一年じゅう泳げる屋内プールは、どこに多いのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2015年10月1日時点の数字。
北海道が214か所で1位。
47都道府県の平均は33.3か所、中央値は26か所です。
1位と47位の間には26.8倍の開き、人口10万人あたりでは9.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
33か所
公共の屋内水泳プール数(平成27年度(2015年10月1日現在))
最も多い 北海道
214か所
最も少ない 佐賀県
8か所
屋内プールが多い上位5道県
屋内プールが多い上位5道県です。
北海道は214か所、東京都は117か所、愛知県は72か所でした。
北海道は2位の東京都の1.83倍です。
4位は兵庫県で61か所、5位は静岡県で55か所。
上位5で全国の33.1パーセント、上位3で25.7パーセント、上位10で48.5パーセントでした。
1位だけで13.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は33.3か所なので、1位は平均の6.4倍。
中央値の26か所と比べると8.2倍にあたります。
6位以下は大阪府で54か所、神奈川県で53か所、新潟県で49か所と続きました。
2位と3位の差は45か所、3位と4位の差は11か所でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の66.9パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると331か所。
これだけで全国の21.1パーセントにあたります。
寒い地域ほど、屋根のあるプールが多く作られてきました。
人口10万人あたりでも北海道が1位です
以下は、屋内プールの数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は北海道の4.24か所、2位は秋田県3.57か所、3位は山梨県3.29か所。
4位以下は鳥取県、岩手県と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県0.53か所、埼玉県0.45か所。
北海道と埼玉県では9.4倍の開きです。
人口10万人あたりでも北海道が1位でした。
実数と人口あたりの両方で1位になるのは珍しいことです。
屋外のプールが使えるのは夏のあいだだけです。
冬の長い地域では、屋根をかけて一年じゅう使えるようにする必要がありました。
気候が施設の形を決めている例といえます。
当サイトの屋外プールの記事と並べると、その違いがはっきりします。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が4.24か所で最も多く、関東7都県が0.74か所で最も少なくなります。
東北6県2か所と四国4県1.67か所がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
屋内プールが少ない下位5県
屋内プールが少ない下位5県です。
47位の佐賀県は8か所、46位の宮崎県は9か所、45位の奈良県は10か所でした。
1位の北海道とは26.8倍の差があります。
44位は徳島県で11か所、43位は高知県で12か所、42位は島根県で13か所と続きます。
暖かい地域では、屋外プールで足りる場面が多くなります。
47都道府県の中央値は26か所。
平均は33.3か所なので、平均が中央値の1.3倍です。
47位の佐賀県は平均の24.0パーセント、中央値の30.8パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.2パーセントにしかなりません。
1位の北海道1つで13.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の佐賀県は、1位の北海道の3.74パーセントにあたる水準です。
46位との差は1か所、45位との差は2か所でした。
1位の北海道と47位の佐賀県の間には206か所の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 公共の屋内水泳プール数 |
|---|---|
| 北海道 | 214か所 |
| 青森県 | 28か所 |
| 岩手県 | 30か所 |
| 宮城県 | 32か所 |
| 秋田県 | 32か所 |
| 山形県 | 13か所 |
| 福島県 | 29か所 |
| 茨城県 | 43か所 |
| 栃木県 | 21か所 |
| 群馬県 | 21か所 |
| 埼玉県 | 33か所 |
| 千葉県 | 33か所 |
| 東京都 | 117か所 |
| 神奈川県 | 53か所 |
| 新潟県 | 49か所 |
| 富山県 | 26か所 |
| 石川県 | 25か所 |
| 福井県 | 13か所 |
| 山梨県 | 26か所 |
| 長野県 | 33か所 |
| 岐阜県 | 23か所 |
| 静岡県 | 55か所 |
| 愛知県 | 72か所 |
| 三重県 | 16か所 |
| 滋賀県 | 21か所 |
| 京都府 | 22か所 |
| 大阪府 | 54か所 |
| 兵庫県 | 61か所 |
| 奈良県 | 10か所 |
| 和歌山県 | 13か所 |
| 鳥取県 | 14か所 |
| 島根県 | 13か所 |
| 岡山県 | 33か所 |
| 広島県 | 38か所 |
| 山口県 | 14か所 |
| 徳島県 | 11か所 |
| 香川県 | 18か所 |
| 愛媛県 | 18か所 |
| 高知県 | 12か所 |
| 福岡県 | 42か所 |
| 佐賀県 | 8か所 |
| 長崎県 | 26か所 |
| 熊本県 | 22か所 |
| 大分県 | 25か所 |
| 宮崎県 | 9か所 |
| 鹿児島県 | 32か所 |
| 沖縄県 | 14か所 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北海道です。
次いで東京都、愛知県、兵庫県、静岡県が続きます。
淡いのは佐賀県、宮崎県、奈良県でした。
47都道府県の平均は33.3か所、中央値は26か所です。
北海道の214か所は平均の6.4倍にあたります。
上位3で25.7パーセント、1位と47位で26.8倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと北海道が4.24か所で最も多く、開きは9.4倍になります。
実数1位の北海道は人数あたりでは1位、人数あたり1位の北海道は実数では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 公共の屋内水泳プール数(か所) | 地方 | 人口10万人あたりの公共の屋内水泳プール数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道 | 214 | 北海道 | 4.24 |
| 2 | 東京都 | 117 | 関東 | 0.83 |
| 3 | 愛知県 | 72 | 中部 | 0.97 |
| 4 | 兵庫県 | 61 | 近畿 | 1.14 |
| 5 | 静岡県 | 55 | 中部 | 1.56 |
| 6 | 大阪府 | 54 | 近畿 | 0.62 |
| 7 | 神奈川県 | 53 | 関東 | 0.57 |
| 8 | 新潟県 | 49 | 中部 | 2.33 |
| 9 | 茨城県 | 43 | 関東 | 1.53 |
| 10 | 福岡県 | 42 | 九州 | 0.82 |
| 11 | 広島県 | 38 | 中国 | 1.4 |
| 12 | 岡山県 | 33 | 中国 | 1.8 |
| 12 | 埼玉県 | 33 | 関東 | 0.45 |
| 12 | 千葉県 | 33 | 関東 | 0.53 |
| 12 | 長野県 | 33 | 中部 | 1.66 |
| 16 | 宮城県 | 32 | 東北 | 1.42 |
| 16 | 鹿児島県 | 32 | 九州 | 2.09 |
| 16 | 秋田県 | 32 | 東北 | 3.57 |
| 19 | 岩手県 | 30 | 東北 | 2.62 |
| 20 | 福島県 | 29 | 東北 | 1.66 |
| 21 | 青森県 | 28 | 東北 | 2.4 |
| 22 | 山梨県 | 26 | 中部 | 3.29 |
| 22 | 長崎県 | 26 | 九州 | 2.08 |
| 22 | 富山県 | 26 | 中部 | 2.61 |
| 25 | 石川県 | 25 | 中部 | 2.28 |
| 25 | 大分県 | 25 | 九州 | 2.3 |
| 27 | 岐阜県 | 23 | 中部 | 1.2 |
| 28 | 京都府 | 22 | 近畿 | 0.87 |
| 28 | 熊本県 | 22 | 九州 | 1.3 |
| 30 | 群馬県 | 21 | 関東 | 1.11 |
| 30 | 滋賀県 | 21 | 近畿 | 1.5 |
| 30 | 栃木県 | 21 | 関東 | 1.11 |
| 33 | 愛媛県 | 18 | 四国 | 1.41 |
| 33 | 香川県 | 18 | 四国 | 1.96 |
| 35 | 三重県 | 16 | 近畿 | 0.94 |
| 36 | 沖縄県 | 14 | 九州 | 0.95 |
| 36 | 山口県 | 14 | 中国 | 1.09 |
| 36 | 鳥取県 | 14 | 中国 | 2.64 |
| 39 | 山形県 | 13 | 東北 | 1.29 |
| 39 | 島根県 | 13 | 中国 | 2.02 |
| 39 | 福井県 | 13 | 中部 | 1.76 |
| 39 | 和歌山県 | 13 | 近畿 | 1.48 |
| 43 | 高知県 | 12 | 四国 | 1.83 |
| 44 | 徳島県 | 11 | 四国 | 1.61 |
| 45 | 奈良県 | 10 | 近畿 | 0.78 |
| 46 | 宮崎県 | 9 | 九州 | 0.87 |
| 47 | 佐賀県 | 8 | 九州 | 1.02 |
このグラフについての豆知識
屋根の有無で分けて数える
社会教育調査では、水泳プールを屋内と屋外に分けて数えています。
屋内は屋根のあるもの、屋外は屋根のないものです。
学校のプールは学校体育施設として別に数えるので、この数には入っていません。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の北海道は214か所、47位の佐賀県は8か所。
両者の間には26.8倍の開きがあります。
上位3で全国の25.7パーセント、上位10で48.5パーセントを占めます。
中央値は26か所、平均は33.3か所です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと9.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
屋内プールの数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
最も似ていたのは【消防の出動回数】年間333万2,070回、人口あたりの差は4.1倍(順位相関0.88)です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.57)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た公共の屋内水泳プール数
| 地方 | 最も多い(か所) | 最も少ない(か所) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 32 | 山形県 13 |
| 関東 | 東京都 117 | 群馬県 21 |
| 中部 | 愛知県 72 | 福井県 13 |
| 近畿 | 兵庫県 61 | 奈良県 10 |
| 中国 | 広島県 38 | 島根県 13 |
| 四国 | 香川県 18 | 徳島県 11 |
| 九州 | 福岡県 42 | 佐賀県 8 |
まとめ
屋内プールの数を47都道府県で比べると、最も多い北海道で214か所、最も少ない佐賀県で8か所でした。
1位と47位の間には26.8倍の開きがあります。
上位3で全国の25.7パーセント、上位10で48.5パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は26か所、平均は33.3か所でした。
人口10万人あたりに直すと9.4倍の開きになります。
屋内プールの数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、公共の施設だけを数えていること。
2つ目は、学校のプールは含まれないこと。
3つ目は2015年の数字であることです。
人口10万人あたりでは北海道が4.24か所で最多。
実数1位の北海道は人数あたりでは1位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の20.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が4.24か所で最多でした。
屋外プールや民間の屋内プールの数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成27年度(2015年10月1日現在)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348897
- 備考: 屋根のある公共の水泳プールの数。学校のプールは含まない。人口10万人あたりの公共の屋内水泳プール数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 屋根のある公共の水泳プールの数。
学校のプールは含まない。
人口10万人あたりの公共の屋内水泳プール数は2024年の総人口で割った参考値
