すいかは、上位3県が団子状に並ぶ品目です。
1位と2位の差は1.13倍しかありません。
暖かい地域から涼しい地域まで産地が散らばり、出荷の時期をずらしながら夏を通して市場に出ます。
今回は47都道府県のすいかの収穫量を、令和6年産の農林水産省「作物統計調査」のデータを使って比べました。
全国29万9,000トンのうち、熊本県が4万2,100トン、千葉県が3万7,100トン。
差は1.13倍しかありません。
3位の山形県2万9,600トンも含めて、上位は団子状に並びます。
調査対象25県の単純平均
11,202t
すいかの収穫量(2024年産)
最も多い 熊本県
42,100t
最も少ない 岡山県
710t
すいかの収穫量が多い5県
すいかの収穫量が多い上位5県です。
熊本県は4万2,100トン、千葉県は3万7,100トン、山形県は2万9,600トン、鳥取県は1万8,900トン、北海道は1万8,500トンでした。
熊本県と千葉県の差は1.13倍で、ほとんど並んでいます。
6位以下は新潟県1万6,200トン、長野県1万6,000トン、茨城県1万5,800トンと続きます。
上位3県で全国の36.4パーセント、上位5県で48.9パーセント。
1位のシェアは14.1パーセントにとどまり、産地が広く分かれています。
作付面積でも熊本県が1位です
すいかの収穫量が少ない5県
収穫量が少ない下位5県です。
岡山県は710トン、山口県は1,580トン、奈良県は1,720トン、和歌山県は1,810トン、鹿児島県は2,080トンでした。
熊本県の4万2,100トンとは59.3倍の差があります。
鹿児島県が下位に入るのは意外かもしれません。
隣の熊本県は4万2,100トンで1位、宮崎県も上位には届きません。
同じ九州でも、すいかの産地は熊本県に寄っています。
調査対象25県の単純平均は1万1,202トン、中央値は7,640トン。
対象外は22県です。
地図で見る(白い県は調査の対象外)
| 項目 | すいかの収穫量 |
|---|---|
| 北海道 | 18,500t |
| 青森県 | 4,760t |
| 秋田県 | 8,600t |
| 山形県 | 29,600t |
| 茨城県 | 15,800t |
| 千葉県 | 37,100t |
| 神奈川県 | 9,510t |
| 新潟県 | 16,200t |
| 石川県 | 12,700t |
| 福井県 | 3,010t |
| 長野県 | 16,000t |
| 静岡県 | 4,180t |
| 愛知県 | 15,100t |
| 兵庫県 | 3,220t |
| 奈良県 | 1,720t |
| 和歌山県 | 1,810t |
| 鳥取県 | 18,900t |
| 岡山県 | 710t |
| 山口県 | 1,580t |
| 愛媛県 | 2,740t |
| 福岡県 | 2,370t |
| 長崎県 | 7,640t |
| 熊本県 | 42,100t |
| 大分県 | 4,130t |
| 鹿児島県 | 2,080t |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは熊本県、千葉県、山形県です。
次いで鳥取県、北海道、新潟県が続きます。
九州中部、関東、日本海側の東北と北陸、山陰と、各地に濃い県が点在する分布です。
白く抜けている22県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
作付面積では47都道府県すべてにすいかの記録があります。
調査対象25県の単純平均は1万1,202トン、中央値は7,640トンです。
熊本県の4万2,100トンは平均の3.8倍にあたります。
上位3県で全国の36.4パーセント、1位と25位では59.3倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | すいかの収穫量(t) | 地方 | すいかの作付面積 | すいかの10アール当たり収量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 熊本県 | 42100 | 九州 | 1190 | 3540 |
| 2 | 千葉県 | 37100 | 関東 | 921 | 4030 |
| 3 | 山形県 | 29600 | 東北 | 770 | 3840 |
| 4 | 鳥取県 | 18900 | 中国 | 369 | 5130 |
| 5 | 北海道 | 18500 | 北海道 | 329 | 5610 |
| 6 | 新潟県 | 16200 | 中部 | 430 | 3770 |
| 7 | 長野県 | 16000 | 中部 | 298 | 5370 |
| 8 | 茨城県 | 15800 | 関東 | 383 | 4130 |
| 9 | 愛知県 | 15100 | 中部 | 377 | 4000 |
| 10 | 石川県 | 12700 | 中部 | 257 | 4930 |
| 11 | 神奈川県 | 9510 | 関東 | 284 | 3350 |
| 12 | 秋田県 | 8600 | 東北 | 374 | 2300 |
| 13 | 長崎県 | 7640 | 九州 | 258 | 2960 |
| 14 | 青森県 | 4760 | 東北 | 199 | 2390 |
| 15 | 静岡県 | 4180 | 中部 | 162 | 2580 |
| 16 | 大分県 | 4130 | 九州 | 118 | 3500 |
| 17 | 兵庫県 | 3220 | 近畿 | 175 | 1840 |
| 18 | 福井県 | 3010 | 中部 | 149 | 2020 |
| 19 | 愛媛県 | 2740 | 四国 | 140 | 1960 |
| 20 | 福岡県 | 2370 | 九州 | 93 | 2550 |
| 21 | 鹿児島県 | 2080 | 九州 | 67 | 3100 |
| 22 | 和歌山県 | 1810 | 近畿 | 70 | 2590 |
| 23 | 奈良県 | 1720 | 近畿 | 73 | 2360 |
| 24 | 山口県 | 1580 | 中国 | 80 | 1980 |
| 25 | 岡山県 | 710 | 中国 | 50 | 1420 |
このグラフについての豆知識
土地あたりでは北海道が1位
10アール当たり収量は北海道が5,610キログラムで1位。
次いで長野県5,370キログラム、鳥取県5,130キログラム、石川県4,930キログラムと続きます。
熊本県は3,540キログラムで上位には入りません。
作付面積1,190ヘクタールという広さが収穫量1位につながっています。
2位の千葉県921ヘクタールの1.3倍です。
野菜として数えている
すいかは果物として食べられますが、この調査では野菜に分類されます。
いちごやメロンも同じ扱いです。
調査対象25県の合計28万60トンは、全国の93.7パーセント。
上位が団子状に並ぶことと、産地が各地に点在することが、この品目の特徴になります。
数字は令和6年産のものです。
順位の並びがにている記事
すいかの収穫量の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。
並びが最も重なったのは【すいかの作付面積】全国5,018ha、1位と2位の差は24haで、相関は0.84です。
最も食い違ったのは【ハンバーガーへの支出】平均年6,291円(順位相関-0.41)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見たすいかの収穫量
| 地方 | 最も多い(t) | 最も少ない(t) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 29600 | 青森県 4760 |
| 関東 | 千葉県 37100 | 神奈川県 9510 |
| 中部 | 新潟県 16200 | 福井県 3010 |
| 近畿 | 兵庫県 3220 | 奈良県 1720 |
| 中国 | 鳥取県 18900 | 岡山県 710 |
| 九州 | 熊本県 42100 | 鹿児島県 2080 |
まとめ
すいかの収穫量を比べると、最も多い熊本県で4万2,100トン、調査対象25県のなかで最も少ない岡山県で710トンでした。
1位と2位の差は1.13倍しかありません。
すいかの収穫量をほかの数字と見くらべる前に、3つ確かめてください。
1つ目は、すいかは野菜として集計されること。
2つ目は、載っていない22県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。
10アール当たり収量では北海道が5,610キログラムで1位。
熊本県は3,540キログラムですが、作付面積1,190ヘクタールという広さで収穫量1位になっています。
九州中部、関東、東北、北陸、山陰と各地に産地が点在する品目でした。
すいかの作付面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
- 調査年: 2024年産
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
- 備考: 作物統計調査はすいかについて主産県だけを調べる。残りの22県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
注記: 作物統計調査はすいかについて主産県だけを調べる。
残りの22県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
