ブロッコリーは、ここ数十年で食卓に定着した野菜です。
涼しい気候を好むため、夏は北の産地、冬は暖かい産地と、季節によって主役が入れかわります。
農林水産省の「作物統計調査」では、ブロッコリーを多く生産する県を対象に収穫量を調べています。
使ったのは農林水産省「作物統計調査」(令和6年産)のデータです。
全国16万500トンのうち、北海道が2万9,700トンで1位、埼玉県が1万4,500トンで2位。
差は2.05倍あります。
3位には香川県1万3,100トンが入るのがこの品目の特徴です。
調査対象35県の単純平均
4,384t
ブロッコリーの収穫量(2024年産)
最も多い 北海道
29,700t
最も少ない 広島県
242t
ブロッコリーの収穫量が多い5道県
ブロッコリーの収穫量が多い上位5道県です。
北海道は2万9,700トン、埼玉県は1万4,500トン、香川県は1万3,100トン、長野県は1万1,600トン、愛知県は1万1,000トンでした。
北海道は2位の埼玉県の2.05倍あります。
6位以下は徳島県1万500トン、長崎県8,750トン、熊本県8,010トンと続きます。
上位3道県で全国の35.7パーセント、上位5道県で49.8パーセント。
1位のシェアは18.5パーセントで、上位への偏りは小さめです。
作付面積では北海道が2.4倍あります
ブロッコリーの収穫量が少ない5県
収穫量が少ない下位5県です。
広島県は242トン、高知県は315トン、大分県は391トン、福井県は428トン、大阪府は501トンでした。
北海道の2万9,700トンとは122.7倍の差があります。
大阪府は収穫量では下位ですが、10アール当たり収量は1,430キログラムで全国1位です。
作付面積が35ヘクタールしかないため、収穫量では小さくなります。
調査対象35県の単純平均は4,384トン、中央値は1,670トン。
対象外は12県です。
地図で見る(白い県は調査の対象外)
| 項目 | ブロッコリーの収穫量 |
|---|---|
| 北海道 | 29,700t |
| 青森県 | 979t |
| 岩手県 | 901t |
| 福島県 | 3,280t |
| 茨城県 | 1,760t |
| 栃木県 | 1,420t |
| 群馬県 | 5,580t |
| 埼玉県 | 14,500t |
| 千葉県 | 2,460t |
| 東京都 | 1,670t |
| 神奈川県 | 1,280t |
| 石川県 | 1,570t |
| 福井県 | 428t |
| 長野県 | 11,600t |
| 静岡県 | 3,770t |
| 愛知県 | 11,000t |
| 三重県 | 759t |
| 大阪府 | 501t |
| 兵庫県 | 2,280t |
| 和歌山県 | 606t |
| 鳥取県 | 6,550t |
| 島根県 | 620t |
| 岡山県 | 1,160t |
| 広島県 | 242t |
| 山口県 | 614t |
| 徳島県 | 10,500t |
| 香川県 | 13,100t |
| 愛媛県 | 907t |
| 高知県 | 315t |
| 福岡県 | 2,570t |
| 佐賀県 | 562t |
| 長崎県 | 8,750t |
| 熊本県 | 8,010t |
| 大分県 | 391t |
| 鹿児島県 | 3,090t |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで埼玉県、香川県、長野県、愛知県が続きます。
北海道が濃いほかは、関東、四国、中部に中くらいの色の県が点在する分布です。
白く抜けている12県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
作付面積では47都道府県すべてにブロッコリーの記録があります。
調査対象35県の単純平均は4,384トン、中央値は1,670トンです。
北海道の2万9,700トンは平均の6.8倍にあたります。
上位3道県で全国の35.7パーセント、1位と35位では122.7倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | ブロッコリーの収穫量(t) | 地方 | ブロッコリーの作付面積 | ブロッコリーの10アール当たり収量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 29700 | 北海道 | 3290 | 902 |
| 2 | 埼玉県 | 14500 | 関東 | 1210 | 1200 |
| 3 | 香川県 | 13100 | 四国 | 1350 | 970 |
| 4 | 長野県 | 11600 | 中部 | 1180 | 986 |
| 5 | 愛知県 | 11000 | 中部 | 916 | 1200 |
| 6 | 徳島県 | 10500 | 四国 | 947 | 1110 |
| 7 | 長崎県 | 8750 | 九州 | 961 | 911 |
| 8 | 熊本県 | 8010 | 九州 | 924 | 867 |
| 9 | 鳥取県 | 6550 | 中国 | 778 | 842 |
| 10 | 群馬県 | 5580 | 関東 | 558 | 1000 |
| 11 | 静岡県 | 3770 | 中部 | 356 | 1060 |
| 12 | 福島県 | 3280 | 東北 | 447 | 734 |
| 13 | 鹿児島県 | 3090 | 九州 | 340 | 908 |
| 14 | 福岡県 | 2570 | 九州 | 457 | 563 |
| 15 | 千葉県 | 2460 | 関東 | 331 | 742 |
| 16 | 兵庫県 | 2280 | 近畿 | 241 | 948 |
| 17 | 茨城県 | 1760 | 関東 | 198 | 891 |
| 18 | 東京都 | 1670 | 関東 | 161 | 1040 |
| 19 | 石川県 | 1570 | 中部 | 287 | 548 |
| 20 | 栃木県 | 1420 | 関東 | 146 | 970 |
| 21 | 神奈川県 | 1280 | 関東 | 117 | 1090 |
| 22 | 岡山県 | 1160 | 中国 | 151 | 770 |
| 23 | 青森県 | 979 | 東北 | 126 | 777 |
| 24 | 愛媛県 | 907 | 四国 | 130 | 698 |
| 25 | 岩手県 | 901 | 東北 | 114 | 790 |
| 26 | 三重県 | 759 | 近畿 | 92 | 825 |
| 27 | 島根県 | 620 | 中国 | 132 | 470 |
| 28 | 山口県 | 614 | 中国 | 110 | 558 |
| 29 | 和歌山県 | 606 | 近畿 | 80 | 758 |
| 30 | 佐賀県 | 562 | 九州 | 94 | 598 |
| 31 | 大阪府 | 501 | 近畿 | 35 | 1430 |
| 32 | 福井県 | 428 | 中部 | 75 | 571 |
| 33 | 大分県 | 391 | 九州 | 40 | 978 |
| 34 | 高知県 | 315 | 四国 | 58 | 543 |
| 35 | 広島県 | 242 | 中国 | 35 | 691 |
このグラフについての豆知識
土地あたりでは大阪府が1位
10アール当たり収量は大阪府が1,430キログラムで1位。
次いで埼玉県1,200キログラム、愛知県1,200キログラム、徳島県1,110キログラムと続きます。
北海道は903キログラムで上位には入りません。
作付面積3,290ヘクタールという広さで収穫量1位になっています。
2位の香川県1,350ヘクタールの2.4倍です。
香川県と徳島県が上位に入る
3位の香川県1万3,100トン、6位の徳島県1万500トン。
四国の2県が上位に食い込みます。
香川県は都道府県の面積で47位、徳島県も36位と小さい県です。
栽培面積を比べた記事でも香川県は全国2位でした。
土地の広さと産地の規模は別だということが、この品目にはっきり出ています。
数字は令和6年産のものです。
順位の並びがにている記事
ブロッコリーの収穫量の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
最も似ていたのは【ブロッコリーの作付面積】全国16,114ha、2位は香川県という並び(順位相関0.87)です。
正反対だったのは【森林率】が高い県ほど人口密度は低いのか47都道府県の数字で比較で、相関は-0.33です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見たブロッコリーの収穫量
| 地方 | 最も多い(t) | 最も少ない(t) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 3280 | 岩手県 901 |
| 関東 | 埼玉県 14500 | 神奈川県 1280 |
| 中部 | 長野県 11600 | 福井県 428 |
| 近畿 | 兵庫県 2280 | 大阪府 501 |
| 中国 | 鳥取県 6550 | 広島県 242 |
| 四国 | 香川県 13100 | 高知県 315 |
| 九州 | 長崎県 8750 | 大分県 391 |
まとめ
ブロッコリーの収穫量を比べると、最も多い北海道で2万9,700トン、調査対象35県のなかで最も少ない広島県で242トンでした。
3位に香川県1万3,100トンが入ります。
ブロッコリーの収穫量の数字を受け取る前に、3つ添えておきます。
1つ目は、カリフラワーは別に集計されること。
2つ目は、載っていない12県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。
10アール当たり収量では大阪府が1,430キログラムで1位。
北海道は903キログラムで、作付面積3,290ヘクタールという広さで収穫量1位になっています。
香川県と徳島県という小さな県が上位に入るのが、この品目の特徴でした。
ブロッコリーの作付面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
- 調査年: 2024年産
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
- 備考: 作物統計調査はブロッコリーについて主産県だけを調べる。残りの12県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
注記: 作物統計調査はブロッコリーについて主産県だけを調べる。
残りの12県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
