公民館は、地域の人が集まって学んだり話し合ったりするための施設です。
市町村が置いています。
体操やレクリエーションの講座はどこに多いのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
兵庫県が8,890講座で1位。
47都道府県の平均は1,396.9講座、中央値は943講座です。
1位と47位の間には189.1倍の開き、人口10万人あたりでは1563.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
1,397講座
体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 兵庫県
8,890講座
最も少ない 東京都
47講座
体育の講座が多い上位5県
体育の講座が多い上位5県です。
兵庫県は8,890講座、石川県は3,816講座、福岡県は3,578講座でした。
兵庫県は2位の石川県の2.33倍です。
4位は高知県で3,384講座、5位は岡山県で3,221講座。
上位5で全国の34.9パーセント、上位3で24.8パーセント、上位10で54パーセントでした。
1位だけで13.5パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,396.9講座なので、1位は平均の6.4倍。
中央値の943講座と比べると9.4倍にあたります。
6位以下は島根県で3,034講座、三重県で2,692講座、福井県で2,477講座と続きました。
2位と3位の差は238講座、3位と4位の差は194講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の65.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると12,706講座。
これだけで全国の19.4パーセントにあたります。
公民館を運動の場としても使ってきた県が上位に並びました。
人口10万人あたりでは高知県が1位です
ここから先は、体を動かす公民館の講座がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は高知県の515.85講座、2位は島根県472.59講座、3位は鳥取県392.47講座。
4位以下は石川県、福井県と続きます。
逆に人口あたりの下位は神奈川県4.49講座、東京都0.33講座。
高知県と東京都では1563.2倍の開きです。
人口10万人あたりでは高知県が1位です。
実数の最下位は都市部の都でした。
健康体操やヨガ、卓球、レクリエーションなどがこの分野に入ります。
専用のスポーツ施設が近くにない地域では、公民館のホールがその役割を担ってきました。
当サイトの公民館の体育行事の記事と並べると、地域の運動の場が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が178.04講座で最も多く、北海道が7.95講座で最も少なくなります。
四国4県175.66講座と東北6県72.08講座がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
体育の講座が少ない下位5都県
体育の講座が少ない下位5都県です。
47位の東京都は47講座、46位の奈良県は173講座、45位の宮崎県は198講座でした。
1位の兵庫県とは189.1倍の差があります。
44位は沖縄県で210講座、43位は佐賀県で211講座、42位は香川県で252講座と続きます。
体育館やスポーツ施設が別にある地域では、公民館で開く必要が薄くなります。
47都道府県の中央値は943講座。
平均は1,396.9講座なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の東京都は平均の3.4パーセント、中央値の5.0パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.3パーセントにしかなりません。
1位の兵庫県1つで13.5パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の東京都は、1位の兵庫県の0.53パーセントにあたる水準です。
46位との差は126講座、45位との差は151講座でした。
1位の兵庫県と47位の東京都の間には8,843講座の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数 |
|---|---|
| 北海道 | 401講座 |
| 青森県 | 632講座 |
| 岩手県 | 1,027講座 |
| 宮城県 | 819講座 |
| 秋田県 | 960講座 |
| 山形県 | 742講座 |
| 福島県 | 1,737講座 |
| 茨城県 | 488講座 |
| 栃木県 | 500講座 |
| 群馬県 | 691講座 |
| 埼玉県 | 1,511講座 |
| 千葉県 | 943講座 |
| 東京都 | 47講座 |
| 神奈川県 | 414講座 |
| 新潟県 | 582講座 |
| 富山県 | 1,298講座 |
| 石川県 | 3,816講座 |
| 福井県 | 2,477講座 |
| 山梨県 | 1,101講座 |
| 長野県 | 1,673講座 |
| 岐阜県 | 1,451講座 |
| 静岡県 | 308講座 |
| 愛知県 | 898講座 |
| 三重県 | 2,692講座 |
| 滋賀県 | 1,054講座 |
| 京都府 | 381講座 |
| 大阪府 | 709講座 |
| 兵庫県 | 8,890講座 |
| 奈良県 | 173講座 |
| 和歌山県 | 1,054講座 |
| 鳥取県 | 2,084講座 |
| 島根県 | 3,034講座 |
| 岡山県 | 3,221講座 |
| 広島県 | 2,274講座 |
| 山口県 | 1,848講座 |
| 徳島県 | 670講座 |
| 香川県 | 252講座 |
| 愛媛県 | 1,902講座 |
| 高知県 | 3,384講座 |
| 福岡県 | 3,578講座 |
| 佐賀県 | 211講座 |
| 長崎県 | 598講座 |
| 熊本県 | 568講座 |
| 大分県 | 1,737講座 |
| 宮崎県 | 198講座 |
| 鹿児島県 | 418講座 |
| 沖縄県 | 210講座 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは兵庫県です。
次いで石川県、福岡県、高知県、岡山県が続きます。
淡いのは東京都、奈良県、宮崎県でした。
47都道府県の平均は1,396.9講座、中央値は943講座です。
兵庫県の8,890講座は平均の6.4倍にあたります。
上位3で24.8パーセント、1位と47位で189.1倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと高知県が515.85講座で最も多く、開きは1563.2倍になります。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは7位、人数あたり1位の高知県は実数では4位でした。
| 順位 | 都道府県 | 体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数(講座) | 地方 | 人口10万人あたりの体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 兵庫県 | 8890 | 近畿 | 166.57 |
| 2 | 石川県 | 3816 | 中部 | 347.54 |
| 3 | 福岡県 | 3578 | 九州 | 70.27 |
| 4 | 高知県 | 3384 | 四国 | 515.85 |
| 5 | 岡山県 | 3221 | 中国 | 175.91 |
| 6 | 島根県 | 3034 | 中国 | 472.59 |
| 7 | 三重県 | 2692 | 近畿 | 157.33 |
| 8 | 福井県 | 2477 | 中部 | 335.18 |
| 9 | 広島県 | 2274 | 中国 | 83.79 |
| 10 | 鳥取県 | 2084 | 中国 | 392.47 |
| 11 | 愛媛県 | 1902 | 四国 | 149.06 |
| 12 | 山口県 | 1848 | 中国 | 144.26 |
| 13 | 大分県 | 1737 | 九州 | 160.09 |
| 13 | 福島県 | 1737 | 東北 | 99.66 |
| 15 | 長野県 | 1673 | 中部 | 84.2 |
| 16 | 埼玉県 | 1511 | 関東 | 20.61 |
| 17 | 岐阜県 | 1451 | 中部 | 75.73 |
| 18 | 富山県 | 1298 | 中部 | 130.19 |
| 19 | 山梨県 | 1101 | 中部 | 139.19 |
| 20 | 滋賀県 | 1054 | 近畿 | 75.18 |
| 20 | 和歌山県 | 1054 | 近畿 | 119.77 |
| 22 | 岩手県 | 1027 | 東北 | 89.69 |
| 23 | 秋田県 | 960 | 東北 | 107.02 |
| 24 | 千葉県 | 943 | 関東 | 15.09 |
| 25 | 愛知県 | 898 | 中部 | 12.04 |
| 26 | 宮城県 | 819 | 東北 | 36.43 |
| 27 | 山形県 | 742 | 東北 | 73.39 |
| 28 | 大阪府 | 709 | 近畿 | 8.1 |
| 29 | 群馬県 | 691 | 関東 | 36.56 |
| 30 | 徳島県 | 670 | 四国 | 97.81 |
| 31 | 青森県 | 632 | 東北 | 54.25 |
| 32 | 長崎県 | 598 | 九州 | 47.76 |
| 33 | 新潟県 | 582 | 中部 | 27.73 |
| 34 | 熊本県 | 568 | 九州 | 33.47 |
| 35 | 栃木県 | 500 | 関東 | 26.53 |
| 36 | 茨城県 | 488 | 関東 | 17.39 |
| 37 | 鹿児島県 | 418 | 九州 | 27.28 |
| 38 | 神奈川県 | 414 | 関東 | 4.49 |
| 39 | 北海道 | 401 | 北海道 | 7.95 |
| 40 | 京都府 | 381 | 近畿 | 15.12 |
| 41 | 静岡県 | 308 | 中部 | 8.73 |
| 42 | 香川県 | 252 | 四国 | 27.48 |
| 43 | 佐賀県 | 211 | 九州 | 26.78 |
| 44 | 沖縄県 | 210 | 九州 | 14.32 |
| 45 | 宮崎県 | 198 | 九州 | 19.17 |
| 46 | 奈良県 | 173 | 近畿 | 13.46 |
| 47 | 東京都 | 47 | 関東 | 0.33 |
このグラフについての豆知識
公民館のホールで動く
公民館の多目的ホールは、いすを片づければ体を動かす場所になります。
健康体操や卓球なら、この広さで十分です。
高齢の人の健康づくりの場としても使われています。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の兵庫県は8,890講座、47位の東京都は47講座。
両者の間には189.1倍の開きがあります。
上位3で全国の24.8パーセント、上位10で54パーセントを占めます。
中央値は943講座、平均は1,396.9講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと1563.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
この体を動かす公民館の講座の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
並びが最も重なったのは【公民館の講座の数】1年で34万8,519講座が開かれましたで、相関は0.95です。
正反対だったのは【厚生年金を受け取る人・10年推移】47都道府県すべてでふえ、沖縄県は1.47倍で、相関は-0.48です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数
| 地方 | 最も多い(講座) | 最も少ない(講座) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 1737 | 青森県 632 |
| 関東 | 埼玉県 1511 | 東京都 47 |
| 中部 | 石川県 3816 | 静岡県 308 |
| 近畿 | 兵庫県 8890 | 奈良県 173 |
| 中国 | 岡山県 3221 | 山口県 1848 |
| 四国 | 高知県 3384 | 香川県 252 |
| 九州 | 福岡県 3578 | 宮崎県 198 |
まとめ
体を動かす公民館の講座を47都道府県で比べると、最も多い兵庫県で8,890講座、最も少ない東京都で47講座でした。
1位と47位の間には189.1倍の開きがあります。
上位3で全国の24.8パーセント、上位10で54パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は943講座、平均は1,396.9講座でした。
人口10万人あたりに直すと1563.2倍の開きになります。
ここまでの体を動かす公民館の講座の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、講座数の内数であること。
2つ目は、分野の分け方が館の判断によること。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは高知県が515.85講座で最多。
実数1位の兵庫県は人数あたりでは7位でした。
地方別に合計を出すと近畿7府県が全国の22.8パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が178.04講座で最多でした。
公民館の体育行事や公共スポーツ施設の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003228560
- 備考: 2014年度に公民館が開いた学級・講座のうち、内容が体育・レクリエーションのものの数。人口10万人あたりの体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に公民館が開いた学級・講座のうち、内容が体育・レクリエーションのものの数。
人口10万人あたりの体育・レクリエーションの公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
