認可外保育施設の数を、47都道府県で並べて比べます。
認可を受けていない保育施設で、事業所内保育やベビーホテルなどが含まれます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字。
全国19,957施設のうち、東京都が4,918施設で1位。
人口10万人あたりで割り直しても東京都が1位のままです。
47都道府県の単純平均
425施設
認可外保育施設数(2021年)
最も多い 東京都
4,918施設
最も少ない 島根県
51施設
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| 項目 | 認可外保育施設数 |
|---|---|
| 北海道 | 780施設 |
| 青森県 | 61施設 |
| 岩手県 | 101施設 |
| 宮城県 | 278施設 |
| 秋田県 | 59施設 |
| 山形県 | 105施設 |
| 福島県 | 188施設 |
| 茨城県 | 323施設 |
| 栃木県 | 200施設 |
| 群馬県 | 198施設 |
| 埼玉県 | 990施設 |
| 千葉県 | 934施設 |
| 東京都 | 4,918施設 |
| 神奈川県 | 1,995施設 |
| 新潟県 | 115施設 |
| 富山県 | 71施設 |
| 石川県 | 72施設 |
| 福井県 | 79施設 |
| 山梨県 | 90施設 |
| 長野県 | 234施設 |
| 岐阜県 | 250施設 |
| 静岡県 | 420施設 |
| 愛知県 | 950施設 |
| 三重県 | 183施設 |
| 滋賀県 | 121施設 |
| 京都府 | 327施設 |
| 大阪府 | 1,229施設 |
| 兵庫県 | 890施設 |
| 奈良県 | 133施設 |
| 和歌山県 | 113施設 |
| 鳥取県 | 53施設 |
| 島根県 | 51施設 |
| 岡山県 | 236施設 |
| 広島県 | 331施設 |
| 山口県 | 162施設 |
| 徳島県 | 84施設 |
| 香川県 | 101施設 |
| 愛媛県 | 127施設 |
| 高知県 | 69施設 |
| 福岡県 | 900施設 |
| 佐賀県 | 125施設 |
| 長崎県 | 112施設 |
| 熊本県 | 203施設 |
| 大分県 | 145施設 |
| 宮崎県 | 106施設 |
| 鹿児島県 | 317施設 |
| 沖縄県 | 428施設 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、埼玉県、愛知県が続きます。
首都圏がまとまって濃くなります。
淡いのは島根県、鳥取県、秋田県、青森県、高知県でした。
47都道府県の平均は424.6施設、中央値は183施設です。
東京都の4,918施設は平均の11.6倍にあたります。
上位3都府県で40.8パーセント、1位と47位で96.4倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 認可外保育施設数(施設) | 地方 | 人口10万人あたりの認可外保育施設数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 4918 | 関東 | 34.69 |
| 2 | 神奈川県 | 1995 | 関東 | 21.63 |
| 3 | 大阪府 | 1229 | 近畿 | 14.03 |
| 4 | 埼玉県 | 990 | 関東 | 13.5 |
| 5 | 愛知県 | 950 | 中部 | 12.73 |
| 6 | 千葉県 | 934 | 関東 | 14.94 |
| 7 | 福岡県 | 900 | 九州 | 17.67 |
| 8 | 兵庫県 | 890 | 近畿 | 16.68 |
| 9 | 北海道 | 780 | 北海道 | 15.47 |
| 10 | 沖縄県 | 428 | 九州 | 29.2 |
| 11 | 静岡県 | 420 | 中部 | 11.91 |
| 12 | 広島県 | 331 | 中国 | 12.2 |
| 13 | 京都府 | 327 | 近畿 | 12.98 |
| 14 | 茨城県 | 323 | 関東 | 11.51 |
| 15 | 鹿児島県 | 317 | 九州 | 20.69 |
| 16 | 宮城県 | 278 | 東北 | 12.37 |
| 17 | 岐阜県 | 250 | 中部 | 13.05 |
| 18 | 岡山県 | 236 | 中国 | 12.89 |
| 19 | 長野県 | 234 | 中部 | 11.78 |
| 20 | 熊本県 | 203 | 九州 | 11.96 |
| 21 | 栃木県 | 200 | 関東 | 10.61 |
| 22 | 群馬県 | 198 | 関東 | 10.48 |
| 23 | 福島県 | 188 | 東北 | 10.79 |
| 24 | 三重県 | 183 | 近畿 | 10.7 |
| 25 | 山口県 | 162 | 中国 | 12.65 |
| 26 | 大分県 | 145 | 九州 | 13.36 |
| 27 | 奈良県 | 133 | 近畿 | 10.35 |
| 28 | 愛媛県 | 127 | 四国 | 9.95 |
| 29 | 佐賀県 | 125 | 九州 | 15.86 |
| 30 | 滋賀県 | 121 | 近畿 | 8.63 |
| 31 | 新潟県 | 115 | 中部 | 5.48 |
| 32 | 和歌山県 | 113 | 近畿 | 12.84 |
| 33 | 長崎県 | 112 | 九州 | 8.95 |
| 34 | 宮崎県 | 106 | 九州 | 10.26 |
| 35 | 山形県 | 105 | 東北 | 10.39 |
| 36 | 岩手県 | 101 | 東北 | 8.82 |
| 36 | 香川県 | 101 | 四国 | 11.01 |
| 38 | 山梨県 | 90 | 中部 | 11.38 |
| 39 | 徳島県 | 84 | 四国 | 12.26 |
| 40 | 福井県 | 79 | 中部 | 10.69 |
| 41 | 石川県 | 72 | 中部 | 6.56 |
| 42 | 富山県 | 71 | 中部 | 7.12 |
| 43 | 高知県 | 69 | 四国 | 10.52 |
| 44 | 青森県 | 61 | 東北 | 5.24 |
| 45 | 秋田県 | 59 | 東北 | 6.58 |
| 46 | 鳥取県 | 53 | 中国 | 9.98 |
| 47 | 島根県 | 51 | 中国 | 7.94 |
認可外保育施設が多い5都府県
認可外保育施設が多い上位5都府県です。
東京都は4,918施設、神奈川県は1,995施設、大阪府は1,229施設、埼玉県は990施設、愛知県は950施設でした。
東京都は2位の神奈川県の2.47倍あります。
6位以下は千葉県934施設、福岡県900施設、兵庫県890施設と続きます。
上位3都府県で全国の40.8パーセント、上位5都府県で50.5パーセント、上位10都道府県で70.2パーセント。
東京都1都だけで24.6パーセントを占めます。
実数でも人口あたりでも東京都が1位です
ここからは統計を離れて、認可外保育施設数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
実数でも人口あたりでも東京都が1位という、めずらしい指標です。
人口10万人あたりで割り直しても、1位は東京都の34.7施設。
2位は沖縄県29.2施設、3位は神奈川県21.6施設、4位は鹿児島県20.7施設、5位は福岡県17.7施設と続きます。
逆に人口あたりの下位は青森県5.2施設、新潟県5.5施設、石川県6.6施設、秋田県6.6施設。
東京都と青森県では6.7倍の開きです。
沖縄県が人口あたり2位に入るのが目を引きます。
実数では16位ですが、住民あたりでは東京都に次ぐ多さです。
沖縄県は認可外保育施設の利用が多いことで知られますが、この統計からその背景までは分かりません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が16.8施設で最も多く、東北6県が9.0施設で最も少なくなります。
九州・沖縄8県16.0施設、北海道15.5施設と続きました。
認可外保育施設は、認可保育所に入れない子どもの受け皿になってきました。
待機児童の多かった地域ほど数が多いと考えられます。
実数で見ると順位は変わる
認可外保育施設が少ない5県
認可外保育施設が少ない下位5県です。
島根県は51施設、鳥取県は53施設、秋田県は59施設、青森県は61施設、高知県は69施設でした。
東京都の4,918施設とは96.4倍の差があります。
青森県は人口10万人あたりでも5.2施設で最下位です。
1位の東京都34.7施設とは6.7倍の差があります。
実数でも人口あたりでも下位という県です。
47都道府県の中央値は183施設。
平均は424.6施設なので、平均が中央値の2.3倍です。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、関東が突出します。
関東7都県が全国の47.9パーセント、近畿7府県が15.0パーセント、九州・沖縄8県が11.7パーセント、中部9県が11.4パーセントと続きます。
少ないほうは中国5県が4.2パーセント、東北6県が4.0パーセント、北海道が3.9パーセント、四国4県が1.9パーセントでした。
関東7都県の47.9パーセントは、東京都4,918施設と神奈川県1,995施設が中心。
この2都県だけで全国の34.6パーセントを占めます。
人口10万人あたりの平均でも関東7都県が16.8施設で1位、九州・沖縄8県が16.0施設で2位。
実数でも人口あたりでも関東が1位という指標は、この一連の記事のなかでもめずらしい形です。
東北6県は9.0施設で最下位でした。
このグラフについての豆知識
認可を受けていない保育施設
認可外保育施設は、国が定める基準を満たして認可を受けた保育所以外の施設です。
事業所内保育施設、ベビーホテル、居宅訪問型の事業などが含まれます。
届出が必要で、都道府県などの指導監督を受けます。
認可外という名前ですが、行政の把握の外にあるわけではありません。
沖縄県が人口あたり2位
沖縄県は実数16位ですが、人口10万人あたりでは29.2施設で2位。
1位の東京都34.7施設に迫ります。
沖縄県は歴史的に認可外保育施設の利用が多いことで知られます。
認可保育所の整備が遅れた時期があったためとされますが、この統計からその経緯までは分かりません。
数字は2021年のものです。
10年前とくらべると
全国の認可外保育施設数は、2012年の7,196施設から2021年の19,957施設へ、この10年でおよそ177%増えました。
東京都は2012年から1位を守っています。
県別では島根県の538%増(2012年は8施設しかありませんでした)が最大です。
順位の並びがにている記事
認可外保育施設数とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
最も似ていたのは【非木造住宅の数】全国2,558万戸、最多と最少で118.5倍(順位相関0.96)です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【体育館の数】全国8,111か所、人口が少ない県ほど多いという逆転が起きています(順位相関-0.8)です。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た認可外保育施設数
| 地方 | 最も多い(施設) | 最も少ない(施設) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 278 | 秋田県 59 |
| 関東 | 東京都 4918 | 群馬県 198 |
| 中部 | 愛知県 950 | 富山県 71 |
| 近畿 | 大阪府 1229 | 和歌山県 113 |
| 中国 | 広島県 331 | 島根県 51 |
| 四国 | 愛媛県 127 | 高知県 69 |
| 九州 | 福岡県 900 | 宮崎県 106 |
まとめ
認可外保育施設の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で4,918施設、最も少ない島根県で51施設でした。
東京都1都だけで全国の24.6パーセントを占めます。
認可外保育施設数の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、届出が必要で指導監督を受ける施設であること。
2つ目は、認可保育所は別に集計されること。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでも東京都が34.7施設で1位。
実数でも人口あたりでも1位という、めずらしい指標です。
沖縄県は実数16位ですが人口あたりでは2位の29.2施設。
地方別の人口あたり平均も関東7都県16.8施設が最多でした。
認定こども園や児童館の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードJ2651(認可外保育施設数)の2021年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードJ2651(認可外保育施設数)の2021年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
