認定こども園の数は、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。
幼稚園と保育所の両方の役割をもつ施設です。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字。
全国10,483園のうち、大阪府が859園で1位。
人口10万人あたりで見ると、青森県が1位で東京都が47位になります。
47都道府県の単純平均
223園
認定こども園数(2024年)
最も多い 大阪府
859園
最も少ない 高知県
46園
地図で見る
| 項目 | 認定こども園数 |
|---|---|
| 北海道 | 677園 |
| 青森県 | 313園 |
| 岩手県 | 166園 |
| 宮城県 | 203園 |
| 秋田県 | 114園 |
| 山形県 | 126園 |
| 福島県 | 135園 |
| 茨城県 | 260園 |
| 栃木県 | 163園 |
| 群馬県 | 272園 |
| 埼玉県 | 186園 |
| 千葉県 | 273園 |
| 東京都 | 200園 |
| 神奈川県 | 281園 |
| 新潟県 | 312園 |
| 富山県 | 156園 |
| 石川県 | 272園 |
| 福井県 | 157園 |
| 山梨県 | 108園 |
| 長野県 | 152園 |
| 岐阜県 | 158園 |
| 静岡県 | 378園 |
| 愛知県 | 333園 |
| 三重県 | 117園 |
| 滋賀県 | 175園 |
| 京都府 | 191園 |
| 大阪府 | 859園 |
| 兵庫県 | 683園 |
| 奈良県 | 120園 |
| 和歌山県 | 90園 |
| 鳥取県 | 64園 |
| 島根県 | 80園 |
| 岡山県 | 200園 |
| 広島県 | 263園 |
| 山口県 | 86園 |
| 徳島県 | 84園 |
| 香川県 | 114園 |
| 愛媛県 | 126園 |
| 高知県 | 46園 |
| 福岡県 | 285園 |
| 佐賀県 | 139園 |
| 長崎県 | 202園 |
| 熊本県 | 194園 |
| 大分県 | 195園 |
| 宮崎県 | 230園 |
| 鹿児島県 | 306園 |
| 沖縄県 | 239園 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは大阪府、兵庫県、北海道です。
次いで静岡県、愛知県、青森県が続きます。
淡いのは高知県、鳥取県、島根県、徳島県、山口県でした。
47都道府県の平均は223園、中央値は191園です。
大阪府の859園は平均の3.9倍にあたります。
上位3道府県で21.2パーセント、1位と47位で18.7倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 認定こども園数(園) | 地方 | 人口10万人あたりの認定こども園数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大阪府 | 859 | 近畿 | 9.81 |
| 2 | 兵庫県 | 683 | 近畿 | 12.8 |
| 3 | 北海道 | 677 | 北海道 | 13.42 |
| 4 | 静岡県 | 378 | 中部 | 10.72 |
| 5 | 愛知県 | 333 | 中部 | 4.46 |
| 6 | 青森県 | 313 | 東北 | 26.87 |
| 7 | 新潟県 | 312 | 中部 | 14.86 |
| 8 | 鹿児島県 | 306 | 九州 | 19.97 |
| 9 | 福岡県 | 285 | 九州 | 5.6 |
| 10 | 神奈川県 | 281 | 関東 | 3.05 |
| 11 | 千葉県 | 273 | 関東 | 4.37 |
| 12 | 群馬県 | 272 | 関東 | 14.39 |
| 12 | 石川県 | 272 | 中部 | 24.77 |
| 14 | 広島県 | 263 | 中国 | 9.69 |
| 15 | 茨城県 | 260 | 関東 | 9.27 |
| 16 | 沖縄県 | 239 | 九州 | 16.3 |
| 17 | 宮崎県 | 230 | 九州 | 22.27 |
| 18 | 宮城県 | 203 | 東北 | 9.03 |
| 19 | 長崎県 | 202 | 九州 | 16.13 |
| 20 | 岡山県 | 200 | 中国 | 10.92 |
| 20 | 東京都 | 200 | 関東 | 1.41 |
| 22 | 大分県 | 195 | 九州 | 17.97 |
| 23 | 熊本県 | 194 | 九州 | 11.43 |
| 24 | 京都府 | 191 | 近畿 | 7.58 |
| 25 | 埼玉県 | 186 | 関東 | 2.54 |
| 26 | 滋賀県 | 175 | 近畿 | 12.48 |
| 27 | 岩手県 | 166 | 東北 | 14.5 |
| 28 | 栃木県 | 163 | 関東 | 8.65 |
| 29 | 岐阜県 | 158 | 中部 | 8.25 |
| 30 | 福井県 | 157 | 中部 | 21.24 |
| 31 | 富山県 | 156 | 中部 | 15.65 |
| 32 | 長野県 | 152 | 中部 | 7.65 |
| 33 | 佐賀県 | 139 | 九州 | 17.64 |
| 34 | 福島県 | 135 | 東北 | 7.75 |
| 35 | 愛媛県 | 126 | 四国 | 9.87 |
| 35 | 山形県 | 126 | 東北 | 12.46 |
| 37 | 奈良県 | 120 | 近畿 | 9.34 |
| 38 | 三重県 | 117 | 近畿 | 6.84 |
| 39 | 香川県 | 114 | 四国 | 12.43 |
| 39 | 秋田県 | 114 | 東北 | 12.71 |
| 41 | 山梨県 | 108 | 中部 | 13.65 |
| 42 | 和歌山県 | 90 | 近畿 | 10.23 |
| 43 | 山口県 | 86 | 中国 | 6.71 |
| 44 | 徳島県 | 84 | 四国 | 12.26 |
| 45 | 島根県 | 80 | 中国 | 12.46 |
| 46 | 鳥取県 | 64 | 中国 | 12.05 |
| 47 | 高知県 | 46 | 四国 | 7.01 |
認定こども園が多い5道府県
認定こども園が多い上位5道府県です。
大阪府は859園、兵庫県は683園、北海道は677園、静岡県は378園、愛知県は333園でした。
大阪府は2位の兵庫県の1.26倍です。
6位以下は青森県313園、新潟県312園、鹿児島県306園と続きます。
上位3道府県で全国の21.2パーセント、上位5道府県で28.0パーセント、上位10道府県で42.2パーセント。
1位のシェアは8.2パーセントにとどまり、全国に散らばっています。
人口あたりでは東京都が47位まで落ちます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
認定こども園数の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、首都圏が一斉に下位へ落ちます。
1位は青森県の26.9園、2位は石川県24.8園、3位は宮崎県22.3園。
4位は福井県21.2園、5位は鹿児島県20.0園、6位は大分県18.0園と続きます。
逆に人口あたりの下位は東京都1.4園、埼玉県2.5園、神奈川県3.0園、千葉県4.4園。
青森県と東京都では19倍の開きです。
実数20位の東京都が人口あたりでは47位、実数1位の大阪府も29位まで落ちます。
認定こども園は、幼稚園や保育所からの移行によって増えてきました。
子どもの数が減って幼稚園の定員が埋まりにくい地域ほど、移行が進みやすいと考えられます。
首都圏では認可保育所の整備が優先されてきた面もありそうですが、この統計からその背景までは分かりません。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が15.9園で最も多く、関東7都県が6.2園で最も少なくなります。
東北6県13.9園、中部9県13.5園と続きました。
実数で見ると順位は変わる
認定こども園が少ない5県
認定こども園が少ない下位5県です。
高知県は46園、鳥取県は64園、島根県は80園、徳島県は84園、山口県は86園でした。
大阪府の859園とは18.7倍の差があります。
東京都は20位の151園ですが、人口10万人あたりでは1.4園で最下位です。
人口が多いのに認定こども園が少ないという、はっきりした形になります。
47都道府県の中央値は191園。
平均は223園なので、平均が中央値の1.2倍にとどまります。
地方別に見る
地方別に合計を出すと、近畿が最も大きくなります。
近畿7府県が全国の21.3パーセント、中部9県が19.3パーセント、九州・沖縄8県が17.1パーセント、関東7都県が15.6パーセントと続きます。
少ないほうは東北6県が10.1パーセント、中国5県が6.6パーセント、北海道が6.5パーセント、四国4県が3.5パーセントでした。
人口では全国の3分の1を占める関東が15.6パーセントにとどまります。
人口10万人あたりの平均で見ると順番が変わります。
九州・沖縄8県が15.9園で1位、東北6県が13.9園で2位、中部9県が13.5園で3位。
関東7都県は6.2園で最下位、近畿7府県も9.9園で下から3番目でした。
このグラフについての豆知識
幼稚園と保育所の両方の役割
認定こども園は、幼稚園の教育と保育所の保育を一体で行う施設です。
2006年に制度が始まりました。
幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型の4つの種類があります。
この指標は種類を問わず合計した数です。
東京都が人口あたりで最下位
東京都は151園で実数20位ですが、人口10万人あたりでは1.4園で47位。
1位の青森県26.9園とは19倍の差があります。
認定こども園への移行が進んだ地域と、そうでない地域がはっきり分かれる指標です。
子どもの数や保育所の整備状況によって、選ばれる形が変わってきたと考えられます。
数字は2024年のものです。
10年前とくらべると
全国の認定こども園数は、2015年の2,836園から2024年の10,483園へ、この10年でおよそ270%増えました。
10年前も先頭は大阪府です。
顔ぶれは変わりませんでした。
県別では沖縄県の4680%増(2015年は5園しかありませんでした)が最大です。
順位の並びがにている記事
この認定こども園数の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
並びが最も重なったのは【こども園に通う子】全国63万5,059人、人口あたりでは53.6倍で、相関は0.82です。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【図書館の数】が多い県ほど本を読むのか、47都道府県のデータで確かめました(順位相関-0.63)です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た認定こども園数
| 地方 | 最も多い(園) | 最も少ない(園) |
|---|---|---|
| 東北 | 青森県 313 | 秋田県 114 |
| 関東 | 神奈川県 281 | 栃木県 163 |
| 中部 | 静岡県 378 | 山梨県 108 |
| 近畿 | 大阪府 859 | 和歌山県 90 |
| 中国 | 広島県 263 | 鳥取県 64 |
| 四国 | 愛媛県 126 | 高知県 46 |
| 九州 | 鹿児島県 306 | 佐賀県 139 |
まとめ
認定こども園の数を47都道府県で比べると、最も多い大阪府で859園、最も少ない高知県で46園でした。
人口10万人あたりでは東京都が1.4園で47位になります。
認定こども園数の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、4つの種類を合わせた数であること。
2つ目は、幼稚園や保育所は別に集計されること。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは青森県26.9園が1位、東京都1.4園が47位で19倍の開き。
首都圏の4都県がそろって下位に並びます。
地方別の人口あたり平均は九州・沖縄8県15.9園が最多、関東7都県6.2園が最少でした。
児童館や認可外保育施設の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードJ2540(認定こども園数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードJ2540(認定こども園数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
