【酒類の消費量】成人1人あたり年74L、46都道府県で比較

【酒類の消費量】成人1人あたり年74L、46都道府県で比較

お酒をいちばん飲むのはどこの都道府県でしょうか。
成人1人あたりの量で比べます。

このランキングは、国税庁の「酒類販売(消費)数量」をもとにしています。
2023年度に売られた量を、20歳以上の人口で割って算出しました。

この統計には沖縄県が入っていません。
沖縄国税事務所が別に集計しているためで、この記事では46都道府県で比べています。

46都道府県の平均は74.5L、中央値は71.8L。
最も多い東京都100.8Lと最も少ない滋賀県55.1Lの差は45.7L、倍率にすると1.8倍でした。

調査対象46県の単純平均

74.5L

成人1人あたりの酒類消費量(2023年度)

最も多い 東京都

100.8L

最も少ない 滋賀県

55.1L

成人1人あたりの酒類消費量が多い5都道府県

上位5都道府県の成人1人あたりの酒類消費量
上位5都道府県の成人1人あたりの酒類消費量 酒類販売(消費)数量(2023年度) 020406080100東京都: 100.8L100.8L富山県: 97.3L97.3L秋田県: 96.2L96.2L青森県: 94.5L94.5L高知県: 91.2L91.2L東京都富山県秋田県青森県高知県
上位5都道府県の成人1人あたりの酒類消費量
項目成人1人あたりの酒類消費量
東京都100.8L
富山県97.3L
秋田県96.2L
青森県94.5L
高知県91.2L
下位5都道府県の成人1人あたりの酒類消費量
下位5都道府県の成人1人あたりの酒類消費量 酒類販売(消費)数量(2023年度) 0102030405060滋賀県: 55.1L55.1L奈良県: 55.5L55.5L岡山県: 63.3L63.3L愛知県: 64.0L64.0L栃木県: 64.2L64.2L滋賀県奈良県岡山県愛知県栃木県
下位5都道府県の成人1人あたりの酒類消費量
項目成人1人あたりの酒類消費量
滋賀県55.1L
奈良県55.5L
岡山県63.3L
愛知県64.0L
栃木県64.2L

飲む量が多い上位5都道府県です。

1位は東京都の100.8L。
2位の富山県は97.3Lで、その差は3.55Lでした。
3位は96.2L、4位は94.5L、5位は91.2Lと続きます。

1位から5位までの幅は9.64L。
46都道府県の平均74.5Lを、上位5つはいずれも上回りました。
1位の東京都は平均を26.4L上回っています。

6位以下は宮崎県90.5L、新潟県85.2L、北海道84.4L。
5位と8位のあいだは6.83Lで、このあたりから落ち方がゆるやかになります。

地方別で最も多いのは東北6県の84.5Lでした。

9位以下は岩手県84.0L、鹿児島県82.3L、大阪府81.6L。
10位でも82.3Lあり、46都道府県の平均74.5Lを上回っています。
上位のかたまりは10県あまり続き、そこから中位へなだらかに下がっていく形です。
46都道府県の中央値は71.8Lでした。

東北と北海道がよく飲む

上位は東京都、富山県、秋田県、青森県、高知県。
大都市と日本海側と四国が混ざった顔ぶれです。

地方別で見ると、東北6県84.5L、北海道84.4Lが上位。
最も少ないのは近畿7府県の69.3Lでした。
寒い地方でよく飲まれるという傾向がはっきり出ています。

1位の東京都100.8Lは、売られた量を住んでいる成人の数で割った値です。
通勤や出張、旅行で訪れた人が飲んだぶんも東京の数字に入るため、住民の飲む量より大きく出ていると考えられます。

差は1.83倍。
この記事でくらべたお酒の指標のなかで最も小さく、どの都道府県でも一定の量が飲まれていることがわかります。

種類別に見ると、この1.83倍が本格焼酎の17.9倍、日本酒の7.3倍に分かれます。
「どれだけ飲むか」より「何を飲むか」のほうが、地域で大きく分かれます。

家計調査には「酒類の消費量に使う金額」という別の統計もあります。
あちらは1世帯が1か月または1年に使った金額、こちらは成人1人が1年に飲んだ量です。
お金で見るか、量で見るかで順位は変わります。

値段の高い酒を少し飲む土地と、安い酒をたくさん飲む土地では、2つの統計が逆を向くこともあります。

成人1人あたりの酒類消費量が少ない5都道府県

飲む量が少ない下位5都道府県です。

最も少ないのは滋賀県の55.1L。
45位は55.5L、44位は63.3L、43位は64.0L、42位は64.2Lでした。

下位5つの幅は9.06L。
46都道府県の平均74.5Lを、いずれも下回っています。
最下位の滋賀県は平均より19.4L少ない値でした。

1位の東京都との差は45.7Lで、倍率にすると1.8倍です。

この数字は売られた量を人口で割ったものです。
観光や出張で訪れた人が飲んだぶんも、売られた土地の数字に入ります。
住んでいる人の飲み方をそのまま表しているわけではありません。

41位から39位は静岡県64.4L、群馬県64.4L、岐阜県64.7L。
下位のほうは55.1Lから64.7Lのあいだに10県以上が並んでいて、わずかな差で順位が入れかわります。
この範囲では順位そのものにあまり意味はありません。
46都道府県の中央値は71.8Lで、下位の県はそこから16.7L低い水準です。

調査対象46県の成人1人あたりの酒類消費量

成人1人あたりの酒類消費量(2023年度)
成人1人あたりの酒類消費量(2023年度) 酒類販売(消費)数量(国税庁)をもとに作成。単位はL。 北海道 84.4L青森 94.5L岩手 84.0L宮城 77.9L秋田 96.2L山形 78.1L福島 76.3L茨城 65.9L栃木 64.2L群馬 64.4L埼玉 65.1L千葉 66.7L東京 100.8L神奈川 69.0L新潟 85.2L富山 97.3L石川 73.6L福井 69.9L山梨 71.8L長野 71.6L岐阜 64.7L静岡 64.4L愛知 64.0L三重 65.8L滋賀 55.1L京都 80.0L大阪 81.6L兵庫 69.1L奈良 55.5L和歌山 77.9L鳥取 75.4L島根 71.0L岡山 63.3L広島 74.4L山口 71.8L徳島 68.3L香川 69.8L愛媛 69.7L高知 91.2L福岡 71.9L佐賀 71.4L長崎 69.4L熊本 74.9L大分 75.1L宮崎 90.5L鹿児島 82.3L
成人1人あたりの酒類消費量(L)
成人1人あたりの酒類消費量(2023年度)
項目成人1人あたりの酒類消費量
北海道84.4L
青森県94.5L
岩手県84.0L
宮城県77.9L
秋田県96.2L
山形県78.1L
福島県76.3L
茨城県65.9L
栃木県64.2L
群馬県64.4L
埼玉県65.1L
千葉県66.7L
東京都100.8L
神奈川県69.0L
新潟県85.2L
富山県97.3L
石川県73.6L
福井県69.9L
山梨県71.8L
長野県71.6L
岐阜県64.7L
静岡県64.4L
愛知県64.0L
三重県65.8L
滋賀県55.1L
京都府80.0L
大阪府81.6L
兵庫県69.1L
奈良県55.5L
和歌山県77.9L
鳥取県75.4L
島根県71.0L
岡山県63.3L
広島県74.4L
山口県71.8L
徳島県68.3L
香川県69.8L
愛媛県69.7L
高知県91.2L
福岡県71.9L
佐賀県71.4L
長崎県69.4L
熊本県74.9L
大分県75.1L
宮崎県90.5L
鹿児島県82.3L

日本地図で見ると、上位は東京都100.8L、富山県97.3L、秋田県96.2L、青森県94.5L、高知県91.2L。
6位は宮崎県90.5L、7位は新潟県85.2L、8位は北海道84.4Lです。

下のほうは岡山県63.3L、奈良県55.5L、滋賀県55.1L。

中央値は71.8Lで、平均の74.5Lとほぼ同じ。
46都道府県が55.1Lから100.8Lのあいだに収まっています。
沖縄県はこの統計に入っていないため、地図では色がついていません。

順位都道府県成人1人あたりの酒類消費量(L)地方
1東京都100.84関東
2富山県97.29中部
3秋田県96.16東北
4青森県94.51東北
5高知県91.2四国
6宮崎県90.49九州
7新潟県85.22中部
8北海道84.37北海道
9岩手県84.03東北
10鹿児島県82.33九州
11大阪府81.62近畿
12京都府80.03近畿
13山形県78.09東北
14宮城県77.94東北
15和歌山県77.86近畿
16福島県76.31東北
17鳥取県75.44中国
18大分県75.12九州
19熊本県74.9九州
20広島県74.38中国
21石川県73.6中部
22福岡県71.87九州
23山口県71.84中国
24山梨県71.78中部
25長野県71.6中部
26佐賀県71.38九州
27島根県70.96中国
28福井県69.86中部
29香川県69.81四国
30愛媛県69.69四国
31長崎県69.4九州
32兵庫県69.1近畿
33神奈川県68.95関東
34徳島県68.3四国
35千葉県66.66関東
36茨城県65.87関東
37三重県65.76近畿
38埼玉県65.06関東
39岐阜県64.68中部
40群馬県64.44関東
41静岡県64.37中部
42栃木県64.16関東
43愛知県64.02中部
44岡山県63.3中国
45奈良県55.52近畿
46滋賀県55.1近畿
酒類販売(消費)数量(2023年度、国税庁)をもとに作成

このグラフについての豆知識

何をどれだけ飲んでいるか

46都道府県の平均で見ると、内訳はビール19.7L、リキュール19.7L、発泡酒7.7L、日本酒4.1L、本格焼酎4.1L、甲類焼酎2.8L、ワイン2.4L、ウイスキー1.8Lとなります。

ビールと缶チューハイなどのリキュールが、ほぼ同じ量で並んでいます。
リキュールにはハイボールや缶チューハイがふくまれ、ビールと肩を並べる位置まで来ました。

沖縄県が入っていない

この統計には沖縄県がふくまれていません。
表の注記に「全国計欄は沖縄分を含まない」とあり、沖縄国税事務所が別に集計しているためです。

そちらの公表は最新が平成30年のPDFのみで、年をまたいで混ぜると不正確になります。
この記事では沖縄県をのぞく46都道府県で比べました。

買った量であって、飲んだ量ではない

この数字は、酒類の販売(消費)数量を成人人口で割ったものです。
成人人口は20歳未満をのぞいた人口を使っています。

売られた場所で数えるため、旅行者や出張者が多い土地では実際に住んでいる人が飲む量より大きく出ます。
東京都が上位に並びやすいのは、そのためでもあります。

地方のなかで見た成人1人あたりの酒類消費量

地方最も多い(L)最も少ない(L)
東北秋田県 96.16福島県 76.31
関東東京都 100.84栃木県 64.16
中部富山県 97.29愛知県 64.02
近畿大阪府 81.62滋賀県 55.1
中国鳥取県 75.44岡山県 63.3
四国高知県 91.2徳島県 68.3
九州宮崎県 90.49長崎県 69.4
酒類販売(消費)数量(2023年度、国税庁)をもとに作成

まとめ

成人1人あたりの酒類の消費量は、46都道府県の平均で年74.5L。
最も多い東京都100.8Lと最も少ない滋賀県55.1Lの差は1.8倍でした。

東京・富山・秋田・青森が上位。
地方別では東北と北海道が多く、近畿が最も少ない結果でした。

地方別では東北6県が84.5Lで最も多く、近畿7府県が69.3Lで最も少ない結果です。

この統計には沖縄県が入っていません。
また、売られた量を人口で割った数字なので、観光や出張で訪れた人が飲んだぶんもふくまれます。
読むときは、その点に気をつけてください。

46都道府県の中央値は71.8L。
平均の74.5Lとくらべると、真ん中あたりの県の実感に近いのは中央値のほうです。

同じお酒でも、金額で見る家計調査の記事とは順位が変わります。
値段の高い酒を少し飲むのか、安い酒をたくさん飲むのか。
2つの統計を並べると、その違いが見えてきます。

ほかのお酒の記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 酒類販売(消費)数量
  • 調査年: 2023年度
  • 公開元: 国税庁
  • 参照URL: https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2025/index.htm
  • 備考: すべての酒類を合わせた販売数量を成人人口で割った値。実際に飲まれた量に近い数字になる。この表は沖縄県分をふくまないため46都道府県で比べている。成人人口は20歳未満をのぞいた人口。国税庁の統計を加工して47グラフが作成

注記: すべての酒類を合わせた販売数量を成人人口で割った値。
実際に飲まれた量に近い数字になる。
この表は沖縄県分をふくまないため46都道府県で比べている。
成人人口は20歳未満をのぞいた人口。
国税庁の統計を加工して47グラフが作成

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