【1か月の学校給食費】平均528円、実数で14.42倍もの違い

【1か月の学校給食費】平均528円、実数で14.42倍もの違い

学校給食に、1世帯はひと月いくら払っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

島根県が894円で1位。
47都道府県の平均は528円、中央値は544円です。
1位と47位の差は14.42倍、消費支出に占める割合で見ると17倍でした。
金額そのものと、消費支出に占める割合の両方から見ていきます。

47都道府県の単純平均

528円

1か月の学校給食費(2024年)

最も多い 島根県

894円

最も少ない 東京都

62円

地図で見る

1か月の学校給食費(2024年)
1か月の学校給食費(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 422円青森 87円岩手 468円宮城 493円秋田 562円山形 569円福島 483円茨城 481円栃木 750円群馬 415円埼玉 599円千葉 557円東京 62円神奈川 456円新潟 742円富山 674円石川 553円福井 664円山梨 326円長野 889円岐阜 754円静岡 727円愛知 589円三重 537円滋賀 582円京都 403円大阪 294円兵庫 544円奈良 541円和歌山 119円鳥取 580円島根 894円岡山 611円広島 486円山口 557円徳島 613円香川 510円愛媛 616円高知 493円福岡 527円佐賀 577円長崎 449円熊本 669円大分 394円宮崎 525円鹿児島 390円沖縄 571円
1か月の学校給食費(円)
1か月の学校給食費(2024年)
項目1か月の学校給食費
北海道422円
青森県87円
岩手県468円
宮城県493円
秋田県562円
山形県569円
福島県483円
茨城県481円
栃木県750円
群馬県415円
埼玉県599円
千葉県557円
東京都62円
神奈川県456円
新潟県742円
富山県674円
石川県553円
福井県664円
山梨県326円
長野県889円
岐阜県754円
静岡県727円
愛知県589円
三重県537円
滋賀県582円
京都府403円
大阪府294円
兵庫県544円
奈良県541円
和歌山県119円
鳥取県580円
島根県894円
岡山県611円
広島県486円
山口県557円
徳島県613円
香川県510円
愛媛県616円
高知県493円
福岡県527円
佐賀県577円
長崎県449円
熊本県669円
大分県394円
宮崎県525円
鹿児島県390円
沖縄県571円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは島根県です。
次いで長野県、岐阜県、栃木県、新潟県が続きます。
淡いのは東京都、青森県、和歌山県でした。

47都道府県の平均は528円、中央値は544円です。
島根県の894円は平均の1.69倍にあたります。

1位と47位で14.42倍の開きがありました。
金額の差は月あたり832円です。

消費支出に占める割合で見ると長野県が0.34パーセントで最も高く、開きは17倍になります。

金額1位の島根県は割合では2位、割合1位の長野県は金額では2位でした。

順位都道府県1か月の学校給食費(円)地方消費支出に占める割合
1島根県894中国0.34
2長野県889中部0.34
3岐阜県754中部0.29
4栃木県750関東0.29
5新潟県742中部0.29
6静岡県727中部0.28
7富山県674中部0.24
8熊本県669九州0.28
9福井県664中部0.25
10愛媛県616四国0.28
11徳島県613四国0.26
12岡山県611中国0.26
13埼玉県599関東0.24
14愛知県589中部0.23
15滋賀県582近畿0.21
16鳥取県580中国0.21
17佐賀県577九州0.25
18沖縄県571九州0.27
19山形県569東北0.22
20秋田県562東北0.23
21山口県557中国0.23
21千葉県557関東0.2
23石川県553中部0.2
24兵庫県544近畿0.21
25奈良県541近畿0.21
26三重県537近畿0.23
27福岡県527九州0.24
28宮崎県525九州0.25
29香川県510四国0.22
30宮城県493東北0.2
30高知県493四国0.22
32広島県486中国0.19
33福島県483東北0.19
34茨城県481関東0.18
35岩手県468東北0.18
36神奈川県456関東0.17
37長崎県449九州0.19
38北海道422北海道0.19
39群馬県415関東0.16
40京都府403近畿0.17
41大分県394九州0.16
42鹿児島県390九州0.18
43山梨県326中部0.13
44大阪府294近畿0.12
45和歌山県119近畿0.05
46青森県87東北0.04
47東京都62関東0.02
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

学校給食費が多い上位5県

上位5都道府県の1か月の学校給食費
上位5都道府県の1か月の学校給食費 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0200400600800島根県: 894円894円長野県: 889円889円岐阜県: 754円754円栃木県: 750円750円新潟県: 742円742円島根県長野県岐阜県栃木県新潟県
上位5都道府県の1か月の学校給食費
項目1か月の学校給食費
島根県894円
長野県889円
岐阜県754円
栃木県750円
新潟県742円
下位5都道府県の1か月の学校給食費
下位5都道府県の1か月の学校給食費 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 050100150200250300東京都: 62円62円青森県: 87円87円和歌山県: 119円119円大阪府: 294円294円山梨県: 326円326円東京都青森県和歌山県大阪府山梨県
下位5都道府県の1か月の学校給食費
項目1か月の学校給食費
東京都62円
青森県87円
和歌山県119円
大阪府294円
山梨県326円

学校給食費が多い上位5県です。

島根県は894円、長野県は889円、岐阜県は754円でした。
島根県は2位の長野県の1.01倍です。

4位は栃木県で750円、5位は新潟県で742円。
6位以下は静岡県、富山県、熊本県と続きました。

47都道府県の平均は528円、中央値は544円です。
1位の島根県は平均を366円上回り、平均の1.69倍にあたります。

2位と3位の差は135円、3位と4位の差は4円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の島根県は10,728円ほどになります。
上位5県の平均は806円で、47都道府県の平均を278円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は152円あります。
中央値と比べると1位は1.64倍でした。

上位は山陰や北陸の県でした。
子どものいる世帯の割合が高い地域と重なります。

1位の島根県と5位の新潟県の差は152円、1位と8位の差は225円でした。

消費支出に占める割合で見ます

ここからは統計を離れて、1世帯当たりの学校給食費の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は長野県の0.34パーセント、2位は島根県0.34パーセント、3位は栃木県0.29パーセント。

4位以下は新潟県、岐阜県と続きます。
逆に割合の下位は青森県0.04パーセント、東京都0.02パーセント。
長野県と東京都では17倍の開きです。
47都道府県の平均は0.21パーセントでした。

消費支出に占める割合で見ると、また違う県が上位に来ます。
給食費は世帯の形に強く左右される費目です。

総世帯の平均なので、子どものいない世帯も分母に入ります。
子どもの多い地域ほど平均額が上がります。

無償化を進めた自治体では、家計から出る給食費が下がります。
制度の違いも数字に表れます。

地方別に県の平均を出すと、中部9県が658円で最も高く、北海道が422円で最も低くなります。
中国5県626円と四国4県558円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0.000.050.100.150.200.250.30長野県: 0.30.3島根県: 0.30.3栃木県: 0.30.3新潟県: 0.30.3岐阜県: 0.30.3長野県島根県栃木県新潟県岐阜県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
長野県0.3
島根県0.3
栃木県0.3
新潟県0.3
岐阜県0.3

学校給食費が少ない下位5都府県

学校給食費が少ない下位5都府県です。

47位の東京都は62円、46位の青森県は87円、45位の和歌山県は119円でした。
1位の島根県とは14.42倍の差があります。

44位は大阪府で294円、43位は山梨県で326円、42位は鹿児島県で390円と続きます。

47位は最も人口の多い都です。
子どものいる世帯の割合が低いことが効いています。

47位の東京都は平均の11.7パーセント、中央値の11.4パーセントにあたります。
平均との差は466円でした。

1位と47位の差は月あたり832円。
1年に直すと9,984円の開きになります。

46位との差は25円、45位との差は57円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は178円。
47都道府県の平均を350円下回り、上位5県との差は628円になります。

47位の東京都と43位の山梨県の差は264円です。
下位のほうは金額が近く、順位は僅差で決まりました。

地方別に見る

地方別の平均(1か月の学校給食費)
地方別の平均(1か月の学校給食費) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 0100200300400500600北海道: 422円422円東北: 444円444円関東: 474円474円中部: 658円658円近畿: 431円431円中国: 626円626円四国: 558円558円九州: 513円513円北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(1か月の学校給食費)
項目1か月の学校給食費の平均
北海道422円
東北444円
関東474円
中部658円
近畿431円
中国626円
四国558円
九州513円

学校給食費は、子どものいる世帯の多い地方で多くなります。

地方別に県の平均を出すと、中部9県が658円で最も高くなります。
次いで中国5県が626円、四国4県が558円、九州・沖縄8県が513円と続きました。

低いほうは関東7都県が474円、東北6県が444円、近畿7府県が431円、北海道が422円でした。

消費支出に占める割合で見ると並びが変わります。
中部9県が0.25パーセント、中国5県が0.25パーセント、四国4県が0.24パーセントの順に高く、最も低いのは近畿7府県が0.17パーセントです。

このグラフについての豆知識

総世帯の平均という見方

この数字は子どものいない世帯も含めた総世帯の平均です。
子どものいる世帯だけの負担額ではありません。

給食費の無償化や一部補助を行う自治体が増えており、家計から出る額は年々変わってきています。

家計調査とは対象が違う

当サイトには「1世帯が1年間に払う◯◯代」という記事もありますが、あちらは家計調査がもとで、対象は県庁所在市です。
この記事の全国家計構造調査は都道府県の全域が対象になります。

同じ品目でも数字が違うのはそのためです。
また標本調査による推計値なので、金額が小さく買う頻度の低い品目ほど、年による振れが大きくなります。

数字の開き

1位の島根県は894円、47位の東京都は62円。
両者の間には14.42倍、金額にして月832円の開きがあります。

47都道府県の平均は528円、中央値は544円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると長野県が0.34パーセントで最も高く、平均は0.21パーセント。
開きは17倍になります。

順位の並びがにている記事

1世帯当たりの学校給食費の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

並びが最も重なったのは【1世帯あたりの人数】が多い県は車も多いのか、47都道府県のデータで比較で、相関は0.62です。
正反対だったのは【所得100万円未満の世帯】全国2.3%、43世帯に1世帯で、相関は-0.55です。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た1か月の学校給食費

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北山形県 569青森県 87
関東栃木県 750東京都 62
中部長野県 889山梨県 326
近畿滋賀県 582和歌山県 119
中国島根県 894広島県 486
四国愛媛県 616高知県 493
九州熊本県 669鹿児島県 390
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1か月の学校給食費を47都道府県で比べると、最も高い島根県で894円、最も低い東京都で62円でした。
1位と47位の差は14.42倍です。

47都道府県の平均は528円、中央値は544円。
1位と47位の金額の差は月あたり832円、1年で9,984円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは17倍でした。

1世帯当たりの学校給食費の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、1世帯あたりひと月の平均額であること。
2つ目は、子どものいない世帯も分母に入ること。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では長野県が0.34パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと中部9県が658円で最も高く、消費支出に占める割合では中部9県が0.25パーセントで最も高くなりました。
塾への支出や教育費全体を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210101122)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210101122)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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