大学や大学院を出た人は、全国に2,190万人。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2020年の数字。
東京都が352万5,695人で1位。
人口10万人あたりでも東京都が先頭に立ちます。
47都道府県の単純平均
465,956人
最終学歴人口(2020年)
最も多い 東京都
3,525,695人
最も少ない 鳥取県
74,211人
大学を出た人が多い5都府県
大学を出た人が多い上位5都府県です。
東京都は352万5,695人、神奈川県は214万5,387人、大阪府は152万620人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.64倍です。
4位以下は愛知県、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の45.6パーセント。
上位3都府県で32.8パーセント、上位10都道府県で65.3パーセントでした。
1位のシェアは16.1パーセント。
人口のシェア(約11パーセント)を上回ります。
人口あたりでも東京都が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は大学・大学院を出た人の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直しても、東京都が1位のままです。
1位は東京都の25,098.21人、2位は神奈川県23,225.17人、3位は奈良県21,073.82人。
逆に人口あたりの下位は秋田県10,148.18人、青森県9,800.77人。
東京都と青森県では2.6倍の開きです。
東京都で10万人あたり25,098人ということは、住民のおよそ4人に1人が大学卒。
青森県では10人に1人ほどになります。
奈良県が3位に入るのが目を引きます。
大阪府への通勤圏として、大学を出て都市部で働く人が住む地域という性格があるのでしょう。
当サイトの核家族世帯の記事でも奈良県は人口あたり1位でした。
大学生の記事では京都府が人口あたり1位でしたが、この記事では京都府は上位3位に入りません。
学ぶ場所と住む場所は違うということです。
卒業後に都市部へ移る人が多いことを示していると考えられます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が21,253.3人で最も多く、東北6県が11,646.5人で最も少なくなります。
近畿7府県17,746.1人と中部9県16,203.8人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
大学を出た人が少ない5県
大学を出た人が少ない下位5県です。
鳥取県は74,211人、高知県は81,424人、島根県は86,020人でした。
東京都とは47.5倍の差があります。
人口の差が26倍ほどですから、それより大きな開きです。
学歴の分布は人口の分布より都市に偏っています。
47都道府県の中央値は226,125人。
平均は465,956.2人なので、平均が中央値の2.1倍です。
地方別に見る
学歴の分布は、人口の分布より都市に偏ります。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の42.4パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が18.1パーセント、中部9県が15.6パーセント、九州・沖縄8県が8.7パーセントと続きました。
少ないほうは中国5県が5.3パーセント、東北6県が4.6パーセント、北海道が2.9パーセント、四国4県が2.5パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
関東7都県が21,253.3人、近畿7府県が17,746.1人、中部9県が16,203.8人の順に多く、最も少ないのは東北6県が11,646.5人です。
地図で見る
| 項目 | 最終学歴人口 |
|---|---|
| 北海道 | 625,662人 |
| 青森県 | 121,332人 |
| 岩手県 | 127,072人 |
| 宮城県 | 339,165人 |
| 秋田県 | 97,372人 |
| 山形県 | 121,287人 |
| 福島県 | 196,673人 |
| 茨城県 | 421,972人 |
| 栃木県 | 270,804人 |
| 群馬県 | 273,489人 |
| 埼玉県 | 1,389,771人 |
| 千葉県 | 1,250,688人 |
| 東京都 | 3,525,695人 |
| 神奈川県 | 2,145,387人 |
| 新潟県 | 262,113人 |
| 富山県 | 167,975人 |
| 石川県 | 178,263人 |
| 福井県 | 115,978人 |
| 山梨県 | 129,229人 |
| 長野県 | 300,863人 |
| 岐阜県 | 292,897人 |
| 静岡県 | 577,637人 |
| 愛知県 | 1,401,792人 |
| 三重県 | 256,693人 |
| 滋賀県 | 245,359人 |
| 京都府 | 482,187人 |
| 大阪府 | 1,520,620人 |
| 兵庫県 | 1,051,136人 |
| 奈良県 | 279,117人 |
| 和歌山県 | 124,337人 |
| 鳥取県 | 74,211人 |
| 島根県 | 86,020人 |
| 岡山県 | 301,401人 |
| 広島県 | 512,955人 |
| 山口県 | 185,486人 |
| 徳島県 | 110,569人 |
| 香川県 | 158,809人 |
| 愛媛県 | 194,674人 |
| 高知県 | 81,424人 |
| 福岡県 | 813,717人 |
| 佐賀県 | 101,161人 |
| 長崎県 | 151,002人 |
| 熊本県 | 226,125人 |
| 大分県 | 144,770人 |
| 宮崎県 | 115,320人 |
| 鹿児島県 | 176,058人 |
| 沖縄県 | 173,675人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、埼玉県です。
淡いのは鳥取県、高知県、島根県でした。
47都道府県の平均は465,956.2人、中央値は226,125人です。
東京都の352万5,695人は平均の7.6倍にあたります。
上位3都府県で32.8パーセント、1位と47位で47.5倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 最終学歴人口(人) | 地方 | 人口10万人あたりの最終学歴人口 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 3525695 | 関東 | 25098.21 |
| 2 | 神奈川県 | 2145387 | 関東 | 23225.17 |
| 3 | 大阪府 | 1520620 | 近畿 | 17206.09 |
| 4 | 愛知県 | 1401792 | 中部 | 18585.45 |
| 5 | 埼玉県 | 1389771 | 関東 | 18921.93 |
| 6 | 千葉県 | 1250688 | 関東 | 19901.22 |
| 7 | 兵庫県 | 1051136 | 近畿 | 19233.95 |
| 8 | 福岡県 | 813717 | 九州 | 15845.82 |
| 9 | 北海道 | 625662 | 北海道 | 11975.28 |
| 10 | 静岡県 | 577637 | 中部 | 15898.84 |
| 11 | 広島県 | 512955 | 中国 | 18321.77 |
| 12 | 京都府 | 482187 | 近畿 | 18703.29 |
| 13 | 茨城県 | 421972 | 関東 | 14718.20 |
| 14 | 宮城県 | 339165 | 東北 | 14733.52 |
| 15 | 岡山県 | 301401 | 中国 | 15960.38 |
| 16 | 長野県 | 300863 | 中部 | 14690.50 |
| 17 | 岐阜県 | 292897 | 中部 | 14802.18 |
| 18 | 奈良県 | 279117 | 近畿 | 21073.82 |
| 19 | 群馬県 | 273489 | 関東 | 14103.84 |
| 20 | 栃木県 | 270804 | 関東 | 14008.46 |
| 21 | 新潟県 | 262113 | 中部 | 11907.34 |
| 22 | 三重県 | 256693 | 近畿 | 14500.35 |
| 23 | 滋賀県 | 245359 | 近畿 | 17356.91 |
| 24 | 熊本県 | 226125 | 九州 | 13008.39 |
| 25 | 福島県 | 196673 | 東北 | 10728.68 |
| 26 | 愛媛県 | 194674 | 四国 | 14584.06 |
| 27 | 山口県 | 185486 | 中国 | 13821.00 |
| 28 | 石川県 | 178263 | 中部 | 15740.30 |
| 29 | 鹿児島県 | 176058 | 九州 | 11084.99 |
| 30 | 沖縄県 | 173675 | 九州 | 11834.91 |
| 31 | 富山県 | 167975 | 中部 | 16232.39 |
| 32 | 香川県 | 158809 | 四国 | 16712.44 |
| 33 | 長崎県 | 151002 | 九州 | 11506.52 |
| 34 | 大分県 | 144770 | 九州 | 12881.59 |
| 35 | 山梨県 | 129229 | 中部 | 15954.71 |
| 36 | 岩手県 | 127072 | 東北 | 10497.19 |
| 37 | 和歌山県 | 124337 | 近畿 | 13477.04 |
| 38 | 青森県 | 121332 | 東北 | 9800.77 |
| 39 | 山形県 | 121287 | 東北 | 11356.17 |
| 40 | 福井県 | 115978 | 中部 | 15123.69 |
| 41 | 宮崎県 | 115320 | 九州 | 10781.84 |
| 42 | 徳島県 | 110569 | 四国 | 15366.22 |
| 43 | 佐賀県 | 101161 | 九州 | 12466.82 |
| 44 | 秋田県 | 97372 | 東北 | 10148.18 |
| 45 | 島根県 | 86020 | 中国 | 12817.27 |
| 46 | 高知県 | 81424 | 四国 | 11774.52 |
| 47 | 鳥取県 | 74211 | 中国 | 13409.84 |
このグラフについての豆知識
最終学歴で数える
この指標は、最終学歴が大学・大学院である人の数です。
国勢調査で「卒業者」として集計された人が対象になります。
在学中の人は含まれません。
大学生の記事とは別の統計だという点に注意が必要です。
東京都は4人に1人
人口10万人あたりでは東京都が25,098.21人。
住民のおよそ4人に1人が大学を出ている計算になります。
青森県は9,800.77人で10人に1人ほど。
学ぶ場所と住む場所の違いが、この差を生んでいると考えられます。
数字は2020年のものです。
10年前とくらべると
全国の大学・大学院を出た人の数は、2010年の17,716,535人から2020年の21,899,942人へ、この10年でおよそ24%増えました。
東京都は2010年から1位を守っています。
県別では東京都の33%増が最大です。
順位の並びがにている記事
この大学・大学院を出た人の数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
最も似ていたのは【市町村民税】全国9兆9,876億円、神奈川県が人口あたり1位(順位相関0.99)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.85)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た最終学歴人口
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 339165 | 秋田県 97372 |
| 関東 | 東京都 3525695 | 栃木県 270804 |
| 中部 | 愛知県 1401792 | 福井県 115978 |
| 近畿 | 大阪府 1520620 | 和歌山県 124337 |
| 中国 | 広島県 512955 | 鳥取県 74211 |
| 四国 | 愛媛県 194674 | 高知県 81424 |
| 九州 | 福岡県 813717 | 佐賀県 101161 |
まとめ
大学・大学院を出た人の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で352万5,695人、最も少ない鳥取県で74,211人でした。
人口10万人あたりでも東京都が1位です。
この大学・大学院を出た人の数の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、在学中の人は含まれないこと。
2つ目は、住んでいる場所で数えること。
3つ目は2020年の数字であることです。
東京都では住民のおよそ4人に1人が大学卒、青森県では10人に1人ほど。
2.6倍の開きがありました。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の42.4パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が21,253.3人で最多でした。
大学生の数や県民所得を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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- 【大学を出て就職した人】全国45万1,794人、卒業者の76.5%
出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードE9106(最終学歴人口)の2020年の値。人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードE9106(最終学歴人口)の2020年の値。
人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
