35 |
| 42 | 山口県 | 405 | 中国 | 31.62 |
| 43 | 秋田県 | 366 | 東北 | 40.8 |
| 44 | 福井県 | 346 | 中部 | 46.82 |
| 45 | 高知県 | 269 | 四国 | 41.01 |
| 46 | 島根県 | 144 | 中国 | 22.43 |
| 47 | 鳥取県 | 105 | 中国 | 19.77 |
このグラフについての豆知識
接骨院・整骨院の施術者
柔道整復師は国家資格で、骨折や打撲、ねんざなどの施術を行います。
接骨院や整骨院を開くことができます。
この指標は資格を持つ人の数で、施術所の数ではありません。
1つの施術所に複数の有資格者がいることもあります。
はり師・きゅう師とは分布が違う
同じ社会・人口統計体系には、はり師・きゅう師の数もあります。
全国26万6,423人で、柔道整復師の78,827人の3倍以上です。
どちらも東京都が1位ですが、人口10万人あたりでは柔道整復師が大阪府、はり師・きゅう師は別の並びになります。
あわせて読むと違いが見えます。
数字は2022年のものです。
10年前とくらべると
全国の柔道整復師数は、2012年の58,573人から2022年の78,827人へ、この10年でおよそ35%増えました。
東京都は2012年から1位を守っています。
伸びがいちばん大きかったのは愛媛県で、141%増でした。
順位の並びがにている記事
柔道整復師数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
並びが最も重なったのは【国民年金の加入者】全国2,125万人、大阪府が人口あたりでも上位で、相関は0.95です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.78)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た柔道整復師数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 1622 | 秋田県 366 |
| 関東 | 東京都 11753 | 茨城県 1180 |
| 中部 | 愛知県 3122 | 福井県 346 |
| 近畿 | 大阪府 9575 | 三重県 564 |
| 中国 | 広島県 1177 | 鳥取県 105 |
| 四国 | 愛媛県 753 | 高知県 269 |
| 九州 | 福岡県 4082 | 宮崎県 472 |
まとめ
柔道整復師の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で11,753人、最も少ない鳥取県で105人でした。
人口10万人あたりでは大阪府が109.3人で1位になります。
柔道整復師数の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、資格を持つ人の数で施術所の数ではないこと。
2つ目は、はり師・きゅう師は別に集計されること。
3つ目は2022年の数字であることです。
人口10万人あたりの上位は大阪府109.3人、和歌山県87.2人、京都府84.0人、東京都82.9人。
実数と人口あたりで上位の顔ぶれがほとんど変わりません。
地方別の人口あたり平均は近畿7府県72.1人が最多、中国5県33.4人が最少でした。
はり師・きゅう師や医療従事者数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードI6903(柔道整復師数)の2022年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードI6903(柔道整復師数)の2022年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
