任意加入の自動車保険に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
富山県が64,598円で1位。
47都道府県の平均は41,307円、中央値は43,950円です。
最も高い64,598円と最も低い14,958円の差は49,640円、倍率にすると4.32倍でした。
47都道府県の単純平均
41,307円
1世帯当たりの任意の自動車保険料への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 富山県
64,598円
最も少ない 東京都
14,958円
自動車保険料が多い上位5県
自動車保険料が多い上位5県です。
富山県は64,598円、鳥取県は59,207円、山形県は57,255円でした。
1位と2位の差は5,391円です。
4位は群馬県で56,262円、5位は三重県で54,212円。
上位5はいずれも47都道府県の平均41,307円を上回りました。
1位の富山県は平均を23,291円上回りました。
中央値の43,950円と比べると20,648円高く、平均に対する比では1.56倍にあたります。
6位以下は大分県で53,713円、岐阜県で52,612円、佐賀県で52,501円と続きました。
2位と3位の差は1,952円、3位と4位の差は993円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1,711円でした。
1位から5位までの幅は10,386円、1位から8位までの幅は12,097円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
富山県は自動車整備費への支出でも5位に入っています。
全国の値は41,307円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は富山県の6万4,598円。
北陸と地方の県が上位を占めます。
ガソリンへの支出と並べて見ます
ここからは統計を離れて、1世帯が1年間に自動車保険へ使う金額の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
自動車整備費への支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は長野県の50,154、2位は鳥取県の46,500、3位は群馬県の45,188。
4位以下は福島県、富山県と続きます。
逆に下位は高知県が18,162、大阪府が13,351。
長野県と大阪府では3.76倍の開きです。
ガソリン代と同じく、車社会の県ほど大きくなる項目です。
1世帯で複数台を持つ地域では、保険料もその台数分かかります。
ガソリン代(年7万6,078円)、自動車整備費(3万1,108円)とあわせると、車の維持費は年17万円をこえる計算になります。
当サイトのガソリンへの支出の記事と並べて読んでみてください。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が48,101円で最も高く、近畿7府県が31,987円で最も低くなります。
中国5県46,864円と東北6県45,968円がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
自動車保険料が少ない下位5都府県
自動車保険料が少ない下位5都府県です。
47位の東京都は14,958円、46位の大阪府は18,502円、45位の神奈川県は18,727円でした。
1位の富山県とは49,640円の差があります。
44位は兵庫県で20,437円、43位は沖縄県で21,843円、42位は埼玉県で22,825円と続きます。
最も少ない東京都は1万4,958円。
1位と47位の差は4.3倍です。
47都道府県の中央値は43,950円、平均は41,307円です。
47位の東京都は平均を26,349円下回りました。
47位の東京都は1位の富山県の23.2パーセントにあたる水準で、倍率にすると4.32倍の開きです。
46位との差は3,544円、45位との差は3,769円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも7,867円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均41,307円を下回りました。
47位から43位までの幅は6,885円です。
東京都は自動車整備費への支出では中位位です。
全国の値は41,307円なので、47位はこれを26,349円下回っています。
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの任意の自動車保険料への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 34,014円 |
| 青森県 | 40,906円 |
| 岩手県 | 44,853円 |
| 宮城県 | 33,632円 |
| 秋田県 | 48,966円 |
| 山形県 | 57,255円 |
| 福島県 | 50,197円 |
| 茨城県 | 49,814円 |
| 栃木県 | 43,975円 |
| 群馬県 | 56,262円 |
| 埼玉県 | 22,825円 |
| 千葉県 | 27,203円 |
| 東京都 | 14,958円 |
| 神奈川県 | 18,727円 |
| 新潟県 | 45,664円 |
| 富山県 | 64,598円 |
| 石川県 | 43,895円 |
| 福井県 | 50,548円 |
| 山梨県 | 45,964円 |
| 長野県 | 50,668円 |
| 岐阜県 | 52,612円 |
| 静岡県 | 42,862円 |
| 愛知県 | 36,098円 |
| 三重県 | 54,212円 |
| 滋賀県 | 40,858円 |
| 京都府 | 25,681円 |
| 大阪府 | 18,502円 |
| 兵庫県 | 20,437円 |
| 奈良県 | 28,219円 |
| 和歌山県 | 35,999円 |
| 鳥取県 | 59,207円 |
| 島根県 | 51,226円 |
| 岡山県 | 39,719円 |
| 広島県 | 33,007円 |
| 山口県 | 51,160円 |
| 徳島県 | 46,445円 |
| 香川県 | 50,667円 |
| 愛媛県 | 38,440円 |
| 高知県 | 47,343円 |
| 福岡県 | 36,172円 |
| 佐賀県 | 52,501円 |
| 長崎県 | 25,684円 |
| 熊本県 | 46,065円 |
| 大分県 | 53,713円 |
| 宮崎県 | 43,880円 |
| 鹿児島県 | 43,950円 |
| 沖縄県 | 21,843円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは富山県です。
次いで鳥取県、山形県、群馬県、三重県が続きます。
淡いのは東京都、大阪府、神奈川県でした。
47都道府県の平均は41,307円、中央値は43,950円です。
富山県の64,598円は平均を23,291円上回ります。
1位と47位の差は49,640円、倍率にすると4.32倍でした。
自動車整備費への支出で並べ替えると長野県が50,154で最も高く、開きは3.76倍になります。
主指標で1位の富山県は自動車整備費への支出では5位、自動車整備費への支出で1位の長野県は主指標では11位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの任意の自動車保険料への支出(円) | 地方 | 自動車整備費への支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 富山県 | 64598 | 中部 | 41522 |
| 2 | 鳥取県 | 59207 | 中国 | 46500 |
| 3 | 山形県 | 57255 | 東北 | 40438 |
| 4 | 群馬県 | 56262 | 関東 | 45188 |
| 5 | 三重県 | 54212 | 近畿 | 38872 |
| 6 | 大分県 | 53713 | 九州 | 29162 |
| 7 | 岐阜県 | 52612 | 中部 | 39775 |
| 8 | 佐賀県 | 52501 | 九州 | 29882 |
| 9 | 島根県 | 51226 | 中国 | 35928 |
| 10 | 山口県 | 51160 | 中国 | 31657 |
| 11 | 長野県 | 50668 | 中部 | 50154 |
| 12 | 香川県 | 50667 | 四国 | 30972 |
| 13 | 福井県 | 50548 | 中部 | 35334 |
| 14 | 福島県 | 50197 | 東北 | 41889 |
| 15 | 茨城県 | 49814 | 関東 | 38431 |
| 16 | 秋田県 | 48966 | 東北 | 35839 |
| 17 | 高知県 | 47343 | 四国 | 18162 |
| 18 | 徳島県 | 46445 | 四国 | 26593 |
| 19 | 熊本県 | 46065 | 九州 | 29313 |
| 20 | 山梨県 | 45964 | 中部 | 37255 |
| 21 | 新潟県 | 45664 | 中部 | 35493 |
| 22 | 岩手県 | 44853 | 東北 | 40214 |
| 23 | 栃木県 | 43975 | 関東 | 41112 |
| 24 | 鹿児島県 | 43950 | 九州 | 30100 |
| 25 | 石川県 | 43895 | 中部 | 33940 |
| 26 | 宮崎県 | 43880 | 九州 | 34551 |
| 27 | 静岡県 | 42862 | 中部 | 29954 |
| 28 | 青森県 | 40906 | 東北 | 26724 |
| 29 | 滋賀県 | 40858 | 近畿 | 28315 |
| 30 | 岡山県 | 39719 | 中国 | 26132 |
| 31 | 愛媛県 | 38440 | 四国 | 23465 |
| 32 | 福岡県 | 36172 | 九州 | 26555 |
| 33 | 愛知県 | 36098 | 中部 | 27514 |
| 34 | 和歌山県 | 35999 | 近畿 | 23056 |
| 35 | 北海道 | 34014 | 北海道 | 24002 |
| 36 | 宮城県 | 33632 | 東北 | 29385 |
| 37 | 広島県 | 33007 | 中国 | 31230 |
| 38 | 奈良県 | 28219 | 近畿 | 29463 |
| 39 | 千葉県 | 27203 | 関東 | 31438 |
| 40 | 長崎県 | 25684 | 九州 | 24274 |
| 41 | 京都府 | 25681 | 近畿 | 18602 |
| 42 | 埼玉県 | 22825 | 関東 | 24993 |
| 43 | 沖縄県 | 21843 | 九州 | 18550 |
| 44 | 兵庫県 | 20437 | 近畿 | 19221 |
| 45 | 神奈川県 | 18727 | 関東 | 23242 |
| 46 | 大阪府 | 18502 | 近畿 | 13351 |
| 47 | 東京都 | 14958 | 関東 | 24348 |
このグラフについての豆知識
車を持つ固定費
任意の自動車保険料への支出は全国平均で年4万1,307円です。
自賠責保険は加入が義務ですが、それだけでは補償が足りないため、多くの人が任意保険にも入っています。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の富山県は64,598円、47位の東京都は14,958円。
差は49,640円、倍率にすると4.32倍です。
中央値は43,950円、平均は41,307円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では2,643円の差でした。
自動車整備費への支出で並べ替えると開きは3.76倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
1世帯が1年間に自動車保険へ使う金額の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
0.91という高い相関を示したのが【ガソリン代への支出】平均年7万6,078円、車社会の固定費でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【バス通勤・通学の割合】全国6.8%、県ごとの差は15.67倍と通勤手段のなかでも大きめ(相関-0.77)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た1世帯当たりの任意の自動車保険料への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 57255 | 宮城県 33632 |
| 関東 | 群馬県 56262 | 東京都 14958 |
| 中部 | 富山県 64598 | 愛知県 36098 |
| 近畿 | 三重県 54212 | 大阪府 18502 |
| 中国 | 鳥取県 59207 | 広島県 33007 |
| 四国 | 香川県 50667 | 愛媛県 38440 |
| 九州 | 大分県 53713 | 沖縄県 21843 |
まとめ
1世帯が1年間に自動車保険(任意)へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い富山県で64,598円、最も低い東京都で14,958円でした。
その差は49,640円、倍率にすると4.32倍です。
47都道府県の中央値は43,950円、平均は41,307円でした。
全国の値は41,307円です。
自動車整備費への支出で並べ替えると開きは3.76倍になり、主指標で1位の富山県はその見方では5位に位置します。
1世帯が1年間に自動車保険へ使う金額の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、自賠責保険は別の項目であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
自動車整備費への支出では長野県が50,154で最も高く、主指標で1位の富山県はこの見方では5位でした。
地方ごとの平均では中部9県が48,101円で最も高く、近畿7府県が31,987円で最も低くなりました。
ガソリンや自動車整備費への支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 任意加入の自動車保険料への支出。自賠責保険は別の項目になる。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 任意加入の自動車保険料への支出。
自賠責保険は別の項目になる。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
