【建設業者の数】全国39万1,259、人口あたり1位は青森県

【建設業者の数】全国39万1,259、人口あたり1位は青森県

建設業者の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。

全国39万1,259業者のうち、東京都が30,438業者で1位。
2位の大阪府とは1.13倍の僅差でした。

47都道府県の単純平均

8,325業者

建設業者数(2023年)

最も多い 東京都

30,438業者

最も少ない 徳島県

2,464業者

地方でまとめると、北海道が四国の5.0倍

地方別の平均(建設業者数)
地方別の平均(建設業者数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 05,00010,00015,000北海道: 16,173業者16,173業者東北: 5,373業者5,373業者関東: 15,566業者15,566業者中部: 7,810業者7,810業者近畿: 9,850業者9,850業者中国: 5,729業者5,729業者四国: 3,265業者3,265業者九州: 6,618業者6,618業者北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(建設業者数)
項目建設業者数の平均
北海道16,173業者
東北5,373業者
関東15,566業者
中部7,810業者
近畿9,850業者
中国5,729業者
四国3,265業者
九州6,618業者

建設の仕事は、人が住むところには必ずあります。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の27.8パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が18パーセント、近畿7府県が17.6パーセント、九州・沖縄8県が13.5パーセントと続きました。

少ないほうは東北6県が8.2パーセント、中国5県が7.3パーセント、北海道が4.1パーセント、四国4県が3.3パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
中国5県が405.1業者、東北6県が387.5業者、九州・沖縄8県が377.4業者の順に多く、最も少ないのは関東7都県が250.3業者です。

地図で見ると、上位5県は地方がばらける

建設業者数(2023年)
建設業者数(2023年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は業者。 北海道 16,173業者青森 6,349業者岩手 4,030業者宮城 7,386業者秋田 3,607業者山形 3,875業者福島 6,988業者茨城 9,426業者栃木 5,465業者群馬 6,530業者埼玉 24,240業者千葉 13,821業者東京 30,438業者神奈川 19,042業者新潟 10,648業者富山 4,267業者石川 3,941業者福井 3,684業者山梨 3,050業者長野 6,547業者岐阜 8,181業者静岡 10,927業者愛知 19,049業者三重 6,029業者滋賀 4,585業者京都 6,944業者大阪 26,880業者兵庫 16,292業者奈良 4,067業者和歌山 4,156業者鳥取 2,571業者島根 2,792業者岡山 6,351業者広島 10,380業者山口 6,549業者徳島 2,464業者香川 3,116業者愛媛 4,809業者高知 2,670業者福岡 20,905業者佐賀 2,483業者長崎 5,174業者熊本 6,219業者大分 4,311業者宮崎 4,144業者鹿児島 5,492業者沖縄 4,212業者
建設業者数(業者)
建設業者数(2023年)
項目建設業者数
北海道16,173業者
青森県6,349業者
岩手県4,030業者
宮城県7,386業者
秋田県3,607業者
山形県3,875業者
福島県6,988業者
茨城県9,426業者
栃木県5,465業者
群馬県6,530業者
埼玉県24,240業者
千葉県13,821業者
東京都30,438業者
神奈川県19,042業者
新潟県10,648業者
富山県4,267業者
石川県3,941業者
福井県3,684業者
山梨県3,050業者
長野県6,547業者
岐阜県8,181業者
静岡県10,927業者
愛知県19,049業者
三重県6,029業者
滋賀県4,585業者
京都府6,944業者
大阪府26,880業者
兵庫県16,292業者
奈良県4,067業者
和歌山県4,156業者
鳥取県2,571業者
島根県2,792業者
岡山県6,351業者
広島県10,380業者
山口県6,549業者
徳島県2,464業者
香川県3,116業者
愛媛県4,809業者
高知県2,670業者
福岡県20,905業者
佐賀県2,483業者
長崎県5,174業者
熊本県6,219業者
大分県4,311業者
宮崎県4,144業者
鹿児島県5,492業者
沖縄県4,212業者

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、大阪府、埼玉県、愛知県、神奈川県です。
ただし上位の差が小さいため、濃淡はゆるやかです。
淡いのは徳島県、佐賀県、鳥取県でした。

47都道府県の平均は8,324.7業者、中央値は6,029業者です。
東京都の30,438業者は平均の3.7倍にあたります。

上位3都府県で20.8パーセント、1位と47位で12.4倍。
全国に広く行き渡った統計です。

順位都道府県建設業者数(業者)地方人口10万人あたりの建設業者数
1東京都30438関東216.09
2大阪府26880近畿306.74
3埼玉県24240関東330.65
4福岡県20905九州409.66
5愛知県19049中部254.77
6神奈川県19042関東206.33
7兵庫県16292近畿303.39
8北海道16173北海道317.62
9千葉県13821関東220.89
10静岡県10927中部307.37
11新潟県10648中部500.85
12広島県10380中国379.11
13茨城県9426関東333.66
14岐阜県8181中部423.67
15宮城県7386東北326.24
16福島県6988東北395.47
17京都府6944近畿273.93
18山口県6549中国504.55
19長野県6547中部326.70
20群馬県6530関東343.32
21岡山県6351中国343.85
22青森県6349東北536.23
23熊本県6219九州363.90
24三重県6029近畿349.10
25鹿児島県5492九州354.55
26栃木県5465関東288.09
27長崎県5174九州408.37
28愛媛県4809四国372.50
29滋賀県4585近畿325.87
30大分県4311九州393.34
31富山県4267中部423.73
32沖縄県4212九州286.92
33和歌山県4156近畿465.92
34宮崎県4144九州397.70
35奈良県4067近畿313.81
36岩手県4030東北346.52
37石川県3941中部355.37
38山形県3875東北377.68
39福井県3684中部495.16
40秋田県3607東北394.64
41香川県3116四国336.50
42山梨県3050中部383.17
43島根県2792中国429.54
44高知県2670四国400.90
45鳥取県2571中国478.77
46佐賀県2483九州312.33
47徳島県2464四国354.53
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

建設業者が多い5都府県

上位5都道府県の建設業者数
上位5都道府県の建設業者数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 010,00020,00030,000東京都: 30,438業者30,438業者大阪府: 26,880業者26,880業者埼玉県: 24,240業者24,240業者福岡県: 20,905業者20,905業者愛知県: 19,049業者19,049業者東京都大阪府埼玉県福岡県愛知県
上位5都道府県の建設業者数
項目建設業者数
東京都30,438業者
大阪府26,880業者
埼玉県24,240業者
福岡県20,905業者
愛知県19,049業者
下位5都道府県の建設業者数
下位5都道府県の建設業者数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 01,0002,000徳島県: 2,464業者2,464業者佐賀県: 2,483業者2,483業者鳥取県: 2,571業者2,571業者高知県: 2,670業者2,670業者島根県: 2,792業者2,792業者徳島県佐賀県鳥取県高知県島根県
下位5都道府県の建設業者数
項目建設業者数
徳島県2,464業者
佐賀県2,483業者
鳥取県2,571業者
高知県2,670業者
島根県2,792業者

建設業者が多い上位5都府県です。

東京都は30,438業者、大阪府は26,880業者、埼玉県は24,240業者でした。
東京都は2位の大阪府の1.13倍で、上位は接近しています。

4位以下は愛知県、神奈川県と続き、上位5都府県で全国の31.1パーセント。
上位3都府県で20.8パーセント、上位10都道府県で50.5パーセントでした。

1位のシェアは7.8パーセントにとどまります。
建設業は全国どこにでも必要な仕事であり、特定の都府県に集中しにくい産業だと分かります。

人口あたりでは雪国と地方が上位に並びます

ここからは統計を離れて、建設業者数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

人口10万人あたりで割り直すと、順位が入れ替わります。

1位は青森県の536.23業者、2位は山口県504.55業者、3位は新潟県500.85業者。
4位以下にも東北や日本海側の県が続きます。

逆に人口あたりの下位は東京都216.09業者、神奈川県206.33業者。
青森県と神奈川県では2.6倍の開きです。

実数1位の東京都が人口あたりでは46位。
大都市は建設の需要も大きいはずですが、1業者あたりの規模が大きく、数としては住民あたりで少なくなると考えられます。

人口あたりの上位に青森県、新潟県といった雪国が並ぶのも目を引きます。
除雪や凍害への対応など、寒冷地ならではの仕事が地元の業者を支えている面がありそうですが、この統計からその中身までは分かりません。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が405.1業者で最も多く、関東7都県が250.3業者で最も少なくなります。
東北6県387.5業者と九州・沖縄8県377.4業者がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの建設業者数の上位5都道府県
人口10万人あたりの建設業者数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 0100200300400500青森県: 536.2536.2山口県: 504.6504.6新潟県: 500.9500.9福井県: 495.2495.2鳥取県: 478.8478.8青森県山口県新潟県福井県鳥取県
人口10万人あたりの建設業者数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの建設業者数
青森県536.2
山口県504.6
新潟県500.9
福井県495.2
鳥取県478.8

建設業者が少ない5県

建設業者が少ない下位5県です。

徳島県は2,464業者、佐賀県は2,483業者、鳥取県は2,571業者でした。
東京都の30,438業者とは12.4倍の差があります。

12.4倍という開きは、この一連の記事のなかでもかなり小さいほうです。
人が住む場所には必ず建設の仕事があることの表れでしょう。

47都道府県の中央値は6,029業者。
平均は8,324.7業者なので、平均が中央値の1.4倍です。

1位と47位で12.4倍。読むときに気をつけたいこと

建設業の許可を受けた業者の数

この指標は建設業者の数です。
事業所の規模を問わず1業者として数えられるため、全国39万1,259という大きな数字になります。

1位と47位の差が12.4倍にとどまるのは、住宅の修繕から道路の維持まで、建設の仕事が全国どこにでもあるからだと考えられます。

人口あたりでは雪国が上位

人口10万人あたりの1位は青森県536.23業者。
新潟県も3位に入り、日本海側の県が上位に並びます。

実数1位の東京都は人口あたりでは46位。
数の多さと密度の高さは、別の話だとよく分かる統計です。
数字は2023年のものです。

10年前とくらべると

全国の建設業者数は、2013年の233,988業者から2023年の391,259業者へ、この10年でおよそ67%増えました。

1位は2013年も東京都で、10年たっても変わっていません。

伸びがいちばん大きかったのは埼玉県で、150%増でした。

順位の並びがにている記事

同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
建設業者数の順位で探してみます。

並びが最も重なったのは【警察部門の職員数】全国28万7,631人、実数も人口あたりも同じ都が1位で、相関は0.97です。
正反対だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きていますで、相関は-0.72です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た建設業者数

地方最も多い(業者)最も少ない(業者)
東北宮城県 7386秋田県 3607
関東東京都 30438栃木県 5465
中部愛知県 19049山梨県 3050
近畿大阪府 26880奈良県 4067
中国広島県 10380鳥取県 2571
四国愛媛県 4809徳島県 2464
九州福岡県 20905佐賀県 2483
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

建設業者の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で30,438業者、最も少ない徳島県で2,464業者でした。
1位と47位の差は12.4倍と、かなり小さい開きです。

建設業者数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、業者の規模は問わない数であること。
2つ目は、働く人の数とは別の統計であること。
3つ目は2023年の数字であることです。

人口10万人あたりでは青森県536.23業者が1位、神奈川県206.33業者が47位。
実数1位の東京都も人口あたりでは46位まで下がります。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の27.8パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が405.1業者で最多でした。
新築住宅の着工戸数や着工建築物の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2023年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードC3306(建設業者数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードC3306(建設業者数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

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