【日本なし・収穫量】全国17万2,700t、上位2県の差は1.25倍

【日本なし・収穫量】全国17万2,700t、上位2県の差は1.25倍

日本なしは、この一連の記事で扱う果樹のなかで、調査の対象になる県が最も多い品目です。
30県で栽培され、上位2県の差も1.25倍と小さく、産地が散らばっているのが特徴です。

使ったのは農林水産省「作物統計調査」(令和6年産)のデータです。

全国17万2,700トンのうち、千葉県が2万1,400トンで1位、茨城県が1万7,100トンで2位。
差は1.25倍しかありません。
調査対象は30県で、この記事で扱う果樹のなかでは最も広い範囲です。

調査対象30県の単純平均

5,224t

日本なしの収穫量(2024年産)

最も多い 千葉県

21,400t

最も少ない 香川県

279t

日本なしの収穫量が多い5県

上位5都道府県の日本なしの収穫量
上位5都道府県の日本なしの収穫量 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産) 05,00010,00015,00020,000千葉県: 21,400t21,400t茨城県: 17,100t17,100t福島県: 14,800t14,800t栃木県: 14,600t14,600t長野県: 11,700t11,700t千葉県茨城県福島県栃木県長野県
上位5都道府県の日本なしの収穫量
項目日本なしの収穫量
千葉県21,400t
茨城県17,100t
福島県14,800t
栃木県14,600t
長野県11,700t
下位5都道府県の日本なしの収穫量
下位5都道府県の日本なしの収穫量 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産) 0200400600800香川県: 279t279t滋賀県: 576t576t福井県: 702t702t京都府: 761t761t兵庫県: 939t939t香川県滋賀県福井県京都府兵庫県
下位5都道府県の日本なしの収穫量
項目日本なしの収穫量
香川県279t
滋賀県576t
福井県702t
京都府761t
兵庫県939t

日本なしの収穫量が多い上位5県です。

千葉県は2万1,400トン、茨城県は1万7,100トン、福島県は1万4,800トン、栃木県は1万4,600トン、長野県は1万1,700トンでした。
千葉県は2位の茨城県の1.25倍で、上位は接近しています。

6位以下は鳥取県1万300トン、大分県5,920トン、新潟県5,820トンと続きます。

上位3県で全国の30.9パーセント、上位5県で46.1パーセント。
りんごが上位3県で84.3パーセントだったのと比べると、はるかに散らばった並びです。

結果樹面積でも千葉県が1位です

日本なしの結果樹面積の上位5都道府県
日本なしの結果樹面積の上位5都道府県 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産) 04008001,200千葉県: 1,2501,250茨城県: 815815福島県: 751751栃木県: 684684長野県: 572572千葉県茨城県福島県栃木県長野県
日本なしの結果樹面積の上位5都道府県
項目日本なしの結果樹面積
千葉県1,250
茨城県815
福島県751
栃木県684
長野県572

日本なしの収穫量が少ない5県

収穫量が少ない下位5県です。

香川県は279トン、滋賀県は576トン、福井県は702トン、京都府は761トン、兵庫県は939トンでした。
千葉県の2万1,400トンとは76.7倍の差があります。

1位と最下位の差が76.7倍というのは、この記事で扱う果樹のなかで最も小さい数字です。
りんごは664.0倍、ぶどうは318.2倍でした。
日本なしは産地の差が小さい果物だといえます。

調査対象30県の単純平均は5,224トン、中央値は3,205トン。
平均が中央値の1.6倍にとどまり、偏りの小ささがここにも表れています。

地図で見る(白い県は調査の対象外)

日本なしの収穫量(2024年産)
日本なしの収穫量(2024年産) 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(農林水産省)をもとに作成。単位はt。 宮城 2,210t秋田 2,290t山形 1,370t福島 14,800t茨城 17,100t栃木 14,600t群馬 3,570t埼玉 5,670t千葉 21,400t東京 1,210t神奈川 3,300t新潟 5,820t富山 3,170t石川 2,090t福井 702t長野 11,700t岐阜 1,670t愛知 4,440t滋賀 576t京都 761t兵庫 939t鳥取 10,300t広島 2,180t山口 1,790t徳島 3,240t香川 279t福岡 5,410t佐賀 2,870t熊本 5,350t大分 5,920t
日本なしの収穫量(t)
日本なしの収穫量(2024年産)
項目日本なしの収穫量
宮城県2,210t
秋田県2,290t
山形県1,370t
福島県14,800t
茨城県17,100t
栃木県14,600t
群馬県3,570t
埼玉県5,670t
千葉県21,400t
東京都1,210t
神奈川県3,300t
新潟県5,820t
富山県3,170t
石川県2,090t
福井県702t
長野県11,700t
岐阜県1,670t
愛知県4,440t
滋賀県576t
京都府761t
兵庫県939t
鳥取県10,300t
広島県2,180t
山口県1,790t
徳島県3,240t
香川県279t
福岡県5,410t
佐賀県2,870t
熊本県5,350t
大分県5,920t

日本地図で見ると、色が濃く出るのは千葉県、茨城県、福島県、栃木県です。
関東北部から南東北にかけてが濃く、そこに長野県と鳥取県が加わります。

白く抜けている17県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
この記事で扱う果樹のなかでは対象外がいちばん少なく、それだけ全国に産地が散らばっていることになります。

調査対象30県の単純平均は5,224トン、中央値は3,205トンです。
千葉県の2万1,400トンは平均の4.1倍にあたります。

上位3県で全国の30.9パーセント、1位と30位では76.7倍の開きがありました。

順位都道府県日本なしの収穫量(t)地方日本なしの結果樹面積日本なしの10アール当たり収量
1千葉県21400関東12501710
2茨城県17100関東8152100
3福島県14800東北7511970
4栃木県14600関東6842140
5長野県11700中部5722040
6鳥取県10300中国5381910
7大分県5920九州2962000
8新潟県5820中部3571630
9埼玉県5670関東3101830
10福岡県5410九州2971820
11熊本県5350九州4051320
12愛知県4440中部2921520
13群馬県3570関東1861920
14神奈川県3300関東1991660
15徳島県3240四国1991630
16富山県3170中部1482140
17佐賀県2870九州1521890
18秋田県2290東北1541490
19宮城県2210東北1291710
20広島県2180中国1401560
21石川県2090中部1291620
22山口県1790中国1171530
23岐阜県1670中部1111500
24山形県1370東北991380
25東京都1210関東671810
26兵庫県939近畿611540
27京都府761近畿541410
28福井県702中部611150
29滋賀県576近畿401440
30香川県279四国30931
作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産、農林水産省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

調査対象が果樹でいちばん広い

調査対象は30県。
この記事で扱う果樹8品目のなかで最も多く、対象外は17県だけです。
りんごは14県、ももは11県しか対象になっていません。

対象30県の合計15万6,727トンは、全国17万2,700トンの90.8パーセントにあたります。

10アール当たりでは栃木県と富山県が並ぶ

10アール当たり収量を見ると、栃木県と富山県がともに2,140キログラムで最も高くなります。
次いで茨城県2,100キログラム、長野県2,040キログラム。

1位の千葉県は1,710キログラムで、土地あたりでは上位に入りません。
結果樹面積が1,250ヘクタールと最も広いことが、収穫量1位につながっています。

数字は令和6年産のものです。

順位の並びがにている記事

日本なしの収穫量の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

0.89という高い相関を示したのが【日本なしの栽培面積】全国7,938ha、産地がもっとも散らばる果物ですでした。
正反対だったのは【高齢者の一人暮らし】は6世帯に1世帯という県も、47都道府県で割合を比較で、相関は-0.5です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た日本なしの収穫量

地方最も多い(t)最も少ない(t)
東北福島県 14800山形県 1370
関東千葉県 21400東京都 1210
中部長野県 11700福井県 702
近畿兵庫県 939滋賀県 576
中国鳥取県 10300山口県 1790
四国徳島県 3240香川県 279
九州大分県 5920佐賀県 2870
作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産、農林水産省)をもとに作成

まとめ

日本なしの収穫量を比べると、最も多い千葉県で2万1,400トン、調査対象30県のなかで最も少ない香川県で279トンでした。
1位と2位の差は1.25倍しかありません。

日本なしの収穫量の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、西洋なしは別に集計されること。
2つ目は、載っていない17県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。

1位と最下位の差は76.7倍で、この記事で扱う果樹のなかで最も小さい数字。
産地の差が小さい果物です。

10アール当たり収量では栃木県と富山県が2,140キログラムで並び、千葉県は1,710キログラム。
千葉県は面積の広さで1位になっています。
日本なしの栽培面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
  • 調査年: 2024年産
  • 公開元: 農林水産省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
  • 備考: 作物統計調査は日本なしについて主産県だけを調べる。残りの17県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない

注記: 作物統計調査は日本なしについて主産県だけを調べる。
残りの17県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない

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