にんじんは、北海道だけで全国のおよそ3分の1を生産しています。
寒さに強く、冷涼な気候でよく育つためです。
農林水産省の「作物統計調査」では、にんじんを多く生産する28県を対象に調べています。
その28県で全国の96.5%にあたります。
使ったのは農林水産省「作物統計調査」(令和6年産)のデータです。
全国53万900トンのうち、北海道が17万6,400トン。
1道で33.2%、およそ3分の1を占めます。
調査対象は28県で、その合計が全国の96.5%にあたります。
調査対象28県の単純平均
18,288t
にんじんの収穫量(2024年産)
最も多い 北海道
176,400t
最も少ない 石川県
389t
にんじんの収穫量が多い5道県
にんじんの収穫量が多い上位5道県です。
北海道は17万6,400トン、千葉県は8万3,000トン、徳島県は4万3,300トン、青森県は3万6,300トン、長崎県は2万6,600トンでした。
北海道は2位の千葉県の2.13倍あります。
6位以下は茨城県2万5,000トン、鹿児島県2万3,200トン、熊本県2万2,900トンと続きます。
上位3道県で全国の57.0パーセント、上位5道県で68.9パーセント。
徳島県が3位に入るのがこの品目の特徴です。
作付面積でも北海道が1.6倍あります
にんじんの収穫量が少ない5県
収穫量が少ない下位5県です。
石川県は389トン、福井県は470トン、岡山県は701トン、富山県は833トン、三重県は981トンでした。
北海道の17万6,400トンとは453.5倍の差があります。
北陸3県がそろって下位に入ります。
石川県389トン、福井県470トン、富山県833トン。
10アール当たり収量でも石川県1,180キログラム、富山県1,100キログラムが最も低い数字でした。
調査対象28県の単純平均は1万8,288トン、中央値は3,035トン。
対象外は19県あります。
地図で見る(白い県は調査の対象外)
| 項目 | にんじんの収穫量 |
|---|---|
| 北海道 | 176,400t |
| 青森県 | 36,300t |
| 岩手県 | 2,480t |
| 福島県 | 1,680t |
| 茨城県 | 25,000t |
| 埼玉県 | 12,200t |
| 千葉県 | 83,000t |
| 東京都 | 2,570t |
| 新潟県 | 4,320t |
| 富山県 | 833t |
| 石川県 | 389t |
| 福井県 | 470t |
| 岐阜県 | 4,360t |
| 静岡県 | 2,280t |
| 愛知県 | 14,800t |
| 三重県 | 981t |
| 兵庫県 | 3,340t |
| 和歌山県 | 2,320t |
| 鳥取県 | 1,550t |
| 岡山県 | 701t |
| 徳島県 | 43,300t |
| 香川県 | 2,730t |
| 長崎県 | 26,600t |
| 熊本県 | 22,900t |
| 大分県 | 2,200t |
| 宮崎県 | 13,300t |
| 鹿児島県 | 23,200t |
| 沖縄県 | 1,860t |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道と千葉県です。
次いで徳島県、青森県、長崎県が続きます。
北海道と千葉県が飛び抜けて濃く、そこに徳島県と九州が加わる形です。
白く抜けている19県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
作付面積では47都道府県すべてににんじんの記録があります。
調査対象28県の単純平均は1万8,288トン、中央値は3,035トンです。
北海道の17万6,400トンは平均の9.6倍にあたります。
上位3道県で全国の57.0パーセント、1位と28位では453.5倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | にんじんの収穫量(t) | 地方 | にんじんの作付面積 | にんじんの10アール当たり収量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 176400 | 北海道 | 4290 | 4110 |
| 2 | 千葉県 | 83000 | 関東 | 2720 | 3050 |
| 3 | 徳島県 | 43300 | 四国 | 921 | 4700 |
| 4 | 青森県 | 36300 | 東北 | 1150 | 3160 |
| 5 | 長崎県 | 26600 | 九州 | 727 | 3660 |
| 6 | 茨城県 | 25000 | 関東 | 786 | 3180 |
| 7 | 鹿児島県 | 23200 | 九州 | 651 | 3560 |
| 8 | 熊本県 | 22900 | 九州 | 734 | 3120 |
| 9 | 愛知県 | 14800 | 中部 | 353 | 4190 |
| 10 | 宮崎県 | 13300 | 九州 | 458 | 2900 |
| 11 | 埼玉県 | 12200 | 関東 | 370 | 3300 |
| 12 | 岐阜県 | 4360 | 中部 | 151 | 2890 |
| 13 | 新潟県 | 4320 | 中部 | 204 | 2120 |
| 14 | 兵庫県 | 3340 | 近畿 | 103 | 3240 |
| 15 | 香川県 | 2730 | 四国 | 98 | 2790 |
| 16 | 東京都 | 2570 | 関東 | 94 | 2730 |
| 17 | 岩手県 | 2480 | 東北 | 147 | 1690 |
| 18 | 和歌山県 | 2320 | 近畿 | 50 | 4640 |
| 19 | 静岡県 | 2280 | 中部 | 97 | 2350 |
| 20 | 大分県 | 2200 | 九州 | 120 | 1830 |
| 21 | 沖縄県 | 1860 | 九州 | 117 | 1590 |
| 22 | 福島県 | 1680 | 東北 | 137 | 1230 |
| 23 | 鳥取県 | 1550 | 中国 | 63 | 2460 |
| 24 | 三重県 | 981 | 近畿 | 70 | 1400 |
| 25 | 富山県 | 833 | 中部 | 76 | 1100 |
| 26 | 岡山県 | 701 | 中国 | 42 | 1670 |
| 27 | 福井県 | 470 | 中部 | 40 | 1180 |
| 28 | 石川県 | 389 | 中部 | 33 | 1180 |
このグラフについての豆知識
徳島県は土地あたりで1位
10アール当たり収量では徳島県が4,700キログラムで1位。
次いで和歌山県4,640キログラム、愛知県4,190キログラム、北海道4,110キログラムと続きます。
徳島県の作付面積は921ヘクタールで4番目ですが、土地あたりの収量が高いため収穫量では3位に入ります。
北海道は4,290ヘクタールという面積の広さで1位です。
春夏、秋、冬の内訳は分からない
にんじんは作型によって春夏にんじん、秋にんじん、冬にんじんに分かれますが、この記事では合計だけを扱っています。
北海道は秋、千葉県と徳島県は春夏の産地として知られます。
作る時期が違うことが、産地の組み合わせにつながっていると考えられます。
数字は令和6年産のものです。
順位の並びがにている記事
にんじんの収穫量の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【にんじんの作付面積】全国13,977ha、1位の道だけで31.7パーセント(順位相関0.84)です。
最も食い違ったのは【美術館の数】を人口あたりで比べると、都道府県によって20倍以上の差(順位相関-0.46)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見たにんじんの収穫量
| 地方 | 最も多い(t) | 最も少ない(t) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 36300 | 福島県 1680 |
| 関東 | 千葉県 83000 | 東京都 2570 |
| 中部 | 愛知県 14800 | 石川県 389 |
| 近畿 | 兵庫県 3340 | 三重県 981 |
| 中国 | 鳥取県 1550 | 岡山県 701 |
| 四国 | 徳島県 43300 | 香川県 2730 |
| 九州 | 長崎県 26600 | 沖縄県 1860 |
まとめ
にんじんの収穫量を比べると、最も多い北海道で17万6,400トン、調査対象28県のなかで最も少ない石川県で389トンでした。
北海道1道で全国の33.2パーセントを占めます。
にんじんの収穫量の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、作型の内訳が分からないこと。
2つ目は、載っていない19県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。
10アール当たり収量では徳島県が4,700キログラムで1位。
作付面積は921ヘクタールで4番目ですが、土地あたりの高さで収穫量3位に入ります。
北陸3県がそろって下位に並び、土地あたりの収量も最も低い水準でした。
にんじんの作付面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
- 調査年: 2024年産
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
- 備考: 作物統計調査はにんじんについて主産県だけを調べる。残りの19県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
注記: 作物統計調査はにんじんについて主産県だけを調べる。
残りの19県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
