メロンは、この一連の記事で扱う25の農産物のなかで、調査の対象になる県が最も少ない品目です。
13県だけが対象で、残り34県は調べられていません。
対象外は栽培がないという意味ではなく、量がまとまらないということです。
今回は47都道府県のメロンの収穫量を、令和6年産の農林水産省「作物統計調査」のデータを使って比べました。
全国13万7,500トンのうち、茨城県が3万6,900トンで1位。
調査対象は13県だけで、この記事で扱う25品目のなかで最も少ない数です。
対象外は34県あります。
調査対象13県の単純平均
9,231t
メロンの収穫量(2024年産)
最も多い 茨城県
36,900t
最も少ない 岡山県
120t
メロンの収穫量が多い5道県
メロンの収穫量が多い上位5道県です。
茨城県は3万6,900トン、熊本県は2万900トン、北海道は1万9,100トン、山形県は9,020トン、愛知県は8,550トンでした。
茨城県は2位の熊本県の1.77倍です。
6位以下は千葉県8,130トン、青森県6,820トン、静岡県5,320トンと続きます。
上位3道県で全国の55.9パーセント、上位5道県で68.7パーセント。
調査対象13県の合計12万8トンは、全国の87.3パーセントにあたります。
作付面積でも茨城県が1位です
メロンの収穫量が少ない5県
収穫量が少ない下位5県です。
岡山県は120トン、石川県は288トン、福井県は580トン、鳥取県は1,070トン、秋田県は3,210トンでした。
茨城県の3万6,900トンとは307.5倍の差があります。
調査対象は13県だけです。
作付面積を比べた記事では、大阪府だけが栽培ゼロで残る46都道府県に記録がありました。
収穫量では34県が調査の対象外になります。
調査対象13県の単純平均は9,231トン、中央値は6,820トン。
13県しかないため、平均と中央値の差は小さめです。
地図で見る(白い県は調査の対象外)
| 項目 | メロンの収穫量 |
|---|---|
| 北海道 | 19,100t |
| 青森県 | 6,820t |
| 秋田県 | 3,210t |
| 山形県 | 9,020t |
| 茨城県 | 36,900t |
| 千葉県 | 8,130t |
| 石川県 | 288t |
| 福井県 | 580t |
| 静岡県 | 5,320t |
| 愛知県 | 8,550t |
| 鳥取県 | 1,070t |
| 岡山県 | 120t |
| 熊本県 | 20,900t |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは茨城県、熊本県、北海道です。
次いで山形県、愛知県、千葉県が続きます。
白く抜けている34県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
この記事で扱う25品目のなかで、対象外が最も多い品目になります。
調査対象13県の単純平均は9,231トン、中央値は6,820トンです。
茨城県の3万6,900トンは平均の4.0倍にあたります。
上位3道県で全国の55.9パーセント、1位と13位では307.5倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | メロンの収穫量(t) | 地方 | メロンの作付面積 | メロンの10アール当たり収量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 茨城県 | 36900 | 関東 | 1170 | 3150 |
| 2 | 熊本県 | 20900 | 九州 | 793 | 2630 |
| 3 | 北海道 | 19100 | 北海道 | 766 | 2490 |
| 4 | 山形県 | 9020 | 東北 | 460 | 1960 |
| 5 | 愛知県 | 8550 | 中部 | 367 | 2330 |
| 6 | 千葉県 | 8130 | 関東 | 301 | 2700 |
| 7 | 青森県 | 6820 | 東北 | 331 | 2060 |
| 8 | 静岡県 | 5320 | 中部 | 219 | 2430 |
| 9 | 秋田県 | 3210 | 東北 | 155 | 2070 |
| 10 | 鳥取県 | 1070 | 中国 | 52 | 2060 |
| 11 | 福井県 | 580 | 中部 | 31 | 1870 |
| 12 | 石川県 | 288 | 中部 | 20 | 1440 |
| 13 | 岡山県 | 120 | 中国 | 10 | 1200 |
このグラフについての豆知識
面積でも土地あたりでも茨城県が1位
作付面積は茨城県1,170ヘクタールで1位、10アール当たり収量も3,150キログラムで1位。
両方で最も高い数字です。
2位の熊本県は面積793ヘクタール、土地あたり2,630キログラム。
面積で1.5倍、土地あたりで1.2倍の差が重なって、収穫量では1.77倍になります。
調査対象が25品目で最も少ない
調査対象は13県。
この記事で扱う25品目のなかで最も少なく、対象外が34県あります。
次に少ないのはももの11県ですが、こちらは果樹の枠です。
調査県の合計は全国の87.3パーセント。
残る12.7パーセントは対象外の34県で作られていることになります。
数字は令和6年産のものです。
順位の並びがにている記事
メロンの収穫量とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
いちばん近かったのは【りんご・収穫量】全国60万9,200t、調査されているのは14県だけで、順位相関は0.67でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【1月の最低気温】冬の朝がもっとも冷えるのはどこか、47都道府県で比較(順位相関-0.69)です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見たメロンの収穫量
| 地方 | 最も多い(t) | 最も少ない(t) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 9020 | 秋田県 3210 |
| 関東 | 茨城県 36900 | 千葉県 8130 |
| 中部 | 愛知県 8550 | 石川県 288 |
| 中国 | 鳥取県 1070 | 岡山県 120 |
まとめ
メロンの収穫量を比べると、最も多い茨城県で3万6,900トン、調査対象13県のなかで最も少ない岡山県で120トンでした。
調査対象は13県だけで、この記事で扱う野菜のなかで最も少ない数です。
ここまでのメロンの収穫量の数字には、注意点が3つあります。
1つ目は、メロンは野菜として集計されること。
2つ目は、載っていない34県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。
作付面積1,170ヘクタール、10アール当たり収量3,150キログラム。
茨城県は両方で1位です。
調査県の合計は全国の87.3パーセント。
作付面積なら46都道府県ぶんの数字があります。
メロンの作付面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
- 調査年: 2024年産
- 公開元: 農林水産省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
- 備考: 作物統計調査はメロンについて主産県だけを調べる。残りの34県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
注記: 作物統計調査はメロンについて主産県だけを調べる。
残りの34県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない
