公民館は、地域の人が集まって学んだり話し合ったりするための施設です。
市町村が置いています。
小さな子を預けて受けられる講座はどこに多いのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
福岡県が313講座で1位。
47都道府県の平均は65.4講座、中央値は44講座です。
1位と47位の間には313倍の開き、人口10万人あたりでは87.4倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
65講座
託児サービスつきの公民館の学級・講座数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 福岡県
313講座
最も少ない 香川県
1講座
地図で見る
| 項目 | 託児サービスつきの公民館の学級・講座数 |
|---|---|
| 北海道 | 41講座 |
| 青森県 | 25講座 |
| 岩手県 | 29講座 |
| 宮城県 | 98講座 |
| 秋田県 | 16講座 |
| 山形県 | 18講座 |
| 福島県 | 44講座 |
| 茨城県 | 31講座 |
| 栃木県 | 72講座 |
| 群馬県 | 36講座 |
| 埼玉県 | 232講座 |
| 千葉県 | 307講座 |
| 東京都 | 139講座 |
| 神奈川県 | 156講座 |
| 新潟県 | 67講座 |
| 富山県 | 15講座 |
| 石川県 | 48講座 |
| 福井県 | 71講座 |
| 山梨県 | 25講座 |
| 長野県 | 181講座 |
| 岐阜県 | 67講座 |
| 静岡県 | 58講座 |
| 愛知県 | 103講座 |
| 三重県 | 40講座 |
| 滋賀県 | 64講座 |
| 京都府 | 31講座 |
| 大阪府 | 97講座 |
| 兵庫県 | 88講座 |
| 奈良県 | 27講座 |
| 和歌山県 | 6講座 |
| 鳥取県 | 49講座 |
| 島根県 | 50講座 |
| 岡山県 | 64講座 |
| 広島県 | 83講座 |
| 山口県 | 13講座 |
| 徳島県 | 11講座 |
| 香川県 | 1講座 |
| 愛媛県 | 69講座 |
| 高知県 | 1講座 |
| 福岡県 | 313講座 |
| 佐賀県 | 28講座 |
| 長崎県 | 44講座 |
| 熊本県 | 5講座 |
| 大分県 | 40講座 |
| 宮崎県 | 6講座 |
| 鹿児島県 | 53講座 |
| 沖縄県 | 11講座 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは福岡県です。
次いで千葉県、埼玉県、長野県、神奈川県が続きます。
淡いのは高知県、香川県、熊本県でした。
47都道府県の平均は65.4講座、中央値は44講座です。
福岡県の313講座は平均の4.8倍にあたります。
上位3で27.7パーセント、1位と47位で313倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと福井県が9.61講座で最も多く、開きは87.4倍になります。
実数1位の福岡県は人数あたりでは5位、人数あたり1位の福井県は実数では13位でした。
| 順位 | 都道府県 | 託児サービスつきの公民館の学級・講座数(講座) | 地方 | 人口10万人あたりの託児サービスつきの公民館の学級・講座数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 福岡県 | 313 | 九州 | 6.15 |
| 2 | 千葉県 | 307 | 関東 | 4.91 |
| 3 | 埼玉県 | 232 | 関東 | 3.16 |
| 4 | 長野県 | 181 | 中部 | 9.11 |
| 5 | 神奈川県 | 156 | 関東 | 1.69 |
| 6 | 東京都 | 139 | 関東 | 0.98 |
| 7 | 愛知県 | 103 | 中部 | 1.38 |
| 8 | 宮城県 | 98 | 東北 | 4.36 |
| 9 | 大阪府 | 97 | 近畿 | 1.11 |
| 10 | 兵庫県 | 88 | 近畿 | 1.65 |
| 11 | 広島県 | 83 | 中国 | 3.06 |
| 12 | 栃木県 | 72 | 関東 | 3.82 |
| 13 | 福井県 | 71 | 中部 | 9.61 |
| 14 | 愛媛県 | 69 | 四国 | 5.41 |
| 15 | 岐阜県 | 67 | 中部 | 3.5 |
| 15 | 新潟県 | 67 | 中部 | 3.19 |
| 17 | 岡山県 | 64 | 中国 | 3.5 |
| 17 | 滋賀県 | 64 | 近畿 | 4.56 |
| 19 | 静岡県 | 58 | 中部 | 1.64 |
| 20 | 鹿児島県 | 53 | 九州 | 3.46 |
| 21 | 島根県 | 50 | 中国 | 7.79 |
| 22 | 鳥取県 | 49 | 中国 | 9.23 |
| 23 | 石川県 | 48 | 中部 | 4.37 |
| 24 | 長崎県 | 44 | 九州 | 3.51 |
| 24 | 福島県 | 44 | 東北 | 2.52 |
| 26 | 北海道 | 41 | 北海道 | 0.81 |
| 27 | 三重県 | 40 | 近畿 | 2.34 |
| 27 | 大分県 | 40 | 九州 | 3.69 |
| 29 | 群馬県 | 36 | 関東 | 1.9 |
| 30 | 茨城県 | 31 | 関東 | 1.1 |
| 30 | 京都府 | 31 | 近畿 | 1.23 |
| 32 | 岩手県 | 29 | 東北 | 2.53 |
| 33 | 佐賀県 | 28 | 九州 | 3.55 |
| 34 | 奈良県 | 27 | 近畿 | 2.1 |
| 35 | 山梨県 | 25 | 中部 | 3.16 |
| 35 | 青森県 | 25 | 東北 | 2.15 |
| 37 | 山形県 | 18 | 東北 | 1.78 |
| 38 | 秋田県 | 16 | 東北 | 1.78 |
| 39 | 富山県 | 15 | 中部 | 1.5 |
| 40 | 山口県 | 13 | 中国 | 1.01 |
| 41 | 沖縄県 | 11 | 九州 | 0.75 |
| 41 | 徳島県 | 11 | 四国 | 1.61 |
| 43 | 宮崎県 | 6 | 九州 | 0.58 |
| 43 | 和歌山県 | 6 | 近畿 | 0.68 |
| 45 | 熊本県 | 5 | 九州 | 0.29 |
| 46 | 香川県 | 1 | 四国 | 0.11 |
| 46 | 高知県 | 1 | 四国 | 0.15 |
託児つき講座が多い上位5県
託児つき講座が多い上位5県です。
福岡県は313講座、千葉県は307講座、埼玉県は232講座でした。
福岡県は2位の千葉県の1.02倍です。
4位は長野県で181講座、5位は神奈川県で156講座。
上位5で全国の38.7パーセント、上位3で27.7パーセント、上位10で55.8パーセントでした。
1位だけで10.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は65.4講座なので、1位は平均の4.8倍。
中央値の44講座と比べると7.1倍にあたります。
6位以下は東京都で139講座、愛知県で103講座、宮城県で98講座と続きました。
2位と3位の差は75講座、3位と4位の差は51講座でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の61.3パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると620講座。
これだけで全国の20.2パーセントにあたります。
数そのものが少ないため、上位と下位の開きが大きく出ました。
人口10万人あたりでは福井県が1位です
ここから先は、託児つきの公民館の講座がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は福井県の9.61講座、2位は鳥取県9.23講座、3位は長野県9.11講座。
4位以下は島根県、福岡県と続きます。
逆に人口あたりの下位は高知県0.15講座、香川県0.11講座。
福井県と香川県では87.4倍の開きです。
人口10万人あたりでは福井県が1位です。
子育て世代を意識した講座づくりが進んでいる県が上位に来ます。
託児サービスがあれば、小さな子のいる人でも講座に参加できます。
ただし預かる人の手配や保険が要るため、どの館でも簡単にできることではありません。
当サイトの家庭教育の講座の記事と並べると、子育て世代への向き合い方が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中国5県が3.7講座で最も多く、北海道が0.81講座で最も少なくなります。
九州・沖縄8県3.59講座と中部9県3.08講座がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
託児つき講座が少ない下位5県
託児つき講座が少ない下位5県です。
47位の高知県は1講座、46位の香川県は1講座、45位の熊本県は5講座でした。
1位の福岡県とは313倍の差があります。
44位は宮崎県で6講座、43位は和歌山県で6講座、42位は沖縄県で11講座と続きます。
託児を付けるには、預かる人と部屋を用意する必要があります。
47都道府県の中央値は44講座。
平均は65.4講座なので、平均が中央値の1.5倍です。
47位の高知県は平均の1.5パーセント、中央値の2.3パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の0.6パーセントにしかなりません。
1位の福岡県1つで10.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の高知県は、1位の福岡県の0.32パーセントにあたる水準です。
46位との差は0講座、45位との差は4講座でした。
1位の福岡県と47位の高知県の間には312講座の開きがあります。
このグラフについての豆知識
預けられるから行ける
子育て中の人が講座に出られない理由でよく挙がるのが、子どもを見てもらえないことです。
託児を付けるだけで参加できる人が増えます。
全国の公民館講座のなかでは、まだ数の少ない取り組みです。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の福岡県は313講座、47位の高知県は1講座。
両者の間には313倍の開きがあります。
上位3で全国の27.7パーセント、上位10で55.8パーセントを占めます。
中央値は44講座、平均は65.4講座です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと87.4倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
託児つきの公民館の講座の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
0.78という高い相関を示したのが【公民館を使った人の数】1年でおよそ1億6,187万人でした。
反対に、並びがいちばん逆だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.62)です。
似ているからといって理由が同じとはかぎりません。
それでも、2つを重ねると土地の性格が見えてくることがあります。
地方のなかで見た託児サービスつきの公民館の学級・講座数
| 地方 | 最も多い(講座) | 最も少ない(講座) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 98 | 秋田県 16 |
| 関東 | 千葉県 307 | 茨城県 31 |
| 中部 | 長野県 181 | 富山県 15 |
| 近畿 | 大阪府 97 | 和歌山県 6 |
| 中国 | 広島県 83 | 山口県 13 |
| 四国 | 愛媛県 69 | 高知県 1 |
| 九州 | 福岡県 313 | 熊本県 5 |
まとめ
託児つきの公民館の講座を47都道府県で比べると、最も多い福岡県で313講座、最も少ない高知県で1講座でした。
1位と47位の間には313倍の開きがあります。
上位3で全国の27.7パーセント、上位10で55.8パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は44講座、平均は65.4講座でした。
人口10万人あたりに直すと87.4倍の開きになります。
この託児つきの公民館の講座の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、講座数の内数であること。
2つ目は、数そのものが少なく1講座の増減が順位に響くこと。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは福井県が9.61講座で最多。
実数1位の福岡県は人数あたりでは5位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の31.7パーセントで最多、人口10万人あたりでは中国5県が3.7講座で最多でした。
家庭教育の講座や公民館の講座の数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003228560
- 備考: 2014年度に公民館が託児サービスを付けて開いた学級・講座の数。学級・講座数の内数。人口10万人あたりの託児サービスつきの公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に公民館が託児サービスを付けて開いた学級・講座の数。
学級・講座数の内数。
人口10万人あたりの託児サービスつきの公民館の学級・講座数は2024年の総人口で割った参考値
