【認可外の保育を使う子】全国22万772人、認可外保育の利用児童数を比べる

【認可外の保育を使う子】全国22万772人、認可外保育の利用児童数を比べる

認可を受けていない保育施設に通う子どもは、全国で220,772人。
認可の保育所に通う190万5,477人の11.6パーセントにあたります。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年の数字。

東京都が34,539人で1位。
47都道府県の平均は4,697.3人、中央値は2,088人です。
1位と47位の間には59.5倍の開き、人口10万人あたりでは11.4倍の開きがありました。

47都道府県の単純平均

4,697人

認可外保育施設利用児童数(2021年)

最も多い 東京都

34,539人

最も少ない 高知県

580人

地図で見る

認可外保育施設利用児童数(2021年)
認可外保育施設利用児童数(2021年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は人。 北海道 10,994人青森 1,034人岩手 1,237人宮城 3,483人秋田 670人山形 1,881人福島 3,755人茨城 4,157人栃木 1,781人群馬 1,873人埼玉 9,886人千葉 7,867人東京 34,539人神奈川 17,501人新潟 1,188人富山 757人石川 710人福井 647人山梨 977人長野 2,173人岐阜 2,238人静岡 4,479人愛知 12,379人三重 2,517人滋賀 1,825人京都 3,314人大阪 17,713人兵庫 12,279人奈良 1,612人和歌山 1,396人鳥取 1,150人島根 902人岡山 3,067人広島 3,909人山口 2,088人徳島 1,903人香川 1,166人愛媛 2,083人高知 580人福岡 13,106人佐賀 1,818人長崎 1,476人熊本 2,998人大分 2,723人宮崎 1,820人鹿児島 4,011人沖縄 9,110人
認可外保育施設利用児童数(人)
認可外保育施設利用児童数(2021年)
項目認可外保育施設利用児童数
北海道10,994人
青森県1,034人
岩手県1,237人
宮城県3,483人
秋田県670人
山形県1,881人
福島県3,755人
茨城県4,157人
栃木県1,781人
群馬県1,873人
埼玉県9,886人
千葉県7,867人
東京都34,539人
神奈川県17,501人
新潟県1,188人
富山県757人
石川県710人
福井県647人
山梨県977人
長野県2,173人
岐阜県2,238人
静岡県4,479人
愛知県12,379人
三重県2,517人
滋賀県1,825人
京都府3,314人
大阪府17,713人
兵庫県12,279人
奈良県1,612人
和歌山県1,396人
鳥取県1,150人
島根県902人
岡山県3,067人
広島県3,909人
山口県2,088人
徳島県1,903人
香川県1,166人
愛媛県2,083人
高知県580人
福岡県13,106人
佐賀県1,818人
長崎県1,476人
熊本県2,998人
大分県2,723人
宮崎県1,820人
鹿児島県4,011人
沖縄県9,110人

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、福岡県、愛知県が続きます。
淡いのは高知県、福井県、秋田県でした。

47都道府県の平均は4,697.3人、中央値は2,088人です。
東京都の34,539人は平均の7.4倍にあたります。

上位3で31.6パーセント、1位と47位で59.5倍の開きがありました。

人口10万人あたりに直すと沖縄県が620.57人で最も多く、開きは11.4倍になります。

実数1位の東京都は人口あたりでは5位、人口あたり1位の沖縄県は実数では9位でした。

順位都道府県認可外保育施設利用児童数(人)地方人口10万人あたりの認可外保育施設利用児童数
1東京都34539関東246.53
2大阪府17713近畿201.15
3神奈川県17501関東189.49
4福岡県13106九州255.78
5愛知県12379中部164.68
6兵庫県12279近畿226.05
7北海道10994北海道212.12
8埼玉県9886関東134.69
9沖縄県9110九州620.57
10千葉県7867関東125.37
11静岡県4479中部124.14
12茨城県4157関東145.76
13鹿児島県4011九州254.51
14広島県3909中国140.61
15福島県3755東北207.23
16宮城県3483東北152.10
17京都府3314近畿129.40
18岡山県3067中国163.49
19熊本県2998九州173.50
20大分県2723九州244.43
21三重県2517近畿143.34
22岐阜県2238中部114.13
23長野県2173中部106.89
24山口県2088中国157.23
25愛媛県2083四国157.68
26徳島県1903四国267.28
27山形県1881東北178.29
28群馬県1873関東97.20
29滋賀県1825近畿129.34
30宮崎県1820九州171.54
31佐賀県1818九州225.56
32栃木県1781関東92.71
33奈良県1612近畿122.59
34長崎県1476九州113.80
35和歌山県1396近畿152.74
36岩手県1237東北103.43
37新潟県1188中部54.57
38香川県1166四国123.78
39鳥取県1150中国209.47
40青森県1034東北84.68
41山梨県977中部121.37
42島根県902中国135.64
43富山県757中部73.85
44石川県710中部63.11
45秋田県670東北70.90
46福井県647中部85.13
47高知県580四国84.80
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

認可外保育を使う子が多い5都府県

上位5都道府県の認可外保育施設利用児童数
上位5都道府県の認可外保育施設利用児童数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 05,00010,00015,00020,00025,00030,000東京都: 34,539人34,539人大阪府: 17,713人17,713人神奈川県: 17,501人17,501人福岡県: 13,106人13,106人愛知県: 12,379人12,379人東京都大阪府神奈川県福岡県愛知県
上位5都道府県の認可外保育施設利用児童数
項目認可外保育施設利用児童数
東京都34,539人
大阪府17,713人
神奈川県17,501人
福岡県13,106人
愛知県12,379人
下位5都道府県の認可外保育施設利用児童数
下位5都道府県の認可外保育施設利用児童数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0100200300400500600700高知県: 580人580人福井県: 647人647人秋田県: 670人670人石川県: 710人710人富山県: 757人757人高知県福井県秋田県石川県富山県
下位5都道府県の認可外保育施設利用児童数
項目認可外保育施設利用児童数
高知県580人
福井県647人
秋田県670人
石川県710人
富山県757人

認可外保育を使う子が多い上位5都府県です。

東京都は34,539人、大阪府は17,713人、神奈川県は17,501人でした。
東京都は2位の大阪府の1.95倍です。

4位は福岡県で13,106人、5位は愛知県で12,379人。
上位5で全国の43.1パーセント、上位3で31.6パーセント、上位10で65.8パーセントでした。

1位だけで15.6パーセントを占めます。
47都道府県の平均は4,697.3人なので、1位は平均の7.4倍。
中央値の2,088人と比べると16.5倍にあたります。

6位以下は兵庫県で12,279人、北海道で10,994人、埼玉県で9,886人と続きました。

2位と3位の差は212人、3位と4位の差は4,395人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の56.9パーセントを分け合っています。

1位と2位を合わせると52,252人。
これだけで全国の23.7パーセントにあたります。

認可の保育所に入れなかった子が受け皿を求める形と、勤務時間に合う施設を選ぶ形の両方が含まれます。

人口あたりでは沖縄県が突出しています

なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は認可外保育施設を使う子どもの数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。

人口10万人あたりで割り直すと、南の県が抜けて上位に立ちます。

1位は沖縄県の620.57人、2位は徳島県267.28人、3位は福岡県255.78人。

4位以下は鹿児島県、東京都と続きます。
逆に人口あたりの下位は石川県63.11人、新潟県54.57人。
沖縄県と新潟県では11.4倍の開きです。

人口あたりで最も高い県では、歴史的に認可外の施設が保育の中心を担ってきました。
認可保育所の整備が戦後に遅れたことが背景にあると言われます。

大都市では、認可に入れなかった子の受け皿として使われる面が強くなります。
夜間や休日に対応する施設を選ぶ人もいます。

同じ「認可外」でも、地域によって役割はまったく違います。
数字の大きさだけで良し悪しを判断することはできません。

認可の保育所では人口あたり3.2倍だった差が、認可外では11.4倍。
制度の外にある部分ほど、地域差は大きく出ます。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、九州・沖縄8県が261.5人で最も多く、中部9県が121.6人で最も少なくなります。
北海道212.1人と近畿7府県183.2人がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの認可外保育施設利用児童数の上位5都道府県
人口10万人あたりの認可外保育施設利用児童数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年) 0100200300400500600沖縄県: 620.6620.6徳島県: 267.3267.3福岡県: 255.8255.8鹿児島県: 254.5254.5東京都: 246.5246.5沖縄県徳島県福岡県鹿児島県東京都
人口10万人あたりの認可外保育施設利用児童数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの認可外保育施設利用児童数
沖縄県620.6
徳島県267.3
福岡県255.8
鹿児島県254.5
東京都246.5

認可外保育を使う子が少ない5県

認可外保育を使う子が少ない下位5県です。

47位の高知県は580人、46位の福井県は647人、45位の秋田県は670人でした。
1位の東京都とは59.5倍の差があります。

44位は石川県で710人、43位は富山県で757人、42位は島根県で902人と続きます。

認可の保育所の29.5倍より大きい開きです。
認可外がどれだけ使われるかには、はっきりした地域差があります。

47都道府県の中央値は2,088人。
平均は4,697.3人なので、平均が中央値の2.2倍です。

47位の高知県は平均の12.3パーセント、中央値の27.8パーセントにあたります。

下位5県を合わせても全国の1.5パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで15.6パーセントを占めるのとは対照的です。

47位の高知県は、1位の東京都の1.68パーセントにあたる水準です。

46位との差は67人、45位との差は90人でした。
1位の東京都と47位の高知県の間には33,959人の開きがあります。

このグラフについての豆知識

認可外保育施設とは

児童福祉法にもとづく認可を受けていない保育施設のことです。
事業所内保育、ベビーホテル、その他の施設に分かれます。

認可を受けていなくても、都道府県への届出と指導監督の対象になります。

認可の11.6パーセント

認可の保育所などに通う子どもは190万5,477人、認可外を使う子は220,772人です。

人口10万人あたりでは11.4倍の開きがあり、地域によって役割がまったく違うことが分かります。

数字の開き

1位の東京都は34,539人、47位の高知県は580人。
両者の間には59.5倍の開きがあります。
上位3で全国の31.6パーセント、上位10で65.8パーセントを占めます。

中央値は2,088人、平均は4,697.3人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。

人口10万人あたりに直すと11.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。

10年前とくらべると

全国の認可外保育施設を使う子どもの数は、2012年の202,904人から2021年の220,772人へ、この10年で9%増えました。

2012年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。

県別では鳥取県の328%増(2012年は269人しかありませんでした)が最大です。

順位の並びがにている記事

認可外保育施設を使う子どもの数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

0.95という高い相関を示したのが【認可外保育施設の数】全国19,957施設、1位だけで4分の1でした。
正反対だったのは【1住宅当たり延べ面積】いちばん広い県は140平方メートル、狭い都の2.2倍で、相関は-0.77です。

並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。

地方のなかで見た認可外保育施設利用児童数

地方最も多い(人)最も少ない(人)
東北福島県 3755秋田県 670
関東東京都 34539栃木県 1781
中部愛知県 12379福井県 647
近畿大阪府 17713和歌山県 1396
中国広島県 3909島根県 902
四国愛媛県 2083高知県 580
九州福岡県 13106長崎県 1476
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2021年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

認可外保育施設を使う子どもの数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で34,539人、最も少ない高知県で580人でした。
1位と47位の間には59.5倍の開きがあります。

上位3で全国の31.6パーセント、上位10で65.8パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は2,088人、平均は4,697.3人でした。
人口10万人あたりに直すと11.4倍の開きになります。

認可外保育施設を使う子どもの数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、届出のある施設の利用児童であること。
2つ目は、地域によって役割が違うこと。
3つ目は2021年の数字であることです。

人口10万人あたりでは沖縄県が620.57人で最多。
歴史的な成り立ちの違いが表れています。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の35.2パーセントで最多、人口10万人あたりでは九州・沖縄8県が261.5人で最多でした。
認可外保育施設の数や保育所に通う子どもを比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2021年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードJ2652(認可外保育施設利用児童数)の2021年の値。人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードJ2652(認可外保育施設利用児童数)の2021年の値。
人口10万人あたりは2021年の総人口で割った参考値

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