2024年に病院で生まれた赤ちゃんは、全国で375,336人。
出生68万6,173人の半分以上を占めます。
47都道府県で比べます。
使うのは厚生労働省の人口動態調査、2024年の数字。
東京都が56,229人で1位。
47都道府県の平均は7,985.6人、中央値は4,144人です。
1位と47位の間には45.7倍の開き、人口10万人あたりでは3.6倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
7,986人
病院での出生数(2024年)
最も多い 東京都
56,229人
最も少ない 佐賀県
1,230人
病院で生まれた赤ちゃんが多い上位5都府県
病院で生まれた赤ちゃんが多い上位5都府県です。
東京都は56,229人、大阪府は33,184人、神奈川県は28,590人でした。
東京都は2位の大阪府の1.69倍です。
4位は埼玉県で22,844人、5位は愛知県で19,075人。
上位5で全国の42.6パーセント、上位3で31.4パーセント、上位10で60.9パーセントでした。
1位だけで15パーセントを占めます。
47都道府県の平均は7,985.6人なので、1位は平均の7.0倍。
中央値の4,144人と比べると13.6倍にあたります。
6位以下は北海道で17,035人、兵庫県で16,402人、千葉県で15,714人と続きました。
2位と3位の差は4,594人、3位と4位の差は5,746人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の57.4パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると89,413人。
これだけで全国の23.8パーセントにあたります。
1位だけで全国の15パーセントを占めました。
出生数そのものが多い都に、病院での出産も集まります。
人口あたりでは南の県が1位です
以下は、病院で生まれた赤ちゃんの数にこれだけの差がつく理由についての推測です。
統計から確かめられる話ではなく、ほかの指標との突き合わせから考えたものです。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は沖縄県の557.03人、2位は香川県441.22人、3位は東京都396.59人。
4位以下は高知県、福井県と続きます。
逆に人口あたりの下位は石川県185.34人、佐賀県156.09人。
沖縄県と佐賀県では3.6倍の開きです。
人口あたりで上位に来るのは南の島の県です。
出生数の人口あたりでも1位の県で、生まれる数そのものが多いことが効いています。
病院と診療所のどちらでお産をするかは、その県にどんな医療機関があるかで決まります。
産科の集約が進んだ県では病院の割合が高くなります。
当サイトの診療所での出生数の記事と見比べると、県ごとのお産の姿がはっきりします。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が340.6人で最も多く、中部9県が257.7人で最も少なくなります。
北海道337.8人と中国5県321.1人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
病院で生まれた赤ちゃんが少ない下位5県
病院で生まれた赤ちゃんが少ない下位5県です。
47位の佐賀県は1,230人、46位の鳥取県は1,316人、45位の大分県は2,024人でした。
1位の東京都とは45.7倍の差があります。
44位は石川県で2,035人、43位は和歌山県で2,123人、42位は島根県で2,242人と続きます。
45.7倍という開きです。
出生数の27.2倍より大きく、お産をどこでするかが県によって違うことを示します。
47都道府県の中央値は4,144人。
平均は7,985.6人なので、平均が中央値の1.9倍です。
47位の佐賀県は平均の15.4パーセント、中央値の29.7パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.3パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで15パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の佐賀県は、1位の東京都の2.19パーセントにあたる水準です。
46位との差は86人、45位との差は794人でした。
1位の東京都と47位の佐賀県の間には54,999人の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 病院での出生数 |
|---|---|
| 北海道 | 17,035人 |
| 青森県 | 2,591人 |
| 岩手県 | 2,898人 |
| 宮城県 | 7,108人 |
| 秋田県 | 2,568人 |
| 山形県 | 3,353人 |
| 福島県 | 4,784人 |
| 茨城県 | 8,044人 |
| 栃木県 | 3,781人 |
| 群馬県 | 4,586人 |
| 埼玉県 | 22,844人 |
| 千葉県 | 15,714人 |
| 東京都 | 56,229人 |
| 神奈川県 | 28,590人 |
| 新潟県 | 4,867人 |
| 富山県 | 2,289人 |
| 石川県 | 2,035人 |
| 福井県 | 2,806人 |
| 山梨県 | 2,379人 |
| 長野県 | 7,510人 |
| 岐阜県 | 4,144人 |
| 静岡県 | 8,022人 |
| 愛知県 | 19,075人 |
| 三重県 | 4,299人 |
| 滋賀県 | 3,272人 |
| 京都府 | 7,600人 |
| 大阪府 | 33,184人 |
| 兵庫県 | 16,402人 |
| 奈良県 | 2,955人 |
| 和歌山県 | 2,123人 |
| 鳥取県 | 1,316人 |
| 島根県 | 2,242人 |
| 岡山県 | 6,145人 |
| 広島県 | 8,310人 |
| 山口県 | 4,463人 |
| 徳島県 | 2,433人 |
| 香川県 | 4,046人 |
| 愛媛県 | 3,050人 |
| 高知県 | 2,508人 |
| 福岡県 | 11,253人 |
| 佐賀県 | 1,230人 |
| 長崎県 | 2,634人 |
| 熊本県 | 5,843人 |
| 大分県 | 2,024人 |
| 宮崎県 | 2,539人 |
| 鹿児島県 | 4,033人 |
| 沖縄県 | 8,166人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで大阪府、神奈川県、埼玉県、愛知県が続きます。
淡いのは佐賀県、鳥取県、大分県でした。
47都道府県の平均は7,985.6人、中央値は4,144人です。
東京都の56,229人は平均の7.0倍にあたります。
上位3で31.4パーセント、1位と47位で45.7倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと沖縄県が557.03人で最も多く、開きは3.6倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは3位、人口あたり1位の沖縄県は実数では11位でした。
| 順位 | 都道府県 | 病院での出生数(人) | 地方 | 人口10万人あたりの病院での出生数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 56229 | 関東 | 396.59 |
| 2 | 大阪府 | 33184 | 近畿 | 378.94 |
| 3 | 神奈川県 | 28590 | 関東 | 309.92 |
| 4 | 埼玉県 | 22844 | 関東 | 311.57 |
| 5 | 愛知県 | 19075 | 中部 | 255.7 |
| 6 | 北海道 | 17035 | 北海道 | 337.79 |
| 7 | 兵庫県 | 16402 | 近畿 | 307.33 |
| 8 | 千葉県 | 15714 | 関東 | 251.38 |
| 9 | 福岡県 | 11253 | 九州 | 220.99 |
| 10 | 広島県 | 8310 | 中国 | 306.19 |
| 11 | 沖縄県 | 8166 | 九州 | 557.03 |
| 12 | 茨城県 | 8044 | 関東 | 286.67 |
| 13 | 静岡県 | 8022 | 中部 | 227.45 |
| 14 | 京都府 | 7600 | 近畿 | 301.59 |
| 15 | 長野県 | 7510 | 中部 | 377.96 |
| 16 | 宮城県 | 7108 | 東北 | 316.19 |
| 17 | 岡山県 | 6145 | 中国 | 335.61 |
| 18 | 熊本県 | 5843 | 九州 | 344.31 |
| 19 | 新潟県 | 4867 | 中部 | 231.87 |
| 20 | 福島県 | 4784 | 東北 | 274.47 |
| 21 | 群馬県 | 4586 | 関東 | 242.65 |
| 22 | 山口県 | 4463 | 中国 | 348.4 |
| 23 | 三重県 | 4299 | 近畿 | 251.26 |
| 24 | 岐阜県 | 4144 | 中部 | 216.28 |
| 25 | 香川県 | 4046 | 四国 | 441.22 |
| 26 | 鹿児島県 | 4033 | 九州 | 263.25 |
| 27 | 栃木県 | 3781 | 関東 | 200.58 |
| 28 | 山形県 | 3353 | 東北 | 331.65 |
| 29 | 滋賀県 | 3272 | 近畿 | 233.38 |
| 30 | 愛媛県 | 3050 | 四国 | 239.03 |
| 31 | 奈良県 | 2955 | 近畿 | 229.96 |
| 32 | 岩手県 | 2898 | 東北 | 253.1 |
| 33 | 福井県 | 2806 | 中部 | 379.7 |
| 34 | 長崎県 | 2634 | 九州 | 210.38 |
| 35 | 青森県 | 2591 | 東北 | 222.4 |
| 36 | 秋田県 | 2568 | 東北 | 286.29 |
| 37 | 宮崎県 | 2539 | 九州 | 245.79 |
| 38 | 高知県 | 2508 | 四国 | 382.32 |
| 39 | 徳島県 | 2433 | 四国 | 355.18 |
| 40 | 山梨県 | 2379 | 中部 | 300.76 |
| 41 | 富山県 | 2289 | 中部 | 229.59 |
| 42 | 島根県 | 2242 | 中国 | 349.22 |
| 43 | 和歌山県 | 2123 | 近畿 | 241.25 |
| 44 | 石川県 | 2035 | 中部 | 185.34 |
| 45 | 大分県 | 2024 | 九州 | 186.54 |
| 46 | 鳥取県 | 1316 | 中国 | 247.83 |
| 47 | 佐賀県 | 1230 | 九州 | 156.09 |
このグラフについての豆知識
お産をする場所の内訳
2024年の出生68万6,173人のうち、病院が37万5,336人、診療所が30万6,791人でした。
この2つでほぼすべてを占めます。
助産所は3,037人、自宅は816人。
合わせても全体の1パーセントに届きません。
場所は届書に書かれたもの
この統計の「場所」は、出生届や死亡届に書かれた実際の場所です。
一方で都道府県の割りふりは、その場所ではなく届け出た人の住所地で行われます。
里帰り出産で他県の病院を使った場合も、住んでいる県の数として集計されます。
施設の多い少ないをそのまま表す数字ではない点に注意してください。
数字の開き
1位の東京都は56,229人、47位の佐賀県は1,230人。
両者の間には45.7倍の開きがあります。
上位3で全国の31.4パーセント、上位10で60.9パーセントを占めます。
中央値は4,144人、平均は7,985.6人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと3.6倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
地方のなかで見た病院での出生数
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 7108 | 秋田県 2568 |
| 関東 | 東京都 56229 | 栃木県 3781 |
| 中部 | 愛知県 19075 | 石川県 2035 |
| 近畿 | 大阪府 33184 | 和歌山県 2123 |
| 中国 | 広島県 8310 | 鳥取県 1316 |
| 四国 | 香川県 4046 | 徳島県 2433 |
| 九州 | 福岡県 11253 | 佐賀県 1230 |
まとめ
病院での出生数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で56,229人、最も少ない佐賀県で1,230人でした。
1位と47位の間には45.7倍の開きがあります。
上位3で全国の31.4パーセント、上位10で60.9パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は4,144人、平均は7,985.6人でした。
人口10万人あたりに直すと3.6倍の開きになります。
病院で生まれた赤ちゃんの数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、届け出た人の住所地で集計すること。
2つ目は、病院と診療所の役割分担が県で違うこと。
3つ目は2024年の数字であることです。
人口10万人あたりでは沖縄県が557.03人で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは3位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の37.2パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が340.6人で最多でした。
診療所での出生数や出生数全体を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 人口動態調査(上巻 出生の場所別にみた都道府県別出生数)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 厚生労働省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003411601
- 備考: 出生の場所が病院だった数。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 出生の場所が病院だった数。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
