加入が義務づけられている自賠責保険に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
富山県が11,256円で1位。
47都道府県の平均は7,314円、中央値は7,556円です。
最も高い11,256円と最も低い3,039円の差は8,217円、倍率にすると3.7倍でした。
47都道府県の単純平均
7,314円
1世帯当たりの自賠責保険料への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 富山県
11,256円
最も少ない 大阪府
3,039円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの自賠責保険料への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 5,544円 |
| 青森県 | 5,188円 |
| 岩手県 | 8,295円 |
| 宮城県 | 6,181円 |
| 秋田県 | 6,269円 |
| 山形県 | 8,318円 |
| 福島県 | 9,308円 |
| 茨城県 | 9,931円 |
| 栃木県 | 10,204円 |
| 群馬県 | 11,204円 |
| 埼玉県 | 4,457円 |
| 千葉県 | 5,639円 |
| 東京都 | 3,558円 |
| 神奈川県 | 4,365円 |
| 新潟県 | 8,524円 |
| 富山県 | 11,256円 |
| 石川県 | 7,069円 |
| 福井県 | 7,529円 |
| 山梨県 | 8,445円 |
| 長野県 | 11,070円 |
| 岐阜県 | 8,547円 |
| 静岡県 | 7,052円 |
| 愛知県 | 6,830円 |
| 三重県 | 9,529円 |
| 滋賀県 | 6,917円 |
| 京都府 | 4,521円 |
| 大阪府 | 3,039円 |
| 兵庫県 | 4,312円 |
| 奈良県 | 6,077円 |
| 和歌山県 | 8,044円 |
| 鳥取県 | 10,428円 |
| 島根県 | 8,486円 |
| 岡山県 | 7,661円 |
| 広島県 | 7,556円 |
| 山口県 | 8,655円 |
| 徳島県 | 7,072円 |
| 香川県 | 8,327円 |
| 愛媛県 | 4,937円 |
| 高知県 | 4,995円 |
| 福岡県 | 6,306円 |
| 佐賀県 | 8,338円 |
| 長崎県 | 5,577円 |
| 熊本県 | 8,019円 |
| 大分県 | 9,016円 |
| 宮崎県 | 8,861円 |
| 鹿児島県 | 8,587円 |
| 沖縄県 | 3,700円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで群馬県、長野県、鳥取県、栃木県が続きます。
淡いのは大阪府、東京都、沖縄県でした。
47都道府県の平均は7,314円、中央値は7,556円です。
富山県の11,256円は平均を3,942円上回ります。
1位と47位の差は8,217円、倍率にすると3.7倍でした。
任意の自動車保険料への支出で並べ替えると富山県が64,598で最も高く、開きは4.32倍になります。
主指標で1位の富山県は任意の自動車保険料への支出では1位、任意の自動車保険料への支出で1位の富山県は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの自賠責保険料への支出(円) | 地方 | 任意の自動車保険料への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 11256 | 中部 | 64598 |
| 2 | 群馬県 | 11204 | 関東 | 56262 |
| 3 | 長野県 | 11070 | 中部 | 50668 |
| 4 | 鳥取県 | 10428 | 中国 | 59207 |
| 5 | 栃木県 | 10204 | 関東 | 43975 |
| 6 | 茨城県 | 9931 | 関東 | 49814 |
| 7 | 三重県 | 9529 | 近畿 | 54212 |
| 8 | 福島県 | 9308 | 東北 | 50197 |
| 9 | 大分県 | 9016 | 九州 | 53713 |
| 10 | 宮崎県 | 8861 | 九州 | 43880 |
| 11 | 山口県 | 8655 | 中国 | 51160 |
| 12 | 鹿児島県 | 8587 | 九州 | 43950 |
| 13 | 岐阜県 | 8547 | 中部 | 52612 |
| 14 | 新潟県 | 8524 | 中部 | 45664 |
| 15 | 島根県 | 8486 | 中国 | 51226 |
| 16 | 山梨県 | 8445 | 中部 | 45964 |
| 17 | 佐賀県 | 8338 | 九州 | 52501 |
| 18 | 香川県 | 8327 | 四国 | 50667 |
| 19 | 山形県 | 8318 | 東北 | 57255 |
| 20 | 岩手県 | 8295 | 東北 | 44853 |
| 21 | 和歌山県 | 8044 | 近畿 | 35999 |
| 22 | 熊本県 | 8019 | 九州 | 46065 |
| 23 | 岡山県 | 7661 | 中国 | 39719 |
| 24 | 広島県 | 7556 | 中国 | 33007 |
| 25 | 福井県 | 7529 | 中部 | 50548 |
| 26 | 徳島県 | 7072 | 四国 | 46445 |
| 27 | 石川県 | 7069 | 中部 | 43895 |
| 28 | 静岡県 | 7052 | 中部 | 42862 |
| 29 | 滋賀県 | 6917 | 近畿 | 40858 |
| 30 | 愛知県 | 6830 | 中部 | 36098 |
| 31 | 福岡県 | 6306 | 九州 | 36172 |
| 32 | 秋田県 | 6269 | 東北 | 48966 |
| 33 | 宮城県 | 6181 | 東北 | 33632 |
| 34 | 奈良県 | 6077 | 近畿 | 28219 |
| 35 | 千葉県 | 5639 | 関東 | 27203 |
| 36 | 長崎県 | 5577 | 九州 | 25684 |
| 37 | 北海道 | 5544 | 北海道 | 34014 |
| 38 | 青森県 | 5188 | 東北 | 40906 |
| 39 | 高知県 | 4995 | 四国 | 47343 |
| 40 | 愛媛県 | 4937 | 四国 | 38440 |
| 41 | 京都府 | 4521 | 近畿 | 25681 |
| 42 | 埼玉県 | 4457 | 関東 | 22825 |
| 43 | 神奈川県 | 4365 | 関東 | 18727 |
| 44 | 兵庫県 | 4312 | 近畿 | 20437 |
| 45 | 沖縄県 | 3700 | 九州 | 21843 |
| 46 | 東京都 | 3558 | 関東 | 14958 |
| 47 | 大阪府 | 3039 | 近畿 | 18502 |
自賠責保険料が多い上位5県
自賠責保険料が多い上位5県です。
富山県は11,256円、群馬県は11,204円、長野県は11,070円でした。
1位と2位の差は52円です。
4位は鳥取県で10,428円、5位は栃木県で10,204円。
上位5はいずれも47都道府県の平均7,314円を上回りました。
1位の富山県は平均を3,942円上回りました。
中央値の7,556円と比べると3,700円高く、平均に対する比では1.54倍にあたります。
6位以下は茨城県で9,931円、三重県で9,529円、福島県で9,308円と続きました。
2位と3位の差は134円、3位と4位の差は642円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は896円でした。
1位から5位までの幅は1,052円、1位から8位までの幅は1,948円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
富山県は任意の自動車保険料への支出でも1位に入っています。
全国の値は7,314円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は富山県の1万1,256円。
北陸と地方の県が上位を占めます。
任意の自動車保険料と並べて見ます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯が1年間に自賠責保険へ使う金額の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
任意の自動車保険料への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は富山県の64,598、2位は鳥取県の59,207、3位は山形県の57,255。
4位以下は群馬県、三重県と続きます。
逆に下位は大阪府が18,502、東京都が14,958。
富山県と東京都では4.32倍の開きです。
自賠責保険の料率は全国共通で決まっています。
それでも3.7倍の差がつくのは、1世帯が持つ車の台数が地域によって大きく違うからです。
任意保険(4万1,307円)と合わせると、車の保険だけで年に4万8,000円ほどかかる計算になります。
当サイトの任意の自動車保険料の記事と並べて読んでみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、中国5県が8,557円で最も高く、北海道が5,544円で最も低くなります。
中部9県8,480円と九州・沖縄8県7,301円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
自賠責保険料が少ない下位5都府県
自賠責保険料が少ない下位5都府県です。
47位の大阪府は3,039円、46位の東京都は3,558円、45位の沖縄県は3,700円でした。
1位の富山県とは8,217円の差があります。
44位は兵庫県で4,312円、43位は神奈川県で4,365円、42位は埼玉県で4,457円と続きます。
最も少ない大阪府は3,039円。
1位と47位の差は3.7倍です。
47都道府県の中央値は7,556円、平均は7,314円です。
47位の大阪府は平均を4,275円下回りました。
47位の大阪府は1位の富山県の27.0パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.7倍の開きです。
46位との差は519円、45位との差は661円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも1,418円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均7,314円を下回りました。
47位から43位までの幅は1,326円です。
大阪府は任意の自動車保険料への支出では46位です。
全国の値は7,314円なので、47位はこれを4,275円下回っています。
地方別に見る
自賠責保険料は、車社会の地方で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、中国5県が8,557円で最も高くなります。
次いで中部9県が8,480円、九州・沖縄8県が7,301円、東北6県が7,260円と続きました。
低いほうは関東7都県が7,051円、四国4県が6,333円、近畿7府県が6,063円、北海道が5,544円でした。
最も高い中国5県と最も低い北海道の差は3,013円です。
任意の自動車保険料への支出で見ると中部9県が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
台数がそのまま出る項目
自賠責保険料への支出は全国平均で年7,314円です。
車検のときにまとめて払うことが多いため、車検の年に金額が集中する性質もあります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の富山県は11,256円、47位の大阪府は3,039円。
差は8,217円、倍率にすると3.7倍です。
中央値は7,556円、平均は7,314円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では242円の差でした。
任意の自動車保険料への支出で並べ替えると開きは4.32倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間に自賠責保険へ使う金額の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
最も似ていたのは【ガソリン代への支出】平均年7万6,078円、車社会の固定費(順位相関0.87)です。
正反対だったのは【人口集中地区】全国の7割が住む「まちの中」、県によっては4分の1しかいませんで、相関は-0.69です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た1世帯当たりの自賠責保険料への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 9308 | 青森県 5188 |
| 関東 | 群馬県 11204 | 東京都 3558 |
| 中部 | 富山県 11256 | 愛知県 6830 |
| 近畿 | 三重県 9529 | 大阪府 3039 |
| 中国 | 鳥取県 10428 | 広島県 7556 |
| 四国 | 香川県 8327 | 愛媛県 4937 |
| 九州 | 大分県 9016 | 沖縄県 3700 |
まとめ
1世帯が1年間に自賠責保険へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い富山県で11,256円、最も低い大阪府で3,039円でした。
その差は8,217円、倍率にすると3.7倍です。
47都道府県の中央値は7,556円、平均は7,314円でした。
全国の値は7,314円です。
任意の自動車保険料への支出で並べ替えると開きは4.32倍になり、主指標で1位の富山県はその見方では1位に位置します。
1世帯が1年間に自賠責保険へ使う金額の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、料率は全国共通であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
任意の自動車保険料への支出では富山県が64,598で最も高く、主指標で1位の富山県はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では中国5県が8,557円で最も高く、北海道が5,544円で最も低くなりました。
任意の自動車保険料やガソリンへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 加入が義務づけられている自賠責保険の保険料への支出。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 加入が義務づけられている自賠責保険の保険料への支出。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
