【ブロッコリーの作付面積】全国16,114ha、2位は香川県という並び

【ブロッコリーの作付面積】全国16,114ha、2位は香川県という並び

同じブロッコリーでも、とれた量で見るか、育てている畑の広さで見るかで順位は変わります。
面積でくらべると、県そのものは小さくても上位に入るところが出てきます。

使ったのは農林水産省「2020年農林業センサス」のデータです。

全国16,114ヘクタールのうち、北海道が3,289ヘクタールで1位。
2位は香川県1,170ヘクタールで、面積の小さな県が上位に入るのがこの品目の特徴です。

47都道府県の単純平均

343ha

ブロッコリーの作付面積(2020年)

最も多い 北海道

3,289ha

最も少ない 富山県

16ha

ブロッコリーが多い5道県

上位5都道府県のブロッコリーの作付面積
上位5都道府県のブロッコリーの作付面積 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 05001,0001,5002,0002,5003,000北海道: 3,289ha3,289ha香川県: 1,170ha1,170ha埼玉県: 1,070ha1,070ha熊本県: 959ha959ha長野県: 913ha913ha北海道香川県埼玉県熊本県長野県
上位5都道府県のブロッコリーの作付面積
項目ブロッコリーの作付面積
北海道3,289ha
香川県1,170ha
埼玉県1,070ha
熊本県959ha
長野県913ha
下位5都道府県のブロッコリーの作付面積
下位5都道府県のブロッコリーの作付面積 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 051015202530富山県: 16ha16ha広島県: 23ha23ha大阪府: 29ha29ha秋田県: 30ha30ha奈良県: 30ha30ha富山県広島県大阪府秋田県奈良県
下位5都道府県のブロッコリーの作付面積
項目ブロッコリーの作付面積
富山県16ha
広島県23ha
大阪府29ha
秋田県30ha
奈良県30ha

ブロッコリーの作付面積が広い上位5道県です。

北海道は3,289ヘクタール、香川県は1,170ヘクタール、埼玉県は1,070ヘクタール、熊本県は959ヘクタール、長野県は913ヘクタールでした。
北海道は2位の香川県の2.81倍あります。

6位以下は長崎県852ヘクタール、愛知県789ヘクタール、鳥取県774ヘクタールと続きます。

上位3道県で全国の34.3パーセント、上位5道県で45.9パーセント、上位10道県で69.2パーセントを占めます。
1位のシェアは20.4パーセントで、上位への偏りは中くらいです。

上位5のうち香川県と埼玉県は、都道府県の面積では47位と39位。
県の広さと作付面積の広さは、この作物では結びついていません。

2位に香川県、8位に鳥取県が入ります

狭い県が上位に入るのはなぜか。
ここから先は、ほかの数字と並べて考えた見立てです。

上位に、面積の小さな県が2つ入っています。

2位は香川県1,170ヘクタール、8位は鳥取県774ヘクタール。
香川県は都道府県の面積で47位、鳥取県は41位です。
狭い県が全国有数の産地になっています。

1経営体あたりの面積を見ると、鳥取県は1.25ヘクタールで全国2位、北海道の2.19ヘクタールに次ぐ広さです。
香川県は0.98ヘクタールでした。
全国では0.40ヘクタールなので、いずれも2倍から3倍の規模になります。

作付経営体数で並べると、1位は埼玉県2,797、2位は神奈川県2,160、3位は愛知県1,776、4位は千葉県1,728、5位は東京都1,624。
首都圏が並びます。
面積1位の北海道は1,499で上位5に入りません。

埼玉県は2,797の経営体で1,070ヘクタールなので0.38ヘクタール。
北海道の2.19ヘクタールとは6倍近い差です。

地方別に見ると、北海道20.4パーセント、九州・沖縄8県19.1パーセント、関東7都県16.7パーセント、中部9県15.0パーセント、四国4県12.8パーセント。
上位4つが15パーセント台から20パーセント台に収まり、この記事で扱う野菜のなかでは地方どうしの差が小さいほうです。

面積47位の香川県が全国2位、41位の鳥取県が8位。狭い県が産地になっているのが不思議で、1経営体あたりの広さまで見に行きました。

実数で見ると順位は変わる

ブロッコリーの作付経営体数の上位5都道府県
ブロッコリーの作付経営体数の上位5都道府県 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 01,0002,000埼玉県: 2,7972,797神奈川県: 2,1602,160愛知県: 1,7761,776千葉県: 1,7281,728東京都: 1,6241,624埼玉県神奈川県愛知県千葉県東京都
ブロッコリーの作付経営体数の上位5都道府県
項目ブロッコリーの作付経営体数
埼玉県2,797
神奈川県2,160
愛知県1,776
千葉県1,728
東京都1,624

地図で見ると、上位5県は地方がばらける

ブロッコリーの作付面積(2020年)
ブロッコリーの作付面積(2020年) 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(農林水産省)をもとに作成。単位はha。 北海道 3,289ha青森 125ha岩手 100ha宮城 129ha秋田 30ha山形 61ha福島 410ha茨城 179ha栃木 149ha群馬 637ha埼玉 1,070ha千葉 321ha東京 139ha神奈川 193ha新潟 169ha富山 16ha石川 175ha福井 55ha山梨 35ha長野 913ha岐阜 56ha静岡 206ha愛知 789ha三重 70ha滋賀 81ha京都 75ha大阪 29ha兵庫 197ha奈良 30ha和歌山 94ha鳥取 774ha島根 143ha岡山 100ha広島 23ha山口 109ha徳島 694ha香川 1,170ha愛媛 132ha高知 72ha福岡 643ha佐賀 74ha長崎 852ha熊本 959ha大分 33ha宮崎 165ha鹿児島 309ha沖縄 40ha
ブロッコリーの作付面積(ha)
ブロッコリーの作付面積(2020年)
項目ブロッコリーの作付面積
北海道3,289ha
青森県125ha
岩手県100ha
宮城県129ha
秋田県30ha
山形県61ha
福島県410ha
茨城県179ha
栃木県149ha
群馬県637ha
埼玉県1,070ha
千葉県321ha
東京都139ha
神奈川県193ha
新潟県169ha
富山県16ha
石川県175ha
福井県55ha
山梨県35ha
長野県913ha
岐阜県56ha
静岡県206ha
愛知県789ha
三重県70ha
滋賀県81ha
京都府75ha
大阪府29ha
兵庫県197ha
奈良県30ha
和歌山県94ha
鳥取県774ha
島根県143ha
岡山県100ha
広島県23ha
山口県109ha
徳島県694ha
香川県1,170ha
愛媛県132ha
高知県72ha
福岡県643ha
佐賀県74ha
長崎県852ha
熊本県959ha
大分県33ha
宮崎県165ha
鹿児島県309ha
沖縄県40ha

地図の色が濃いのは北海道です。
次いで香川県、埼玉県、熊本県、長野県が続きます。
北海道が濃いほかは、香川県と鳥取県という小さな県が目立つ地図になります。

県ごとの平均は342.9ヘクタール、中央値は139ヘクタール。
北海道の3,289ヘクタールは平均の9.6倍です。
栽培がゼロの県はひとつもありません。
産地が特定の地域に固まる野菜が多いなか、全国どこでも作られているというのがこの品目の特徴です。

上位3道県で34.3パーセント、1位と47位で205.6倍の開きがありました。

順位都道府県ブロッコリーの作付面積(ha)地方ブロッコリーの作付経営体数
1北海道3289北海道1501
2香川県1170四国1397
3埼玉県1070関東2797
4熊本県959九州915
5長野県913中部1517
6長崎県852九州1434
7愛知県789中部1776
8鳥取県774中国619
9徳島県694四国1101
10福岡県643九州1356
11群馬県637関東1566
12福島県410東北1152
13千葉県321関東1728
14鹿児島県309九州708
15静岡県206中部1436
16兵庫県197近畿1472
17神奈川県193関東2160
18茨城県179関東994
19石川県175中部213
20新潟県169中部1075
21宮崎県165九州352
22栃木県149関東858
23島根県143中国487
24東京都139関東1624
25愛媛県132四国875
26宮城県129東北827
27青森県125東北369
28山口県109中国670
29岡山県100中国469
29岩手県100東北594
31和歌山県94近畿707
32滋賀県81近畿343
33京都府75近畿429
34佐賀県74九州454
35高知県72四国328
36三重県70近畿462
37山形県61東北497
38岐阜県56中部454
39福井県55中部186
40沖縄県40九州96
41山梨県35中部240
42大分県33九州348
43秋田県30東北356
43奈良県30近畿314
45大阪府29近畿508
46広島県23中国460
47富山県16中部138
2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年、農林水産省)をもとに作成

ブロッコリーが少ない5府県

ブロッコリーの作付面積が狭い下位5府県です。

富山県は16ヘクタール、広島県は23ヘクタール、大阪府は29ヘクタール、秋田県は30ヘクタール、奈良県は30ヘクタールでした。
北海道の3,289ヘクタールとは205.6倍の差があります。

広島県が下位に入る一方で、隣の鳥取県は774ヘクタールで8位、岡山県も上位に届きません。
中国5県のなかでは鳥取県だけが突出しています。

真ん中に来る県は139ヘクタール。
栽培がゼロの県はひとつもありません。

広島県は下位なのに、隣の鳥取県は8位です。県境をまたいだとたんに景色が変わるのは、作物を扱う記事でよく出てきます。

地方でまとめると、北海道が近畿の40.0倍

地方別の平均(ブロッコリーの作付面積)
地方別の平均(ブロッコリーの作付面積) 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 01,0002,0003,000北海道: 3,289ha3,289ha東北: 143ha143ha関東: 384ha384ha中部: 268ha268ha近畿: 82ha82ha中国: 230ha230ha四国: 517ha517ha九州: 384ha384ha北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(ブロッコリーの作付面積)
項目ブロッコリーの作付面積の平均
北海道3,289ha
東北143ha
関東384ha
中部268ha
近畿82ha
中国230ha
四国517ha
九州384ha

8地方に分けて合計すると、北海道が最も大きくなります。

北海道が全国の20.4パーセント、九州・沖縄8県が19.1パーセント、関東7都県が16.7パーセント、中部9県が15.0パーセントと続きます。
少ないほうは四国4県が12.8パーセント、中国5県が7.1パーセント、東北6県が5.3パーセント、近畿7府県が3.6パーセントでした。

1道だけの北海道が、8県ある九州・沖縄をわずかに上回ります。

四国4県の12.8パーセントは、そのほとんどが香川県1,170ヘクタールによるものです。
4県しかない地方が、9県ある中部の15.0パーセントに迫ります。
東北6県の5.3パーセントを大きく上回りました。

1位と47位で205.6倍。この統計で分かること、分からないこと

カリフラワーは別に数える

この指標はブロッコリーの作付面積です。
カリフラワーは別に集計され、全国では1,000ヘクタール台。
ブロッコリーの15分の1ほどの規模です。

かつてはカリフラワーのほうが多かったとされますが、このセンサスの1時点からは移り変わりを読み取ることはできません。

広さと収穫量は同じ順位か

畑の広さで並べたこの記事に対し、とれた量で並べるとどうなるでしょうか。
当サイトのブロッコリーの収穫量の記事と、47都道府県ぶんを突き合わせてみました。

相関係数はプラス0.97。
ほぼ完全に一致します。
広い畑を持つ県が、そのまま多く収穫している。
ここまでそろう組み合わせはめずらしいものです。

ただし1ヘクタールあたりに直すと、話は変わります。
10アール当たりの収量で並べると、1位は静岡県の18.30、2位は大阪府17.28、3位は徳島県15.13。
面積1位の北海道は9.03で、静岡県の半分ほどしかありません。
2位の香川県は11.20でした。

面積の広い県は収穫量も多いけれど、単位面積あたりの効率では都市近郊の県が上に来る。
同じ作物でも、何で割るかで別の順位が現れます。

地方どうしの差が小さい

地方別のシェアは北海道20.4パーセントから近畿7府県3.6パーセントまで。
上位4つが15パーセント台から20パーセント台に収まります。

たまねぎは北海道だけで65.9パーセント、レタスは中部9県33.2パーセントと関東7都県29.2パーセントで6割を占めていました。
ブロッコリーは全国に産地が分かれている野菜だといえます。
数字は2020年のもので、5年ごとの調査です。

地方のなかで見たブロッコリーの作付面積

地方最も多い(ha)最も少ない(ha)
東北福島県 410秋田県 30
関東埼玉県 1070東京都 139
中部長野県 913富山県 16
近畿兵庫県 197大阪府 29
中国鳥取県 774広島県 23
四国香川県 1170高知県 72
九州熊本県 959大分県 33
2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年、農林水産省)をもとに作成

まとめ

ブロッコリーの作付面積を47都道府県で比べると、最も広い北海道で3,289ヘクタール、最も狭い富山県で16ヘクタールでした。
2位は香川県の1,170ヘクタールで、面積の小さな県が上位に入ります。

カリフラワーは別に集計され、販売目的の栽培だけを数えています。
5年ごとの調査で2020年の数字です。

香川県は都道府県の面積で47位、8位の鳥取県は41位。
1経営体あたりでは鳥取県1.25ヘクタール、香川県0.98ヘクタールで、全国の0.40ヘクタールを大きく上回ります。

10アール当たりの収量で並べ直すと1位は静岡県、面積1位の北海道はその半分ほどでした。
広さと効率は別のランキングになります。

作付経営体数の1位は埼玉県の2,797で、面積1位の北海道は1,499。数える単位を変えるだけで、産地の顔ぶれが入れ替わります。

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出典

  • 統計名: 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)
  • 調査年: 2020年
  • 公開元: 農林水産省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001032920
  • 備考: 販売を目的にブロッコリーを育てている経営体の面積。自分の家で食べるぶんだけの栽培は含まない。5年ごとの調査

注記: 販売を目的にブロッコリーを育てている経営体の面積。
自分の家で食べるぶんだけの栽培は含まない。
5年ごとの調査

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