家計を支える人の通勤時間が15分以上30分未満だった世帯は、全国で6,409,600世帯。
通勤時間のなかで最も多い区分です。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の住宅・土地統計調査、2023年の数字。
愛知県が429,000世帯で1位。
47都道府県の平均は136,372.3世帯、中央値は105,100世帯です。
1位と47位の間には11.9倍の開き、人口10万人あたりでは2.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
136,372世帯
通勤15〜30分未満の世帯数(2023年)
最も多い 愛知県
429,000世帯
最も少ない 鳥取県
36,100世帯
通勤15〜30分が多い上位5都府県
通勤15〜30分が多い上位5都府県です。
愛知県は429,000世帯、東京都は415,700世帯、大阪府は339,600世帯でした。
愛知県は2位の東京都の1.03倍です。
4位は北海道で328,600世帯、5位は神奈川県で297,500世帯。
上位5で全国の28.2パーセント、上位3で18.5パーセント、上位10で48.2パーセントでした。
1位だけで6.7パーセントを占めます。
47都道府県の平均は136,372.3世帯なので、1位は平均の3.1倍。
中央値の105,100世帯と比べると4.1倍にあたります。
6位以下は福岡県で282,900世帯、埼玉県で275,700世帯、静岡県で259,400世帯と続きました。
2位と3位の差は76,100世帯、3位と4位の差は11,000世帯でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の71.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると844,700世帯。
これだけで全国の13.2パーセントにあたります。
実数1位が最も人口の多い都でないのは、この区分の特徴です。
人口あたりでは北陸の県が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は通勤15〜30分の世帯の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は富山県の7,492.48世帯、2位は岩手県7,441.05世帯、3位は静岡県7,354.69世帯。
4位以下は新潟県、山形県と続きます。
逆に人口あたりの下位は神奈川県3,224.93世帯、東京都2,932.01世帯。
富山県と東京都では2.6倍の開きです。
人口あたりで上位に来るのは北陸の県です。
実数1位の都は人口あたりでは47位、つまり最も低くなります。
15分から30分は、車でも自転車でも通える距離です。
全国でいちばん多い通勤時間帯になっています。
大都市圏では鉄道で30分以上かかることが普通なので、この区分の割合は下がります。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、東北6県が6,901世帯で最も多く、関東7都県が3,755.6世帯で最も少なくなります。
中部9県6,602.3世帯と四国4県6,578.9世帯がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
通勤15〜30分が少ない下位5県
通勤15〜30分が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は36,100世帯、46位の高知県は41,700世帯、45位の徳島県は41,900世帯でした。
1位の愛知県とは11.9倍の差があります。
44位は島根県で43,600世帯、43位は奈良県で48,700世帯、42位は福井県で51,400世帯と続きます。
11.9倍という開きです。
通勤15分未満の10.1倍とほぼ同じ水準にとどまります。
47都道府県の中央値は105,100世帯。
平均は136,372.3世帯なので、平均が中央値の1.3倍です。
47位の鳥取県は平均の26.5パーセント、中央値の34.3パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.3パーセントにしかなりません。
1位の愛知県1つで6.7パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の愛知県の8.41パーセントにあたる水準です。
46位との差は5,600世帯、45位との差は5,800世帯でした。
1位の愛知県と47位の鳥取県の間には392,900世帯の開きがあります。
地方別に見る
通勤15〜30分の世帯は、全国でいちばん多い区分です。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の25.5パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が21.2パーセント、近畿7府県が15.4パーセント、九州・沖縄8県が13.2パーセントと続きました。
少ないほうは東北6県が8.8パーセント、中国5県が7.1パーセント、北海道が5.1パーセント、四国4県が3.6パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
東北6県が6,901世帯、中部9県が6,602.3世帯、四国4県が6,578.9世帯の順に多く、最も少ないのは関東7都県が3,755.6世帯です。
地図で見る
| 項目 | 通勤15〜30分未満の世帯数 |
|---|---|
| 北海道 | 328,600世帯 |
| 青森県 | 82,700世帯 |
| 岩手県 | 85,200世帯 |
| 宮城県 | 137,500世帯 |
| 秋田県 | 64,300世帯 |
| 山形県 | 73,100世帯 |
| 福島県 | 123,700世帯 |
| 茨城県 | 166,600世帯 |
| 栃木県 | 130,000世帯 |
| 群馬県 | 130,400世帯 |
| 埼玉県 | 275,700世帯 |
| 千葉県 | 220,300世帯 |
| 東京都 | 415,700世帯 |
| 神奈川県 | 297,500世帯 |
| 新潟県 | 152,400世帯 |
| 富山県 | 74,700世帯 |
| 石川県 | 79,100世帯 |
| 福井県 | 51,400世帯 |
| 山梨県 | 53,600世帯 |
| 長野県 | 139,800世帯 |
| 岐阜県 | 121,600世帯 |
| 静岡県 | 259,400世帯 |
| 愛知県 | 429,000世帯 |
| 三重県 | 111,900世帯 |
| 滋賀県 | 80,100世帯 |
| 京都府 | 114,300世帯 |
| 大阪府 | 339,600世帯 |
| 兵庫県 | 238,500世帯 |
| 奈良県 | 48,700世帯 |
| 和歌山県 | 52,900世帯 |
| 鳥取県 | 36,100世帯 |
| 島根県 | 43,600世帯 |
| 岡山県 | 113,400世帯 |
| 広島県 | 169,600世帯 |
| 山口県 | 91,600世帯 |
| 徳島県 | 41,900世帯 |
| 香川県 | 63,900世帯 |
| 愛媛県 | 85,000世帯 |
| 高知県 | 41,700世帯 |
| 福岡県 | 282,900世帯 |
| 佐賀県 | 52,700世帯 |
| 長崎県 | 76,400世帯 |
| 熊本県 | 105,600世帯 |
| 大分県 | 73,100世帯 |
| 宮崎県 | 73,700世帯 |
| 鹿児島県 | 105,100世帯 |
| 沖縄県 | 74,900世帯 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは愛知県です。
次いで東京都、大阪府、北海道、神奈川県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、徳島県でした。
47都道府県の平均は136,372.3世帯、中央値は105,100世帯です。
愛知県の429,000世帯は平均の3.1倍にあたります。
上位3で18.5パーセント、1位と47位で11.9倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと富山県が7,492.48世帯で最も多く、開きは2.6倍になります。
実数1位の愛知県は人口あたりでは36位、人口あたり1位の富山県は実数では33位でした。
| 順位 | 都道府県 | 通勤15〜30分未満の世帯数(世帯) | 地方 | 人口10万人あたりの通勤15〜30分未満の世帯数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 愛知県 | 429000 | 中部 | 5750.67 |
| 2 | 東京都 | 415700 | 関東 | 2932.01 |
| 3 | 大阪府 | 339600 | 近畿 | 3878.04 |
| 4 | 北海道 | 328600 | 北海道 | 6515.96 |
| 5 | 神奈川県 | 297500 | 関東 | 3224.93 |
| 6 | 福岡県 | 282900 | 九州 | 5555.77 |
| 7 | 埼玉県 | 275700 | 関東 | 3760.23 |
| 8 | 静岡県 | 259400 | 中部 | 7354.69 |
| 9 | 兵庫県 | 238500 | 近畿 | 4468.8 |
| 10 | 千葉県 | 220300 | 関東 | 3524.24 |
| 11 | 広島県 | 169600 | 中国 | 6249.08 |
| 12 | 茨城県 | 166600 | 関東 | 5937.28 |
| 13 | 新潟県 | 152400 | 中部 | 7260.6 |
| 14 | 長野県 | 139800 | 中部 | 7035.73 |
| 15 | 宮城県 | 137500 | 東北 | 6116.55 |
| 16 | 群馬県 | 130400 | 関東 | 6899.47 |
| 17 | 栃木県 | 130000 | 関東 | 6896.55 |
| 18 | 福島県 | 123700 | 東北 | 7096.96 |
| 19 | 岐阜県 | 121600 | 中部 | 6346.56 |
| 20 | 京都府 | 114300 | 近畿 | 4535.71 |
| 21 | 岡山県 | 113400 | 中国 | 6193.34 |
| 22 | 三重県 | 111900 | 近畿 | 6540.04 |
| 23 | 熊本県 | 105600 | 九州 | 6222.75 |
| 24 | 鹿児島県 | 105100 | 九州 | 6860.31 |
| 25 | 山口県 | 91600 | 中国 | 7150.66 |
| 26 | 岩手県 | 85200 | 東北 | 7441.05 |
| 27 | 愛媛県 | 85000 | 四国 | 6661.44 |
| 28 | 青森県 | 82700 | 東北 | 7098.71 |
| 29 | 滋賀県 | 80100 | 近畿 | 5713.27 |
| 30 | 石川県 | 79100 | 中部 | 7204.01 |
| 31 | 長崎県 | 76400 | 九州 | 6102.24 |
| 32 | 沖縄県 | 74900 | 九州 | 5109.14 |
| 33 | 富山県 | 74700 | 中部 | 7492.48 |
| 34 | 宮崎県 | 73700 | 九州 | 7134.56 |
| 35 | 山形県 | 73100 | 東北 | 7230.46 |
| 35 | 大分県 | 73100 | 九州 | 6737.33 |
| 37 | 秋田県 | 64300 | 東北 | 7168.34 |
| 38 | 香川県 | 63900 | 四国 | 6968.38 |
| 39 | 山梨県 | 53600 | 中部 | 6776.23 |
| 40 | 和歌山県 | 52900 | 近畿 | 6011.36 |
| 41 | 佐賀県 | 52700 | 九州 | 6687.82 |
| 42 | 福井県 | 51400 | 中部 | 6955.35 |
| 43 | 奈良県 | 48700 | 近畿 | 3789.88 |
| 44 | 島根県 | 43600 | 中国 | 6791.28 |
| 45 | 徳島県 | 41900 | 四国 | 6116.79 |
| 46 | 高知県 | 41700 | 四国 | 6356.71 |
| 47 | 鳥取県 | 36100 | 中国 | 6798.49 |
このグラフについての豆知識
最も多い通勤時間
2023年の通勤時間で最も多いのは15分以上30分未満の640万9,600世帯です。
次いで15分未満の465万2,700世帯、30分以上45分未満の355万3,600世帯と続きます。
2018年調査とは別のデータ
当サイトには一戸建てや空き家の数を比べた記事もありますが、あちらは社会・人口統計体系がもとで、調査年は2018年です。
この記事は2023年(令和5年)調査を直接使っています。
住宅・土地統計調査は5年に一度の標本調査です。
全国から選ばれた対象を調べて全体を推計するので、数字は100の単位に丸められています。
小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の開き
1位の愛知県は429,000世帯、47位の鳥取県は36,100世帯。
両者の間には11.9倍の開きがあります。
上位3で全国の18.5パーセント、上位10で48.2パーセントを占めます。
中央値は105,100世帯、平均は136,372.3世帯です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと2.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
通勤15〜30分の世帯とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。
いちばん近かったのは【小売業の年間販売額】全国150兆円、事業所より偏るで、順位相関は0.99でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.72)です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た通勤15〜30分未満の世帯数
| 地方 | 最も多い(世帯) | 最も少ない(世帯) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 137500 | 秋田県 64300 |
| 関東 | 東京都 415700 | 栃木県 130000 |
| 中部 | 愛知県 429000 | 福井県 51400 |
| 近畿 | 大阪府 339600 | 奈良県 48700 |
| 中国 | 広島県 169600 | 鳥取県 36100 |
| 四国 | 愛媛県 85000 | 高知県 41700 |
| 九州 | 福岡県 282900 | 佐賀県 52700 |
まとめ
通勤15〜30分の世帯の数を47都道府県で比べると、最も多い愛知県で429,000世帯、最も少ない鳥取県で36,100世帯でした。
1位と47位の間には11.9倍の開きがあります。
上位3で全国の18.5パーセント、上位10で48.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は105,100世帯、平均は136,372.3世帯でした。
人口10万人あたりに直すと2.6倍の開きになります。
通勤15〜30分の世帯をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、100世帯単位に丸めた推計値であること。
2つ目は、雇用者の世帯だけを対象にしていること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは富山県が7,492.48世帯で最多。
実数1位の愛知県は人口あたりでは36位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の25.5パーセントで最多、人口10万人あたりでは東北6県が6,901世帯で最多でした。
通勤15分未満の世帯や通勤30〜45分の世帯を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 住宅・土地統計調査(2023年)(通勤時間)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004021722
- 備考: 家計を主に支える雇用者の通勤時間が15分以上30分未満だった主世帯の数。当サイトの社会・人口統計体系にもとづく住宅の記事は2018年調査がもと。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 家計を主に支える雇用者の通勤時間が15分以上30分未満だった主世帯の数。
当サイトの社会・人口統計体系にもとづく住宅の記事は2018年調査がもと。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
