【事業所の数】全国516万、上位5都府県だけで35.4%を占めました

【事業所の数】全国516万、上位5都府県だけで35.4%を占めました

事業所とは、お店や工場、事務所など、実際に仕事をしている場所の単位です。
会社が1つでも支店が10あれば、事業所は10と数えます。
ここでは民間のものだけを数え、国や自治体の役所は含みません。

使ったのは総務省統計局「社会・人口統計体系」(2021年)のデータです。

全国515万6,063事業所のうち、最も多いのは東京都の628,239事業所。
上位5都府県だけで全国の35.4%を占めます。

47都道府県の単純平均

109,703事業所

事業所数(民営)(2021年)

最も多い 東京都

628,239事業所

最も少ない 鳥取県

24,242事業所

事業所が多い5都道府県

上位5都道府県の事業所数(民営)
上位5都道府県の事業所数(民営) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0300,000600,000東京都: 628,239事業所628,239事業所大阪府: 384,332事業所384,332事業所愛知県: 299,232事業所299,232事業所神奈川県: 285,325事業所285,325事業所埼玉県: 230,278事業所230,278事業所東京都大阪府愛知県神奈川県埼玉県
上位5都道府県の事業所数(民営)
項目事業所数(民営)
東京都628,239事業所
大阪府384,332事業所
愛知県299,232事業所
神奈川県285,325事業所
埼玉県230,278事業所
下位5都道府県の事業所数(民営)
下位5都道府県の事業所数(民営) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 010,00020,00030,000鳥取県: 24,242事業所24,242事業所島根県: 32,637事業所32,637事業所高知県: 33,064事業所33,064事業所徳島県: 34,119事業所34,119事業所佐賀県: 35,815事業所35,815事業所鳥取県島根県高知県徳島県佐賀県
下位5都道府県の事業所数(民営)
項目事業所数(民営)
鳥取県24,242事業所
島根県32,637事業所
高知県33,064事業所
徳島県34,119事業所
佐賀県35,815事業所

事業所が多い上位5都道府県です。

東京都は628,239事業所、大阪府は384,332事業所、愛知県は299,232事業所、神奈川県は285,325事業所、埼玉県は230,278事業所でした。
上位5は人口の上位5とほぼ同じ顔ぶれです。

6位以下は北海道216,124事業所、福岡県210,530事業所、兵庫県203,113事業所と続きます。

上位5都府県で全国の35.4パーセント、上位10で54.3パーセントを占めます。
半分以上が10都道府県に集まっている計算です。

働く場所の数は、人口とほぼ完全に連動します

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は民営事業所の数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

この指標は、人口とほとんど同じ形で並びます。

人口との相関係数は0.98。
この一連の記事で扱ってきたなかで、人口といちばん強く結びついた指標です。
上位5都府県は人口の上位5とほぼ重なり、下位5県も人口の少ない県が並びます。
働く場所の数は人が住む数に比例する、という当たり前のことが数字で確かめられた形になります。

それでも人口10万人あたりで割り直すと、順位は動きます。
1位は福井県の5,393.64事業所、2位は山梨県5,159.80事業所、3位は山形県5,157.37事業所。
東京都は4,431.44事業所で28位まで下がります。
ただし1位と47位の差は1.8倍で、ほかの指標に比べるとゆるやかです。

人口あたりの下位は千葉県2,922.56事業所、神奈川県3,092.95事業所、埼玉県3,140.73事業所。
首都圏の3県が並びます。
これらは東京都に通勤する人が多い県なので、住む場所と働く場所がずれていると考えられます。

地方別に見ると関東7都県が31.0パーセント。
人口の比重(およそ3分の1)とほぼ一致します。
この対応の良さが、相関0.98という数字の中身です。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの事業所数(民営)の上位5都道府県
人口10万人あたりの事業所数(民営)の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 02,0004,000福井県: 5,393.65,393.6山梨県: 5,159.85,159.8山形県: 5,157.45,157.4和歌山県: 5,148.85,148.8石川県: 5,140.05,140.0福井県山梨県山形県和歌山県石川県
人口10万人あたりの事業所数(民営)の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの事業所数(民営)
福井県5,393.6
山梨県5,159.8
山形県5,157.4
和歌山県5,148.8
石川県5,140.0

事業所が少ない5県

事業所が少ない下位5県です。

鳥取県は24,242事業所、島根県は32,637事業所、高知県は33,064事業所、徳島県は34,119事業所、佐賀県は35,815事業所でした。
東京都の628,239事業所とは25.9倍の差があります。

鳥取県の24,242事業所は、46位の島根県より8,395事業所少なく、下位のなかでも一段離れています。
人口が最も少ない県であることがそのまま出ています。

4万事業所を下回るのは6県。
いずれも人口100万人以下の県です。

地方別に見る

地方別の平均(事業所数(民営))
地方別の平均(事業所数(民営)) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 050,000100,000150,000200,000北海道: 216,124事業所216,124事業所東北: 63,953事業所63,953事業所関東: 228,600事業所228,600事業所中部: 104,751事業所104,751事業所近畿: 130,701事業所130,701事業所中国: 62,826事業所62,826事業所四国: 42,959事業所42,959事業所九州: 76,548事業所76,548事業所北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(事業所数(民営))
項目事業所数(民営)の平均
北海道216,124事業所
東北63,953事業所
関東228,600事業所
中部104,751事業所
近畿130,701事業所
中国62,826事業所
四国42,959事業所
九州76,548事業所

地方別に合計を出すと、関東が最も大きくなります。

関東7都県が全国の31.0パーセント、中部9県が18.3パーセント、近畿7府県が17.7パーセント、九州・沖縄8県が11.9パーセントと続きます。
少ないほうは東北6県が7.4パーセント、中国5県が6.1パーセント、北海道が4.2パーセント、四国4県が3.3パーセントでした。

この並びは人口の分布とほぼ重なります。
関東7都県の31.0パーセントは、人口のおよそ3分の1という比重とよく対応します。

近畿7府県の17.7パーセントのうち、大阪府1府で7.5パーセント。
大阪府だけで東北6県の合計7.4パーセントを上回ります。

地図で見る

事業所数(民営)(2021年)
事業所数(民営)(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は事業所。 北海道 216,124事業所青森 55,113事業所岩手 54,598事業所宮城 95,305事業所秋田 44,883事業所山形 52,141事業所福島 81,677事業所茨城 108,602事業所栃木 80,062事業所群馬 85,003事業所埼玉 230,278事業所千葉 182,689事業所東京 628,239事業所神奈川 285,325事業所新潟 103,861事業所富山 48,987事業所石川 56,437事業所福井 39,859事業所山梨 40,814事業所長野 99,571事業所岐阜 92,210事業所静岡 161,789事業所愛知 299,232事業所三重 72,261事業所滋賀 53,748事業所京都 110,564事業所大阪 384,332事業所兵庫 203,113事業所奈良 45,583事業所和歌山 45,309事業所鳥取 24,242事業所島根 32,637事業所岡山 78,646事業所広島 122,155事業所山口 56,452事業所徳島 34,119事業所香川 44,943事業所愛媛 59,710事業所高知 33,064事業所福岡 210,530事業所佐賀 35,815事業所長崎 58,382事業所熊本 72,744事業所大分 50,589事業所宮崎 48,940事業所鹿児島 71,793事業所沖縄 63,593事業所
事業所数(民営)(事業所)
事業所数(民営)(2021年)
項目事業所数(民営)
北海道216,124事業所
青森県55,113事業所
岩手県54,598事業所
宮城県95,305事業所
秋田県44,883事業所
山形県52,141事業所
福島県81,677事業所
茨城県108,602事業所
栃木県80,062事業所
群馬県85,003事業所
埼玉県230,278事業所
千葉県182,689事業所
東京都628,239事業所
神奈川県285,325事業所
新潟県103,861事業所
富山県48,987事業所
石川県56,437事業所
福井県39,859事業所
山梨県40,814事業所
長野県99,571事業所
岐阜県92,210事業所
静岡県161,789事業所
愛知県299,232事業所
三重県72,261事業所
滋賀県53,748事業所
京都府110,564事業所
大阪府384,332事業所
兵庫県203,113事業所
奈良県45,583事業所
和歌山県45,309事業所
鳥取県24,242事業所
島根県32,637事業所
岡山県78,646事業所
広島県122,155事業所
山口県56,452事業所
徳島県34,119事業所
香川県44,943事業所
愛媛県59,710事業所
高知県33,064事業所
福岡県210,530事業所
佐賀県35,815事業所
長崎県58,382事業所
熊本県72,744事業所
大分県50,589事業所
宮崎県48,940事業所
鹿児島県71,793事業所
沖縄県63,593事業所

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都と大阪府、愛知県、神奈川県、埼玉県です。
淡いのは山陰と四国、南九州の一部でした。
人口の分布図をそのまま重ねたような形になります。

47都道府県の平均は109,703.5事業所、中央値は71,793.0事業所です。
東京都の628,239事業所は平均の5.7倍にあたります。

上位5都府県で35.4パーセント、4万事業所を下回るのが6県。
1位と47位で25.9倍の開きがありました。

順位都道府県事業所数(民営)(事業所)地方人口10万人あたりの事業所数(民営)
1東京都628239関東4431.08
2大阪府384332近畿4388.85
3愛知県299232中部4011.15
4神奈川県285325関東3092.95
5埼玉県230278関東3140.73
6北海道216124北海道4285.62
7福岡県210530九州4134.52
8兵庫県203113近畿3805.75
9千葉県182689関東2922.56
10静岡県161789中部4587.16
11広島県122155中国4500.92
12京都府110564近畿4387.46
13茨城県108602関東3870.35
14新潟県103861中部4948.12
15長野県99571中部5011.12
16宮城県95305東北4239.55
17岐阜県92210中部4812.63
18群馬県85003関東4497.51
19福島県81677東北4686.0
20栃木県80062関東4247.32
21岡山県78646中国4295.25
22熊本県72744九州4286.62
23三重県72261近畿4223.32
24鹿児島県71793九州4686.23
25沖縄県63593九州4337.86
26愛媛県59710四国4679.47
27長崎県58382九州4663.1
28山口県56452中国4406.87
29石川県56437中部5139.98
30青森県55113東北4730.73
31岩手県54598東北4768.38
32滋賀県53748近畿3833.67
33山形県52141東北5157.37
34大分県50589九州4662.58
35富山県48987中部4913.44
36宮崎県48940九州4737.66
37奈良県45583近畿3547.32
38和歌山県45309近畿5148.75
39香川県44943四国4901.09
40秋田県44883東北5003.68
41山梨県40814中部5159.8
42福井県39859中部5393.64
43佐賀県35815九州4545.05
44徳島県34119四国4980.88
45高知県33064四国5040.24
46島根県32637中国5083.64
47鳥取県24242中国4565.35
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

半分以上が10都道府県に

全国515万6,063事業所のうち、上位10都道府県で54.3パーセントを占めます。
残る37県で半分に届かない計算です。

47都道府県の平均は109,703.5事業所ですが、中央値は71,793.0事業所。
平均のほうが大きいのは、東京都と大阪府が全体を引き上げているためです。

2021年に最も多いのは東京都の628,239事業所。
最も少ない鳥取県の24,242事業所とは25.9倍の開きがあります。

民営だけを数えた数字

この指標は経済センサスによる民営事業所の数です。
国や地方公共団体の事業所は含みません。

また、事業所の単位で数えるため、1つの会社が支店をいくつも持っていればその分だけ数えられます。
会社の数ではない点に注意が必要です。

数字は2021年のものです。

10年前とくらべると

全国の民営事業所の数は、2011年の5,453,635事業所から2021年の5,156,063事業所へ、この10年で5%減りました。

2011年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。

伸びがいちばん大きかったのは宮城県で、3%増でした。

順位の並びがにている記事

民営事業所の数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。

並びが最も重なったのは【民営事業所で働く人】全国5,795万人、上位3都府県で3割で、相関は0.99です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.73)です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た事業所数(民営)

地方最も多い(事業所)最も少ない(事業所)
東北宮城県 95305秋田県 44883
関東東京都 628239栃木県 80062
中部愛知県 299232福井県 39859
近畿大阪府 384332和歌山県 45309
中国広島県 122155鳥取県 24242
四国愛媛県 59710高知県 33064
九州福岡県 210530佐賀県 35815
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

民営事業所の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で628,239事業所、最も少ない鳥取県で24,242事業所でした。
全国は515万6,063事業所、上位5都府県で35.4パーセントを占めます。

民営事業所の数をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、民営だけで国や自治体の事業所を含まないこと。
2つ目は、事業所の単位であって会社の数ではないこと。
3つ目は2021年の数字であることです。

人口との相関係数は0.98。
この一連の記事でいちばん人口と強く結びついた指標でした。

人口10万人あたりでは福井県が1位、東京都は28位。
ただし1位と47位の差は1.8倍で、ほかの指標よりゆるやかです。
就業者数や自営業の人数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードC2108(事業所数(民営))の2021年の値。経済センサスによる民営事業所の数。国や自治体の事業所は含まない。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードC2108(事業所数(民営))の2021年の値。
経済センサスによる民営事業所の数。
国や自治体の事業所は含まない。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値

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