車検や修理など自動車の整備費に、1世帯は1年でいくら使っているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の家計調査、2023年から2025年の3か年平均。
長野県が50,154円で1位。
47都道府県の平均は31,108円、中央値は29,954円です。
最も高い50,154円と最も低い13,351円の差は36,803円、倍率にすると3.76倍でした。
47都道府県の単純平均
31,108円
1世帯当たりの自動車整備費への支出(2023年〜2025年平均)
最も多い 長野県
50,154円
最も少ない 大阪府
13,351円
地図で見る
| 項目 | 1世帯当たりの自動車整備費への支出 |
|---|---|
| 北海道 | 24,002円 |
| 青森県 | 26,724円 |
| 岩手県 | 40,214円 |
| 宮城県 | 29,385円 |
| 秋田県 | 35,839円 |
| 山形県 | 40,438円 |
| 福島県 | 41,889円 |
| 茨城県 | 38,431円 |
| 栃木県 | 41,112円 |
| 群馬県 | 45,188円 |
| 埼玉県 | 24,993円 |
| 千葉県 | 31,438円 |
| 東京都 | 24,348円 |
| 神奈川県 | 23,242円 |
| 新潟県 | 35,493円 |
| 富山県 | 41,522円 |
| 石川県 | 33,940円 |
| 福井県 | 35,334円 |
| 山梨県 | 37,255円 |
| 長野県 | 50,154円 |
| 岐阜県 | 39,775円 |
| 静岡県 | 29,954円 |
| 愛知県 | 27,514円 |
| 三重県 | 38,872円 |
| 滋賀県 | 28,315円 |
| 京都府 | 18,602円 |
| 大阪府 | 13,351円 |
| 兵庫県 | 19,221円 |
| 奈良県 | 29,463円 |
| 和歌山県 | 23,056円 |
| 鳥取県 | 46,500円 |
| 島根県 | 35,928円 |
| 岡山県 | 26,132円 |
| 広島県 | 31,230円 |
| 山口県 | 31,657円 |
| 徳島県 | 26,593円 |
| 香川県 | 30,972円 |
| 愛媛県 | 23,465円 |
| 高知県 | 18,162円 |
| 福岡県 | 26,555円 |
| 佐賀県 | 29,882円 |
| 長崎県 | 24,274円 |
| 熊本県 | 29,313円 |
| 大分県 | 29,162円 |
| 宮崎県 | 34,551円 |
| 鹿児島県 | 30,100円 |
| 沖縄県 | 18,550円 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは長野県です。
次いで鳥取県、群馬県、福島県、富山県が続きます。
淡いのは大阪府、高知県、沖縄県でした。
47都道府県の平均は31,108円、中央値は29,954円です。
長野県の50,154円は平均を19,046円上回ります。
1位と47位の差は36,803円、倍率にすると3.76倍でした。
ガソリンへの支出で並べ替えると鳥取県が107,406で最も高く、開きは4.93倍になります。
主指標で1位の長野県はガソリンへの支出では7位、ガソリンへの支出で1位の鳥取県は主指標では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 1世帯当たりの自動車整備費への支出(円) | 地方 | ガソリンへの支出 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 長野県 | 50154 | 中部 | 100243 |
| 2 | 鳥取県 | 46500 | 中国 | 107406 |
| 3 | 群馬県 | 45188 | 関東 | 102136 |
| 4 | 福島県 | 41889 | 東北 | 91626 |
| 5 | 富山県 | 41522 | 中部 | 101587 |
| 6 | 栃木県 | 41112 | 関東 | 99142 |
| 7 | 山形県 | 40438 | 東北 | 93561 |
| 8 | 岩手県 | 40214 | 東北 | 89968 |
| 9 | 岐阜県 | 39775 | 中部 | 90615 |
| 10 | 三重県 | 38872 | 近畿 | 103794 |
| 11 | 茨城県 | 38431 | 関東 | 98829 |
| 12 | 山梨県 | 37255 | 中部 | 84439 |
| 13 | 島根県 | 35928 | 中国 | 101440 |
| 14 | 秋田県 | 35839 | 東北 | 86280 |
| 15 | 新潟県 | 35493 | 中部 | 87737 |
| 16 | 福井県 | 35334 | 中部 | 87322 |
| 17 | 宮崎県 | 34551 | 九州 | 83046 |
| 18 | 石川県 | 33940 | 中部 | 94862 |
| 19 | 山口県 | 31657 | 中国 | 105987 |
| 20 | 千葉県 | 31438 | 関東 | 52822 |
| 21 | 広島県 | 31230 | 中国 | 65904 |
| 22 | 香川県 | 30972 | 四国 | 83355 |
| 23 | 鹿児島県 | 30100 | 九州 | 89725 |
| 24 | 静岡県 | 29954 | 中部 | 71219 |
| 25 | 佐賀県 | 29882 | 九州 | 85716 |
| 26 | 奈良県 | 29463 | 近畿 | 58288 |
| 27 | 宮城県 | 29385 | 東北 | 68429 |
| 28 | 熊本県 | 29313 | 九州 | 80701 |
| 29 | 大分県 | 29162 | 九州 | 90904 |
| 30 | 滋賀県 | 28315 | 近畿 | 66014 |
| 31 | 愛知県 | 27514 | 中部 | 59621 |
| 32 | 青森県 | 26724 | 東北 | 74769 |
| 33 | 徳島県 | 26593 | 四国 | 85429 |
| 34 | 福岡県 | 26555 | 九州 | 65587 |
| 35 | 岡山県 | 26132 | 中国 | 73262 |
| 36 | 埼玉県 | 24993 | 関東 | 40081 |
| 37 | 東京都 | 24348 | 関東 | 21767 |
| 38 | 長崎県 | 24274 | 九州 | 58796 |
| 39 | 北海道 | 24002 | 北海道 | 59512 |
| 40 | 愛媛県 | 23465 | 四国 | 60809 |
| 41 | 神奈川県 | 23242 | 関東 | 40754 |
| 42 | 和歌山県 | 23056 | 近畿 | 62476 |
| 43 | 兵庫県 | 19221 | 近畿 | 38217 |
| 44 | 京都府 | 18602 | 近畿 | 38695 |
| 45 | 沖縄県 | 18550 | 九州 | 59379 |
| 46 | 高知県 | 18162 | 四国 | 88332 |
| 47 | 大阪府 | 13351 | 近畿 | 25102 |
自動車整備費が多い上位5県
自動車整備費が多い上位5県です。
長野県は50,154円、鳥取県は46,500円、群馬県は45,188円でした。
1位と2位の差は3,654円です。
4位は福島県で41,889円、5位は富山県で41,522円。
上位5はいずれも47都道府県の平均31,108円を上回りました。
1位の長野県は平均を19,046円上回りました。
中央値の29,954円と比べると20,200円高く、平均に対する比では1.61倍にあたります。
6位以下は栃木県で41,112円、山形県で40,438円、岩手県で40,214円と続きました。
2位と3位の差は1,312円、3位と4位の差は3,299円。
上位のなかでも順位が近いほど差は小さく、5位と8位の間は1,308円でした。
1位から5位までの幅は8,632円、1位から8位までの幅は9,940円でした。
上位のなかでも順位が下がるにつれて差は緩やかになります。
長野県はガソリンへの支出でも7位に入っています。
全国の値は31,108円で、上位5はいずれもこれを上回りました。
1位は長野県の5万154円。
車社会の県が上位に並びます。
車社会の家計が見えます
この分布の背景を、ここから考えてみます。
1世帯が1年間に自動車整備費へ使う金額の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
ガソリンへの支出で並べ替えると、順位が変わります。
1位は鳥取県の107,406、2位は山口県の105,987、3位は三重県の103,794。
4位以下は群馬県、富山県と続きます。
逆に下位は大阪府が25,102、東京都が21,767。
鳥取県と東京都では4.93倍の開きです。
通勤定期代が首都圏に集中するのと裏返しに、自動車整備費は地方で大きくなります。
移動にかかるお金の形が入れかわります。
1世帯あたり年5万円という金額は、車を持つ暮らしの固定費の重さを物語ります。
当サイトの通勤定期代の記事と並べて読むと、この対比がはっきりします。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が36,771円で最も高く、北海道が24,002円で最も低くなります。
東北6県35,748円と中国5県34,289円がそれに続きました。
同じ指標でも、実数で見るか率で見るかで並びは変わります。
どちらか一方だけを見て県の姿を決めつけないことが大切です。
実数で見ると順位は変わる
自動車整備費が少ない下位5府県
自動車整備費が少ない下位5府県です。
47位の大阪府は13,351円、46位の高知県は18,162円、45位の沖縄県は18,550円でした。
1位の長野県とは36,803円の差があります。
44位は京都府で18,602円、43位は兵庫県で19,221円、42位は和歌山県で23,056円と続きます。
最も少ない大阪府は1万3,351円。
1位と47位の差は3.8倍です。
47都道府県の中央値は29,954円、平均は31,108円です。
47位の大阪府は平均を17,757円下回りました。
47位の大阪府は1位の長野県の26.6パーセントにあたる水準で、倍率にすると3.76倍の開きです。
46位との差は4,811円、45位との差は5,199円。
下位のほうは差が詰まっており、47位と42位の間でも9,705円しかありません。
下位5県はいずれも47都道府県の平均31,108円を下回りました。
47位から43位までの幅は5,870円です。
大阪府はガソリンへの支出では46位です。
全国の値は31,108円なので、47位はこれを17,757円下回っています。
地方別に見る
自動車整備費は、車社会の地方で多くなります。
地方ごとに県の平均を出すと、中部9県が36,771円で最も高くなります。
次いで東北6県が35,748円、中国5県が34,289円、関東7都県が32,679円と続きました。
低いほうは九州・沖縄8県が27,798円、四国4県が24,798円、近畿7府県が24,411円、北海道が24,002円でした。
最も高い中部9県と最も低い北海道の差は12,769円です。
ガソリンへの支出で見ると中国5県が最も高く、近畿7府県が最も低くなりました。
このグラフについての豆知識
車を持つコスト
自動車整備費への支出は全国平均で年3万1,108円。
車検は2年に1度ですが、平均すると毎年これだけかかっています。
ガソリン代や保険料、駐車場代を足せば、車の維持費は家計の大きな柱になります。
県庁所在市の数字であること
家計調査の品目別のデータは、各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で集められています。
県全体の平均ではないので、県内でも地域によって事情は違うはずです。
1年ごとの数字は標本のばらつきで動くため、この記事では2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算しました。
対象は二人以上の世帯です。
ひとり暮らしの世帯は含まれていません。
数字の散らばり
1位の長野県は50,154円、47位の大阪府は13,351円。
差は36,803円、倍率にすると3.76倍です。
中央値は29,954円、平均は31,108円でした。
平均と中央値がどれだけ離れているかを見ると、一部の都道府県が全体を引っぱっているかどうかが分かります。
この指標では1,154円の差でした。
ガソリンへの支出で並べ替えると開きは4.93倍になります。
2つの見方を突き合わせると、順位の意味がはっきりします。
順位の並びがにている記事
この1世帯が1年間に自動車整備費へ使う金額の並びに近い記事を、全記事の順位から機械で洗い出しました。
並びが最も重なったのは【義務の自賠責保険にいくら】平均年7,314円、台数がそのまま出るで、相関は0.83です。
正反対だったのは【第3次産業で働く人の割合】全国73.4%、上下の差が1.35倍しかない珍しい指標で、相関は-0.71です。
順位が近いことと、原因がつながっていることは別の話です。
それでも、見くらべると気づくことがあります。
地方のなかで見た1世帯当たりの自動車整備費への支出
| 地方 | 最も多い(円) | 最も少ない(円) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 41889 | 青森県 26724 |
| 関東 | 群馬県 45188 | 神奈川県 23242 |
| 中部 | 長野県 50154 | 愛知県 27514 |
| 近畿 | 三重県 38872 | 大阪府 13351 |
| 中国 | 鳥取県 46500 | 岡山県 26132 |
| 四国 | 香川県 30972 | 高知県 18162 |
| 九州 | 宮崎県 34551 | 沖縄県 18550 |
まとめ
1世帯が1年間に自動車整備費へ使う金額を47都道府県で比べると、最も高い長野県で50,154円、最も低い大阪府で13,351円でした。
その差は36,803円、倍率にすると3.76倍です。
47都道府県の中央値は29,954円、平均は31,108円でした。
全国の値は31,108円です。
ガソリンへの支出で並べ替えると開きは4.93倍になり、主指標で1位の長野県はその見方では7位に位置します。
1世帯が1年間に自動車整備費へ使う金額の数字には、但し書きが3つつきます。
1つ目は、県庁所在市で調べた数字であること。
2つ目は、車を持たない世帯も含む平均であること。
3つ目は2025年の数字であることです。
ガソリンへの支出では鳥取県が107,406で最も高く、主指標で1位の長野県はこの見方では7位でした。
地方ごとの平均では中部9県が36,771円で最も高く、北海道が24,002円で最も低くなりました。
通勤定期代やガソリンへの支出を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 家計調査(二人以上の世帯、品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング)
- 調査年: 2023年〜2025年平均
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html
- 備考: 車検や点検、修理など自動車整備費への支出。数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
注記: 車検や点検、修理など自動車整備費への支出。
数値は各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)で調査された二人以上の世帯の平均であり、県全体の平均ではない。
2023年から2025年の3か年平均を当サイトで計算した
