住まいの広さは、都道府県でどれほど違うのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。
使うのは総務省統計局の住宅・土地統計調査で、1住宅当たりの延べ面積です。
全国では91.66平方メートル、1住宅当たり居住室数は4.28室でした。
最も広い県と最も狭い都では2.19倍の差があります。
47都道府県の単純平均
104.6㎡
1住宅当たり延べ面積(令和5年(2023年10月1日現在))
最も多い 富山県
140.0㎡
最も少ない 東京都
64.0㎡
地図で見る1住宅当たり延べ面積
| 項目 | 1住宅当たり延べ面積 |
|---|---|
| 北海道 | 91.7㎡ |
| 青森県 | 120.7㎡ |
| 岩手県 | 118.5㎡ |
| 宮城県 | 96.8㎡ |
| 秋田県 | 132.3㎡ |
| 山形県 | 134.4㎡ |
| 福島県 | 113.3㎡ |
| 茨城県 | 105.1㎡ |
| 栃木県 | 106.0㎡ |
| 群馬県 | 107.9㎡ |
| 埼玉県 | 86.6㎡ |
| 千葉県 | 88.0㎡ |
| 東京都 | 64.0㎡ |
| 神奈川県 | 76.5㎡ |
| 新潟県 | 130.1㎡ |
| 富山県 | 140.0㎡ |
| 石川県 | 121.6㎡ |
| 福井県 | 136.7㎡ |
| 山梨県 | 109.3㎡ |
| 長野県 | 119.5㎡ |
| 岐阜県 | 120.3㎡ |
| 静岡県 | 103.3㎡ |
| 愛知県 | 94.5㎡ |
| 三重県 | 110.4㎡ |
| 滋賀県 | 113.0㎡ |
| 京都府 | 85.2㎡ |
| 大阪府 | 75.5㎡ |
| 兵庫県 | 92.3㎡ |
| 奈良県 | 109.7㎡ |
| 和歌山県 | 107㎡ |
| 鳥取県 | 120.4㎡ |
| 島根県 | 122.4㎡ |
| 岡山県 | 104.3㎡ |
| 広島県 | 93.2㎡ |
| 山口県 | 101.7㎡ |
| 徳島県 | 110.3㎡ |
| 香川県 | 109.0㎡ |
| 愛媛県 | 100.1㎡ |
| 高知県 | 96.1㎡ |
| 福岡県 | 83.5㎡ |
| 佐賀県 | 113.2㎡ |
| 長崎県 | 98.0㎡ |
| 熊本県 | 98.7㎡ |
| 大分県 | 96.9㎡ |
| 宮崎県 | 94.4㎡ |
| 鹿児島県 | 88.5㎡ |
| 沖縄県 | 74.9㎡ |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北陸と東北、山陰、それに中部の内陸です。
淡いのは首都圏と近畿の都市部、福岡県、沖縄県でした。
47都道府県の単純平均は104.59平方メートル、中央値は105.11平方メートルです。
ほぼ同じ値で、東京都を除けばなだらかに分布しています。
平均を超えたのは24県。
全国値の91.66平方メートルより単純平均の104.59平方メートルが高いのは、全国値が人口の多い都市部の影響を受けるためです。
| 順位 | 都道府県 | 1住宅当たり延べ面積(㎡) | 地方 | 1住宅当たり居住室数 | 1世帯当たり人員 | 一戸建ての割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 140.01 | 中部 | 5.77 | 2.272 | 73.97 |
| 2 | 福井県 | 136.71 | 中部 | 5.53 | 2.397 | 74.75 |
| 3 | 山形県 | 134.44 | 東北 | 5.58 | 2.359 | 76.09 |
| 4 | 秋田県 | 132.33 | 東北 | 5.48 | 2.115 | 79.37 |
| 5 | 新潟県 | 130.13 | 中部 | 5.4 | 2.259 | 73.87 |
| 6 | 島根県 | 122.41 | 中国 | 5.37 | 2.16 | 70.58 |
| 7 | 石川県 | 121.6 | 中部 | 5.09 | 2.161 | 68.66 |
| 8 | 青森県 | 120.65 | 東北 | 5.15 | 1.975 | 75.3 |
| 9 | 鳥取県 | 120.36 | 中国 | 5.4 | 2.184 | 71.85 |
| 10 | 岐阜県 | 120.25 | 中部 | 5.48 | 2.232 | 74.18 |
| 11 | 長野県 | 119.48 | 中部 | 5.17 | 2.196 | 73.36 |
| 12 | 岩手県 | 118.54 | 東北 | 5.15 | 2.124 | 72.16 |
| 13 | 福島県 | 113.33 | 東北 | 5.06 | 2.178 | 70.57 |
| 14 | 佐賀県 | 113.23 | 九州 | 5.03 | 2.243 | 68.61 |
| 15 | 滋賀県 | 113.04 | 近畿 | 5.16 | 2.223 | 66.11 |
| 16 | 三重県 | 110.44 | 近畿 | 5.11 | 2.094 | 72.38 |
| 17 | 徳島県 | 110.25 | 四国 | 4.97 | 2.041 | 69.45 |
| 18 | 奈良県 | 109.72 | 近畿 | 5.21 | 2.1 | 67.49 |
| 19 | 山梨県 | 109.27 | 中部 | 4.82 | 2.096 | 71.88 |
| 20 | 香川県 | 108.96 | 四国 | 5.02 | 2.053 | 66.52 |
| 21 | 群馬県 | 107.89 | 関東 | 4.76 | 2.115 | 73.48 |
| 22 | 和歌山県 | 107.0 | 近畿 | 5.01 | 2.007 | 74.52 |
| 23 | 栃木県 | 106.04 | 関東 | 4.75 | 2.142 | 71.19 |
| 24 | 茨城県 | 105.11 | 関東 | 4.76 | 2.112 | 70.08 |
| 25 | 岡山県 | 104.34 | 中国 | 4.84 | 2.077 | 65.85 |
| 26 | 静岡県 | 103.26 | 中部 | 4.69 | 2.127 | 65.66 |
| 27 | 山口県 | 101.68 | 中国 | 4.72 | 1.947 | 66.6 |
| 28 | 愛媛県 | 100.11 | 四国 | 4.69 | 1.952 | 65.94 |
| 29 | 熊本県 | 98.72 | 九州 | 4.47 | 2.074 | 62.53 |
| 30 | 長崎県 | 97.95 | 九州 | 4.59 | 1.984 | 64.08 |
| 31 | 大分県 | 96.86 | 九州 | 4.55 | 1.974 | 60.87 |
| 32 | 宮城県 | 96.82 | 東北 | 4.39 | 2.086 | 55.21 |
| 33 | 高知県 | 96.12 | 四国 | 4.62 | 1.895 | 68.15 |
| 34 | 愛知県 | 94.49 | 中部 | 4.37 | 2.11 | 51.01 |
| 35 | 宮崎県 | 94.35 | 九州 | 4.38 | 1.942 | 68.36 |
| 36 | 広島県 | 93.15 | 中国 | 4.47 | 2.007 | 55.07 |
| 37 | 兵庫県 | 92.27 | 近畿 | 4.45 | 2.027 | 49.62 |
| 38 | 北海道 | 91.71 | 北海道 | 4.16 | 1.776 | 51.93 |
| 39 | 鹿児島県 | 88.49 | 九州 | 4.22 | 1.897 | 66.14 |
| 40 | 千葉県 | 88.02 | 関東 | 4.16 | 2.009 | 52.6 |
| 41 | 埼玉県 | 86.57 | 関東 | 4.17 | 2.047 | 53.97 |
| 42 | 京都府 | 85.2 | 近畿 | 4.14 | 1.934 | 53.71 |
| 43 | 福岡県 | 83.46 | 九州 | 3.96 | 1.959 | 42.84 |
| 44 | 神奈川県 | 76.51 | 関東 | 3.77 | 1.977 | 40.74 |
| 45 | 大阪府 | 75.53 | 近畿 | 3.81 | 1.9 | 39.83 |
| 46 | 沖縄県 | 74.92 | 九州 | 3.64 | 2.053 | 37.44 |
| 47 | 東京都 | 64.02 | 関東 | 3.16 | 1.81 | 26.27 |
1住宅当たり延べ面積が広い5県
1住宅当たり延べ面積が広い上位5県です。
富山県は140.01平方メートル、福井県は136.71平方メートル、山形県は134.44平方メートル、秋田県は132.33平方メートル、新潟県は130.13平方メートルでした。
130平方メートルを超えたのはこの5県です。
6位以下は岐阜県、島根県、滋賀県と続きます。
上位に並んだのは北陸と東北、それに山陰でした。
1住宅当たり居住室数でも富山県が5.77室で全国1位。
山形県5.58室、福井県5.53室、秋田県5.48室と続きます。
広さと部屋数は、ほぼ同じ順位になりました。
広さを決めているのは、世帯の人数と建て方
以下は、1住宅当たりの延べ面積にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
延べ面積と相関が強いのは、持ち家住宅率のプラス0.87、1世帯当たり乗用車保有台数のプラス0.82、1世帯当たり人員のプラス0.79です。
このうち1世帯当たり人員との関係が、いちばん素直な説明でしょう。
家族が多ければ広い家が要ります。
1世帯当たり人員1位の福井県2.397人は延べ面積でも2位、最少の北海道1.776人は延べ面積では91.71平方メートルで38位でした。
ただ北海道が下位寄りにとどまるように、人数だけでは説明しきれません。
もうひとつ効いているのが建て方です。
一戸建ての割合との相関係数はプラス0.87。
一戸建てが多い県ほど住まいが広いという、はっきりした連動になっています。
共同住宅は建物の中を区切って複数の世帯が住むので、1戸あたりの面積はどうしても小さくなります。
東京都の共同住宅率は71.60パーセント、延べ面積は64.02平方メートルで全国最少でした。
家賃との相関はマイナス0.60です。
家賃が高い地域ほど狭い家に住んでいるという関係になりますが、これは面積あたりの単価が高いという話でしょう。
同じ金額で借りられる広さが違うということです。
1住宅当たり居住室数で見ると、全国4.28室に対し富山県5.77室、東京都3.16室。
1.83倍の差でした。
延べ面積の2.19倍より差が小さいのは、狭い住宅でも部屋数はある程度確保されるためだと考えられます。
1部屋あたりの広さが違うということになります。
1住宅当たり延べ面積が狭い5都府県
1住宅当たり延べ面積が狭い下位5都府県です。
東京都は64.02平方メートル、沖縄県は74.92平方メートル、大阪府は75.53平方メートル、神奈川県は76.51平方メートル、福岡県は83.46平方メートルでした。
富山県の140.01平方メートルとは2.19倍の差があります。
東京都の64.02平方メートルは、47都道府県で唯一70平方メートルを下回りました。
富山県との差は75.99平方メートル。
もう1軒分に近い差があることになります。
下位に並んだのは大都市を抱える都府県と沖縄県です。
一戸建ての割合が低い5都府県と、まったく同じ顔ぶれになりました。
1住宅当たり居住室数でも東京都は3.16室で最少です。
全国平均4.28室と比べて1.12室少なく、部屋数の面でも最も小さい住まいになっています。
地方別に見る1住宅当たり延べ面積
地方別に平均を出すと、日本海側と都市圏で分かれます。
最も広いのは中部9県の119.47平方メートルです。
次いで東北6県が119.35平方メートル、中国5県が108.39平方メートル、四国4県が103.86平方メートルと続きます。
狭いほうは近畿7府県が99.03平方メートル、九州8県が93.50平方メートル、北海道が91.71平方メートル、関東7都県が90.59平方メートルでした。
県の集まりで見ると、中部と関東で1.32倍の差があります。
中部9県が最も広いのは、富山県140.01平方メートル、福井県136.71平方メートル、新潟県130.13平方メートルという北陸3県が押し上げているためです。
同じ中部でも愛知県は94.49平方メートルにとどまります。
このグラフについての豆知識
延べ面積は建物全体の床面積
延べ面積は、玄関や台所、廊下、浴室なども含めた建物全体の床面積です。
居住室だけの面積ではありません。
共同住宅の場合は、その世帯が使う専有部分の面積になります。
共用の廊下や階段は含まれません。
この記事の表には1住宅当たり居住室数も載せています。
居住室は寝室や居間など人が住むための部屋で、台所や浴室は数に入りません。
全国では4.28室でした。
分母は居住世帯のある住宅
この記事の数字は、居住世帯のある住宅の平均です。
空き家は含まれません。
住宅・土地統計調査は5年ごとに行われ、この記事の数字は令和5年、2023年10月1日現在のものです。
参考として載せた1世帯当たり人員は住民基本台帳にもとづく別の統計です。
調査時点が異なるため、傾向を見るための目安として読んでください。
順位の並びがにている記事
1住宅当たりの延べ面積とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
0.98という高い相関を示したのが【世帯あたりの床面積】全国91平方メートル、差は2.05倍でした。
最も食い違ったのは【鉄筋コンクリート住宅】全国2,038万戸、最多と最少で142倍(順位相関-0.85)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た1住宅当たり延べ面積
| 地方 | 最も多い(㎡) | 最も少ない(㎡) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 134.44 | 宮城県 96.82 |
| 関東 | 群馬県 107.89 | 東京都 64.02 |
| 中部 | 富山県 140.01 | 愛知県 94.49 |
| 近畿 | 滋賀県 113.04 | 大阪府 75.53 |
| 中国 | 島根県 122.41 | 広島県 93.15 |
| 四国 | 徳島県 110.25 | 高知県 96.12 |
| 九州 | 佐賀県 113.23 | 沖縄県 74.92 |
まとめ
47都道府県の1住宅当たり延べ面積を比べると、最も広い富山県は140.01平方メートル、最も狭い東京都は64.02平方メートルで、その差は2.19倍でした。
全国では91.66平方メートルです。
1住宅当たりの延べ面積の順位を見るときは、次の3点をあわせて見てください。
1つ目は、延べ面積が玄関や廊下を含む建物全体の床面積であること。
2つ目は、空き家が含まれないこと。
3つ目は令和5年(2023年)の調査であることです。
一戸建ての割合との相関係数はプラス0.87。
1世帯当たり人員のプラス0.79より強く、住まいの広さは建て方に大きく左右されていました。
1住宅当たり居住室数で見ると差は1.83倍で、延べ面積の2.19倍より小さくなります。
狭い住宅でも部屋数はある程度確保されるということでしょう。
一戸建ての割合や家賃を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 住宅・土地統計調査(住宅及び世帯に関する基本集計)
- 調査年: 令和5年(2023年10月1日現在)
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tclass=000001207743&cycle=0
- 備考: 住宅数は100戸単位で公表されているため、割合は小数第2位までとした。延べ面積は居住世帯のある住宅の平均。玄関や台所、廊下なども含む建物全体の床面積
注記: 住宅数は100戸単位で公表されているため、割合は小数第2位までとした。
延べ面積は居住世帯のある住宅の平均。
玄関や台所、廊下なども含む建物全体の床面積
