パートで働く女性の時給は、県によってどれくらい違うのでしょうか。
女性の短時間労働者の1時間あたり給与を47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の賃金構造基本統計調査、2022年の都道府県別の数字。
東京都が1,530円で1位。
47都道府県の平均は1,167.94円、中央値は1,153円です。
最も高い1,530円と最も低い1,030円の差は500円、倍率にすると1.49倍でした。
47都道府県の単純平均
1,168円
女性の短時間労働者の1時間あたり給与(2022年)
最も多い 東京都
1,530円
最も少ない 秋田県
1,030円
地図で見る
| 項目 | 女性の短時間労働者の1時間あたり給与 |
|---|---|
| 北海道 | 1,119円 |
| 青森県 | 1,058円 |
| 岩手県 | 1,099円 |
| 宮城県 | 1,138円 |
| 秋田県 | 1,030円 |
| 山形県 | 1,051円 |
| 福島県 | 1,157円 |
| 茨城県 | 1,164円 |
| 栃木県 | 1,199円 |
| 群馬県 | 1,226円 |
| 埼玉県 | 1,245円 |
| 千葉県 | 1,233円 |
| 東京都 | 1,530円 |
| 神奈川県 | 1,405円 |
| 新潟県 | 1,138円 |
| 富山県 | 1,179円 |
| 石川県 | 1,171円 |
| 福井県 | 1,153円 |
| 山梨県 | 1,189円 |
| 長野県 | 1,170円 |
| 岐阜県 | 1,174円 |
| 静岡県 | 1,229円 |
| 愛知県 | 1,325円 |
| 三重県 | 1,189円 |
| 滋賀県 | 1,151円 |
| 京都府 | 1,356円 |
| 大阪府 | 1,355円 |
| 兵庫県 | 1,280円 |
| 奈良県 | 1,165円 |
| 和歌山県 | 1,137円 |
| 鳥取県 | 1,069円 |
| 島根県 | 1,072円 |
| 岡山県 | 1,127円 |
| 広島県 | 1,220円 |
| 山口県 | 1,087円 |
| 徳島県 | 1,231円 |
| 香川県 | 1,101円 |
| 愛媛県 | 1,066円 |
| 高知県 | 1,122円 |
| 福岡県 | 1,119円 |
| 佐賀県 | 1,129円 |
| 長崎県 | 1,053円 |
| 熊本県 | 1,104円 |
| 大分県 | 1,055円 |
| 宮崎県 | 1,030円 |
| 鹿児島県 | 1,175円 |
| 沖縄県 | 1,118円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、京都府、大阪府、愛知県が続きます。
淡いのは宮崎県、秋田県、山形県でした。
47都道府県の平均は1,167.94円、中央値は1,153円です。
東京都の1,530円は平均を362.06円上回ります。
1位と47位の差は500円、倍率にすると1.49倍でした。
パート全体(男女計)の平均時給で並べ替えると東京都が1,691で最も高く、開きは1.58倍になります。
主指標で1位の東京都はパート全体(男女計)の平均時給では1位、パート全体(男女計)の平均時給で1位の東京都は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 女性の短時間労働者の1時間あたり給与(円) | 地方 | パート全体(男女計)の平均時給 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 1530 | 関東 | 1691 |
| 2 | 神奈川県 | 1405 | 関東 | 1516 |
| 3 | 京都府 | 1356 | 近畿 | 1447 |
| 4 | 大阪府 | 1355 | 近畿 | 1474 |
| 5 | 愛知県 | 1325 | 中部 | 1416 |
| 6 | 兵庫県 | 1280 | 近畿 | 1419 |
| 7 | 埼玉県 | 1245 | 関東 | 1361 |
| 8 | 千葉県 | 1233 | 関東 | 1326 |
| 9 | 徳島県 | 1231 | 四国 | 1235 |
| 10 | 静岡県 | 1229 | 中部 | 1291 |
| 11 | 群馬県 | 1226 | 関東 | 1271 |
| 12 | 広島県 | 1220 | 中国 | 1276 |
| 13 | 栃木県 | 1199 | 関東 | 1213 |
| 14 | 三重県 | 1189 | 近畿 | 1244 |
| 14 | 山梨県 | 1189 | 中部 | 1271 |
| 16 | 富山県 | 1179 | 中部 | 1217 |
| 17 | 鹿児島県 | 1175 | 九州 | 1250 |
| 18 | 岐阜県 | 1174 | 中部 | 1212 |
| 19 | 石川県 | 1171 | 中部 | 1206 |
| 20 | 長野県 | 1170 | 中部 | 1223 |
| 21 | 奈良県 | 1165 | 近畿 | 1218 |
| 22 | 茨城県 | 1164 | 関東 | 1243 |
| 23 | 福島県 | 1157 | 東北 | 1176 |
| 24 | 福井県 | 1153 | 中部 | 1207 |
| 25 | 滋賀県 | 1151 | 近畿 | 1230 |
| 26 | 宮城県 | 1138 | 東北 | 1159 |
| 26 | 新潟県 | 1138 | 中部 | 1194 |
| 28 | 和歌山県 | 1137 | 近畿 | 1239 |
| 29 | 佐賀県 | 1129 | 九州 | 1196 |
| 30 | 岡山県 | 1127 | 中国 | 1275 |
| 31 | 高知県 | 1122 | 四国 | 1163 |
| 32 | 福岡県 | 1119 | 九州 | 1213 |
| 32 | 北海道 | 1119 | 北海道 | 1157 |
| 34 | 沖縄県 | 1118 | 九州 | 1163 |
| 35 | 熊本県 | 1104 | 九州 | 1156 |
| 36 | 香川県 | 1101 | 四国 | 1131 |
| 37 | 岩手県 | 1099 | 東北 | 1148 |
| 38 | 山口県 | 1087 | 中国 | 1167 |
| 39 | 島根県 | 1072 | 中国 | 1144 |
| 40 | 鳥取県 | 1069 | 中国 | 1078 |
| 41 | 愛媛県 | 1066 | 四国 | 1082 |
| 42 | 青森県 | 1058 | 東北 | 1120 |
| 43 | 大分県 | 1055 | 九州 | 1117 |
| 44 | 長崎県 | 1053 | 九州 | 1082 |
| 45 | 山形県 | 1051 | 東北 | 1117 |
| 46 | 宮崎県 | 1030 | 九州 | 1067 |
| 46 | 秋田県 | 1030 | 東北 | 1071 |
女性のパート時給が高い上位5都府県
女性のパート時給が高い上位5都府県です。
東京都は1,530円、神奈川県は1,405円、京都府は1,356円でした。
1位と2位の差は125円です。
4位は大阪府で1,355円、5位は愛知県で1,325円。
上位5はいずれも47都道府県の平均1,167.94円を上回りました。
1位の東京都は平均を362.06円上回りました。
中央値の1,153円と比べると377円高く、平均に対する比では1.31倍にあたります。
6位以下は兵庫県で1,280円、埼玉県で1,245円、千葉県で1,233円と続きました。
2位と3位の差は49円、3位と4位の差は1円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は92円でした。
1位から5位までの幅は205円、1位から8位までの幅は297円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
東京都はパート全体(男女計)の平均時給でも1位に入っています。
全国の値は1,270円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東京都の1,530円。
首都圏の都県が上位に並びます。
パート全体の時給と並べて見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
女性のパートの平均時給の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
パート全体(男女計)の平均時給で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の1,691、2位は神奈川県の1,516、3位は大阪府の1,474。
4位以下は京都府、兵庫県と続きます。
逆に下位は秋田県が1,071、宮崎県が1,067。
東京都と宮崎県では1.58倍の開きです。
パートで働く人の7割は女性です。
この時給は、家計の第二の収入の相場そのものといえます。
パート全体(男女計)よりやや低いのは、時給の高い専門職パートに男性が多いことの裏返しです。
当サイトの所得100万円未満の世帯の記事とあわせて見ると、働き方の調整との関係も見えてきます。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が1,286円で最も高く、東北6県が1,088.83円で最も低くなります。
近畿7府県1,233.29円と中部9県1,192円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
女性のパート時給が低い下位5県
女性のパート時給が低い下位5県です。
47位の宮崎県は1,030円、46位の秋田県は1,030円、45位の山形県は1,051円でした。
1位の東京都とは500円の差があります。
44位は長崎県で1,053円、43位は大分県で1,055円、42位は青森県で1,058円と続きます。
最も低い宮崎県は1,030円。
1位と47位の差は1.5倍です。
47都道府県の中央値は1,153円、平均は1,167.94円です。
47位の宮崎県は平均を137.94円下回りました。
47位の宮崎県は1位の東京都の67.3パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.49倍の開きです。
46位との差は0円、45位との差は21円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも28円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均1,167.94円を下回りました。
47位から43位までの幅は25円です。
宮崎県はパート全体(男女計)の平均時給では47位です。
全国の値は1,270円なので、47位はこれを240円下回っています。
このグラフについての豆知識
家計の第二の収入の相場
女性のパート時給は47都道府県平均で1,168円。
年収の壁を意識した働き方の調整は、この時給水準の上で起きています。
時給が上がるほど、同じ年収の壁に達する時間は短くなる。
時給と働き方は表裏の関係です。
パートと初任給の賃金統計
賃金構造基本統計調査は、毎年6月分の給与を全国の事業所から集めた、賃金のいちばん詳しい統計です。
パートの時給は2022年、初任給は2023年に就職した新規学卒者の数字を使っています。
時給は円のまま、月給は千円単位の公表値を万円に換算しました。
勤め先の所在地で集計されるため、県境をこえて通勤する人は勤め先の県に数えられます。
数字の散らばり
1位の東京都は1,530円、47位の宮崎県は1,030円。
差は500円、倍率にすると1.49倍です。
中央値は1,153円、平均は1,167.94円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では14.94円の差でした。
パート全体(男女計)の平均時給で並べ替えると開きは1.58倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この女性のパートの平均時給の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
いちばん近かったのは【パートの平均時給】平均1,231円、差は1.58倍で、順位相関は0.93でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【所得400万円台の世帯】全国10.2%、分布の背骨の層(相関-0.73)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た女性の短時間労働者の1時間あたり給与
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 1157 | 秋田県 1030 |
| 関東 | 東京都 1530 | 茨城県 1164 |
| 中部 | 愛知県 1325 | 新潟県 1138 |
| 近畿 | 京都府 1356 | 和歌山県 1137 |
| 中国 | 広島県 1220 | 鳥取県 1069 |
| 四国 | 徳島県 1231 | 愛媛県 1066 |
| 九州 | 鹿児島県 1175 | 宮崎県 1030 |
まとめ
女性のパートの平均時給を47都道府県で比べると、最も高い東京都で1,530円、最も低い宮崎県で1,030円でした。
その差は500円、倍率にすると1.49倍です。
47都道府県の中央値は1,153円、平均は1,167.94円でした。
全国の値は1,270円です。
パート全体(男女計)の平均時給で並べ替えると開きは1.58倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。
女性のパートの平均時給を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、2022年6月分の時給であること。
2つ目は、勤め先の所在地で集計した数字であること。
3つ目は2022年の数字であることです。
パート全体(男女計)の平均時給では東京都が1,691で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が1,286円で最も高く、東北6県が1,088.83円で最も低くなりました。
パート全体の時給や女性の月給を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【パートの平均時給】平均1,231円、差は1.58倍
- 【小売のパート時給】平均1,069円、最低賃金と並走
- 【女性の平均月給】平均24万円、男性より7万円低く
- 【1か月の配偶者の収入】平均6万2,240円、共働きの姿が出る
- 【所得100万円未満の世帯】全国2.3%、43世帯に1世帯
出典
- 統計名: 賃金構造基本統計調査(都道府県別 職種・短時間・新規学卒者DB)
- 調査年: 2022年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003445759
- 備考: 女性の短時間労働者の1時間あたり所定内給与額。都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。参考指標はパート全体(男女計)の平均時給
注記: 女性の短時間労働者の1時間あたり所定内給与額。
都道府県を足し合わせても意味がないため、合計や人口10万人あたりは載せていない。
参考指標はパート全体(男女計)の平均時給
