図書館で非常勤として働く司書は、何人いるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2015年10月1日時点の数字。
東京都が1,471人で1位。
47都道府県の平均は204.1人、中央値は138人です。
1位と47位の間には61.3倍の開き、人口10万人あたりでは9倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
204人
図書館の非常勤司書数(平成27年度(2015年10月1日現在))
最も多い 東京都
1,471人
最も少ない 青森県
24人
地図で見る
| 項目 | 図書館の非常勤司書数 |
|---|---|
| 北海道 | 288人 |
| 青森県 | 24人 |
| 岩手県 | 79人 |
| 宮城県 | 136人 |
| 秋田県 | 69人 |
| 山形県 | 50人 |
| 福島県 | 85人 |
| 茨城県 | 232人 |
| 栃木県 | 56人 |
| 群馬県 | 156人 |
| 埼玉県 | 380人 |
| 千葉県 | 331人 |
| 東京都 | 1,471人 |
| 神奈川県 | 432人 |
| 新潟県 | 191人 |
| 富山県 | 86人 |
| 石川県 | 104人 |
| 福井県 | 68人 |
| 山梨県 | 138人 |
| 長野県 | 257人 |
| 岐阜県 | 216人 |
| 静岡県 | 352人 |
| 愛知県 | 390人 |
| 三重県 | 100人 |
| 滋賀県 | 198人 |
| 京都府 | 204人 |
| 大阪府 | 735人 |
| 兵庫県 | 296人 |
| 奈良県 | 160人 |
| 和歌山県 | 62人 |
| 鳥取県 | 99人 |
| 島根県 | 82人 |
| 岡山県 | 182人 |
| 広島県 | 207人 |
| 山口県 | 187人 |
| 徳島県 | 40人 |
| 香川県 | 92人 |
| 愛媛県 | 43人 |
| 高知県 | 57人 |
| 福岡県 | 401人 |
| 佐賀県 | 104人 |
| 長崎県 | 150人 |
| 熊本県 | 133人 |
| 大分県 | 118人 |
| 宮崎県 | 101人 |
| 鹿児島県 | 62人 |
| 沖縄県 | 189人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、福岡県、愛知県が続きます。
淡いのは青森県、徳島県、愛媛県でした。
47都道府県の平均は204.1人、中央値は138人です。
東京都の1,471人は平均の7.2倍にあたります。
上位3で27.5パーセント、1位と47位で61.3倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと鳥取県が18.64人で最も多く、開きは9倍になります。
実数1位の東京都は人数あたりでは13位、人数あたり1位の鳥取県は実数では32位でした。
| 順位 | 都道府県 | 図書館の非常勤司書数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの図書館の非常勤司書数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 1471 | 関東 | 10.38 |
| 2 | 大阪府 | 735 | 近畿 | 8.39 |
| 3 | 神奈川県 | 432 | 関東 | 4.68 |
| 4 | 福岡県 | 401 | 九州 | 7.88 |
| 5 | 愛知県 | 390 | 中部 | 5.23 |
| 6 | 埼玉県 | 380 | 関東 | 5.18 |
| 7 | 静岡県 | 352 | 中部 | 9.98 |
| 8 | 千葉県 | 331 | 関東 | 5.3 |
| 9 | 兵庫県 | 296 | 近畿 | 5.55 |
| 10 | 北海道 | 288 | 北海道 | 5.71 |
| 11 | 長野県 | 257 | 中部 | 12.93 |
| 12 | 茨城県 | 232 | 関東 | 8.27 |
| 13 | 岐阜県 | 216 | 中部 | 11.27 |
| 14 | 広島県 | 207 | 中国 | 7.63 |
| 15 | 京都府 | 204 | 近畿 | 8.1 |
| 16 | 滋賀県 | 198 | 近畿 | 14.12 |
| 17 | 新潟県 | 191 | 中部 | 9.1 |
| 18 | 沖縄県 | 189 | 九州 | 12.89 |
| 19 | 山口県 | 187 | 中国 | 14.6 |
| 20 | 岡山県 | 182 | 中国 | 9.94 |
| 21 | 奈良県 | 160 | 近畿 | 12.45 |
| 22 | 群馬県 | 156 | 関東 | 8.25 |
| 23 | 長崎県 | 150 | 九州 | 11.98 |
| 24 | 山梨県 | 138 | 中部 | 17.45 |
| 25 | 宮城県 | 136 | 東北 | 6.05 |
| 26 | 熊本県 | 133 | 九州 | 7.84 |
| 27 | 大分県 | 118 | 九州 | 10.88 |
| 28 | 佐賀県 | 104 | 九州 | 13.2 |
| 28 | 石川県 | 104 | 中部 | 9.47 |
| 30 | 宮崎県 | 101 | 九州 | 9.78 |
| 31 | 三重県 | 100 | 近畿 | 5.84 |
| 32 | 鳥取県 | 99 | 中国 | 18.64 |
| 33 | 香川県 | 92 | 四国 | 10.03 |
| 34 | 富山県 | 86 | 中部 | 8.63 |
| 35 | 福島県 | 85 | 東北 | 4.88 |
| 36 | 島根県 | 82 | 中国 | 12.77 |
| 37 | 岩手県 | 79 | 東北 | 6.9 |
| 38 | 秋田県 | 69 | 東北 | 7.69 |
| 39 | 福井県 | 68 | 中部 | 9.2 |
| 40 | 鹿児島県 | 62 | 九州 | 4.05 |
| 40 | 和歌山県 | 62 | 近畿 | 7.05 |
| 42 | 高知県 | 57 | 四国 | 8.69 |
| 43 | 栃木県 | 56 | 関東 | 2.97 |
| 44 | 山形県 | 50 | 東北 | 4.95 |
| 45 | 愛媛県 | 43 | 四国 | 3.37 |
| 46 | 徳島県 | 40 | 四国 | 5.84 |
| 47 | 青森県 | 24 | 東北 | 2.06 |
非常勤司書が多い上位5都府県
非常勤司書が多い上位5都府県です。
東京都は1,471人、大阪府は735人、神奈川県は432人でした。
東京都は2位の大阪府の2倍です。
4位は福岡県で401人、5位は愛知県で390人。
上位5で全国の35.7パーセント、上位3で27.5パーセント、上位10で52.9パーセントでした。
1位だけで15.3パーセントを占めます。
47都道府県の平均は204.1人なので、1位は平均の7.2倍。
中央値の138人と比べると10.7倍にあたります。
6位以下は埼玉県で380人、静岡県で352人、千葉県で331人と続きました。
2位と3位の差は303人、3位と4位の差は31人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の64.3パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると2,206人。
これだけで全国の23.0パーセントにあたります。
専任の司書より多い人数になりました。
人口10万人あたりでは鳥取県が1位です
以下は、図書館の非常勤司書の数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は鳥取県の18.64人、2位は山梨県17.45人、3位は山口県14.6人。
4位以下は滋賀県、佐賀県と続きます。
逆に人口あたりの下位は栃木県2.97人、青森県2.06人。
鳥取県と青森県では9倍の開きです。
人口10万人あたりでは鳥取県が1位です。
実数1位の都も人口あたりで上位に残りました。
図書館の窓口やレファレンスを担う司書の多くは非常勤です。
専門の知識を持ちながら、任期のある働き方をしている人が全国に大勢います。
当サイトの専任司書の記事と並べると、その人数の差が読み取れます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が10.82人で最も多く、東北6県が5.4人で最も少なくなります。
九州・沖縄8県9.02人と中部9県8.74人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
非常勤司書が少ない下位5県
非常勤司書が少ない下位5県です。
47位の青森県は24人、46位の徳島県は40人、45位の愛媛県は43人でした。
1位の東京都とは61.3倍の差があります。
44位は山形県で50人、43位は栃木県で56人、42位は高知県で57人と続きます。
非常勤の割合は、自治体の考え方で大きく変わります。
47都道府県の中央値は138人。
平均は204.1人なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の青森県は平均の11.8パーセント、中央値の17.4パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.2パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで15.3パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の青森県は、1位の東京都の1.63パーセントにあたる水準です。
46位との差は16人、45位との差は19人でした。
1位の東京都と47位の青森県の間には1,447人の開きがあります。
地方別に見る
非常勤司書は、人口の多い地方に集まります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の31.9パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が18.8パーセント、近畿7府県が18.3パーセント、九州・沖縄8県が13.1パーセントと続きました。
少ないほうは中国5県が7.9パーセント、東北6県が4.6パーセント、北海道が3パーセント、四国4県が2.4パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
中国5県が10.82人、九州・沖縄8県が9.02人、中部9県が8.74人の順に多く、最も少ないのは東北6県が5.4人です。
このグラフについての豆知識
図書館を支える働き方
公共図書館では、開館時間を延ばしたり土日に開けたりするために非常勤の職員が置かれてきました。
司書の資格を持つ人も多く含まれます。
この記事では専任と兼任の司書は数えていません。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の東京都は1,471人、47位の青森県は24人。
両者の間には61.3倍の開きがあります。
上位3で全国の27.5パーセント、上位10で52.9パーセントを占めます。
中央値は138人、平均は204.1人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
図書館の非常勤司書の数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
並びが最も重なったのは【1年に出たパスポートの数】およそ370万件、開きは77.87倍で、相関は0.88です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.75)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た図書館の非常勤司書数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 136 | 青森県 24 |
| 関東 | 東京都 1471 | 栃木県 56 |
| 中部 | 愛知県 390 | 福井県 68 |
| 近畿 | 大阪府 735 | 和歌山県 62 |
| 中国 | 広島県 207 | 島根県 82 |
| 四国 | 香川県 92 | 徳島県 40 |
| 九州 | 福岡県 401 | 鹿児島県 62 |
まとめ
図書館の非常勤司書の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,471人、最も少ない青森県で24人でした。
1位と47位の間には61.3倍の開きがあります。
上位3で全国の27.5パーセント、上位10で52.9パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は138人、平均は204.1人でした。
人口10万人あたりに直すと9倍の開きになります。
図書館の非常勤司書の数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、非常勤だけを数えていること。
2つ目は、専任や兼任は含まれないこと。
3つ目は2015年の数字であることです。
人口10万人あたりでは鳥取県が18.64人で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは13位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の31.9パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が10.82人で最多でした。
専任司書の数や図書館職員数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成27年度(2015年10月1日現在)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348599
- 備考: 2015年10月1日時点で図書館に非常勤として勤める司書の数。人口10万人あたりの図書館の非常勤司書数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2015年10月1日時点で図書館に非常勤として勤める司書の数。
人口10万人あたりの図書館の非常勤司書数は2024年の総人口で割った参考値
