家に持ち帰って手作業をする内職。
この働き方をしている人は全国で80,470人です。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2020年の数字。
愛知県が8,700人で1位。
人口10万人あたりでは岐阜県が最も多くなります。
47都道府県の平均は1,712.1人、中央値は1,050人です。
1位と47位の差は29倍、人口10万人あたりに直すと6.1倍でした。
47都道府県の単純平均
1,712人
内職者数(2020年)
最も多い 愛知県
8,700人
最も少ない 島根県
300人
地図で見る
| 項目 | 内職者数 |
|---|---|
| 北海道 | 1,650人 |
| 青森県 | 710人 |
| 岩手県 | 710人 |
| 宮城県 | 890人 |
| 秋田県 | 700人 |
| 山形県 | 690人 |
| 福島県 | 1,450人 |
| 茨城県 | 1,550人 |
| 栃木県 | 1,210人 |
| 群馬県 | 1,910人 |
| 埼玉県 | 4,910人 |
| 千葉県 | 2,130人 |
| 東京都 | 4,780人 |
| 神奈川県 | 3,140人 |
| 新潟県 | 2,520人 |
| 富山県 | 660人 |
| 石川県 | 870人 |
| 福井県 | 850人 |
| 山梨県 | 660人 |
| 長野県 | 2,290人 |
| 岐阜県 | 2,970人 |
| 静岡県 | 3,950人 |
| 愛知県 | 8,700人 |
| 三重県 | 1,840人 |
| 滋賀県 | 1,320人 |
| 京都府 | 2,620人 |
| 大阪府 | 5,430人 |
| 兵庫県 | 3,080人 |
| 奈良県 | 1,260人 |
| 和歌山県 | 870人 |
| 鳥取県 | 460人 |
| 島根県 | 300人 |
| 岡山県 | 1,880人 |
| 広島県 | 2,210人 |
| 山口県 | 530人 |
| 徳島県 | 610人 |
| 香川県 | 900人 |
| 愛媛県 | 1,050人 |
| 高知県 | 430人 |
| 福岡県 | 2,140人 |
| 佐賀県 | 380人 |
| 長崎県 | 530人 |
| 熊本県 | 800人 |
| 大分県 | 300人 |
| 宮崎県 | 450人 |
| 鹿児島県 | 820人 |
| 沖縄県 | 360人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは愛知県です。
次いで大阪府、埼玉県、東京都、静岡県が続きます。
淡いのは大分県、島根県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は1,712.1人、中央値は1,050人です。
愛知県の8,700人は平均の5.1倍にあたります。
上位3で23.7パーセント、1位と47位で29倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと岐阜県が150.1人で最も多く、開きは6.1倍になります。
実数1位の愛知県は人口あたりでは2位、人口あたり1位の岐阜県は実数では8位でした。
| 順位 | 都道府県 | 内職者数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの内職者数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 8700 | 中部 | 115.35 |
| 2 | 大阪府 | 5430 | 近畿 | 61.44 |
| 3 | 埼玉県 | 4910 | 関東 | 66.85 |
| 4 | 東京都 | 4780 | 関東 | 34.03 |
| 5 | 静岡県 | 3950 | 中部 | 108.72 |
| 6 | 神奈川県 | 3140 | 関東 | 33.99 |
| 7 | 兵庫県 | 3080 | 近畿 | 56.36 |
| 8 | 岐阜県 | 2970 | 中部 | 150.10 |
| 9 | 京都府 | 2620 | 近畿 | 101.63 |
| 10 | 新潟県 | 2520 | 中部 | 114.48 |
| 11 | 長野県 | 2290 | 中部 | 111.82 |
| 12 | 広島県 | 2210 | 中国 | 78.94 |
| 13 | 福岡県 | 2140 | 九州 | 41.67 |
| 14 | 千葉県 | 2130 | 関東 | 33.89 |
| 15 | 群馬県 | 1910 | 関東 | 98.50 |
| 16 | 岡山県 | 1880 | 中国 | 99.55 |
| 17 | 三重県 | 1840 | 近畿 | 103.94 |
| 18 | 北海道 | 1650 | 北海道 | 31.58 |
| 19 | 茨城県 | 1550 | 関東 | 54.06 |
| 20 | 福島県 | 1450 | 東北 | 79.10 |
| 21 | 滋賀県 | 1320 | 近畿 | 93.38 |
| 22 | 奈良県 | 1260 | 近畿 | 95.13 |
| 23 | 栃木県 | 1210 | 関東 | 62.59 |
| 24 | 愛媛県 | 1050 | 四国 | 78.66 |
| 25 | 香川県 | 900 | 四国 | 94.71 |
| 26 | 宮城県 | 890 | 東北 | 38.66 |
| 27 | 石川県 | 870 | 中部 | 76.82 |
| 27 | 和歌山県 | 870 | 近畿 | 94.30 |
| 29 | 福井県 | 850 | 中部 | 110.84 |
| 30 | 鹿児島県 | 820 | 九州 | 51.63 |
| 31 | 熊本県 | 800 | 九州 | 46.02 |
| 32 | 岩手県 | 710 | 東北 | 58.65 |
| 32 | 青森県 | 710 | 東北 | 57.35 |
| 34 | 秋田県 | 700 | 東北 | 72.95 |
| 35 | 山形県 | 690 | 東北 | 64.61 |
| 36 | 山梨県 | 660 | 中部 | 81.48 |
| 36 | 富山県 | 660 | 中部 | 63.78 |
| 38 | 徳島県 | 610 | 四国 | 84.77 |
| 39 | 山口県 | 530 | 中国 | 39.49 |
| 39 | 長崎県 | 530 | 九州 | 40.39 |
| 41 | 鳥取県 | 460 | 中国 | 83.12 |
| 42 | 宮崎県 | 450 | 九州 | 42.07 |
| 43 | 高知県 | 430 | 四国 | 62.18 |
| 44 | 佐賀県 | 380 | 九州 | 46.83 |
| 45 | 沖縄県 | 360 | 九州 | 24.53 |
| 46 | 大分県 | 300 | 九州 | 26.69 |
| 46 | 島根県 | 300 | 中国 | 44.70 |
内職をする人が多い5県
内職をする人が多い上位5県です。
愛知県は8,700人、大阪府は5,430人、埼玉県は4,910人でした。
愛知県は2位の大阪府の1.6倍です。
4位は東京都で4,780人、5位は静岡県で3,950人。
上位5で全国の34.5パーセント、上位3で23.7パーセント、上位10で52.3パーセントでした。
1位だけで10.8パーセントを占めます。
47都道府県の平均は1,712.1人なので、1位は平均の5.1倍。
中央値の1,050人と比べると8.3倍にあたります。
6位以下は神奈川県で3,140人、兵庫県で3,080人、岐阜県で2,970人と続きました。
2位と3位の差は520人、3位と4位の差は130人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の65.5パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると14,130人。
これだけで全国の17.6パーセントにあたります。
上位に並ぶのは繊維や陶磁器、雑貨の産地です。
工場から仕事を分けて出す慣行が残っている地域だと考えられます。
人口あたりでは岐阜県が1位になります
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
内職をする人の数の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、東海と北陸の県が上位に来ます。
1位は岐阜県の150.1人、2位は愛知県115.35人、3位は新潟県114.48人。
4位以下は長野県、福井県と続きます。
逆に人口あたりの下位は大分県26.69人、沖縄県24.53人。
岐阜県と沖縄県では6.1倍の開きです。
内職は、工場が手作業の工程を外に出すことで成り立ちます。
ですから地場産業のある地域に集まりやすい働き方です。
繊維、陶磁器、刃物、眼鏡。
細かな手仕事を必要とする産地では、家庭で作業を請け負う人が今も残っています。
全国で8万人あまりという数字は、就業者全体から見ればごくわずかです。
かつては家計の支えとして広く行われましたが、産業構造の変化とともに縮んできました。
実数で29倍、人口あたりでも6.1倍。
人数が少ない指標ほど、地域差は大きく出ます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中部9県が111人で最も多く、北海道が31.6人で最も少なくなります。
四国4県80.9人と中国5県74.2人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
内職をする人が少ない5県
内職をする人が少ない下位5県です。
47位の大分県は300人、46位の島根県は300人、45位の沖縄県は360人でした。
1位の愛知県とは29倍の差があります。
44位は佐賀県で380人、43位は高知県で430人、42位は宮崎県で450人と続きます。
全国で8万人あまりという小さな数字なので、県ごとの人数も限られます。
47都道府県の中央値は1,050人。
平均は1,712.1人なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の大分県は平均の17.5パーセント、中央値の28.6パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.2パーセントにしかなりません。
1位の愛知県1つで10.8パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の大分県は、1位の愛知県の3.45パーセントにあたる水準です。
46位との差は0人、45位との差は60人でした。
1位の愛知県と47位の大分県の間には8,400人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
内職者の定義
内職者は、自宅で物品の製造や加工を請け負い、その対価を受け取る人を指します。
雇われているわけではなく、成果に応じて報酬を受け取る働き方です。
家内労働法という法律があり、最低工賃や安全の基準が定められています。
就業者のごく一部
全国の内職者は80,470人。
就業者全体から見れば1,000人に1人にも満たない規模です。
それでも人口10万人あたりでは6.1倍の開きがあり、産地ごとの違いがはっきり出ます。
数字の開き
1位の愛知県は8,700人、47位の大分県は300人で、その差は29倍です。
上位3で全国の23.7パーセント、上位10で52.3パーセントを占めます。
中央値は1,050人、平均は1,712.1人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと開きは6.1倍。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
10年前とくらべると
全国の内職をする人の数は、2010年の117,700人から2020年の80,470人へ、この10年でおよそ32%減りました。
10年前も先頭は愛知県です。
顔ぶれは変わりませんでした。
伸びがいちばん大きかったのは高知県で、34%増でした。
順位の並びがにている記事
内職をする人の数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
0.94という高い相関を示したのが【製造業の事業所数】全国22万2,200、1位と2位の差は67事業所でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.8)です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た内職者数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 1450 | 山形県 690 |
| 関東 | 埼玉県 4910 | 栃木県 1210 |
| 中部 | 愛知県 8700 | 山梨県 660 |
| 近畿 | 大阪府 5430 | 和歌山県 870 |
| 中国 | 広島県 2210 | 島根県 300 |
| 四国 | 愛媛県 1050 | 高知県 430 |
| 九州 | 福岡県 2140 | 大分県 300 |
まとめ
内職者の数を47都道府県で比べると、最も多い愛知県で8,700人、最も少ない大分県で300人でした。
1位と47位の差は29倍です。
上位3で全国の23.7パーセント、上位10で52.3パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は1,050人、平均は1,712.1人でした。
人口10万人あたりに直すと、開きは6.1倍まで縮みます。
ここまでの内職をする人の数の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、雇用ではなく請負の働き方であること。
2つ目は、人数が少ないため差が出やすいこと。
3つ目は2020年の数字であることです。
人口10万人あたりでは岐阜県が150.1人で最多。
実数の1位とは顔ぶれが変わります。
地方別に合計を出すと中部9県が全国の29.2パーセントで最多、人口10万人あたりでは中部9県が111人で最多でした。
一人で営む事業主や女性の労働力率を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2020年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードF1318(内職者数)の2020年の値。人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードF1318(内職者数)の2020年の値。
人口10万人あたりは2020年の総人口で割った参考値
