取り壊されるなどしてなくなった住宅は、1年間で全国10万2,812戸。
その分布を47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2024年の数字です。
東京都が10,591戸で1位。
人口10万人あたりでは大分県が先頭に立ちます。
47都道府県の単純平均
2,187戸
滅失住宅戸数(2024年)
最も多い 東京都
10,591戸
最も少ない 石川県
518戸
地図で見る
| 項目 | 滅失住宅戸数 |
|---|---|
| 北海道 | 9,372戸 |
| 青森県 | 1,181戸 |
| 岩手県 | 1,771戸 |
| 宮城県 | 976戸 |
| 秋田県 | 1,140戸 |
| 山形県 | 1,206戸 |
| 福島県 | 2,194戸 |
| 茨城県 | 1,540戸 |
| 栃木県 | 1,013戸 |
| 群馬県 | 938戸 |
| 埼玉県 | 3,249戸 |
| 千葉県 | 3,122戸 |
| 東京都 | 10,591戸 |
| 神奈川県 | 3,838戸 |
| 新潟県 | 3,137戸 |
| 富山県 | 728戸 |
| 石川県 | 518戸 |
| 福井県 | 768戸 |
| 山梨県 | 1,094戸 |
| 長野県 | 2,105戸 |
| 岐阜県 | 864戸 |
| 静岡県 | 3,307戸 |
| 愛知県 | 5,328戸 |
| 三重県 | 1,874戸 |
| 滋賀県 | 523戸 |
| 京都府 | 1,295戸 |
| 大阪府 | 5,571戸 |
| 兵庫県 | 3,313戸 |
| 奈良県 | 700戸 |
| 和歌山県 | 822戸 |
| 鳥取県 | 1,107戸 |
| 島根県 | 1,781戸 |
| 岡山県 | 1,245戸 |
| 広島県 | 1,930戸 |
| 山口県 | 2,310戸 |
| 徳島県 | 1,350戸 |
| 香川県 | 1,037戸 |
| 愛媛県 | 1,543戸 |
| 高知県 | 621戸 |
| 福岡県 | 3,035戸 |
| 佐賀県 | 520戸 |
| 長崎県 | 2,413戸 |
| 熊本県 | 2,262戸 |
| 大分県 | 3,485戸 |
| 宮崎県 | 1,694戸 |
| 鹿児島県 | 1,823戸 |
| 沖縄県 | 578戸 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都、北海道、大阪府、兵庫県、神奈川県です。
淡いのは石川県、佐賀県、滋賀県でした。
47都道府県の平均は2,187.5戸、中央値は1,543戸です。
東京都の10,591戸は平均の4.8倍にあたります。
上位3都道府県で24.8パーセント、1位と47位で20.4倍の開きがありました。
| 順位 | 都道府県 | 滅失住宅戸数(戸) | 地方 | 人口10万人あたりの滅失住宅戸数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 10591 | 関東 | 74.70 |
| 2 | 北海道 | 9372 | 北海道 | 185.84 |
| 3 | 大阪府 | 5571 | 近畿 | 63.62 |
| 4 | 愛知県 | 5328 | 中部 | 71.42 |
| 5 | 神奈川県 | 3838 | 関東 | 41.60 |
| 6 | 大分県 | 3485 | 九州 | 321.20 |
| 7 | 兵庫県 | 3313 | 近畿 | 62.08 |
| 8 | 静岡県 | 3307 | 中部 | 93.76 |
| 9 | 埼玉県 | 3249 | 関東 | 44.31 |
| 10 | 新潟県 | 3137 | 中部 | 149.45 |
| 11 | 千葉県 | 3122 | 関東 | 49.94 |
| 12 | 福岡県 | 3035 | 九州 | 59.60 |
| 13 | 長崎県 | 2413 | 九州 | 192.73 |
| 14 | 山口県 | 2310 | 中国 | 180.33 |
| 15 | 熊本県 | 2262 | 九州 | 133.29 |
| 16 | 福島県 | 2194 | 東北 | 125.87 |
| 17 | 長野県 | 2105 | 中部 | 105.94 |
| 18 | 広島県 | 1930 | 中国 | 71.11 |
| 19 | 三重県 | 1874 | 近畿 | 109.53 |
| 20 | 鹿児島県 | 1823 | 九州 | 118.99 |
| 21 | 島根県 | 1781 | 中国 | 277.41 |
| 22 | 岩手県 | 1771 | 東北 | 154.67 |
| 23 | 宮崎県 | 1694 | 九州 | 163.99 |
| 24 | 愛媛県 | 1543 | 四国 | 120.92 |
| 25 | 茨城県 | 1540 | 関東 | 54.88 |
| 26 | 徳島県 | 1350 | 四国 | 197.08 |
| 27 | 京都府 | 1295 | 近畿 | 51.39 |
| 28 | 岡山県 | 1245 | 中国 | 68.00 |
| 29 | 山形県 | 1206 | 東北 | 119.29 |
| 30 | 青森県 | 1181 | 東北 | 101.37 |
| 31 | 秋田県 | 1140 | 東北 | 127.09 |
| 32 | 鳥取県 | 1107 | 中国 | 208.47 |
| 33 | 山梨県 | 1094 | 中部 | 138.31 |
| 34 | 香川県 | 1037 | 四国 | 113.09 |
| 35 | 栃木県 | 1013 | 関東 | 53.74 |
| 36 | 宮城県 | 976 | 東北 | 43.42 |
| 37 | 群馬県 | 938 | 関東 | 49.63 |
| 38 | 岐阜県 | 864 | 中部 | 45.09 |
| 39 | 和歌山県 | 822 | 近畿 | 93.41 |
| 40 | 福井県 | 768 | 中部 | 103.92 |
| 41 | 富山県 | 728 | 中部 | 73.02 |
| 42 | 奈良県 | 700 | 近畿 | 54.47 |
| 43 | 高知県 | 621 | 四国 | 94.66 |
| 44 | 沖縄県 | 578 | 九州 | 39.43 |
| 45 | 滋賀県 | 523 | 近畿 | 37.30 |
| 46 | 佐賀県 | 520 | 九州 | 65.99 |
| 47 | 石川県 | 518 | 中部 | 47.18 |
なくなった住宅が多い5都道府県
なくなった住宅が多い上位5都道府県です。
東京都は10,591戸、北海道は9,372戸、大阪府は5,571戸でした。
東京都は2位の北海道の1.13倍で、上位2都道は接近しています。
4位以下は兵庫県、神奈川県と続き、上位5都道府県で全国の33.8パーセント。
上位3都道府県で24.8パーセント、上位10都道府県で49.8パーセントでした。
1位のシェアは10.3パーセント。
新築住宅の15.9パーセントより低く、家が壊されるのは全国に散らばっていることが分かります。
人口あたり1位は大分県、8.6倍の開きがあります
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は滅失住宅戸数の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、意外な県が上位に来ます。
1位は大分県の321.2戸、2位は島根県277.41戸、3位は鳥取県208.47戸。
逆に人口あたりの下位は沖縄県39.43戸、滋賀県37.3戸。
大分県と滋賀県では8.6倍の開きです。
実数1位の東京都は人口あたりでは26位と中位。
大分県や島根県、鳥取県が上位に来るのは、老朽化した空き家の除却が進んでいるためかもしれません。
当サイトの空き家の記事では、これらの県が上位に並んでいました。
使われなくなった家を片づける動きが、この数字に表れている可能性があります。
沖縄県や滋賀県が下位なのは、人口が増えている、あるいは住宅が比較的新しいためだと考えられます。
建てる数と壊す数を並べて見ると、その土地の住宅が今どういう段階にあるかが見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、北海道が185.8戸で最も多く、関東7都県が55.8戸で最も少なくなります。
四国4県128.8戸と中国5県119.6戸がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
なくなった住宅が少ない5県
なくなった住宅が少ない下位5県です。
石川県は518戸、佐賀県は520戸、滋賀県は523戸でした。
東京都の10,591戸とは20.4倍の差があります。
新築住宅の61.4倍と比べると、ずいぶん小さな開きです。
建てるほうは都市に集中し、壊すほうは全国で起きているということになります。
47都道府県の中央値は1,543戸。
平均は2,187.5戸なので、平均が中央値の1.4倍です。
地方別に見る
家が壊される数は、住宅の古さと空き家の多さを映します。
地方別に合計を出すと、関東7都県が全国の23.6パーセントで最も大きくなります。
次いで中部9県が17.4パーセント、九州・沖縄8県が15.4パーセント、近畿7府県が13.7パーセントと続きました。
少ないほうは北海道が9.1パーセント、東北6県が8.2パーセント、中国5県が8.1パーセント、四国4県が4.4パーセントでした。
人口10万人あたりの平均で見ると並びが変わります。
北海道が185.8戸、四国4県が128.8戸、中国5県が119.6戸の順に多く、最も少ないのは関東7都県が55.8戸です。
このグラフについての豆知識
滅失住宅とは
滅失住宅は、取り壊しや災害などによってなくなった住宅です。
建て替えのために壊す場合も含まれます。
全国10万2,812戸は、同じ年に新しく建てられた81万6,388戸の8分の1ほど。
全体として住宅の数は増え続けている計算になります。
建てる数と壊す数
新築住宅は1位と47位で61.4倍の開きがありましたが、滅失住宅では20.4倍。
建てるほうは都市に集中し、壊すほうは全国で起きています。
人口10万人あたりで大分県や島根県が上位に来るのは、空き家の除却が進んでいる可能性を示します。
数字は2024年のものです。
10年前とくらべると
全国の滅失住宅戸数は、2014年の108,532戸から2024年の102,812戸へ、この10年で5%減りました。
10年前も先頭は東京都です。
顔ぶれは変わりませんでした。
伸びがいちばん大きかったのは愛媛県で、152%増でした。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
滅失住宅戸数の順位で探してみます。
最も似ていたのは【診療所のCT】全国4,085台、町にも広がる装置(順位相関0.8)です。
最も食い違ったのは【世帯が使う部屋数】全国4.63室、1位と47位で1.84倍(順位相関-0.53)でした。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た滅失住宅戸数
| 地方 | 最も多い(戸) | 最も少ない(戸) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 2194 | 宮城県 976 |
| 関東 | 東京都 10591 | 群馬県 938 |
| 中部 | 愛知県 5328 | 石川県 518 |
| 近畿 | 大阪府 5571 | 滋賀県 523 |
| 中国 | 山口県 2310 | 鳥取県 1107 |
| 四国 | 愛媛県 1543 | 高知県 621 |
| 九州 | 大分県 3485 | 佐賀県 520 |
まとめ
なくなった住宅の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で10,591戸、最も少ない石川県で518戸でした。
人口10万人あたりの1位は大分県の321.2戸です。
滅失住宅戸数をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、建て替えのための取り壊しも含むこと。
2つ目は、1年間の数であること。
3つ目は2024年の数字であることです。
新築住宅では61.4倍だった開きが、この統計では20.4倍。
建てるほうは都市に集中し、壊すほうは全国で起きています。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の23.6パーセントで最多、人口10万人あたりでは北海道が185.8戸で最多でした。
空き家の数や新築住宅の着工戸数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2024年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/regional-statistics/ssdsview/prefectures
- 備考: 指標コードH1900(滅失住宅戸数)の2024年の値。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 指標コードH1900(滅失住宅戸数)の2024年の値。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
