【六条大麦の作付面積】全国16,881ha、中部9県だけで58.2パーセント

【六条大麦の作付面積】全国16,881ha、中部9県だけで58.2パーセント

この記事では、六条大麦の作付面積を47都道府県で比べます。
麦茶や麦ごはんに使われる大麦です。

使うのは農林水産省の2020年農林業センサス。

全国16,881ヘクタールのうち、福井県が4,441ヘクタールで1位、富山県が3,140ヘクタールで2位です。
中部9県だけで58.2パーセントを占めます。

47都道府県の単純平均

359ha

六条大麦の作付面積(2020年)

最も多い 福井県

4,441ha

最も少ない 東京都

0ha

地図で見る

六条大麦の作付面積(2020年)
六条大麦の作付面積(2020年) 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(農林水産省)をもとに作成。単位はha。 北海道 44ha青森 10ha岩手 19ha宮城 1,044ha秋田 2ha山形 16ha福島 17ha茨城 1,412ha栃木 1,483ha群馬 565ha埼玉 224ha千葉 30ha東京 0ha神奈川 1ha新潟 190ha富山 3,140ha石川 1,240ha福井 4,441ha山梨 40ha長野 485ha岐阜 207ha静岡 4ha愛知 78ha三重 293ha滋賀 907ha京都 5ha大阪 0ha兵庫 468ha奈良 0ha和歌山 1ha鳥取 1ha島根 19ha岡山 44ha広島 76ha山口 1ha徳島 5ha香川 95ha愛媛 36ha高知 0ha福岡 0ha佐賀 0ha長崎 15ha熊本 94ha大分 15ha宮崎 63ha鹿児島 50ha沖縄 1ha
六条大麦の作付面積(ha)
六条大麦の作付面積(2020年)
項目六条大麦の作付面積
北海道44ha
青森県10ha
岩手県19ha
宮城県1,044ha
秋田県2ha
山形県16ha
福島県17ha
茨城県1,412ha
栃木県1,483ha
群馬県565ha
埼玉県224ha
千葉県30ha
東京都0ha
神奈川県1ha
新潟県190ha
富山県3,140ha
石川県1,240ha
福井県4,441ha
山梨県40ha
長野県485ha
岐阜県207ha
静岡県4ha
愛知県78ha
三重県293ha
滋賀県907ha
京都府5ha
大阪府0ha
兵庫県468ha
奈良県0ha
和歌山県1ha
鳥取県1ha
島根県19ha
岡山県44ha
広島県76ha
山口県1ha
徳島県5ha
香川県95ha
愛媛県36ha
高知県0ha
福岡県0ha
佐賀県0ha
長崎県15ha
熊本県94ha
大分県15ha
宮崎県63ha
鹿児島県50ha
沖縄県1ha

日本地図で見ると、色が濃く出るのは福井県と富山県です。
次いで栃木県、茨城県、石川県が続きます。
北陸3県と関東北部という2か所に分かれる分布です。
九州と四国、中国地方はほとんど白く抜けます。

47都道府県の平均は359.2ヘクタール、中央値は36ヘクタールです。
福井県の4,441ヘクタールは平均の12.4倍にあたります。

上位3県で53.7パーセント、栽培がないのが6都府県。
1位と、記録のある県の最小値では4,441.0倍の開きがありました。

順位都道府県六条大麦の作付面積(ha)地方六条大麦の作付経営体数
1福井県4441中部868
2富山県3140中部563
3栃木県1483関東339
4茨城県1412関東252
5石川県1240中部274
6宮城県1044東北93
7滋賀県907近畿228
8群馬県565関東88
9長野県485中部249
10兵庫県468近畿75
11三重県293近畿52
12埼玉県224関東40
13岐阜県207中部27
14新潟県190中部62
15香川県95四国6
16熊本県94九州28
17愛知県78中部156
18広島県76中国25
19宮崎県63九州9
20鹿児島県50九州11
21岡山県44中国22
21北海道44北海道12
23山梨県40中部20
24愛媛県36四国5
25千葉県30関東17
26岩手県19東北10
26島根県19中国11
28福島県17東北13
29山形県16東北12
30大分県15九州11
30長崎県15九州8
32青森県10東北2
33京都府5近畿5
33徳島県5四国3
35静岡県4中部5
36秋田県2東北1
37沖縄県1九州1
37山口県1中国1
37神奈川県1関東6
37鳥取県1中国1
37和歌山県1近畿1
42高知県0四国1
42佐賀県0九州0
42大阪府0近畿1
42東京都0関東3
42奈良県0近畿0
42福岡県0九州0
2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年、農林水産省)をもとに作成

六条大麦が多い5県

上位5都道府県の六条大麦の作付面積
上位5都道府県の六条大麦の作付面積 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 01,0002,0003,0004,000福井県: 4,441ha4,441ha富山県: 3,140ha3,140ha栃木県: 1,483ha1,483ha茨城県: 1,412ha1,412ha石川県: 1,240ha1,240ha福井県富山県栃木県茨城県石川県
上位5都道府県の六条大麦の作付面積
項目六条大麦の作付面積
福井県4,441ha
富山県3,140ha
栃木県1,483ha
茨城県1,412ha
石川県1,240ha
下位5都道府県の六条大麦の作付面積
下位5都道府県の六条大麦の作付面積 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 0.00.20.40.60.81.0東京都大阪府奈良県高知県福岡県佐賀県
下位5都道府県の六条大麦の作付面積
項目六条大麦の作付面積
東京都0ha
大阪府0ha
奈良県0ha
高知県0ha
福岡県0ha
佐賀県0ha

六条大麦の作付面積が広い上位5県です。

福井県は4,441ヘクタール、富山県は3,140ヘクタール、栃木県は1,483ヘクタール、茨城県は1,412ヘクタール、石川県は1,240ヘクタールでした。
福井県は2位の富山県の1.41倍あります。

6位以下は宮城県1,044ヘクタール、滋賀県907ヘクタール、群馬県565ヘクタールと続きます。

上位3県で全国の53.7パーセント、上位5県で69.4パーセント、上位10県で90.0パーセントを占めます。
上位10県でほぼ全部という、集中の強い作物です。

北陸3県だけで全国の半分を超えます

この分布の背景を、ここから考えてみます。
六条大麦の作付面積の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。

北陸に強く寄った作物です。

福井県4,441ヘクタール、富山県3,140ヘクタール、石川県1,240ヘクタール。
北陸3県を合わせると8,821ヘクタールで、全国の52.3パーセントにあたります。
3県だけで半分を超えました。

中部9県では9,825ヘクタール、58.2パーセント。
北陸3県を除いた中部6県では1,004ヘクタールにとどまるので、中部の数字はほぼ北陸によるものです。

北陸は米どころとして知られます。
田んぼの裏作として麦を作る形が広がっていると考えられますが、この統計から作付の時期までは分かりません。

作付経営体数は3,617と少なく、1位は福井県868、2位は富山県563、3位は栃木県339、4位は石川県274、5位は茨城県252。
この記事で扱う39品目のなかで、経営体数は裸麦の1,604に次いで少ない数字です。

1経営体あたりの面積は全国で4.67ヘクタール。
小麦の6.74ヘクタールに次いで広く、大規模にまとめて作られています。
1経営体あたりで広いのは香川県15.83ヘクタール、宮城県11.23ヘクタール、岐阜県7.67ヘクタールでした。

実数で見ると順位は変わる

六条大麦の作付経営体数の上位5都道府県
六条大麦の作付経営体数の上位5都道府県 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 0200400600800福井県: 868868富山県: 563563栃木県: 339339石川県: 274274茨城県: 252252福井県富山県栃木県石川県茨城県
六条大麦の作付経営体数の上位5都道府県
項目六条大麦の作付経営体数
福井県868
富山県563
栃木県339
石川県274
茨城県252

六条大麦が少ない5県

六条大麦の作付面積が狭い県です。

栽培がまったくない県が6つあります。
東京都、大阪府、奈良県、高知県、福岡県、佐賀県です。

面積が記録されている県のなかで小さいのは、神奈川県、和歌山県、鳥取県、山口県、沖縄県で、いずれも1ヘクタールでした。

福岡県と佐賀県がゼロというのは意外に見えるかもしれません。
小麦の順位では福岡県が全国2位、佐賀県が3位。
裸麦でも福岡県は5位、佐賀県は6位です。
同じ麦でも、種類によって産地がまったく違います。

47都道府県の中央値は36ヘクタール。
平均は359.2ヘクタールなので、平均が中央値の10.0倍です。

地方別に見る

地方別の平均(六条大麦の作付面積)
地方別の平均(六条大麦の作付面積) 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年) 02004006008001,000北海道: 44ha44ha東北: 185ha185ha関東: 531ha531ha中部: 1,092ha1,092ha近畿: 239ha239ha中国: 28ha28ha四国: 34ha34ha九州: 30ha30ha北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(六条大麦の作付面積)
項目六条大麦の作付面積の平均
北海道44ha
東北185ha
関東531ha
中部1,092ha
近畿239ha
中国28ha
四国34ha
九州30ha

地方別に合計を出すと、中部が最も大きくなります。

中部9県が全国の58.2パーセント、関東7都県が22.0パーセント、近畿7府県が9.9パーセント、東北6県が6.6パーセントと続きます。
少ないほうは九州・沖縄8県が1.4パーセント、中国5県が0.8パーセント、四国4県が0.8パーセント、北海道が0.3パーセントでした。

中部9県の58.2パーセントは、福井県4,441ヘクタール、富山県3,140ヘクタール、石川県1,240ヘクタールの北陸3県でほとんどを占めます。

九州・沖縄8県の1.4パーセントが目を引きます。
小麦では15.8パーセント、裸麦では28.1パーセントを占めていた九州が、六条大麦ではわずかです。
福岡県と佐賀県にいたってはゼロでした。

このグラフについての豆知識

麦茶や麦ごはんに使う大麦

六条大麦は穂に6列の実がつく大麦です。
麦茶や麦ごはん、押し麦などに使われます。

ビールの原料になる二条大麦は別に集計され、全国38,302ヘクタール。
六条大麦の2倍以上の規模で、佐賀県や栃木県が主な産地です。
同じ大麦でも、用途と産地が分かれます。

同じ麦でも産地が違う

小麦の1位は北海道、六条大麦の1位は福井県、裸麦の1位は愛媛県。
3つの麦で、上位の顔ぶれがまったく違います。

福岡県と佐賀県は小麦で2位と3位ですが、六条大麦ではどちらもゼロ。
麦という言葉でひとくくりにできないことが、数字にはっきり出ています。

数字は2020年のものです。
5年ごとの調査で、次は2025年の結果が出ます。

地方のなかで見た六条大麦の作付面積

地方最も多い(ha)最も少ない(ha)
東北宮城県 1044秋田県 2
関東栃木県 1483東京都 0
中部福井県 4441静岡県 4
近畿滋賀県 907奈良県 0
中国広島県 76山口県 1
四国香川県 95高知県 0
九州熊本県 94佐賀県 0
2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)(2020年、農林水産省)をもとに作成

まとめ

六条大麦の作付面積を47都道府県で比べると、最も広い福井県で4,441ヘクタール、栽培のない県が6つありました。
中部9県だけで全国の58.2パーセントを占めます。

六条大麦の作付面積を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、二条大麦や裸麦は別に集計されること。
2つ目は、販売目的の栽培だけを数えていること。
3つ目は5年ごとの調査で2020年の数字であることです。

福井県、富山県、石川県の北陸3県を合わせると8,821ヘクタール、全国の52.3パーセント。
3県だけで半分を超えます。

小麦で2位と3位の福岡県と佐賀県が、六条大麦ではどちらもゼロ。
同じ麦でも種類によって産地がまったく違います。
小麦や裸麦を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 2020年農林業センサス(第1巻 都道府県別統計書)
  • 調査年: 2020年
  • 公開元: 農林水産省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001032920
  • 備考: 販売を目的に六条大麦を育てている経営体の面積。自分の家で食べるぶんだけの栽培は含まない。5年ごとの調査

注記: 販売を目的に六条大麦を育てている経営体の面積。
自分の家で食べるぶんだけの栽培は含まない。
5年ごとの調査

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