【化粧品などに使う金額】1か月の平均は3,906円、1.45倍

【化粧品などに使う金額】1か月の平均は3,906円、1.45倍

化粧品、シャンプー、歯ブラシなどへの支出は、47都道府県の平均で1か月3,906円。
理美容サービスの2,754円を上回ります。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

奈良県が4,568円で1位。
47都道府県の平均は3,906円、中央値は3,957円です。
1位と47位の差は1.45倍、消費支出に占める割合で見ると1.46倍でした。

47都道府県の単純平均

3,906円

1か月の理美容用品への支出(2024年)

最も多い 奈良県

4,568円

最も少ない 愛媛県

3,158円

理美容用品への支出が多い上位5県

上位5都道府県の1か月の理美容用品への支出
上位5都道府県の1か月の理美容用品への支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 01,0002,0003,0004,000奈良県: 4,568円4,568円石川県: 4,427円4,427円東京都: 4,360円4,360円徳島県: 4,329円4,329円岐阜県: 4,280円4,280円奈良県石川県東京都徳島県岐阜県
上位5都道府県の1か月の理美容用品への支出
項目1か月の理美容用品への支出
奈良県4,568円
石川県4,427円
東京都4,360円
徳島県4,329円
岐阜県4,280円
下位5都道府県の1か月の理美容用品への支出
下位5都道府県の1か月の理美容用品への支出 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 01,0002,0003,000愛媛県: 3,158円3,158円沖縄県: 3,236円3,236円長崎県: 3,260円3,260円青森県: 3,301円3,301円秋田県: 3,400円3,400円愛媛県沖縄県長崎県青森県秋田県
下位5都道府県の1か月の理美容用品への支出
項目1か月の理美容用品への支出
愛媛県3,158円
沖縄県3,236円
長崎県3,260円
青森県3,301円
秋田県3,400円

理美容用品への支出が多い上位5県です。

奈良県は4,568円、石川県は4,427円、東京都は4,360円でした。
奈良県は2位の石川県の1.03倍です。

4位は徳島県で4,329円、5位は岐阜県で4,280円。
6位以下は島根県、大阪府、神奈川県と続きました。

47都道府県の平均は3,906円、中央値は3,957円です。
1位の奈良県は平均を662円上回り、平均の1.17倍にあたります。

2位と3位の差は67円、3位と4位の差は31円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の奈良県は54,816円ほどになります。
上位5県の平均は4,393円で、47都道府県の平均を487円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は288円あります。
中央値と比べると1位は1.15倍でした。

近畿と北陸の県が上位に並びました。
理美容サービスとは違う顔ぶれになっています。

消費支出に占める割合では順位が変わります

金額で1位の県と、割合で1位の県が違います。
この食い違いをどう読むか、ここから考えてみます。
以下は推測です。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は高知県の1.81パーセント、2位は徳島県1.8パーセント、3位は香川県1.78パーセント。

4位以下は宮崎県、奈良県と続きます。
逆に割合の下位は富山県1.33パーセント、鳥取県1.24パーセント。
高知県と鳥取県では1.46倍の開きです。
47都道府県の平均は1.58パーセントでした。

消費支出に占める比率で見ると、四国の県が首位に立ちます。
所得が相対的に低いぶん、同じ金額でも比重が大きくなります。

サービスへの支出とは順位が違います。
店に通うか、自分で手入れするか。
お金のかけ方の違いが表れているのかもしれません。

ドラッグストアの多い地域では、特売で買う機会が増えます。
買う場所も金額に効いてきます。

地方別に県の平均を出すと、中部9県が4,051円で最も高く、九州・沖縄8県が3,634円で最も低くなります。
関東7都県4,042円と近畿7府県4,023円がそれに続きました。

金額では奈良県が1位なのに、割合にすると四国の県が上位を占めます。同じ支出でも、何で割るかで地域の見え方が変わります。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0.00.51.01.5高知県: 1.81.8徳島県: 1.81.8香川県: 1.81.8宮崎県: 1.81.8奈良県: 1.81.8高知県徳島県香川県宮崎県奈良県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
高知県1.8
徳島県1.8
香川県1.8
宮崎県1.8
奈良県1.8

理美容用品への支出が少ない下位5県

理美容用品への支出が少ない下位5県です。

47位の愛媛県は3,158円、46位の沖縄県は3,236円、45位の長崎県は3,260円でした。
1位の奈良県とは1.45倍の差があります。

44位は青森県で3,301円、43位は秋田県で3,400円、42位は三重県で3,416円と続きます。

1.45倍という開きは小さいほうです。
日々使うものなので、どの家でも似た量が買われ、価格の地域差も大きくありません。

47位の愛媛県は平均の80.8パーセント、中央値の79.8パーセントにあたります。
平均との差は748円でした。

1位と47位の差は月あたり1,410円。
1年に直すと16,920円の開きになります。

46位との差は78円、45位との差は102円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は3,271円。
47都道府県の平均を635円下回り、上位5県との差は1,122円になります。

1位と47位で1.45倍。毎日使うものはどの家でも似た量が買われる、ということが数字にそのまま出ていました。

地方別に見る

地方別の平均(1か月の理美容用品への支出)
地方別の平均(1か月の理美容用品への支出) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 01,0002,0003,0004,000北海道: 3,732円3,732円東北: 3,768円3,768円関東: 4,042円4,042円中部: 4,051円4,051円近畿: 4,023円4,023円中国: 3,918円3,918円四国: 3,922円3,922円九州: 3,634円3,634円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1か月の理美容用品への支出)
項目1か月の理美容用品への支出の平均
北海道3,732円
東北3,768円
関東4,042円
中部4,051円
近畿4,023円
中国3,918円
四国3,922円
九州3,634円

理美容用品への支出は、全国にならされた形になります。

地方別に県の平均を出すと、中部9県が4,051円で最も高くなります。
次いで関東7都県が4,042円、近畿7府県が4,023円、四国4県が3,922円と続きました。

低いほうは中国5県が3,918円、東北6県が3,768円、北海道が3,732円、九州・沖縄8県が3,634円でした。

消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
四国4県が1.7パーセント、北海道が1.65パーセント、近畿7府県が1.63パーセントの順に高く、最も低いのは関東7都県が1.53パーセントです。

地図で見る

1か月の理美容用品への支出(2024年)
1か月の理美容用品への支出(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 3,732円青森 3,301円岩手 4,093円宮城 4,002円秋田 3,400円山形 3,817円福島 3,992円茨城 4,191円栃木 3,675円群馬 3,658円埼玉 4,090円千葉 4,094円東京 4,360円神奈川 4,224円新潟 3,961円富山 3,782円石川 4,427円福井 3,924円山梨 3,843円長野 3,870円岐阜 4,280円静岡 4,213円愛知 4,157円三重 3,416円滋賀 4,016円京都 3,991円大阪 4,240円兵庫 4,081円奈良 4,568円和歌山 3,848円鳥取 3,481円島根 4,258円岡山 3,812円広島 4,126円山口 3,913円徳島 4,329円香川 4,184円愛媛 3,158円高知 4,017円福岡 3,901円佐賀 3,762円長崎 3,260円熊本 3,700円大分 3,957円宮崎 3,798円鹿児島 3,459円沖縄 3,236円
1か月の理美容用品への支出(円)
1か月の理美容用品への支出(2024年)
項目1か月の理美容用品への支出
北海道3,732円
青森県3,301円
岩手県4,093円
宮城県4,002円
秋田県3,400円
山形県3,817円
福島県3,992円
茨城県4,191円
栃木県3,675円
群馬県3,658円
埼玉県4,090円
千葉県4,094円
東京都4,360円
神奈川県4,224円
新潟県3,961円
富山県3,782円
石川県4,427円
福井県3,924円
山梨県3,843円
長野県3,870円
岐阜県4,280円
静岡県4,213円
愛知県4,157円
三重県3,416円
滋賀県4,016円
京都府3,991円
大阪府4,240円
兵庫県4,081円
奈良県4,568円
和歌山県3,848円
鳥取県3,481円
島根県4,258円
岡山県3,812円
広島県4,126円
山口県3,913円
徳島県4,329円
香川県4,184円
愛媛県3,158円
高知県4,017円
福岡県3,901円
佐賀県3,762円
長崎県3,260円
熊本県3,700円
大分県3,957円
宮崎県3,798円
鹿児島県3,459円
沖縄県3,236円

地図の色が濃いのは奈良県です。
次いで石川県、東京都、徳島県、岐阜県が続きます。
反対に薄いのは愛媛県、沖縄県、長崎県でした。

県ごとの平均は3,906円、中央値は3,957円。
中央値のほうがわずかに高く、下のほうに少し裾が伸びた分布になっています。
奈良県の4,568円でも平均の1.17倍で、当サイトが扱ってきた家計の指標のなかでも、とくに差の小さいもののひとつです。

1位と47位で1.45倍、金額にすると月あたり1,410円の開きでした。
消費支出に占める割合で見ると高知県が1.81パーセントで最も高く、開きは1.46倍とほとんど変わりません。

順位都道府県1か月の理美容用品への支出(円)地方消費支出に占める割合
1奈良県4568近畿1.76
2石川県4427中部1.59
3東京都4360関東1.66
4徳島県4329四国1.8
5岐阜県4280中部1.67
6島根県4258中国1.62
7大阪府4240近畿1.74
8神奈川県4224関東1.58
9静岡県4213中部1.65
10茨城県4191関東1.54
11香川県4184四国1.78
12愛知県4157中部1.63
13広島県4126中国1.61
14千葉県4094関東1.49
15岩手県4093東北1.62
16埼玉県4090関東1.62
17兵庫県4081近畿1.6
18高知県4017四国1.81
19滋賀県4016近畿1.43
20宮城県4002東北1.6
21福島県3992東北1.57
22京都府3991近畿1.66
23新潟県3961中部1.52
24大分県3957九州1.64
25福井県3924中部1.48
26山口県3913中国1.65
27福岡県3901九州1.76
28長野県3870中部1.47
29和歌山県3848近畿1.76
30山梨県3843中部1.48
31山形県3817東北1.49
32岡山県3812中国1.62
33宮崎県3798九州1.78
34富山県3782中部1.33
35佐賀県3762九州1.65
36北海道3732北海道1.65
37熊本県3700九州1.57
38栃木県3675関東1.43
39群馬県3658関東1.38
40鳥取県3481中国1.24
41鹿児島県3459九州1.56
42三重県3416近畿1.47
43秋田県3400東北1.42
44青森県3301東北1.57
45長崎県3260九州1.38
46沖縄県3236九州1.51
47愛媛県3158四国1.41
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

理美容用品の中身

化粧品、シャンプー、石けん、歯ブラシ、ひげそり用品、理美容用電気器具などが含まれます。
諸雑費のひとつです。
美容院や理容室で受けるサービスは「理美容サービス」として別に数えられます。

毎日使うものは差が出にくい

1位と47位で1.45倍。
この小ささには理由がありそうです。

シャンプーや石けん、歯ブラシは、どの家庭でもほぼ同じ頻度で使い、同じくらいの周期でなくなります。
使う量が生活の形で決まってしまう品目では、県による差が生まれにくい。
実際、当サイトが扱ってきた家計の指標のなかで、1.5倍を下回る品目はそう多くありません。

差がつくとすれば化粧品のような選択の幅が大きいものですが、それも費目全体のなかの一部です。
全体としては、どこに住んでいても似た金額になります。

服にお金をかける県と重なるか

理美容用品の上位は奈良県、石川県、東京都、徳島県、岐阜県。
被服及び履物費の上位は石川県、兵庫県、千葉県、奈良県、東京都でした。
顔ぶれが似ています。

47都道府県ぶんを突き合わせて相関係数を計算するとプラス0.60。
中くらいの、はっきりした正の関係が出ました。
上位10のうち奈良県・東京都・石川県・神奈川県・茨城県の5県が両方に入り、下位10でも6県が重なります。

服と化粧品はまったく別の費目ですが、「身だしなみにお金をかけるかどうか」という一本の軸で半分ほど説明がつくということになります。

家計調査との違い

当サイトには家計調査をもとにした支出の記事もあります。
あちらは県庁所在市を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。
この記事で使う全国家計構造調査は5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
数字は2024年のものです。

地方のなかで見た1か月の理美容用品への支出

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北岩手県 4093青森県 3301
関東東京都 4360群馬県 3658
中部石川県 4427富山県 3782
近畿奈良県 4568三重県 3416
中国島根県 4258鳥取県 3481
四国徳島県 4329愛媛県 3158
九州大分県 3957沖縄県 3236
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯の理美容用品への支出を47都道府県で比べると、最も高い奈良県で4,568円、最も低い愛媛県で3,158円でした。
1位と47位の差は1.45倍です。

47都道府県の平均は3,906円、中央値は3,957円。
金額の差は月あたり1,410円、1年で16,920円になります。
美容院などのサービス代は別に数えられ、2024年の全国家計構造調査によるものです。

消費支出に占める割合では高知県が1.81パーセントで最も高くなりました。

被服及び履物費との相関はプラス0.60。
服と化粧品は別の費目ですが、上位と下位の顔ぶれはかなり重なります。

理美容サービスとは順位の顔ぶれが違います。店に通うか自分で手入れするか、その分かれ目が見えている気がしました。

関連記事

出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210110012)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210110012)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

関連記事 Relation Entry