プールは全国に6,386か所。
内訳は屋内が4,523か所、屋外とレジャープールが1,863か所です。
屋内が3分の2を超えるのは、季節を問わず使えることが求められてきたからだと考えられます。
使ったのは令和6年10月1日現在の文部科学省「社会教育調査」(体育施設調査)のデータです。
47都道府県を合計すると6,386か所。
内訳は屋内が4,523か所、屋外とレジャープールが1,863か所でした。
47都道府県の単純平均
5.9か所
人口10万人あたりプール数(令和6年度(2024年10月1日現在))
最も多い 福島県
8.9か所
最も少ない 埼玉県
3.1か所
地図で見るプールの多さ
| 項目 | 人口10万人あたりプール数 |
|---|---|
| 北海道 | 6.3か所 |
| 青森県 | 6.4か所 |
| 岩手県 | 7.6か所 |
| 宮城県 | 4.3か所 |
| 秋田県 | 6.8か所 |
| 山形県 | 8.3か所 |
| 福島県 | 8.9か所 |
| 茨城県 | 5.5か所 |
| 栃木県 | 6.1か所 |
| 群馬県 | 6.4か所 |
| 埼玉県 | 3.1か所 |
| 千葉県 | 4.4か所 |
| 東京都 | 4.4か所 |
| 神奈川県 | 4.6か所 |
| 新潟県 | 6.7か所 |
| 富山県 | 6.2か所 |
| 石川県 | 7.5か所 |
| 福井県 | 6.6か所 |
| 山梨県 | 5.6か所 |
| 長野県 | 6.3か所 |
| 岐阜県 | 6.7か所 |
| 静岡県 | 4.8か所 |
| 愛知県 | 4.4か所 |
| 三重県 | 6.4か所 |
| 滋賀県 | 5.0か所 |
| 京都府 | 3.9か所 |
| 大阪府 | 3.9か所 |
| 兵庫県 | 4.8か所 |
| 奈良県 | 3.5か所 |
| 和歌山県 | 8.2か所 |
| 鳥取県 | 6.0か所 |
| 島根県 | 8.3か所 |
| 岡山県 | 5.5か所 |
| 広島県 | 6.3か所 |
| 山口県 | 7.7か所 |
| 徳島県 | 4.7か所 |
| 香川県 | 5.9か所 |
| 愛媛県 | 5.7か所 |
| 高知県 | 4.6か所 |
| 福岡県 | 5.0か所 |
| 佐賀県 | 5.6か所 |
| 長崎県 | 6.8か所 |
| 熊本県 | 4.7か所 |
| 大分県 | 7.7か所 |
| 宮崎県 | 5.1か所 |
| 鹿児島県 | 8.1か所 |
| 沖縄県 | 5.5か所 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東北の日本海側と山陰、南九州、それに紀伊半島の南部です。
淡いのは関東と近畿の都市部でした。
47都道府県の単純平均は5.88か所、中央値は5.89か所です。
平均と中央値がほぼ完全に一致し、極端な外れ値のない分布になっています。
7か所を超えたのは9県、4か所を下回ったのは4都府県。
真ん中に多くの県が集まる形でした。
| 順位 | 都道府県 | 人口10万人あたりプール数(か所) | 地方 | プールの数 | 屋内 | 屋外 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 福島県 | 8.89 | 東北 | 155 | 91 | 64 |
| 2 | 山形県 | 8.31 | 東北 | 84 | 38 | 46 |
| 3 | 島根県 | 8.26 | 中国 | 53 | 26 | 27 |
| 4 | 和歌山県 | 8.18 | 近畿 | 72 | 37 | 35 |
| 5 | 鹿児島県 | 8.09 | 九州 | 124 | 77 | 47 |
| 6 | 山口県 | 7.65 | 中国 | 98 | 61 | 37 |
| 6 | 大分県 | 7.65 | 九州 | 83 | 53 | 30 |
| 8 | 岩手県 | 7.6 | 東北 | 87 | 57 | 30 |
| 9 | 石川県 | 7.47 | 中部 | 82 | 63 | 19 |
| 10 | 秋田県 | 6.8 | 東北 | 61 | 44 | 17 |
| 11 | 長崎県 | 6.79 | 九州 | 85 | 51 | 34 |
| 12 | 岐阜県 | 6.73 | 中部 | 129 | 89 | 40 |
| 13 | 新潟県 | 6.67 | 中部 | 140 | 85 | 55 |
| 14 | 福井県 | 6.63 | 中部 | 49 | 35 | 14 |
| 15 | 青森県 | 6.44 | 東北 | 75 | 45 | 30 |
| 16 | 三重県 | 6.43 | 近畿 | 110 | 67 | 43 |
| 17 | 群馬県 | 6.35 | 関東 | 120 | 77 | 43 |
| 18 | 長野県 | 6.34 | 中部 | 126 | 76 | 50 |
| 19 | 北海道 | 6.31 | 北海道 | 318 | 246 | 72 |
| 20 | 広島県 | 6.3 | 中国 | 171 | 113 | 58 |
| 21 | 富山県 | 6.22 | 中部 | 62 | 42 | 20 |
| 22 | 栃木県 | 6.1 | 関東 | 115 | 86 | 29 |
| 23 | 鳥取県 | 6.03 | 中国 | 32 | 16 | 16 |
| 24 | 香川県 | 5.89 | 四国 | 54 | 34 | 20 |
| 25 | 愛媛県 | 5.72 | 四国 | 73 | 37 | 36 |
| 26 | 佐賀県 | 5.58 | 九州 | 44 | 20 | 24 |
| 27 | 山梨県 | 5.56 | 中部 | 44 | 28 | 16 |
| 28 | 茨城県 | 5.49 | 関東 | 154 | 113 | 41 |
| 29 | 岡山県 | 5.46 | 中国 | 100 | 73 | 27 |
| 29 | 沖縄県 | 5.46 | 九州 | 80 | 65 | 15 |
| 31 | 宮崎県 | 5.13 | 九州 | 53 | 31 | 22 |
| 32 | 福岡県 | 5.01 | 九州 | 255 | 192 | 63 |
| 33 | 滋賀県 | 4.99 | 近畿 | 70 | 50 | 20 |
| 34 | 静岡県 | 4.79 | 中部 | 169 | 99 | 70 |
| 35 | 兵庫県 | 4.76 | 近畿 | 254 | 209 | 45 |
| 36 | 熊本県 | 4.71 | 九州 | 80 | 57 | 23 |
| 37 | 徳島県 | 4.67 | 四国 | 32 | 16 | 16 |
| 38 | 高知県 | 4.57 | 四国 | 30 | 17 | 13 |
| 39 | 神奈川県 | 4.56 | 関東 | 421 | 311 | 110 |
| 40 | 千葉県 | 4.42 | 関東 | 276 | 178 | 98 |
| 40 | 東京都 | 4.42 | 関東 | 627 | 537 | 90 |
| 42 | 愛知県 | 4.38 | 中部 | 327 | 263 | 64 |
| 43 | 宮城県 | 4.31 | 東北 | 97 | 85 | 12 |
| 44 | 大阪府 | 3.92 | 近畿 | 343 | 252 | 91 |
| 45 | 京都府 | 3.89 | 近畿 | 98 | 68 | 30 |
| 46 | 奈良県 | 3.5 | 近畿 | 45 | 28 | 17 |
| 47 | 埼玉県 | 3.12 | 関東 | 229 | 185 | 44 |
地方別に見るプールの多さ
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、東北が最も多くなります。
東北6県が6.81か所、中国5県が6.49か所、北海道が6.31か所、九州8県が5.77か所、中部9県が5.47か所と続きます。
少ないほうは四国4県が5.35か所、近畿7府県が4.53か所、関東7都県が4.46か所でした。
東北と関東では1.53倍の差があります。
地方どうしの差は1.53倍。
テニスコートの1.83倍よりさらに小さく、地域差の少ないランキングになりました。
実数では関東7都県が合計1,942か所で最も多く、四国4県は189か所。
人口で割ると順位が入れ替わります。
人口あたりのプールが多い5県
人口10万人あたりのプールが多い上位5県です。
福島県は8.89か所、山形県は8.31か所、島根県は8.26か所、和歌山県は8.18か所、鹿児島県は8.09か所でした。
福島県と最下位の埼玉県では2.85倍の差があります。
6位以下は山口県7.65か所、大分県7.65か所、岩手県7.60か所と続きます。
実数では東京都の627か所が1位、神奈川県421か所、大阪府343か所、愛知県327か所、北海道318か所。
人口との相関係数はプラス0.97で、この記事で扱う施設のなかでも最も人口に忠実な並びでした。
屋外プールが残っている県と、屋内に切り替わった県
この分布の背景を、ここから考えてみます。
人口あたりで見る水泳プールの統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
屋内と屋外を分けると、県の顔ぶれが入れ替わります。
屋内プールの人口10万人あたりの上位は石川県5.74か所、福島県5.22か所、鹿児島県5.03か所、岩手県4.98か所。
屋外とレジャープールでは山形県4.55か所、島根県4.21か所、和歌山県3.98か所、福島県3.67か所が上位です。
福島県は屋内2位・屋外4位で両方に入りますが、石川県は屋内1位に対して屋外は下位、山形県は屋外1位に対して屋内は中位と、多くの県はどちらか一方に寄っています。
屋外プールの少なさが目立つのは都市部です。
宮城県0.53か所、埼玉県0.60か所、東京都0.63か所、兵庫県0.84か所。
東京都は屋内プールを537か所も持ちながら、屋外は90か所しかありません。
地価の高い都市では、通年で使える屋内プールに置き換わってきたと考えるのが自然でしょう。
屋外プールは夏の2か月ほどしか使えず、同じ敷地なら屋内のほうが効率がよいということになります。
逆に山形県や島根県、和歌山県のように屋外プールが人口あたりで多く残っている県は、学校や市町村のプールがそのまま数に入っていると考えられます。
公共と民間の内訳もこの見方を支えます。
プールは公共が3,236か所、民間が3,150か所でほぼ半々。
体育館の88.3パーセントが公共だったのと比べると、民間の比率がかなり高い施設です。
民間のスイミングスクールやフィットネスクラブのプールは、当然ながら屋内が中心になります。
人口あたりのプールが少ない5都府県
人口10万人あたりのプールが少ない下位5都府県です。
埼玉県は3.12か所、奈良県は3.50か所、京都府は3.89か所、大阪府は3.92か所、宮城県は4.31か所でした。
福島県の8.89か所とは2.85倍の差があります。
宮城県が下位に入るのは、東北6県のなかでは例外的です。
東北の地方平均は6.81か所で、宮城県だけが4.31か所にとどまりました。
屋外プールが人口10万人あたり0.53か所で全国最少という点が効いています。
実数で少ないのは高知県30か所、徳島県と鳥取県が32か所、佐賀県と山梨県が44か所でした。
倍率2.85倍は、この記事で扱う体育施設のなかでも最も小さい部類です。
プールは都市でも地方でも大きくは変わらない施設だと言えます。
このグラフについての豆知識
レジャープールも含めている
この記事の数字には、水泳プール(屋内)、水泳プール(屋外)、レジャープールの3つを合計しました。
レジャープールは47都道府県で335か所あります。
ダイビングプールは別区分のため含んでいません。
全国で56か所と数が少なく、飛び込み専用の施設です。
公共3,236か所、民間3,150か所とほぼ半々で、体育施設のなかでは民間の比率が高いほうでした。
学校プールは原則として含まない
社会体育施設として届け出のあったものが対象なので、学校の授業だけに使われているプールは含まれません。
一般に開放しているものは含まれます。
近年は学校プールを廃止して市民プールに集約する自治体も増えており、この数字は今後動きやすい指標だと考えられます。
数字は令和6年度、2024年10月1日現在のものです。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
人口あたりで見る水泳プールの順位で探してみます。
いちばん近かったのは【体育施設の数】全国7万6千か所、人口10万人あたり最多と最少では3.2倍の差で、順位相関は0.69でした。
正反対だったのは【ほぼ在宅勤務の割合】全国3.4%、都心への集中が鮮明で、相関は-0.76です。
これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。
地方のなかで見た人口10万人あたりプール数
| 地方 | 最も多い(か所) | 最も少ない(か所) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 8.89 | 宮城県 4.31 |
| 関東 | 群馬県 6.35 | 埼玉県 3.12 |
| 中部 | 石川県 7.47 | 愛知県 4.38 |
| 近畿 | 和歌山県 8.18 | 奈良県 3.5 |
| 中国 | 島根県 8.26 | 岡山県 5.46 |
| 四国 | 香川県 5.89 | 高知県 4.57 |
| 九州 | 鹿児島県 8.09 | 熊本県 4.71 |
まとめ
人口10万人あたりのプールの数を比べると、最も多い福島県は8.89か所、最も少ない埼玉県は3.12か所で、その差は2.85倍でした。
47都道府県の合計は6,386か所です。
この人口あたりで見る水泳プールの数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、レジャープールを含みダイビングプールを含まないこと。
2つ目は、学校の授業専用プールを含まないこと。
3つ目は令和6年10月1日現在の数字であることです。
東京都は屋内プールを537か所持ちながら、屋外は90か所だけ。
屋外プールが人口10万人あたりで最も少ないのは宮城県の0.53か所でした。
人口との相関係数はプラス0.97。
この記事で扱う施設のなかで最も人口に忠実に並ぶ指標です。
テニスコートや体育館の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
関連記事
- 【テニスコートの数】全国6,250面のうち、屋内コートは1割ちょっとにとどまります
- 【体育施設の数】全国7万6千か所、人口10万人あたり最多と最少では3.2倍の差
- 【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています
- 【屋内プールの数】全国1,567か所、冬の長い地域に多い
- 【民間の水泳プールの数】全国3,266か所、開きは114.5倍
出典
- 統計名: 社会教育調査(体育施設調査)
- 調査年: 令和6年度(2024年10月1日現在)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00400004&tstat=000001017254&cycle=0&tclass1=000001242203
- 備考: 公共の社会体育施設(第197表)と民間体育施設(第214表)の合計。人口10万人あたりの値は2024年10月1日現在の人口推計で割って算出した。屋内・屋外の水泳プールとレジャープールを合わせた数
注記: 公共の社会体育施設(第197表)と民間体育施設(第214表)の合計。
人口10万人あたりの値は2024年10月1日現在の人口推計で割って算出した。
屋内・屋外の水泳プールとレジャープールを合わせた数
