民営の事業所が1年間に売り上げた金額は、全国で17,083,748.34億円。
企業どうしの取引が重なって数えられるため、国内総生産よりずっと大きな数字になります。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2020年の数字。
東京都が4,881,688.51億円で1位。
47都道府県の平均は363,484億円、中央値は147,738.97億円です。
1位と47位の間には112.8倍の開き、人口10万人あたりでは5.9倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
363,484.0億円
民営事業所の売上金額(2020年)
最も多い 東京都
4,881,688.5億円
最も少ない 鳥取県
43,290.7億円
事業所の売上が大きい5都府県
事業所の売上が大きい上位5都府県です。
東京都は4,881,688.51億円、大阪府は1,408,703.43億円、愛知県は1,307,547.25億円でした。
東京都は2位の大阪府の3.47倍です。
4位は神奈川県で855,983.63億円、5位は福岡県で615,703.32億円。
上位5で全国の53.1パーセント、上位3で44.5パーセント、上位10で68.2パーセントでした。
1位だけで28.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は363,484億円なので、1位は平均の13.4倍。
中央値の147,738.97億円と比べると33.0倍にあたります。
6位以下は埼玉県で588,238.15億円、兵庫県で531,322.73億円、北海道で508,681.11億円と続きました。
2位と3位の差は101,156.18億円、3位と4位の差は451,563.62億円でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の46.9パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると6,290,391.94億円。
これだけで全国の36.8パーセントにあたります。
本社が集まる都府県ほど、全国の取引がまとめて計上されます。
上位の顔ぶれは本社機能の分布をそのまま映します。
実数でも人口あたりでも同じ都が1位です
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
民営事業所の売上金額の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直しても、1位は変わりません。
1位は東京都の34,751.06億円、2位は愛知県17,335.92億円、3位は大阪府15,939.73億円。
4位以下は宮城県、広島県と続きます。
逆に人口あたりの下位は沖縄県6,638.96億円、奈良県5,869.98億円。
東京都と奈良県では5.9倍の開きです。
売上金額は、事業所の所在地で集計されます。
全国を相手にする企業の本社が置かれていれば、その取引はすべてその都府県に計上されます。
県内総生産では1位のシェアが19.7パーセントでした。
売上金額では28.6パーセント。
付加価値ではなく取引の総額を見ると、集中の度合いはさらに強まります。
仕入れも売上も両方が数えられるため、同じものが何度も計上されます。
この数字を「その県で生み出された価値」と読むと実態を外します。
実数で112.8倍、人口あたりでも5.9倍。
指標の性格を踏まえて見る必要があります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が17,393億円で最も多く、九州・沖縄8県が9,687.6億円で最も少なくなります。
中部9県13,189.1億円と近畿7府県12,250.1億円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
事業所の売上が小さい5県
事業所の売上が小さい下位5県です。
47位の鳥取県は43,290.65億円、46位の高知県は50,487.94億円、45位の島根県は59,834.68億円でした。
1位の東京都とは112.8倍の差があります。
44位は徳島県で64,252.37億円、43位は秋田県で76,067.99億円、42位は奈良県で77,746.29億円と続きます。
人口の差が26倍ほどであることを思うと、その4倍を超える開きです。
売上は人口では決まりません。
47都道府県の中央値は147,738.97億円。
平均は363,484億円なので、平均が中央値の2.5倍です。
47位の鳥取県は平均の11.9パーセント、中央値の29.3パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の1.7パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで28.6パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の0.89パーセントにあたる水準です。
46位との差は7,197.29億円、45位との差は16,544.03億円でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には4,838,397.86億円の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 民営事業所の売上金額 |
|---|---|
| 北海道 | 508,681.1億円 |
| 青森県 | 103,025.4億円 |
| 岩手県 | 112,641.2億円 |
| 宮城県 | 317,026.1億円 |
| 秋田県 | 76,068.0億円 |
| 山形県 | 94,914.1億円 |
| 福島県 | 182,240.6億円 |
| 茨城県 | 316,148.8億円 |
| 栃木県 | 222,104.5億円 |
| 群馬県 | 220,454.4億円 |
| 埼玉県 | 588,238.2億円 |
| 千葉県 | 508,034.2億円 |
| 東京都 | 4,881,688.5億円 |
| 神奈川県 | 855,983.6億円 |
| 新潟県 | 223,051.4億円 |
| 富山県 | 117,341.4億円 |
| 石川県 | 124,562.9億円 |
| 福井県 | 89,297.8億円 |
| 山梨県 | 79,699.0億円 |
| 長野県 | 207,155.0億円 |
| 岐阜県 | 189,051.9億円 |
| 静岡県 | 451,506.2億円 |
| 愛知県 | 1,307,547.3億円 |
| 三重県 | 220,653.9億円 |
| 滋賀県 | 155,913.6億円 |
| 京都府 | 255,663.2億円 |
| 大阪府 | 1,408,703.4億円 |
| 兵庫県 | 531,322.7億円 |
| 奈良県 | 77,746.3億円 |
| 和歌山県 | 83,200.9億円 |
| 鳥取県 | 43,290.7億円 |
| 島根県 | 59,834.7億円 |
| 岡山県 | 216,106.2億円 |
| 広島県 | 357,320.5億円 |
| 山口県 | 147,739.0億円 |
| 徳島県 | 64,252.4億円 |
| 香川県 | 111,169.8億円 |
| 愛媛県 | 143,749.5億円 |
| 高知県 | 50,487.9億円 |
| 福岡県 | 615,703.3億円 |
| 佐賀県 | 80,381.0億円 |
| 長崎県 | 102,366.0億円 |
| 熊本県 | 146,643.8億円 |
| 大分県 | 113,392.9億円 |
| 宮崎県 | 88,145.3億円 |
| 鹿児島県 | 136,074.6億円 |
| 沖縄県 | 97,425.4億円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、愛知県、神奈川県、福岡県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、島根県でした。
47都道府県の平均は363,484億円、中央値は147,738.97億円です。
東京都の4,881,688.51億円は平均の13.4倍にあたります。
上位3で44.5パーセント、1位と47位で112.8倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと東京都が34,751.06億円で最も多く、開きは5.9倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは1位、人口あたり1位の東京都は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 民営事業所の売上金額(億円) | 地方 | 人口10万人あたりの民営事業所の売上金額 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 4881688.51 | 関東 | 34751.06 |
| 2 | 大阪府 | 1408703.43 | 近畿 | 15939.73 |
| 3 | 愛知県 | 1307547.25 | 中部 | 17335.92 |
| 4 | 神奈川県 | 855983.63 | 関東 | 9266.56 |
| 5 | 福岡県 | 615703.32 | 九州 | 11989.83 |
| 6 | 埼玉県 | 588238.15 | 関東 | 8008.94 |
| 7 | 兵庫県 | 531322.73 | 近畿 | 9722.28 |
| 8 | 北海道 | 508681.11 | 北海道 | 9736.24 |
| 9 | 千葉県 | 508034.24 | 関東 | 8083.95 |
| 10 | 静岡県 | 451506.2 | 中部 | 12427.23 |
| 11 | 広島県 | 357320.51 | 中国 | 12762.81 |
| 12 | 宮城県 | 317026.07 | 東北 | 13771.79 |
| 13 | 茨城県 | 316148.84 | 関東 | 11027.13 |
| 14 | 京都府 | 255663.21 | 近畿 | 9916.78 |
| 15 | 新潟県 | 223051.36 | 中部 | 10132.84 |
| 16 | 栃木県 | 222104.45 | 関東 | 11489.27 |
| 17 | 三重県 | 220653.87 | 近畿 | 12464.53 |
| 18 | 群馬県 | 220454.38 | 関東 | 11368.84 |
| 19 | 岡山県 | 216106.16 | 中国 | 11443.68 |
| 20 | 長野県 | 207154.96 | 中部 | 10114.93 |
| 21 | 岐阜県 | 189051.9 | 中部 | 9554.15 |
| 22 | 福島県 | 182240.59 | 東北 | 9941.38 |
| 23 | 滋賀県 | 155913.61 | 近畿 | 11029.46 |
| 24 | 山口県 | 147738.97 | 中国 | 11008.38 |
| 25 | 熊本県 | 146643.84 | 九州 | 8436.04 |
| 26 | 愛媛県 | 143749.49 | 四国 | 10769.03 |
| 27 | 鹿児島県 | 136074.64 | 九州 | 8567.55 |
| 28 | 石川県 | 124562.9 | 中部 | 10998.68 |
| 29 | 富山県 | 117341.36 | 中部 | 11339.37 |
| 30 | 大分県 | 113392.87 | 九州 | 10089.66 |
| 31 | 岩手県 | 112641.15 | 東北 | 9305.08 |
| 32 | 香川県 | 111169.82 | 四国 | 11699.08 |
| 33 | 青森県 | 103025.44 | 東北 | 8322.03 |
| 34 | 長崎県 | 102365.96 | 九州 | 7800.40 |
| 35 | 沖縄県 | 97425.43 | 九州 | 6638.96 |
| 36 | 山形県 | 94914.11 | 東北 | 8886.86 |
| 37 | 福井県 | 89297.81 | 中部 | 11644.56 |
| 38 | 宮崎県 | 88145.32 | 九州 | 8241.15 |
| 39 | 和歌山県 | 83200.93 | 近畿 | 9018.25 |
| 40 | 佐賀県 | 80380.97 | 九州 | 9905.94 |
| 41 | 山梨県 | 79698.95 | 中部 | 9839.69 |
| 42 | 奈良県 | 77746.29 | 近畿 | 5869.98 |
| 43 | 秋田県 | 76067.99 | 東北 | 7927.86 |
| 44 | 徳島県 | 64252.37 | 四国 | 8929.41 |
| 45 | 島根県 | 59834.68 | 中国 | 8915.57 |
| 46 | 高知県 | 50487.94 | 四国 | 7300.94 |
| 47 | 鳥取県 | 43290.65 | 中国 | 7822.57 |
このグラフについての豆知識
売上金額とは
経済センサスでいう売上金額は、事業所が1年間に売り上げた商品やサービスの総額です。
仕入れを差し引く前の数字なので、企業間で同じものが何度も計上されます。
国内総生産が付加価値の合計であるのに対し、こちらは取引の総額です。
桁がまったく違います。
単位は億円
もとの統計は百万円単位ですが、この記事では読みやすいように億円へ換算しています。
全国の売上金額は17,083,748.34億円。
1位だけで全国の28.6パーセントを占めます。
数字の開き
1位の東京都は4,881,688.51億円、47位の鳥取県は43,290.65億円。
両者の間には112.8倍の開きがあります。
上位3で全国の44.5パーセント、上位10で68.2パーセントを占めます。
中央値は147,738.97億円、平均は363,484億円です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと5.9倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の民営事業所の売上金額は、2011年の13,672,477.7億円から2020年の17,083,748.4億円へ、この10年でおよそ25%増えました。
2011年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。
県ごとに見ると、いちばん増えたのは宮城県で38%増です。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
民営事業所の売上金額の順位で探してみます。
0.99という高い相関を示したのが【事業所が生む付加価値】全国336兆円、上位3都府県で46.6%でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.79)です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た民営事業所の売上金額
| 地方 | 最も多い(億円) | 最も少ない(億円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 317026.07 | 秋田県 76067.99 |
| 関東 | 東京都 4881688.51 | 群馬県 220454.38 |
| 中部 | 愛知県 1307547.25 | 山梨県 79698.95 |
| 近畿 | 大阪府 1408703.43 | 奈良県 77746.29 |
| 中国 | 広島県 357320.51 | 鳥取県 43290.65 |
| 四国 | 愛媛県 143749.49 | 高知県 50487.94 |
| 九州 | 福岡県 615703.32 | 佐賀県 80380.97 |
まとめ
民営事業所の売上金額を47都道府県で比べると、最も多い東京都で4,881,688.51億円、最も少ない鳥取県で43,290.65億円でした。
1位と47位の間には112.8倍の開きがあります。
上位3で全国の44.5パーセント、上位10で68.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は147,738.97億円、平均は363,484億円でした。
人口10万人あたりに直すと5.9倍の開きになります。
民営事業所の売上金額の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、仕入れを差し引く前の総額であること。
2つ目は、事業所の所在地で数えること。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでも東京都が34,751.06億円で1位。
実数と同じ顔ぶれです。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の44.4パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が17,393億円で最多でした。
事業所が生む付加価値や県内総生産を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードC6101(民営事業所の売上金額)の2020年の値を億円に換算したもの。人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードC6101(民営事業所の売上金額)の2020年の値を億円に換算したもの。
人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
