【きゅうり・収穫量】全国50万2,900t、43県が調査対象という広さ

【きゅうり・収穫量】全国50万2,900t、43県が調査対象という広さ

きゅうりは、夏の野菜という印象がありますが、ハウス栽培によって1年じゅう出回るようになりました。
そのため、暖かい県と涼しい県のどちらにも産地があります。
農林水産省の「作物統計調査」では、きゅうりを多く生産する県を対象に調べています。

使ったのは農林水産省「作物統計調査」(令和6年産)のデータです。

全国50万2,900トンのうち、宮崎県が5万8,700トンで1位。
調査対象は43県で、対象外は4県だけ。
この記事で扱う25品目のなかでは、トマトの45県に次いで広い範囲が調べられています。

調査対象43県の単純平均

11,504t

きゅうりの収穫量(2024年産)

最も多い 宮崎県

58,700t

最も少ない 富山県

1,100t

きゅうりの収穫量が多い5県

上位5都道府県のきゅうりの収穫量
上位5都道府県のきゅうりの収穫量 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産) 020,00040,000宮崎県: 58,700t58,700t群馬県: 50,800t50,800t埼玉県: 40,400t40,400t福島県: 38,000t38,000t千葉県: 28,700t28,700t宮崎県群馬県埼玉県福島県千葉県
上位5都道府県のきゅうりの収穫量
項目きゅうりの収穫量
宮崎県58,700t
群馬県50,800t
埼玉県40,400t
福島県38,000t
千葉県28,700t
下位5都道府県のきゅうりの収穫量
下位5都道府県のきゅうりの収穫量 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産) 05001,0001,500富山県: 1,100t1,100t大阪府: 1,320t1,320t奈良県: 1,360t1,360t石川県: 1,490t1,490t和歌山県: 1,830t1,830t富山県大阪府奈良県石川県和歌山県
下位5都道府県のきゅうりの収穫量
項目きゅうりの収穫量
富山県1,100t
大阪府1,320t
奈良県1,360t
石川県1,490t
和歌山県1,830t

きゅうりの収穫量が多い上位5県です。

宮崎県は5万8,700トン、群馬県は5万800トン、埼玉県は4万400トン、福島県は3万8,000トン、千葉県は2万8,700トンでした。
宮崎県は2位の群馬県の1.16倍で、上位は接近しています。

6位以下は茨城県2万3,000トン、高知県2万1,700トン、佐賀県1万5,000トンと続きます。

上位3県で全国の29.8パーセント、上位5県で43.1パーセント。
1位のシェアは11.7パーセントで、産地が広く分かれています。

作付面積では群馬県が1位です

きゅうりの作付面積の上位5都道府県
きゅうりの作付面積の上位5都道府県 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産) 0100200300400500600700群馬県: 738738福島県: 647647宮崎県: 532532埼玉県: 522522茨城県: 447447群馬県福島県宮崎県埼玉県茨城県
きゅうりの作付面積の上位5都道府県
項目きゅうりの作付面積
群馬県738
福島県647
宮崎県532
埼玉県522
茨城県447

きゅうりの収穫量が少ない5府県

収穫量が少ない下位5府県です。

富山県は1,100トン、大阪府は1,320トン、奈良県は1,360トン、石川県は1,490トン、和歌山県は1,830トンでした。
宮崎県の5万8,700トンとは53.4倍の差があります。

調査対象は43県で、対象外は4県だけです。
作付面積では47都道府県すべてにきゅうりの記録があるので、ほぼ全国を見渡せる品目になります。

調査対象43県の単純平均は1万1,504トン、中央値は7,300トン。
平均が中央値の1.6倍にとどまります。

地図で見る(白い県は調査の対象外)

きゅうりの収穫量(2024年産)
きゅうりの収穫量(2024年産) 作物統計調査 作況調査(令和6年産)(農林水産省)をもとに作成。単位はt。 北海道 14,400t青森 4,990t岩手 11,800t宮城 13,300t秋田 8,750t山形 10,600t福島 38,000t茨城 23,000t栃木 9,780t群馬 50,800t埼玉 40,400t千葉 28,700t神奈川 10,200t新潟 7,910t富山 1,100t石川 1,490t山梨 4,050t長野 12,300t岐阜 4,950t愛知 12,500t三重 1,900t滋賀 2,820t京都 3,590t大阪 1,320t兵庫 2,700t奈良 1,360t和歌山 1,830t島根 3,310t岡山 2,460t広島 4,010t山口 3,090t徳島 6,580t香川 3,910t愛媛 7,300t高知 21,700t福岡 9,150t佐賀 15,000t長崎 7,000t熊本 13,600t大分 2,640t宮崎 58,700t鹿児島 8,410t沖縄 3,260t
きゅうりの収穫量(t)
きゅうりの収穫量(2024年産)
項目きゅうりの収穫量
北海道14,400t
青森県4,990t
岩手県11,800t
宮城県13,300t
秋田県8,750t
山形県10,600t
福島県38,000t
茨城県23,000t
栃木県9,780t
群馬県50,800t
埼玉県40,400t
千葉県28,700t
神奈川県10,200t
新潟県7,910t
富山県1,100t
石川県1,490t
山梨県4,050t
長野県12,300t
岐阜県4,950t
愛知県12,500t
三重県1,900t
滋賀県2,820t
京都府3,590t
大阪府1,320t
兵庫県2,700t
奈良県1,360t
和歌山県1,830t
島根県3,310t
岡山県2,460t
広島県4,010t
山口県3,090t
徳島県6,580t
香川県3,910t
愛媛県7,300t
高知県21,700t
福岡県9,150t
佐賀県15,000t
長崎県7,000t
熊本県13,600t
大分県2,640t
宮崎県58,700t
鹿児島県8,410t
沖縄県3,260t

日本地図で見ると、色が濃く出るのは宮崎県、群馬県、埼玉県、福島県です。
南九州、関東北部、南東北の3か所が濃くなります。

白く抜けている4県は「収穫量がゼロ」ではなく「調査の対象外」です。
この記事で扱う品目のなかでは対象外が2番目に少なく、ほぼ全国が見渡せます。

調査対象43県の単純平均は1万1,504トン、中央値は7,300トンです。
宮崎県の5万8,700トンは平均の5.1倍にあたります。

上位3県で全国の29.8パーセント、1位と43位では53.4倍の開きがありました。

順位都道府県きゅうりの収穫量(t)地方きゅうりの作付面積きゅうりの10アール当たり収量
1宮崎県58700九州53211000
2群馬県50800関東7386880
3埼玉県40400関東5227740
4福島県38000東北6475870
5千葉県28700関東4067070
6茨城県23000関東4475150
7高知県21700四国13416200
8佐賀県15000九州1609380
9北海道14400北海道11912100
10熊本県13600九州2635170
11宮城県13300東北3523780
12愛知県12500中部1587910
13長野県12300中部3523490
14岩手県11800東北2095650
15山形県10600東北2903660
16神奈川県10200関東2484110
17栃木県9780関東2194470
18福岡県9150九州1665510
19秋田県8750東北2453570
20鹿児島県8410九州1296520
21新潟県7910中部3652170
22愛媛県7300四国1843970
23長崎県7000九州1305380
24徳島県6580四国669970
25青森県4990東北1303840
26岐阜県4950中部1423490
27山梨県4050中部1133580
28広島県4010中国1522640
29香川県3910四国914300
30京都府3590近畿1143150
31島根県3310中国1212740
32沖縄県3260九州694720
33山口県3090中国1222530
34滋賀県2820近畿913100
35兵庫県2700近畿1242180
36大分県2640九州1182240
37岡山県2460中国743320
38三重県1900近畿1051810
39和歌山県1830近畿414460
40石川県1490中部483100
41奈良県1360近畿532570
42大阪府1320近畿413220
43富山県1100中部452440
作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産、農林水産省)をもとに作成

このグラフについての豆知識

土地あたりでは高知県が飛び抜ける

10アール当たり収量は高知県が1万6,200キログラムで1位。
次いで北海道1万2,100キログラム、宮崎県1万1,000キログラムと続きます。

高知県の作付面積は134ヘクタールで上位には入りませんが、土地あたりの収量が高いため収穫量では7位。
1年を通してハウスで作る形が数字に表れていると考えられます。

冬春と夏秋の内訳は分からない

この調査はきゅうり全体の収穫量です。
冬春きゅうりと夏秋きゅうりを分けていません。

宮崎県と高知県は冬春、群馬県と福島県は夏秋の産地として知られます。
作付面積は群馬県738ヘクタール、福島県647ヘクタールが上位で、宮崎県は532ヘクタールで3番目です。

数字は令和6年産のものです。

順位の並びがにている記事

きゅうりの収穫量の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。

いちばん近かったのは【きゅうりの作付面積】全国4,742ha、1位と2位の差はわずか3haで、順位相関は0.9でした。
正反対だったのは【喫茶店の数】が多い都道府県ランキング、上位2県はわずか0.8店差で、相関は-0.6です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見たきゅうりの収穫量

地方最も多い(t)最も少ない(t)
東北福島県 38000青森県 4990
関東群馬県 50800栃木県 9780
中部愛知県 12500富山県 1100
近畿京都府 3590大阪府 1320
中国広島県 4010岡山県 2460
四国高知県 21700香川県 3910
九州宮崎県 58700大分県 2640
作物統計調査 作況調査(令和6年産)(2024年産、農林水産省)をもとに作成

まとめ

きゅうりの収穫量を比べると、最も多い宮崎県で5万8,700トン、調査対象43県のなかで最も少ない富山県で1,100トンでした。
調査対象は43県で、対象外は4県だけです。

きゅうりの収穫量の数字を読むときは、3つの点に気をつけてください。
1つ目は、作型の内訳が分からないこと。
2つ目は、載っていない4県は「ゼロ」ではなく「調査対象外」であること。
3つ目は令和6年産の数字であることです。

10アール当たり収量では高知県が1万6,200キログラムで飛び抜けます。
作付面積134ヘクタールで収穫量7位に入る理由です。

1位のシェアは11.7パーセントで、産地が広く分かれています。
きゅうりの作付面積を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 作物統計調査 作況調査(令和6年産)
  • 調査年: 2024年産
  • 公開元: 農林水産省
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001013427
  • 備考: 作物統計調査はきゅうりについて主産県だけを調べる。残りの4県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない

注記: 作物統計調査はきゅうりについて主産県だけを調べる。
残りの4県は調査の対象外で、栽培がないという意味ではない

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