1つの世帯に何人が暮らしているか。
この数字は、三世代で住む家が多いか、ひとり暮らしが多いかで変わります。
全国では1世帯あたり2.004人と、ちょうど2人の水準にあります。
今回は47都道府県の1世帯当たり人員を、令和8年1月1日現在の総務省「住民基本台帳に基づく人口・世帯数」から人口を世帯数で割って算出し、比べました。
全国の人口は1億2,376万7,642人、世帯数は6,174万7,140世帯です。
全国では1世帯あたり2.004人という計算になります。
ちょうど2人という水準ですが、県によってどれだけ違うのか見ていきましょう。
47都道府県の単純平均
2.1人
1世帯当たり人員(令和8年(2026年1月1日現在))
最も多い 福井県
2.4人
最も少ない 北海道
1.8人
地図で見る1世帯あたりの人数
| 項目 | 1世帯当たり人員 |
|---|---|
| 北海道 | 1.8人 |
| 青森県 | 2.0人 |
| 岩手県 | 2.1人 |
| 宮城県 | 2.1人 |
| 秋田県 | 2.1人 |
| 山形県 | 2.4人 |
| 福島県 | 2.2人 |
| 茨城県 | 2.1人 |
| 栃木県 | 2.1人 |
| 群馬県 | 2.1人 |
| 埼玉県 | 2.0人 |
| 千葉県 | 2.0人 |
| 東京都 | 1.8人 |
| 神奈川県 | 2.0人 |
| 新潟県 | 2.3人 |
| 富山県 | 2.3人 |
| 石川県 | 2.2人 |
| 福井県 | 2.4人 |
| 山梨県 | 2.1人 |
| 長野県 | 2.2人 |
| 岐阜県 | 2.2人 |
| 静岡県 | 2.1人 |
| 愛知県 | 2.1人 |
| 三重県 | 2.1人 |
| 滋賀県 | 2.2人 |
| 京都府 | 1.9人 |
| 大阪府 | 1.9人 |
| 兵庫県 | 2.0人 |
| 奈良県 | 2.1人 |
| 和歌山県 | 2.0人 |
| 鳥取県 | 2.2人 |
| 島根県 | 2.2人 |
| 岡山県 | 2.1人 |
| 広島県 | 2.0人 |
| 山口県 | 1.9人 |
| 徳島県 | 2.0人 |
| 香川県 | 2.1人 |
| 愛媛県 | 2.0人 |
| 高知県 | 1.9人 |
| 福岡県 | 2.0人 |
| 佐賀県 | 2.2人 |
| 長崎県 | 2.0人 |
| 熊本県 | 2.1人 |
| 大分県 | 2.0人 |
| 宮崎県 | 1.9人 |
| 鹿児島県 | 1.9人 |
| 沖縄県 | 2.1人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは北陸から東北の日本海側、そして中部の内陸です。
逆に淡いのは北海道と大都市を抱える都府県、そして九州の南端でした。
47都道府県の単純平均は2.072人、中央値は2.077人です。
全国値の2.004人より0.07人ほど高いのは、世帯数の多い都府県ほど1世帯あたりの人数が少ないためで、全国値が大都市に引っ張られています。
平均を超えたのは25県でした。
下の表に47都道府県すべての数値を、人口と世帯数と並べて掲載しました。
人口の多さと1世帯あたりの人数は、まったく別の指標です。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たり人員(人) | 地方 | 人口 | 世帯数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 2.397 | 中部 | 739412 | 308526 |
| 2 | 山形県 | 2.359 | 東北 | 995995 | 422173 |
| 3 | 富山県 | 2.272 | 中部 | 998580 | 439525 |
| 4 | 新潟県 | 2.259 | 中部 | 2083103 | 921970 |
| 5 | 佐賀県 | 2.243 | 九州 | 787887 | 351276 |
| 6 | 岐阜県 | 2.232 | 中部 | 1935253 | 867020 |
| 7 | 滋賀県 | 2.223 | 近畿 | 1400761 | 630147 |
| 8 | 長野県 | 2.196 | 中部 | 1995882 | 908721 |
| 9 | 鳥取県 | 2.184 | 中国 | 527236 | 241444 |
| 10 | 福島県 | 2.178 | 東北 | 1746008 | 801621 |
| 11 | 石川県 | 2.161 | 中部 | 1089861 | 504268 |
| 12 | 島根県 | 2.16 | 中国 | 634459 | 293758 |
| 13 | 栃木県 | 2.142 | 関東 | 1889901 | 882123 |
| 14 | 静岡県 | 2.127 | 中部 | 3544228 | 1666079 |
| 15 | 岩手県 | 2.124 | 東北 | 1136186 | 534947 |
| 16 | 群馬県 | 2.115 | 関東 | 1893893 | 895619 |
| 16 | 秋田県 | 2.115 | 東北 | 890524 | 421071 |
| 18 | 茨城県 | 2.112 | 関東 | 2830667 | 1340301 |
| 19 | 愛知県 | 2.11 | 中部 | 7473297 | 3542265 |
| 20 | 奈良県 | 2.1 | 近畿 | 1293345 | 615914 |
| 21 | 山梨県 | 2.096 | 中部 | 794684 | 379083 |
| 22 | 三重県 | 2.094 | 近畿 | 1724891 | 823889 |
| 23 | 宮城県 | 2.086 | 東北 | 2209215 | 1059300 |
| 24 | 岡山県 | 2.077 | 中国 | 1819524 | 876107 |
| 25 | 熊本県 | 2.074 | 九州 | 1702998 | 821253 |
| 26 | 沖縄県 | 2.053 | 九州 | 1484002 | 722921 |
| 26 | 香川県 | 2.053 | 四国 | 931812 | 453824 |
| 28 | 埼玉県 | 2.047 | 関東 | 7368548 | 3598957 |
| 29 | 徳島県 | 2.041 | 四国 | 691229 | 338690 |
| 30 | 兵庫県 | 2.027 | 近畿 | 5364773 | 2647044 |
| 31 | 千葉県 | 2.009 | 関東 | 6313748 | 3142540 |
| 32 | 広島県 | 2.007 | 中国 | 2706285 | 1348552 |
| 32 | 和歌山県 | 2.007 | 近畿 | 889455 | 443135 |
| 34 | 長崎県 | 1.984 | 九州 | 1257843 | 633943 |
| 35 | 神奈川県 | 1.977 | 関東 | 9194723 | 4650828 |
| 36 | 青森県 | 1.975 | 東北 | 1166578 | 590699 |
| 37 | 大分県 | 1.974 | 九州 | 1091304 | 552909 |
| 38 | 福岡県 | 1.959 | 九州 | 5076856 | 2591054 |
| 39 | 愛媛県 | 1.952 | 四国 | 1279431 | 655461 |
| 40 | 山口県 | 1.947 | 中国 | 1274535 | 654647 |
| 41 | 宮崎県 | 1.942 | 九州 | 1036017 | 533568 |
| 42 | 京都府 | 1.934 | 近畿 | 2457815 | 1270799 |
| 43 | 大阪府 | 1.9 | 近畿 | 8775326 | 4618574 |
| 44 | 鹿児島県 | 1.897 | 九州 | 1541314 | 812289 |
| 45 | 高知県 | 1.895 | 四国 | 654213 | 345314 |
| 46 | 東京都 | 1.81 | 関東 | 14077553 | 7778945 |
| 47 | 北海道 | 1.776 | 北海道 | 4996492 | 2814047 |
地方別に見る1世帯あたり人員
地方別に平均を出すと、地域のまとまりが見えてきます。
最も多いのは中部9県の2.21人です。
次いで東北6県が2.14人、中国5県が2.08人、近畿7府県が2.04人、関東7都県が2.03人と続きます。
少ないほうを見ると、九州8県が2.02人、四国4県が1.99人、北海道が1.78人でした。
北海道が最も少なく、これは札幌市を中心に単身世帯が多いためだと考えられます。
最も多い中部と最も少ない北海道では1.24倍の差です。
8地方の幅は小さく、県別で見ても1.35倍にとどまります。
これまで扱ってきた指標のなかでは、最も散らばりの小さいデータでした。
1世帯あたりの人数が多い5県
1世帯あたりの人数が多い上位5県です。
福井県は2.397人、山形県は2.359人、富山県は2.272人、新潟県は2.259人、佐賀県は2.243人でした。
全国の2.004人に対して、福井県は0.393人多いことになります。
上位5県のうち4県は日本海側です。
北陸から東北にかけての県が並び、残る1県だけが九州でした。
三世代同居が比較的多い地域として知られており、1つの世帯に親と子と孫が同居している家が数字を押し上げていると考えられます。
6位以下も2.232人、2.223人、2.196人と続きます。
2.2人を超えたのは7県でした。
上位に並んだのは中部と東北、そして九州北部の県です。
実数で見ると、上位5県の世帯数はいずれも100万世帯を下回ります。
世帯数が多い都府県ほど1世帯あたりの人数は少なくなるため、このランキングは人口の少ない県が上位に来やすい構造になっています。
ただし人口が少なければ必ず上位というわけでもありません。
人口が最も少ない県は、1世帯あたりでは9位でした。
福井県は、車の保有台数でも1位だった
以下は、1つの世帯に何人が暮らしているかにこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
福井県・山形県・富山県は、1世帯当たりの乗用車保有台数を比べた記事でも1位・2位・3位でした。
3つとも同じ順番です。
偶然にしては出来すぎています。
理由はおそらく単純です。
1世帯に人が多いということは、その世帯に働く大人が複数いる可能性が高い。
公共交通が薄い地域なら、大人1人につき1台の車が必要になります。
世帯人員が多いほど、世帯あたりの車も増えるという関係です。
下位でも同じ対応が見られます。
1世帯あたりの人数が北海道は車では40位、東京都は車でも47位、大阪府は車で46位でした。
世帯が小さい都市部では、車も持たない世帯が多くなります。
つまり「1世帯あたりの車が多い県」は「1世帯あたりの人が多い県」とほぼ同じ地図を描いていることになります。
車の保有台数を世帯数で割った数字を読むときは、世帯の大きさも一緒に見ないと、車の必要性を過大にも過小にも見積もってしまいます。
なお、この記事の数字は住民基本台帳に記録されている世帯であり、実際に一緒に暮らしている人の数とは一致しない場合があります。
単身赴任や学生の一人暮らしで住民票を移していないケースは反映されません。
1世帯あたりの人数が少ない5都道府県
1世帯あたりの人数が少ない下位5都道府県です。
北海道は1.776人、東京都は1.810人、高知県は1.895人、鹿児島県は1.897人、大阪府は1.900人でした。
福井県の2.397人と北海道の1.776人では1.35倍の差があります。
下位に並んだのは大都市を抱える都道府県と、九州・四国の県です。
単身世帯が多い地域という共通点があります。
北海道は道庁所在地に人口が集中しており、そこに単身世帯が多く住んでいることが数字に出ていると考えられます。
1.8人という水準は、2人で1世帯を作れない家がかなりあるということです。
1人暮らしの世帯が3割を超えると、平均は2人を下回ります。
下位5都道府県の世帯数を合計すると1,636万世帯で、全国の26.5パーセントを占めます。
全国値が2.004人と低めに出るのは、この規模の大きさが効いているためです。
このグラフについての豆知識
47都道府県すべてが2.4人を下回る
今回のランキングで最も多い県でも2.397人でした。
47都道府県のどこも2.4人に届いていません。
1世帯あたり人員は長期的に下がり続けている指標です。
核家族化と単身世帯の増加が続いた結果、いまでは全国平均が2.004人。
1つの世帯に2人という水準まで下がってきました。
この数字が2を割り込むかどうかは、今後の統計で注目される点になりそうです。
上下の差が1.35倍というのも、この記事のポイントです。
人口密度が106倍、米の収穫量が1,406倍だったことを思えば、世帯の大きさは全国どこでもよく似ているということになります。
住民基本台帳と国勢調査は違う
世帯数を調べる統計には、住民基本台帳のほかに国勢調査があります。
住民基本台帳は届け出をもとにした数字、国勢調査は実際に住んでいる場所を調べた数字です。
そのため2つの統計では世帯数が一致しません。
学生の一人暮らしや単身赴任で住民票を移していない場合、住民基本台帳では実家の世帯に含まれたままになります。
1世帯あたりの人数は、住民基本台帳のほうが多めに出やすい傾向があります。
この記事の数字は住民基本台帳によるものです。
他の資料と比べるときは、どちらの統計かを確かめてください。
順位の並びがにている記事
1つの世帯に何人が暮らしているかの順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
0.93という高い相関を示したのが【世帯で働く人の数】全国1.23人、差は1.45倍でした。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【一人暮らし世帯】が多いのはどこか、2世帯に1世帯が単身という都県もありました(相関-0.85)でした。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た1世帯当たり人員
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 山形県 2.359 | 青森県 1.975 |
| 関東 | 栃木県 2.142 | 東京都 1.81 |
| 中部 | 福井県 2.397 | 山梨県 2.096 |
| 近畿 | 滋賀県 2.223 | 大阪府 1.9 |
| 中国 | 鳥取県 2.184 | 山口県 1.947 |
| 四国 | 香川県 2.053 | 高知県 1.895 |
| 九州 | 佐賀県 2.243 | 鹿児島県 1.897 |
まとめ
47都道府県の1世帯あたり人員を比べると、福井県は2.397人、北海道は1.776人で、その差は1.35倍でした。
全国では1世帯あたり2.004人です。
地方別では中部が2.21人と最も多く、北海道が1.78人で最も少ない結果になりました。
平均を超えたのは25県です。
1つの世帯に何人が暮らしているかの統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、住民基本台帳の届け出をもとにした数字で、実際に同居している人数とは一致しない場合があることです。
2つ目は、人口を世帯数で割って算出していることです。
3つ目は時点で、2026年1月1日現在の数字です。
1世帯あたりの人数が多い上位3県は、1世帯あたりの車の台数でも上位3県でした。
世帯の大きさは、その家の暮らし方をかなりの部分まで説明してくれます。
世帯の大きさは、暮らし方のいちばん基本的な単位です。
表で自分の県の数字を確かめてみてください。
関連記事
- 【一人暮らし世帯】が多いのはどこか、2世帯に1世帯が単身という都県もありました
- 【電気代】年間で10万円の差、いちばん高い県といちばん安い県で何が違うのか
- 【1住宅当たり延べ面積】いちばん広い県は140平方メートル、狭い都の2.2倍
- 【世帯の数・10年推移】人口が減っても所帯はふえるという逆転
- 【1か月の消費支出】平均26万1,003円、実収入の56%を使う
- 【家族との人間関係の悩み】全国6.73パーセント、差は1.73倍
出典
- 統計名: 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数
- 調査年: 令和8年(2026年1月1日現在)
- 公開元: 総務省
- 参照URL: https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/jinkou_jinkoudoutai-setaisuu.html
- 備考: 1世帯当たり人員は人口を世帯数で割って算出した。住民基本台帳に記録されている日本人と外国人の合計
注記: 1世帯当たり人員は人口を世帯数で割って算出した。
住民基本台帳に記録されている日本人と外国人の合計
