タクシーに、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
東京都が11,514円で1位。
47都道府県の平均は4,475円、中央値は3,808円です。
最も高い11,514円と最も低い1,921円の差は9,593円、倍率にすると5.99倍でした。
実数で見るか率で見るかによって並びは変わります。
この記事では率のほうを主に見ていきます。
47都道府県の単純平均
4,475円
1世帯当たりのタクシー代への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 東京都
11,514円
最も少ない 福井県
1,921円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりのタクシー代への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 5,981円 |
| 青森県 | 4,145円 |
| 岩手県 | 5,012円 |
| 宮城県 | 5,388円 |
| 秋田県 | 3,808円 |
| 山形県 | 3,168円 |
| 福島県 | 3,934円 |
| 茨城県 | 6,118円 |
| 栃木県 | 3,019円 |
| 群馬県 | 2,748円 |
| 埼玉県 | 7,470円 |
| 千葉県 | 5,220円 |
| 東京都 | 11,514円 |
| 神奈川県 | 8,768円 |
| 新潟県 | 3,311円 |
| 富山県 | 2,250円 |
| 石川県 | 3,533円 |
| 福井県 | 1,921円 |
| 山梨県 | 3,317円 |
| 長野県 | 3,217円 |
| 岐阜県 | 2,534円 |
| 静岡県 | 4,291円 |
| 愛知県 | 3,816円 |
| 三重県 | 2,046円 |
| 滋賀県 | 4,205円 |
| 京都府 | 7,166円 |
| 大阪府 | 3,691円 |
| 兵庫県 | 4,623円 |
| 奈良県 | 9,832円 |
| 和歌山県 | 3,339円 |
| 鳥取県 | 2,023円 |
| 島根県 | 3,225円 |
| 岡山県 | 5,293円 |
| 広島県 | 6,463円 |
| 山口県 | 2,832円 |
| 徳島県 | 2,496円 |
| 香川県 | 2,716円 |
| 愛媛県 | 2,890円 |
| 高知県 | 3,270円 |
| 福岡県 | 6,589円 |
| 佐賀県 | 3,142円 |
| 長崎県 | 8,495円 |
| 熊本県 | 5,492円 |
| 大分県 | 3,466円 |
| 宮崎県 | 3,442円 |
| 鹿児島県 | 3,930円 |
| 沖縄県 | 5,171円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで奈良県、神奈川県、長崎県、埼玉県が続きます。
淡いのは福井県、鳥取県、三重県でした。
47都道府県の平均は4,475円、中央値は3,808円です。
東京都の11,514円は平均を7,039円上回ります。
1位と47位の差は9,593円、倍率にすると5.99倍でした。
鉄道運賃への支出で並べ替えると東京都が49,347で最も高く、開きは12.52倍になります。
主指標で1位の東京都は鉄道運賃への支出では1位、鉄道運賃への支出で1位の東京都は主指標では1位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりのタクシー代への支出(円) | 地方 | 鉄道運賃への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 11514 | 関東 | 49347 |
| 2 | 奈良県 | 9832 | 近畿 | 34686 |
| 3 | 神奈川県 | 8768 | 関東 | 40757 |
| 4 | 長崎県 | 8495 | 九州 | 11384 |
| 5 | 埼玉県 | 7470 | 関東 | 47024 |
| 6 | 京都府 | 7166 | 近畿 | 35348 |
| 7 | 福岡県 | 6589 | 九州 | 23395 |
| 8 | 広島県 | 6463 | 中国 | 26247 |
| 9 | 茨城県 | 6118 | 関東 | 18175 |
| 10 | 北海道 | 5981 | 北海道 | 11101 |
| 11 | 熊本県 | 5492 | 九州 | 15612 |
| 12 | 宮城県 | 5388 | 東北 | 23439 |
| 13 | 岡山県 | 5293 | 中国 | 31706 |
| 14 | 千葉県 | 5220 | 関東 | 32867 |
| 15 | 沖縄県 | 5171 | 九州 | 3943 |
| 16 | 岩手県 | 5012 | 東北 | 28582 |
| 17 | 兵庫県 | 4623 | 近畿 | 32173 |
| 18 | 静岡県 | 4291 | 中部 | 33147 |
| 19 | 滋賀県 | 4205 | 近畿 | 31787 |
| 20 | 青森県 | 4145 | 東北 | 12968 |
| 21 | 福島県 | 3934 | 東北 | 25929 |
| 22 | 鹿児島県 | 3930 | 九州 | 17396 |
| 23 | 愛知県 | 3816 | 中部 | 36860 |
| 24 | 秋田県 | 3808 | 東北 | 9913 |
| 25 | 大阪府 | 3691 | 近畿 | 21554 |
| 26 | 石川県 | 3533 | 中部 | 20037 |
| 27 | 大分県 | 3466 | 九州 | 8442 |
| 28 | 宮崎県 | 3442 | 九州 | 5736 |
| 29 | 和歌山県 | 3339 | 近畿 | 13850 |
| 30 | 山梨県 | 3317 | 中部 | 13729 |
| 31 | 新潟県 | 3311 | 中部 | 15041 |
| 32 | 高知県 | 3270 | 四国 | 6474 |
| 33 | 島根県 | 3225 | 中国 | 9422 |
| 34 | 長野県 | 3217 | 中部 | 30547 |
| 35 | 山形県 | 3168 | 東北 | 16163 |
| 36 | 佐賀県 | 3142 | 九州 | 9546 |
| 37 | 栃木県 | 3019 | 関東 | 30046 |
| 38 | 愛媛県 | 2890 | 四国 | 4366 |
| 39 | 山口県 | 2832 | 中国 | 24057 |
| 40 | 群馬県 | 2748 | 関東 | 16091 |
| 41 | 香川県 | 2716 | 四国 | 15745 |
| 42 | 岐阜県 | 2534 | 中部 | 17310 |
| 43 | 徳島県 | 2496 | 四国 | 4950 |
| 44 | 富山県 | 2250 | 中部 | 20584 |
| 45 | 三重県 | 2046 | 近畿 | 21484 |
| 46 | 鳥取県 | 2023 | 中国 | 9930 |
| 47 | 福井県 | 1921 | 中部 | 20171 |
地方別に見る
タクシー代は、大都市で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が6,408円で最も高くなります。
次いで北海道が5,981円、近畿7府県が4,986円、九州・沖縄8県が4,966円と続きました。
低いほうは東北6県が4,243円、中国5県が3,967円、中部9県が3,132円、四国4県が2,843円でした。
最も高い関東7都県と最も低い四国4県の差は3,565円です。
鉄道運賃への支出で見ると関東7都県が最も高く、四国4県が最も低くなりました。
タクシー代が多い上位5都府県
タクシー代が多い上位5都府県です。
東京都は11,514円、奈良県は9,832円、神奈川県は8,768円でした。
1位と2位の差は1,682円です。
4位は長崎県で8,495円、5位は埼玉県で7,470円。
上位5はいずれも47都道府県の平均4,475円を上回りました。
1位の東京都は平均を7,039円上回りました。
中央値の3,808円と比べると7,706円高く、平均に対する比では2.57倍にあたります。
6位以下は京都府で7,166円、福岡県で6,589円、広島県で6,463円と続きました。
2位と3位の差は1,064円、3位と4位の差は273円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1,007円でした。
1位から5位までの幅は4,044円、1位から8位までの幅は5,051円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
東京都は鉄道運賃への支出でも1位に入っています。
全国の値は4,475円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は東京都の1万1,514円。
公共交通の充実した大都市です。
鉄道運賃と並べて見ます
数字を並べるところまでが統計の仕事で、ここから先は解釈になります。
1世帯が1年間にタクシー代へ使う金額の分布について、ほかの指標と突き合わせて立てた推測を書きます。
事実として確かめたものではありません。
鉄道運賃への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は東京都の49,347、2位は埼玉県の47,024、3位は神奈川県の40,757。
4位以下は愛知県、京都府と続きます。
逆に下位は愛媛県が4,366、沖縄県が3,943。
東京都と沖縄県では12.52倍の開きです。
タクシーは自家用車の少ない都市部でよく使われます。
福井県のように車社会の県では、そもそも出番がありません。
鉄道運賃と並べると、どちらも大都市で高い、公共交通に頼る暮らしの姿が見えてきます。
当サイトのタクシー運転者の月給の記事とあわせて見ると、使う側と働く側がつながります。
地方ごとに県の平均を出すと、関東7都県が6,408円で最も高く、四国4県が2,843円で最も低くなります。
北海道5,981円と近畿7府県4,986円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
タクシー代が少ない下位5県
タクシー代が少ない下位5県です。
47位の福井県は1,921円、46位の鳥取県は2,023円、45位の三重県は2,046円でした。
1位の東京都とは9,593円の差があります。
44位は富山県で2,250円、43位は徳島県で2,496円、42位は岐阜県で2,534円と続きます。
最も少ない福井県は1,921円。
1位と47位の差は6倍にひらきます。
47都道府県の中央値は3,808円、平均は4,475円です。
47位の福井県は平均を2,554円下回りました。
47位の福井県は1位の東京都の16.7パーセントにあたる水準で、倍率にすると5.99倍の開きです。
46位との差は102円、45位との差は125円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも613円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均4,475円を下回りました。
47位から43位までの幅は575円です。
福井県は鉄道運賃への支出では中位位です。
全国の値は4,475円なので、47位はこれを2,554円下回っています。
このグラフについての豆知識
車を持たない暮らしの足
タクシー代への支出は全国平均で年4,475円。
月にすると370円ほどで、多くの世帯にとっては特別なときの乗りものです。
一方、高齢化で運転をやめた人にとっては、なくてはならない生活の足でもあります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の東京都は11,514円、47位の福井県は1,921円。
差は9,593円、倍率にすると5.99倍です。
中央値は3,808円、平均は4,475円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では667円の差でした。
鉄道運賃への支出で並べ替えると開きは12.52倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間にタクシー代へ使う金額の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
最も似ていたのは【バス通勤・通学の割合】全国6.8%、県ごとの差は15.67倍と通勤手段のなかでも大きめ(順位相関0.82)です。
正反対だったのは【自動車保険料】平均年4万1,307円、車を持つ固定費で、相関は-0.77です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た1世帯当たりのタクシー代への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 5388 | 山形県 3168 |
| 関東 | 東京都 11514 | 群馬県 2748 |
| 中部 | 静岡県 4291 | 福井県 1921 |
| 近畿 | 奈良県 9832 | 三重県 2046 |
| 中国 | 広島県 6463 | 鳥取県 2023 |
| 四国 | 高知県 3270 | 徳島県 2496 |
| 九州 | 長崎県 8495 | 佐賀県 3142 |
まとめ
1世帯が1年間にタクシー代へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い東京都で11,514円、最も低い福井県で1,921円でした。
その差は9,593円、倍率にすると5.99倍です。
47都道府県の中央値は3,808円、平均は4,475円でした。
全国の値は4,475円です。
鉄道運賃への支出で並べ替えると開きは12.52倍になり、主指標で1位の東京都はその見方では1位に位置します。
1世帯が1年間にタクシー代へ使う金額の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、二人以上の世帯の平均であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
鉄道運賃への支出では東京都が49,347で最も高く、主指標で1位の東京都はこの見方では1位でした。
地方ごとの平均では関東7都県が6,408円で最も高く、四国4県が2,843円で最も低くなりました。
タクシー運転者の月給や通勤時間を比べた記事とあわせて読んでみてください。
1位の東京都と2位の奈良県の差は1,682円で、上位のなかでも順位は僅差で決まりました。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: タクシーの運賃への支出。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: タクシーの運賃への支出。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
