【教養娯楽の物価水準】差は1.17倍、サービスの値段が効く

【教養娯楽の物価水準】差は1.17倍、サービスの値段が効く

本や習いごと、旅行にかかる値段は、都道府県でどれくらい違うのでしょうか。
全国平均を100として比べます。

使うのは総務省の小売物価統計調査、2024年の消費者物価地域差指数。

神奈川県が106.7で1位。
47都道府県の平均は97.31、中央値は96.5です。
最も高い106.7と最も低い91.5の差は15.2ポイント、倍率にすると1.17倍でした。

47都道府県の単純平均

97.3

教養娯楽の地域差指数(2024年)

最も多い 神奈川県

106.7

最も少ない 鹿児島県

91.5

地図で見る

教養娯楽の地域差指数(2024年)
教養娯楽の地域差指数(2024年) 小売物価統計調査(10大費目別消費者物価地域差指数)(総務省)をもとに作成。単位はなし。 北海道 99.7青森 96.5岩手 99.6宮城 100.9秋田 99.9山形 97.8福島 94.7茨城 96.6栃木 94.1群馬 97.4埼玉 103.8千葉 100.6東京 106神奈川 106.7新潟 99.6富山 93.9石川 96.4福井 93.5山梨 98.5長野 98.8岐阜 95.9静岡 99.2愛知 99.4三重 95.5滋賀 95.3京都 101.3大阪 100.3兵庫 99.6奈良 98.5和歌山 95.1鳥取 94.4島根 95.2岡山 94.9広島 95.3山口 96.1徳島 95.2香川 96愛媛 97.5高知 96.3福岡 96.9佐賀 92長崎 95.4熊本 96.4大分 96.4宮崎 92.2鹿児島 91.5沖縄 96.7
教養娯楽の地域差指数
教養娯楽の地域差指数(2024年)
項目教養娯楽の地域差指数
北海道99.7
青森県96.5
岩手県99.6
宮城県100.9
秋田県99.9
山形県97.8
福島県94.7
茨城県96.6
栃木県94.1
群馬県97.4
埼玉県103.8
千葉県100.6
東京都106
神奈川県106.7
新潟県99.6
富山県93.9
石川県96.4
福井県93.5
山梨県98.5
長野県98.8
岐阜県95.9
静岡県99.2
愛知県99.4
三重県95.5
滋賀県95.3
京都府101.3
大阪府100.3
兵庫県99.6
奈良県98.5
和歌山県95.1
鳥取県94.4
島根県95.2
岡山県94.9
広島県95.3
山口県96.1
徳島県95.2
香川県96
愛媛県97.5
高知県96.3
福岡県96.9
佐賀県92
長崎県95.4
熊本県96.4
大分県96.4
宮崎県92.2
鹿児島県91.5
沖縄県96.7

日本地図で見ると、色が濃く出るのは神奈川県です。
次いで東京都、埼玉県、京都府、宮城県が続きます。
淡いのは鹿児島県、佐賀県、宮崎県でした。

47都道府県の平均は97.31、中央値は96.5です。
神奈川県の106.7は平均を9.39ポイント上回ります。

1位と47位の差は15.2ポイント、倍率にすると1.17倍でした。

総合の地域差指数で並べ替えると東京都が104で最も高く、開きは1.08倍になります。

主指標で1位の神奈川県は総合の地域差指数では2位、総合の地域差指数で1位の東京都は主指標では2位でした。

順位都道府県教養娯楽の地域差指数地方総合の地域差指数
1神奈川県106.7関東103.3
2東京都106関東104
3埼玉県103.8関東100.3
4京都府101.3近畿101.1
5宮城県100.9東北100.6
6千葉県100.6関東101.2
7大阪府100.3近畿99.3
8秋田県99.9東北99.2
9北海道99.7北海道101.9
10岩手県99.6東北100
10新潟県99.6中部98
10兵庫県99.6近畿99.2
13愛知県99.4中部98.1
14静岡県99.2中部98.3
15長野県98.8中部97.9
16山梨県98.5中部97.7
16奈良県98.5近畿98.1
18山形県97.8東北101.4
19愛媛県97.5四国98.6
20群馬県97.4関東96.2
21福岡県96.9九州98
22沖縄県96.7九州100.2
23茨城県96.6関東97.5
24青森県96.5東北98.5
25熊本県96.4九州99.4
25石川県96.4中部99.5
25大分県96.4九州97.4
28高知県96.3四国100
29山口県96.1中国99.9
30香川県96四国98.6
31岐阜県95.9中部97.1
32三重県95.5近畿98.7
33長崎県95.4九州99.3
34広島県95.3中国98.7
34滋賀県95.3近畿98.6
36島根県95.2中国100
36徳島県95.2四国99.3
38和歌山県95.1近畿98.2
39岡山県94.9中国97.7
40福島県94.7東北98.8
41鳥取県94.4中国98.9
42栃木県94.1関東97.6
43富山県93.9中部98.6
44福井県93.5中部99.3
45宮崎県92.2九州97
46佐賀県92九州97.7
47鹿児島県91.5九州96.4
小売物価統計調査(10大費目別消費者物価地域差指数)(2024年、総務省)をもとに作成

教養娯楽が高い上位5都府県

上位5都道府県の教養娯楽の地域差指数
上位5都道府県の教養娯楽の地域差指数 小売物価統計調査(10大費目別消費者物価地域差指数)(2024年) 020406080100神奈川県: 106.7106.7東京都: 106106埼玉県: 103.8103.8京都府: 101.3101.3宮城県: 100.9100.9神奈川県東京都埼玉県京都府宮城県
上位5都道府県の教養娯楽の地域差指数
項目教養娯楽の地域差指数
神奈川県106.7
東京都106
埼玉県103.8
京都府101.3
宮城県100.9
下位5都道府県の教養娯楽の地域差指数
下位5都道府県の教養娯楽の地域差指数 小売物価統計調査(10大費目別消費者物価地域差指数)(2024年) 020406080鹿児島県: 91.591.5佐賀県: 9292宮崎県: 92.292.2福井県: 93.593.5富山県: 93.993.9鹿児島県佐賀県宮崎県福井県富山県
下位5都道府県の教養娯楽の地域差指数
項目教養娯楽の地域差指数
鹿児島県91.5
佐賀県92
宮崎県92.2
福井県93.5
富山県93.9

教養娯楽が高い上位5都府県です。

神奈川県は106.7、東京都は106、埼玉県は103.8でした。
1位と2位の差は0.7ポイントです。

4位は京都府で101.3、5位は宮城県で100.9。
上位5はいずれも47都道府県の平均97.31を上回りました。

1位の神奈川県は平均を9.39ポイント上回りました。
中央値の96.5と比べると10.2ポイント高く、平均に対する比では1.1倍にあたります。

6位以下は千葉県で100.6、大阪府で100.3、秋田県で99.9と続きました。

2位と3位の差は2.2ポイント、3位と4位の差は2.5ポイント。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1ポイントでした。

1位から5位までの幅は5.8ポイント、1位から8位までの幅は6.8ポイントでした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。

神奈川県は総合の地域差指数でも2位に入っています。
全国の値は100で、上位5はいずれもこれを上回りました。

上位は大都市圏の都府県です。
人が集まる場所ほど、サービスの値段が高くなります。

総合の指数とは順位が異なります

ここから先は、教養娯楽の物価水準がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

総合の地域差指数で並べ替えると、順位が変わります。

1位は東京都の104、2位は神奈川県の103.3、3位は北海道の101.9。

4位以下は山形県、千葉県と続きます。
逆に下位は鹿児島県が96.4、群馬県が96.2。
東京都と群馬県では1.08倍の開きです。

総合の指数とは順位が異なります。
教養娯楽はモノとサービスが混ざった費目です。

本や家電といったモノの値段は全国であまり変わりませんが、月謝や入場料などのサービスは人件費と地代を反映します。

そのためサービスの割合が高い地域ほど、指数が押し上げられることになります。

地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が100.74で最も高く、九州・沖縄8県が94.69で最も低くなります。
北海道99.7と東北6県98.23がそれに続きました。

同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。

実数で見ると順位は変わる

総合の地域差指数の上位5都道府県
総合の地域差指数の上位5都道府県 小売物価統計調査(10大費目別消費者物価地域差指数)(2024年) 020406080100東京都: 104104神奈川県: 103.3103.3北海道: 101.9101.9山形県: 101.4101.4千葉県: 101.2101.2東京都神奈川県北海道山形県千葉県
総合の地域差指数の上位5都道府県
項目総合の地域差指数
東京都104
神奈川県103.3
北海道101.9
山形県101.4
千葉県101.2

教養娯楽が安い下位5県

教養娯楽が安い下位5県です。

47位の鹿児島県は91.5、46位の佐賀県は92、45位の宮崎県は92.2でした。
1位の神奈川県とは15.2ポイントの差があります。

44位は福井県で93.5、43位は富山県で93.9、42位は栃木県で94.1と続きます。

下位の県は全国平均を8パーセントほど下回りました。

47都道府県の中央値は96.5、平均は97.31です。
47位の鹿児島県は平均を5.81ポイント下回りました。

47位の鹿児島県は1位の神奈川県の85.8パーセントにあたる水準で、倍率にすると1.17倍の開きです。

46位との差は0.5ポイント、45位との差は0.7ポイント。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも2.6ポイントしかありません。

下位5県はいずれも47都道府県の平均97.31を下回りました。
47位から43位までの幅は2.4ポイントです。

鹿児島県は総合の地域差指数では46位です。
全国の値は100なので、47位はこれを8.5ポイント下回っています。

このグラフについての豆知識

モノとサービスが混ざる費目

教養娯楽には教養娯楽用の耐久財、書籍、月謝類、宿泊料、パック旅行費、入場料などが含まれます。

モノの値段は全国でそろいやすく、サービスの値段は地域差が出ます。
この2つが混ざった費目です。

全国平均を100とした指数

消費者物価地域差指数は、全国の平均を100として、その地域の物価がどれくらいかを表した数字です。
100を超えれば全国より高く、下回れば安いことを示します。

費目ごとの指数は、家計の支出割合で重みをつけて価格を比べたものです。
この記事の数字は都道府県の全域を対象にしたもので、県庁所在市だけを見た数字とは違います。

数字の散らばり

1位の神奈川県は106.7、47位の鹿児島県は91.5。
差は15.2ポイント、倍率にすると1.17倍です。

中央値は96.5、平均は97.31でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では0.81ポイントの差でした。

総合の地域差指数で並べ替えると開きは1.08倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。

順位の並びがにている記事

教養娯楽の物価水準の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。

並びが最も重なったのは【父の平均年齢】全国34.2歳、母より1.9歳ほど上で、相関は0.7です。
正反対だったのは【義務の自賠責保険にいくら】平均年7,314円、台数がそのまま出るで、相関は-0.59です。

順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。

地方のなかで見た教養娯楽の地域差指数

地方最も多い最も少ない
東北宮城県 100.9福島県 94.7
関東神奈川県 106.7栃木県 94.1
中部新潟県 99.6福井県 93.5
近畿京都府 101.3和歌山県 95.1
中国山口県 96.1鳥取県 94.4
四国愛媛県 97.5徳島県 95.2
九州福岡県 96.9鹿児島県 91.5
小売物価統計調査(10大費目別消費者物価地域差指数)(2024年、総務省)をもとに作成

まとめ

教養娯楽の物価水準を47都道府県で比べると、最も高い神奈川県で106.7、最も低い鹿児島県で91.5でした。
その差は15.2ポイント、倍率にすると1.17倍です。

47都道府県の中央値は96.5、平均は97.31でした。
全国の値は100です。
総合の地域差指数で並べ替えると開きは1.08倍になり、主指標で1位の神奈川県はその見方では2位に位置します。

教養娯楽の物価水準の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、全国平均を100とした指数であること。
2つ目は、モノとサービスが混ざった費目であること。
3つ目は2024年の数字であることです。

総合の地域差指数では東京都が104で最も高く、主指標で1位の神奈川県はこの見方では2位でした。

地方ごとの平均では関東7都県が100.74で最も高く、九州・沖縄8県が94.69で最も低くなりました。
教育や被服・履物の物価水準を比べた記事とあわせて読んでみてください。

1位の神奈川県と2位の東京都の差は0.7ポイントで、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。

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出典

注記: 全国平均を100としたときの2024年の都道府県別の指数。
参考指標は同じ県の総合の指数

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