だいこんは、37県が調査の対象になる品目です。
上位2県の差も1.07倍と小さく、特定の産地に頼らず全国で広くつくられていることがうかがえます。
今回は47都道府県のだいこんの収穫量を、令和6年産の農林水産省「作物統計調査」のデータを使って比べました。
全国108万2,000トンのうち、千葉県が13万5,800トン、北海道が12万7,000トン。
差は1.07倍しかありません。
調査対象は37県で、対象外は10県だけです。
調査対象37県の単純平均
27,989t
だいこんの収穫量(2024年産)
最も多い 千葉県
135,800t
最も少ない 奈良県
2,630t
だいこんの収穫量が多い5道県
だいこんの収穫量が多い上位5道県です。
千葉県は13万5,800トン、北海道は12万7,000トン、青森県は11万トン、鹿児島県は8万2,400トン、神奈川県は6万6,500トンでした。
千葉県と北海道の差は1.07倍で、ほとんど並んでいます。
6位以下は宮崎県5万8,500トン、茨城県4万8,300トン、新潟県3万9,100トンと続きます。
上位3道県で全国の34.5パーセント、上位5道県で48.2パーセント。
調査対象37県の合計103万5,580トンは、全国の95.7パーセントにあたります。
作付面積では北海道が1位です
だいこんの収穫量が少ない5県
収穫量が少ない下位5県です。
奈良県は2,630トン、富山県は2,780トン、滋賀県は2,840トン、福井県は4,980トン、香川県は6,490トンでした。
千葉県の13万5,800トンとは51.6倍の差があります。
1位と最下位の差が51.6倍というのは、この記事で扱う品目のなかでは小さいほうです。
にんじんは453.5倍、さといもは533.3倍でした。
だいこんは全国に産地が散らばっています。
調査対象37県の単純平均は2万7,989トン、中央値は1万4,100トン。
対象外は10県だけです。
地図で見る(白い県は調査の対象外)
| 項目 | だいこんの収穫量 |
|---|---|
| 北海道 | 127,000t |
| 青森県 | 110,000t |
| 岩手県 | 22,500t |
| 宮城県 | 7,800t |
| 秋田県 | 12,100t |
| 山形県 | 10,400t |
| 福島県 | 18,500t |
| 茨城県 | 48,300t |
| 栃木県 | 12,000t |
| 群馬県 | 24,500t |
| 埼玉県 | 22,100t |
| 千葉県 | 135,800t |
| 東京都 | 6,920t |
| 神奈川県 | 66,500t |
| 新潟県 | 39,100t |
| 富山県 | 2,780t |
| 石川県 | 7,030t |
| 福井県 | 4,980t |
| 長野県 | 14,100t |
| 岐阜県 | 18,700t |
| 静岡県 | 16,300t |
| 愛知県 | 20,100t |
| 滋賀県 | 2,840t |
| 兵庫県 | 9,000t |
| 奈良県 | 2,630t |
| 和歌山県 | 7,460t |
| 岡山県 | 7,240t |
| 広島県 | 8,290t |
| 山口県 | 9,220t |
| 徳島県 | 20,700t |
| 香川県 | 6,490t |
| 福岡県 | 12,300t |
| 長崎県 | 27,900t |
| 熊本県 | 22,800t |
| 大分県 | 10,300t |
| 宮崎県 | 58,500t |
| 鹿児島県 | 82,400t |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは千葉県、北海道、青森県、鹿児島県、神奈川県です。
日本列島の北と南の端、そして首都圏の近くが濃くなります。
白く抜けている10県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
この記事で扱う品目のなかでは対象外が少なく、それだけ全国に産地があることになります。
調査対象37県の単純平均は2万7,989トン、中央値は1万4,100トンです。
千葉県の13万5,800トンは平均の4.9倍にあたります。
上位3道県で全国の34.5パーセント、1位と37位では51.6倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | だいこんの収穫量(t) | 地方 | だいこんの作付面積 | だいこんの10アール当たり収量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 千葉県 | 135800 | 関東 | 2450 | 5540 |
| 2 | 北海道 | 127000 | 北海道 | 2600 | 4880 |
| 3 | 青森県 | 110000 | 東北 | 2500 | 4400 |
| 4 | 鹿児島県 | 82400 | 九州 | 2000 | 4120 |
| 5 | 神奈川県 | 66500 | 関東 | 1030 | 6460 |
| 6 | 宮崎県 | 58500 | 九州 | 1520 | 3850 |
| 7 | 茨城県 | 48300 | 関東 | 1100 | 4390 |
| 8 | 新潟県 | 39100 | 中部 | 1220 | 3200 |
| 9 | 長崎県 | 27900 | 九州 | 493 | 5660 |
| 10 | 群馬県 | 24500 | 関東 | 630 | 3890 |
| 11 | 熊本県 | 22800 | 九州 | 770 | 2960 |
| 12 | 岩手県 | 22500 | 東北 | 781 | 2880 |
| 13 | 埼玉県 | 22100 | 関東 | 473 | 4670 |
| 14 | 徳島県 | 20700 | 四国 | 311 | 6660 |
| 15 | 愛知県 | 20100 | 中部 | 513 | 3920 |
| 16 | 岐阜県 | 18700 | 中部 | 495 | 3780 |
| 17 | 福島県 | 18500 | 東北 | 536 | 3450 |
| 18 | 静岡県 | 16300 | 中部 | 455 | 3580 |
| 19 | 長野県 | 14100 | 中部 | 543 | 2600 |
| 20 | 福岡県 | 12300 | 九州 | 299 | 4110 |
| 21 | 秋田県 | 12100 | 東北 | 514 | 2350 |
| 22 | 栃木県 | 12000 | 関東 | 294 | 4080 |
| 23 | 山形県 | 10400 | 東北 | 332 | 3130 |
| 24 | 大分県 | 10300 | 九州 | 335 | 3070 |
| 25 | 山口県 | 9220 | 中国 | 366 | 2520 |
| 26 | 兵庫県 | 9000 | 近畿 | 301 | 2990 |
| 27 | 広島県 | 8290 | 中国 | 433 | 1910 |
| 28 | 宮城県 | 7800 | 東北 | 360 | 2170 |
| 29 | 和歌山県 | 7460 | 近畿 | 104 | 7170 |
| 30 | 岡山県 | 7240 | 中国 | 207 | 3500 |
| 31 | 石川県 | 7030 | 中部 | 187 | 3760 |
| 32 | 東京都 | 6920 | 関東 | 183 | 3780 |
| 33 | 香川県 | 6490 | 四国 | 145 | 4480 |
| 34 | 福井県 | 4980 | 中部 | 218 | 2280 |
| 35 | 滋賀県 | 2840 | 近畿 | 96 | 2960 |
| 36 | 富山県 | 2780 | 中部 | 125 | 2220 |
| 37 | 奈良県 | 2630 | 近畿 | 85 | 3090 |
このグラフについての豆知識
土地あたりの1位は和歌山県
10アール当たり収量では和歌山県が7,170キログラムで1位。
次いで徳島県6,660キログラム、神奈川県6,460キログラムと続きます。
収穫量1位の千葉県は5,540キログラムで5位。
作付面積が2,450ヘクタールと広いことが収穫量1位につながっています。
作付面積そのものは北海道2,600ヘクタールが最も広く、青森県2,500ヘクタールが続きます。
春、夏、秋冬の内訳は分からない
だいこんは作型によって春だいこん、夏だいこん、秋冬だいこんに分かれますが、この記事では合計だけを扱っています。
北海道は夏、千葉県は秋冬の産地として知られます。
作る時期をずらすことで一年中出回る仕組みになっていますが、それを数字で確かめることはできません。
数字は令和6年産のものです。
順位の並びがにている記事
このだいこんの収穫量の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
0.95という高い相関を示したのが【だいこんの作付面積】全国18,085ha、作っている経営体がいちばん多いのは神奈川県でした。
最も食い違ったのは【喫茶店の数】が多い都道府県ランキング、上位2県はわずか0.8店差(順位相関-0.58)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見ただいこんの収穫量
| 地方 | 最も多い(t) | 最も少ない(t) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 110000 | 宮城県 7800 |
| 関東 | 千葉県 135800 | 東京都 6920 |
| 中部 | 新潟県 39100 | 富山県 2780 |
| 近畿 | 兵庫県 9000 | 奈良県 2630 |
| 中国 | 山口県 9220 | 岡山県 7240 |
| 四国 | 徳島県 20700 | 香川県 6490 |
| 九州 | 鹿児島県 82400 | 大分県 10300 |
まとめ
だいこんの収穫量を比べると、最も多い千葉県で13万5,800トン、調査対象37県のなかで最も少ない奈良県で2,630トンでした。
1位と2位の差は1.07倍しかありません。
ここまでのだいこんの収穫量の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、作型の内訳が分からないこと。
2つ目は、載っていない10県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。
10アール当たり収量では和歌山県が7,170キログラムで1位。
収穫量1位の千葉県は5,540キログラムで5位です。
1位と最下位の差は51.6倍で、この記事で扱う品目のなかでは小さいほう。
だいこんの作付面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
- 調査年: 2024年産
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
- 備考: 作物統計調査はだいこんについて主産県だけを調べる。残りの10県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
注記: 作物統計調査はだいこんについて主産県だけを調べる。
残りの10県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
