【大学生の数】全国262万8,310人、4分の1が1つの都に集中

【大学生の数】全国262万8,310人、4分の1が1つの都に集中

大学に通う学生は、全国に262万8,310人。
その分布を47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字です。
この指標が数えるのは「その県にある大学に通う学生」で、出身地は問いません。
地元を離れて進学した人は、進学先の県の数に入ります。

東京都が689,666人で1位。
全体の4分の1以上が1つの都に集まっています。
ただし人口10万人あたりで割り直すと先頭に立つのは京都府で、顔ぶれはかなり入れ替わります。
実数と密度の両方から見ていきましょう。

47都道府県の単純平均

55,921人

大学学生数(2024年)

最も多い 東京都

689,666人

最も少ない 鳥取県

6,830人

大学生が多い5都府県

上位5都道府県の大学学生数
上位5都道府県の大学学生数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 0100,000200,000300,000400,000500,000600,000東京都: 689,666人689,666人大阪府: 233,596人233,596人愛知県: 177,119人177,119人神奈川県: 175,399人175,399人京都府: 147,100人147,100人東京都大阪府愛知県神奈川県京都府
上位5都道府県の大学学生数
項目大学学生数
東京都689,666人
大阪府233,596人
愛知県177,119人
神奈川県175,399人
京都府147,100人
下位5都道府県の大学学生数
下位5都道府県の大学学生数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 02,0004,0006,0008,000鳥取県: 6,830人6,830人島根県: 7,353人7,353人佐賀県: 7,632人7,632人秋田県: 8,585人8,585人和歌山県: 8,791人8,791人鳥取県島根県佐賀県秋田県和歌山県
下位5都道府県の大学学生数
項目大学学生数
鳥取県6,830人
島根県7,353人
佐賀県7,632人
秋田県8,585人
和歌山県8,791人

大学生が多い上位5都府県です。

東京都は689,666人、大阪府は233,596人、愛知県は177,119人でした。
東京都は2位の大阪府の2.95倍あります。

4位は神奈川県、5位は京都府で、上位5都府県で全国の54.1パーセント。
上位3都府県で41.9パーセント、上位10都道府県で73.6パーセントを占めます。
半分以上が5つの都府県に集まっている計算です。

東京都1都で26.2パーセント。
4分の1を超える学生が、面積では国土の0.6パーセントしかない都に通っていることになります。

上位5のうち京都府だけは人口が256万人ほどで、ほかの4都府県とは規模が違います。
実数で上位に入りながら人口が少ないため、人口あたりでは1位に立ちます。

人口あたり1位は京都府、学生の街です

人口で割り直すと、東京都を抜いて京都府が先頭に立ちます。
その理由をここから考えてみます。
以下は推測です。

人口10万人あたりで割り直すと、京都府が先頭に立ちます。

1位は京都府の5,837.3人、2位は東京都4,864.34人、3位は大阪府2,667.53人。

逆に人口あたりの下位は福島県815.09人、三重県787.78人。
京都府と三重県では7.4倍の開きです。

実数5位の京都府が人口あたりでは1位。
人口256万人ほどの府に、東京都の3分の1にあたる学生が集まっています。
住民のおよそ17人に1人が大学生という計算です。

大学の先生の記事でも京都府が人口あたり1位でした。
学生と教員、どちらの数字でも京都府が先頭に立ちます。
学生の街と呼ばれる所以です。

三重県や福島県が下位なのは、隣接する大都市の大学へ進学する人が多いためでしょう。
当サイトの大学入学者の記事でも同じ構図が見られました。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が2,638.1人で最も多く、四国4県が1,315.8人で最も少なくなります。
近畿7府県2,589.2人と中国5県1,758.7人がそれに続きました。

京都府は、住民のおよそ17人に1人が大学生。学生の街と呼ばれる理由が、数字ではっきり出ていました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの大学学生数の上位5都道府県
人口10万人あたりの大学学生数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 02,0004,000京都府: 5,837.35,837.3東京都: 4,864.34,864.3大阪府: 2,667.52,667.5石川県: 2,513.52,513.5愛知県: 2,374.32,374.3京都府東京都大阪府石川県愛知県
人口10万人あたりの大学学生数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの大学学生数
京都府5,837.3
東京都4,864.3
大阪府2,667.5
石川県2,513.5
愛知県2,374.3

大学生が少ない5県

大学生が少ない下位5県です。

鳥取県は6,830人、島根県は7,353人、佐賀県は7,632人でした。
東京都とは101.0倍の差があります。

101倍という開きは、当サイトで扱ってきた指標のなかでも際立った大きさです。
ただしこの数字は「その県の大学に通う人」であり、「その県の出身者」ではありません。

中央値でみると18,435人。
平均は55,921.5人なので、平均が中央値の3.0倍もあります。
上位のいくつかが全体を大きく引き上げているということです。

下位に並ぶ県に大学がないわけではありません。
県内の大学の数が少なく、規模も小さいため、在籍する学生の数としては小さく出ます。
進学のときに県外へ出る人が多いことも、この数字を押し下げる方向に働きます。

101倍という開きは、当サイトで扱ってきた指標のなかでも際立っています。ただしこれは出身地ではなく、大学のある県で数えた数字です。

地方別に見る

地方別の平均(大学学生数)
地方別の平均(大学学生数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年) 050,000100,000150,000北海道: 79,227人79,227人東北: 18,030人18,030人関東: 164,193人164,193人中部: 37,715人37,715人近畿: 80,976人80,976人中国: 24,618人24,618人四国: 11,625人11,625人九州: 26,962人26,962人北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(大学学生数)
項目大学学生数の平均
北海道79,227人
東北18,030人
関東164,193人
中部37,715人
近畿80,976人
中国24,618人
四国11,625人
九州26,962人

大学生は、大学のある都市に集まります。

8つの地方でまとめると、関東7都県が全国の43.7パーセントで最も大きくなります。
次いで近畿7府県が21.6パーセント、中部9県が12.9パーセント、九州・沖縄8県が8.2パーセントと続きました。

少ないほうは中国5県が4.7パーセント、東北6県が4.1パーセント、北海道が3パーセント、四国4県が1.8パーセントでした。

人口で割った平均に直すと、順位は入れ替わります。
関東7都県が2,638.1人、近畿7府県が2,589.2人、中国5県が1,758.7人の順に多く、最も少ないのは四国4県が1,315.8人です。

地図で見る

大学学生数(2024年)
大学学生数(2024年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は人。 北海道 79,227人青森 14,751人岩手 10,656人宮城 48,312人秋田 8,585人山形 11,667人福島 14,207人茨城 27,132人栃木 20,557人群馬 26,790人埼玉 103,209人千葉 106,597人東京 689,666人神奈川 175,399人新潟 28,357人富山 11,029人石川 27,598人福井 9,717人山梨 15,814人長野 17,438人岐阜 19,305人静岡 33,060人愛知 177,119人三重 13,479人滋賀 32,192人京都 147,100人大阪 233,596人兵庫 113,239人奈良 18,435人和歌山 8,791人鳥取 6,830人島根 7,353人岡山 37,074人広島 53,259人山口 18,572人徳島 11,238人香川 8,807人愛媛 16,915人高知 9,540人福岡 109,340人佐賀 7,632人長崎 16,524人熊本 24,158人大分 15,225人宮崎 9,270人鹿児島 15,435人沖縄 18,114人
大学学生数(人)
大学学生数(2024年)
項目大学学生数
北海道79,227人
青森県14,751人
岩手県10,656人
宮城県48,312人
秋田県8,585人
山形県11,667人
福島県14,207人
茨城県27,132人
栃木県20,557人
群馬県26,790人
埼玉県103,209人
千葉県106,597人
東京都689,666人
神奈川県175,399人
新潟県28,357人
富山県11,029人
石川県27,598人
福井県9,717人
山梨県15,814人
長野県17,438人
岐阜県19,305人
静岡県33,060人
愛知県177,119人
三重県13,479人
滋賀県32,192人
京都府147,100人
大阪府233,596人
兵庫県113,239人
奈良県18,435人
和歌山県8,791人
鳥取県6,830人
島根県7,353人
岡山県37,074人
広島県53,259人
山口県18,572人
徳島県11,238人
香川県8,807人
愛媛県16,915人
高知県9,540人
福岡県109,340人
佐賀県7,632人
長崎県16,524人
熊本県24,158人
大分県15,225人
宮崎県9,270人
鹿児島県15,435人
沖縄県18,114人

濃い色になるのは東京都です。
次いで大阪府、愛知県、神奈川県、京都府が続きます。
色が薄いのは鳥取県、島根県、佐賀県でした。

47都道府県の平均をとると55,921.5人ですが、中央値は18,435人。
平均が中央値の3.0倍という、当サイトで扱う指標のなかでも極端に偏った分布です。
東京都の689,666人は平均の12.3倍、中央値の37.4倍になります。

上位3都府県で41.9パーセント、1位と47位で101.0倍の開きがありました。

順位都道府県大学学生数(人)地方人口10万人あたりの大学学生数
1東京都689666関東4864.34
2大阪府233596近畿2667.53
3愛知県177119中部2374.25
4神奈川県175399関東1901.34
5京都府147100近畿5837.30
6兵庫県113239近畿2121.77
7福岡県109340九州2147.29
8千葉県106597関東1705.28
9埼玉県103209関東1407.65
10北海道79227北海道1571.03
11広島県53259中国1962.38
12宮城県48312東北2149.11
13岡山県37074中国2024.80
14静岡県33060中部937.34
15滋賀県32192近畿2296.15
16新潟県28357中部1350.98
17石川県27598中部2513.48
18茨城県27132関東966.93
19群馬県26790関東1417.46
20熊本県24158九州1423.57
21栃木県20557関東1090.56
22岐阜県19305中部1007.57
23山口県18572中国1449.80
24奈良県18435近畿1434.63
25沖縄県18114九州1235.61
26長野県17438中部877.60
27愛媛県16915四国1325.63
28長崎県16524九州1319.81
29山梨県15814中部1999.24
30鹿児島県15435九州1007.51
31大分県15225九州1403.23
32青森県14751東北1266.18
33福島県14207東北815.09
34三重県13479近畿787.78
35山形県11667東北1154.01
36徳島県11238四国1640.58
37富山県11029中部1106.22
38岩手県10656東北930.66
39福井県9717中部1314.88
40高知県9540四国1454.27
41宮崎県9270九州897.39
42香川県8807四国960.41
43和歌山県8791近畿998.98
44秋田県8585東北957.08
45佐賀県7632九州968.53
46島根県7353中国1145.33
47鳥取県6830中国1286.25
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

通う場所で数える

この指標は、その都道府県にある大学に在籍する学生の数です。
出身地は問いません。
ある県の出身者が多いことと、その県に学生が多いことは別の話になります。

京都府は17人に1人が大学生

人口10万人あたりでは京都府が5,837.3人。
住民のおよそ17人に1人が大学生という計算になります。

実数では5位ですが、密度では東京都を上回ります。
人口256万人ほどの府に、それだけの学生が集まっているということです。
数字は2024年のものです。

京都市には大学政策の担当がある

学生が集まっているのは、たまたまでしょうか。
京都市には総合企画局に「大学政策担当」という部署があり、大学や学生に関する施策を受け持っています。

市と大学でつくる「大学のまち京都・学生のまち京都推進会議」が置かれ、「大学のまち京都・学生のまち京都推進計画」という計画も策定されています。
学生が多い街だから政策があるのか、政策があるから学生が集まるのか。
順番は統計からは分かりませんが、自治体が「大学のまち」であることを施策の柱に据えているというのは、ほかの都市ではあまり見られない形です。

10年前とくらべると

全国の大学の学生数は、2014年の2,552,022人から2024年の2,628,310人へ、この10年で3パーセント増えました。
少子化が進むなかで学生数が減っていないのは、進学率が上がっているためだと考えられます。

1位は2014年も東京都で、10年たっても変わっていません。
県ごとに見ると、いちばん増えたのは和歌山県で25パーセント増です。

地方のなかで見た大学学生数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北宮城県 48312秋田県 8585
関東東京都 689666栃木県 20557
中部愛知県 177119福井県 9717
近畿大阪府 233596和歌山県 8791
中国広島県 53259鳥取県 6830
四国愛媛県 16915香川県 8807
九州福岡県 109340佐賀県 7632
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

大学生の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で689,666人、最も少ない鳥取県で6,830人でした。
東京都1都で全国の26.2パーセントを占めます。

この数字は大学のある県で数えるもので、出身地とは関係がありません。
2024年のものです。

人口10万人あたりでは京都府5,837.3人が1位。
住民のおよそ17人に1人が大学生という計算です。

上位10都道府県で73.6パーセントを占め、残る37県で26.4パーセントを分け合っています。
大学に通う場所は、住んでいる場所ほどには散らばっていないということです。

8つの地方でまとめると関東7都県が全国の43.7パーセントで最多、人口10万人あたりでも関東7都県が2,638.1人で最多でした。
京都市が「大学のまち」を施策の柱に据えていることとあわせて読むと、学生の集まり方は偶然だけではなさそうです。

東京都1都で26.2パーセント。4分の1以上が1つの都に集まっているというのは、並べてみると改めて驚きます。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードE6302(大学学生数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードE6302(大学学生数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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