【県民所得】全国417兆円、上位3都県で3分の1

【県民所得】全国417兆円、上位3都県で3分の1

県民所得は、その県で1年間に生み出された所得の合計です。
働く人の給与だけでなく、企業のもうけや財産から得た収入も含みます。
全国では417兆円にのぼり、上位3都県だけで3分の1を占めます。

使ったのは総務省統計局「社会・人口統計体系」(2021年)のデータです。

東京都が807,053.07億円で1位。
上位3都県だけで全国の3分の1を占めます。

47都道府県の単純平均

88,914.9億円

県民所得(2021年)

最も多い 東京都

807,053.1億円

最も少ない 鳥取県

13,753.4億円

県民所得が大きい5都県

上位5都道府県の県民所得
上位5都道府県の県民所得 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0200,000400,000600,000800,000東京都: 807,053.1億円807,053.1億円神奈川県: 295,440.4億円295,440.4億円愛知県: 270,398.3億円270,398.3億円大阪府: 268,693.2億円268,693.2億円埼玉県: 223,843.8億円223,843.8億円東京都神奈川県愛知県大阪府埼玉県
上位5都道府県の県民所得
項目県民所得
東京都807,053.1億円
神奈川県295,440.4億円
愛知県270,398.3億円
大阪府268,693.2億円
埼玉県223,843.8億円
下位5都道府県の県民所得
下位5都道府県の県民所得 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 05,00010,00015,00020,000鳥取県: 13,753.4億円13,753.4億円高知県: 18,147.1億円18,147.1億円島根県: 19,342.8億円19,342.8億円佐賀県: 22,119.4億円22,119.4億円徳島県: 22,796.2億円22,796.2億円鳥取県高知県島根県佐賀県徳島県
下位5都道府県の県民所得
項目県民所得
鳥取県13,753.4億円
高知県18,147.1億円
島根県19,342.8億円
佐賀県22,119.4億円
徳島県22,796.2億円

県民所得が大きい上位5都県です。

東京都は807,053.07億円、神奈川県は295,440.44億円、愛知県は270,398.27億円でした。
東京都は2位の神奈川県の2.73倍あります。

4位以下は大阪府、埼玉県と続き、上位5都府県で全国の44.6パーセント。
上位3都県で32.9パーセント、上位10都道府県で62.8パーセントでした。

東京都1都で19.3パーセント。
県内総生産とほぼ同じ集中の度合いです。

人口あたりでも東京都が首位に立ちます

ここからは統計を離れて、県民所得の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

人口10万人あたりで割り直しても、東京都が首位です。

1位は東京都の5,760.55億円、2位は愛知県3,597.16億円、3位は茨城県3,438.05億円。

逆に人口あたりの下位は宮崎県2,409.23億円、沖縄県2,258.48億円。
東京都と沖縄県では2.6倍の開きです。

県内総生産と同じく、上位に東京都・愛知県・茨城県が並びます。
ただし実数の2位が神奈川県、人口あたりの2位が愛知県と入れ替わる点が違います。

県民所得には、雇用者報酬のほか企業の所得や財産所得も含まれます。
ですから「県民の給料」そのものではありません。
この数字を人口で割った値は1人あたりの豊かさを表す指標としてよく使われますが、企業の所得が含まれることには注意が必要です。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が3,997.3億円で最も多く、九州・沖縄8県が2,635.6億円で最も少なくなります。
中部9県3,294億円と近畿7府県3,018.4億円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの県民所得の上位5都道府県
人口10万人あたりの県民所得の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 02,0004,000東京都: 5,760.65,760.6愛知県: 3,597.23,597.2茨城県: 3,438.13,438.1静岡県: 3,313.33,313.3栃木県: 3,307.43,307.4東京都愛知県茨城県静岡県栃木県
人口10万人あたりの県民所得の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの県民所得
東京都5,760.6
愛知県3,597.2
茨城県3,438.1
静岡県3,313.3
栃木県3,307.4

県民所得が小さい5県

県民所得が小さい下位5県です。

鳥取県は13,753.44億円、高知県は18,147.07億円、島根県は19,342.81億円でした。
東京都とは58.7倍の差があります。

県内総生産の59.0倍とほぼ同じ開きです。
生み出す額と受け取る額は、都道府県の並びとしてはよく似ています。

47都道府県の中央値は44,587.96億円。
平均は88,914.9億円なので、平均が中央値の2.0倍です。

地方別に見る

地方別の平均(県民所得)
地方別の平均(県民所得) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0100,000200,000北海道: 145,707.0億円145,707.0億円東北: 40,193.0億円40,193.0億円関東: 248,751.1億円248,751.1億円中部: 76,899.1億円76,899.1億円近畿: 95,703.4億円95,703.4億円中国: 42,442.3億円42,442.3億円四国: 25,769.1億円25,769.1億円九州: 46,696.8億円46,696.8億円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(県民所得)
項目県民所得の平均
北海道145,707.0億円
東北40,193.0億円
関東248,751.1億円
中部76,899.1億円
近畿95,703.4億円
中国42,442.3億円
四国25,769.1億円
九州46,696.8億円

所得の分布も、人口の分布におおむね沿います。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の41.7パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が16.6パーセント、近畿7府県が16パーセント、九州・沖縄8県が8.9パーセントと続きました。

少ないほうは東北6県が5.8パーセント、中国5県が5.1パーセント、北海道が3.5パーセント、四国4県が2.5パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
関東7都県が3,997.3億円、中部9県が3,294億円、近畿7府県が3,018.4億円の順に多く、最も少ないのは九州・沖縄8県が2,635.6億円です。

地図で見る

県民所得(2021年)
県民所得(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は億円。 北海道 145,707.0億円青森 34,899.9億円岩手 32,124.9億円宮城 65,618.9億円秋田 25,404.3億円山形 30,183.3億円福島 52,927.0億円茨城 98,053.1億円栃木 63,534.2億円群馬 61,402.4億円埼玉 223,843.8億円千葉 191,930.8億円東京 807,053.1億円神奈川 295,440.4億円新潟 63,539.7億円富山 33,744.6億円石川 33,337.8億円福井 24,816.0億円山梨 26,116.3億円長野 59,956.6億円岐阜 60,640.6億円静岡 119,542.3億円愛知 270,398.3億円三重 54,627.0億円滋賀 44,588.0億円京都 77,509.8億円大阪 268,693.2億円兵庫 162,798.9億円奈良 33,528.0億円和歌山 28,179.3億円鳥取 13,753.4億円島根 19,342.8億円岡山 51,459.4億円広島 88,355.6億円山口 39,300.2億円徳島 22,796.2億円香川 26,858.2億円愛媛 35,275.2億円高知 18,147.1億円福岡 140,021億円佐賀 22,119.4億円長崎 33,335.6億円熊本 47,453.5億円大分 30,856.0億円宮崎 25,561.9億円鹿児島 41,072.4億円沖縄 33,154.5億円
県民所得(億円)
県民所得(2021年)
項目県民所得
北海道145,707.0億円
青森県34,899.9億円
岩手県32,124.9億円
宮城県65,618.9億円
秋田県25,404.3億円
山形県30,183.3億円
福島県52,927.0億円
茨城県98,053.1億円
栃木県63,534.2億円
群馬県61,402.4億円
埼玉県223,843.8億円
千葉県191,930.8億円
東京都807,053.1億円
神奈川県295,440.4億円
新潟県63,539.7億円
富山県33,744.6億円
石川県33,337.8億円
福井県24,816.0億円
山梨県26,116.3億円
長野県59,956.6億円
岐阜県60,640.6億円
静岡県119,542.3億円
愛知県270,398.3億円
三重県54,627.0億円
滋賀県44,588.0億円
京都府77,509.8億円
大阪府268,693.2億円
兵庫県162,798.9億円
奈良県33,528.0億円
和歌山県28,179.3億円
鳥取県13,753.4億円
島根県19,342.8億円
岡山県51,459.4億円
広島県88,355.6億円
山口県39,300.2億円
徳島県22,796.2億円
香川県26,858.2億円
愛媛県35,275.2億円
高知県18,147.1億円
福岡県140,021億円
佐賀県22,119.4億円
長崎県33,335.6億円
熊本県47,453.5億円
大分県30,856.0億円
宮崎県25,561.9億円
鹿児島県41,072.4億円
沖縄県33,154.5億円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、埼玉県です。
淡いのは鳥取県、高知県、島根県でした。

47都道府県の平均は88,914.9億円、中央値は44,587.96億円です。
東京都の807,053.07億円は平均の9.1倍にあたります。

上位3都県で32.9パーセント、1位と47位で58.7倍の開きがありました。

順位都道府県県民所得(億円)地方人口10万人あたりの県民所得
1東京都807053.07関東5760.55
2神奈川県295440.44関東3198.79
3愛知県270398.27中部3597.16
4大阪府268693.23近畿3051.25
5埼玉県223843.84関東3049.64
6千葉県191930.83関東3058.66
7兵庫県162798.89近畿2997.03
8北海道145707.01北海道2811.25
9福岡県140021九州2732.65
10静岡県119542.33中部3313.26
11茨城県98053.11関東3438.05
12広島県88355.61中国3178.26
13京都府77509.77近畿3026.54
14宮城県65618.88東北2865.45
15新潟県63539.68中部2918.68
16栃木県63534.21関東3307.35
17群馬県61402.37関東3186.42
18岐阜県60640.61中部3092.33
19長野県59956.63中部2949.17
20三重県54626.97近畿3110.88
21福島県52926.98東北2920.92
22岡山県51459.41中国2743.04
23熊本県47453.47九州2746.15
24滋賀県44587.96近畿3160.03
25鹿児島県41072.43九州2606.12
26山口県39300.17中国2959.35
27愛媛県35275.15四国2670.34
28青森県34899.87東北2858.30
29富山県33744.57中部3292.15
30奈良県33528.01近畿2549.66
31石川県33337.76中部2963.36
32長崎県33335.61九州2570.21
33沖縄県33154.46九州2258.48
34岩手県32124.87東北2686.03
35大分県30855.96九州2769.83
36山形県30183.33東北2860.98
37和歌山県28179.25近畿3083.07
38香川県26858.15四国2851.18
39山梨県26116.31中部3244.26
40宮崎県25561.92九州2409.23
41秋田県25404.27東北2688.28
42福井県24816.01中部3265.26
43徳島県22796.19四国3201.71
44佐賀県22119.36九州2744.34
45島根県19342.81中国2908.69
46高知県18147.07四国2653.08
47鳥取県13753.44中国2505.18
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

県民所得に含まれるもの

県民所得は、雇用者報酬、財産所得、企業所得の合計です。
働く人の給料だけでなく、企業が得た利益も含まれます。

1人あたり県民所得という言い方をよく見かけますが、これは県民所得を人口で割った値であり、県民の平均年収とは違います。

県内総生産とよく似た並び

1位と47位の開きは、県内総生産が59.0倍、県民所得が58.7倍。
上位の顔ぶれもほとんど同じです。

生み出す額と受け取る額は、都道府県の単位で見ればほぼ連動します。
数字は2021年のものです。

10年前とくらべると

全国の県民所得は、2011年の3,820,806.1億円から2021年の4,179,001.5億円へ、この10年で9%増えました。

東京都は2011年から1位を守っています。

県ごとに見ると、いちばん増えたのは東京都で17%増です。

順位の並びがにている記事

県民所得の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

最も似ていたのは【誘導居住面積水準を満たす世帯】全国3,230万8,000世帯、6割(順位相関0.99)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(相関-0.8)でした。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た県民所得

地方最も多い(億円)最も少ない(億円)
東北宮城県 65618.88秋田県 25404.27
関東東京都 807053.07群馬県 61402.37
中部愛知県 270398.27福井県 24816.01
近畿大阪府 268693.23和歌山県 28179.25
中国広島県 88355.61鳥取県 13753.44
四国愛媛県 35275.15高知県 18147.07
九州福岡県 140021佐賀県 22119.36
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

県民所得を47都道府県で比べると、最も大きい東京都で807,053.07億円、最も小さい鳥取県で13,753.44億円でした。
上位3都県で全国の32.9パーセントを占めます。

県民所得の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、企業の所得も含まれること。
2つ目は、県民の平均年収とは違うこと。
3つ目は2021年の数字であることです。

人口10万人あたりでも東京都が1位。
2位に愛知県、3位に茨城県と、県内総生産とよく似た顔ぶれです。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の41.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が3,997.3億円で最多でした。
県内総生産や課税対象所得の推移を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードC1221(県民所得)の2021年の値を億円に換算したもの。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードC1221(県民所得)の2021年の値を億円に換算したもの。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値

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