【一般病院の数】全国7,065施設、人口あたり1位は高知県

【一般病院の数】全国7,065施設、人口あたり1位は高知県

一般病院は、都道府県にどれくらいあるのでしょうか。
この記事では、47都道府県の数字を比べます。

使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2023年の数字。

全国7,065施設のうち、東京都が588施設で1位。
人口10万人あたりでは高知県が先頭に立ちます。

47都道府県の単純平均

150施設

一般病院数(2023年)

最も多い 東京都

588施設

最も少ない 島根県

37施設

一般病院が多い5都道府県

上位5都道府県の一般病院数
上位5都道府県の一般病院数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 0100200300400500東京都: 588施設588施設北海道: 464施設464施設大阪府: 463施設463施設福岡県: 390施設390施設兵庫県: 312施設312施設東京都北海道大阪府福岡県兵庫県
上位5都道府県の一般病院数
項目一般病院数
東京都588施設
北海道464施設
大阪府463施設
福岡県390施設
兵庫県312施設
下位5都道府県の一般病院数
下位5都道府県の一般病院数 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 01020304050島根県: 37施設37施設鳥取県: 39施設39施設秋田県: 48施設48施設滋賀県: 51施設51施設山形県: 52施設52施設山梨県: 52施設52施設島根県鳥取県秋田県滋賀県山形県山梨県
下位5都道府県の一般病院数
項目一般病院数
島根県37施設
鳥取県39施設
秋田県48施設
滋賀県51施設
山形県52施設
山梨県52施設

一般病院が多い上位5都道府県です。

東京都は588施設、北海道は464施設、大阪府は463施設でした。
東京都は2位の北海道の1.27倍です。

4位以下は福岡県、兵庫県と続き、上位5都道府県で全国の31.4パーセント。
上位3都道府県で21.4パーセント、上位10都道府県で50.1パーセントでした。

1位のシェアは8.3パーセント。
医療機関は全国に必要なので、集中の度合いは強くありません。

人口あたり1位は高知県、東京都は41位です

以下は、一般病院数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。

人口10万人あたりで割り直すと、西日本の県が上位に来ます。

1位は高知県の16.07施設、2位は徳島県12.95施設、3位は鹿児島県12.33施設。

逆に人口あたりの下位は滋賀県3.62施設、神奈川県3.13施設。
高知県と神奈川県では5.1倍の開きです。

実数1位の東京都は人口あたりでは41位。
人口の集まる都市では、1つの病院が受け持つ住民の数が多くなります。

高知県が人口あたり1位というのは、当サイトのほかの記事とも重なります。
中学校や高校の先生、市町村の数でも高知県は人口あたり上位でした。
山がちで集落が散らばる県では、人口が少なくても一定の施設や人員が必要になるという構図が、分野を問わず現れます。

ただし病院の数が多いことは、医療が充実していることと同じではありません。
1施設あたりの規模や医師の数を合わせて見る必要があります。

地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が11施設で最も多く、関東7都県が4.1施設で最も少なくなります。
北海道9.1施設と九州・沖縄8県9施設がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

人口10万人あたりの一般病院数の上位5都道府県
人口10万人あたりの一般病院数の上位5都道府県 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 051015高知県: 16.116.1徳島県: 13.013.0鹿児島県: 12.312.3大分県: 11.511.5宮崎県: 10.810.8高知県徳島県鹿児島県大分県宮崎県
人口10万人あたりの一般病院数の上位5都道府県
項目人口10万人あたりの一般病院数
高知県16.1
徳島県13.0
鹿児島県12.3
大分県11.5
宮崎県10.8

一般病院が少ない県

一般病院が少ない県です。

最も少ないのは島根県の37施設。
次いで鳥取県が39施設、秋田県が48施設と続きます。
東京都の588施設とは15.9倍の差があります。

ただし島根県も鳥取県も、人口10万人あたりに直すと上位に回ります。
実数の少なさは人口の少なさによるものです。

47都道府県の中央値は108施設。
平均は150.3施設なので、平均が中央値の1.4倍です。

地方別に見る

地方別の平均(一般病院数)
地方別の平均(一般病院数) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年) 0100200300400北海道: 464施設464施設東北: 76施設76施設関東: 255施設255施設中部: 109施設109施設近畿: 172施設172施設中国: 106施設106施設四国: 98施設98施設九州: 157施設157施設北海道東北関東中部近畿中国四国九州
地方別の平均(一般病院数)
項目一般病院数の平均
北海道464施設
東北76施設
関東255施設
中部109施設
近畿172施設
中国106施設
四国98施設
九州157施設

病院の配置は、人口と地形の両方に左右されます。

地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の25.3パーセントで最も大きくなります。
次いで九州・沖縄8県が17.8パーセント、近畿7府県が17パーセント、中部9県が13.8パーセントと続きました。

少ないほうは中国5県が7.5パーセント、北海道が6.6パーセント、東北6県が6.4パーセント、四国4県が5.6パーセントでした。

人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
四国4県が11施設、北海道が9.1施設、九州・沖縄8県が9施設の順に多く、最も少ないのは関東7都県が4.1施設です。

地図で見る

一般病院数(2023年)
一般病院数(2023年) 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(総務省統計局)をもとに作成。単位は施設。 北海道 464施設青森 72施設岩手 76施設宮城 108施設秋田 48施設山形 52施設福島 99施設茨城 152施設栃木 89施設群馬 114施設埼玉 296施設千葉 256施設東京 588施設神奈川 289施設新潟 100施設富山 86施設石川 75施設福井 57施設山梨 52施設長野 108施設岐阜 82施設静岡 139施設愛知 278施設三重 81施設滋賀 51施設京都 149施設大阪 463施設兵庫 312施設奈良 71施設和歌山 75施設鳥取 39施設島根 37施設岡山 143施設広島 201施設山口 112施設徳島 90施設香川 75施設愛媛 121施設高知 107施設福岡 390施設佐賀 82施設長崎 118施設熊本 163施設大分 126施設宮崎 112施設鹿児島 191施設沖縄 76施設
一般病院数(施設)
一般病院数(2023年)
項目一般病院数
北海道464施設
青森県72施設
岩手県76施設
宮城県108施設
秋田県48施設
山形県52施設
福島県99施設
茨城県152施設
栃木県89施設
群馬県114施設
埼玉県296施設
千葉県256施設
東京都588施設
神奈川県289施設
新潟県100施設
富山県86施設
石川県75施設
福井県57施設
山梨県52施設
長野県108施設
岐阜県82施設
静岡県139施設
愛知県278施設
三重県81施設
滋賀県51施設
京都府149施設
大阪府463施設
兵庫県312施設
奈良県71施設
和歌山県75施設
鳥取県39施設
島根県37施設
岡山県143施設
広島県201施設
山口県112施設
徳島県90施設
香川県75施設
愛媛県121施設
高知県107施設
福岡県390施設
佐賀県82施設
長崎県118施設
熊本県163施設
大分県126施設
宮崎県112施設
鹿児島県191施設
沖縄県76施設

日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、北海道、大阪府、福岡県、兵庫県です。
淡いのは島根県、鳥取県、秋田県でした。

47都道府県の平均は150.3施設、中央値は108施設です。
東京都の588施設は平均の3.9倍にあたります。

上位3都道府県で21.4パーセント、1位と47位で15.9倍の開きがありました。

順位都道府県一般病院数(施設)地方人口10万人あたりの一般病院数
1東京都588関東4.17
2北海道464北海道9.11
3大阪府463近畿5.28
4福岡県390九州7.64
5兵庫県312近畿5.81
6埼玉県296関東4.04
7神奈川県289関東3.13
8愛知県278中部3.72
9千葉県256関東4.09
10広島県201中国7.34
11鹿児島県191九州12.33
12熊本県163九州9.54
13茨城県152関東5.38
14京都府149近畿5.88
15岡山県143中国7.74
16静岡県139中部3.91
17大分県126九州11.50
18愛媛県121四国9.37
19長崎県118九州9.31
20群馬県114関東5.99
21宮崎県112九州10.75
21山口県112中国8.63
23宮城県108東北4.77
23長野県108中部5.39
25高知県107四国16.07
26新潟県100中部4.70
27福島県99東北5.60
28徳島県90四国12.95
29栃木県89関東4.69
30富山県86中部8.54
31岐阜県82中部4.25
31佐賀県82九州10.31
33三重県81近畿4.69
34沖縄県76九州5.18
34岩手県76東北6.53
36香川県75四国8.10
36石川県75中部6.76
36和歌山県75近畿8.41
39青森県72東北6.08
40奈良県71近畿5.48
41福井県57中部7.66
42山形県52東北5.07
42山梨県52中部6.53
44滋賀県51近畿3.62
45秋田県48東北5.25
46鳥取県39中国7.26
47島根県37中国5.69
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

このグラフについての豆知識

一般病院とは

一般病院は、精神科病院を除く病院です。
病床が20床以上あるものを病院と呼び、19床以下や無床の医療機関は診療所として区別されます。

当サイトには病院の数の推移や病床数を扱った記事もあります。
施設の数だけでなく規模も合わせて見ると、医療の姿がより立体的に見えてきます。

高知県が人口あたり1位

人口10万人あたりでは高知県16.07施設。
神奈川県3.13施設の5.1倍です。

高知県は当サイトのほかの記事でも人口あたり上位に顔を出します。
人が散らばって住む土地では、住民あたりの施設や人員が厚くなる。
分野を問わず現れる構図です。
数字は2023年のものです。

10年前とくらべると

全国の一般病院数は、2013年の7,474施設から2023年の7,065施設へ、この10年で5%減りました。

2013年の時点でも1位は東京都でした。
この10年、順位は動いていません。

県ごとに見ると、いちばん増えたのは千葉県で4%増です。

順位の並びがにている記事

一般病院数の47都道府県の並びを、ほかの記事の並びと総当たりで比べました。

最も似ていたのは【救急病院の数】全国8,122施設、人口あたり1位の高知県は実数だと27位(順位相関1)です。
逆に、ほぼ裏返しの並びになったのが【1住宅当たり延べ面積】いちばん広い県は140平方メートル、狭い都の2.2倍(相関-0.8)でした。

相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。

地方のなかで見た一般病院数

地方最も多い(施設)最も少ない(施設)
東北宮城県 108秋田県 48
関東東京都 588栃木県 89
中部愛知県 278山梨県 52
近畿大阪府 463滋賀県 51
中国広島県 201島根県 37
四国愛媛県 121香川県 75
九州福岡県 390沖縄県 76
社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)(2023年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

一般病院の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で588施設、最も少ない島根県で37施設でした。
人口10万人あたりの1位は高知県の16.07施設です。

一般病院数の統計を読むときの注意点は3つです。
1つ目は、精神科病院は含まれないこと。
2つ目は、診療所は別に集計されること。
3つ目は2023年の数字であることです。

実数1位の東京都は人口あたりでは41位。
人が集まる都市ほど、1つの病院が受け持つ住民が多くなります。

地方別に合計を出すと関東7都県が全国の25.3パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が11施設で最多でした。
病院の病床数や救急病院の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
  • 調査年: 2023年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
  • 備考: 指標コードI510120(一般病院数)の2023年の値。人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

注記: 指標コードI510120(一般病院数)の2023年の値。
人口10万人あたりは2023年の総人口で割った参考値

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