【1か月の保健医療費】平均1万2,002円、1.74倍

【1か月の保健医療費】平均1万2,002円、1.74倍

医薬品や診察代など保健医療にかけるお金は、47都道府県の平均で1か月12,002円。
窓口で払う自己負担分です。
47都道府県で比べます。

使うのは総務省統計局の全国家計構造調査、2024年の数字。

奈良県が15,424円で1位。
47都道府県の平均は12,002円、中央値は12,069円です。
1位と47位の差は1.74倍、消費支出に占める割合で見ると1.58倍でした。

47都道府県の単純平均

12,002円

1か月の保健医療費(2024年)

最も多い 奈良県

15,424円

最も少ない 高知県

8,861円

地図で見る

1か月の保健医療費(2024年)
1か月の保健医療費(2024年) 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(総務省統計局)をもとに作成。単位は円。 北海道 10,833円青森 10,340円岩手 12,285円宮城 13,375円秋田 12,866円山形 13,826円福島 12,032円茨城 13,196円栃木 11,341円群馬 15,067円埼玉 12,802円千葉 12,632円東京 13,006円神奈川 13,584円新潟 12,295円富山 12,787円石川 10,419円福井 12,215円山梨 11,728円長野 11,871円岐阜 12,069円静岡 12,989円愛知 11,717円三重 11,443円滋賀 12,197円京都 12,063円大阪 12,366円兵庫 12,207円奈良 15,424円和歌山 11,480円鳥取 11,818円島根 11,390円岡山 13,127円広島 11,839円山口 10,221円徳島 13,253円香川 12,152円愛媛 10,851円高知 8,861円福岡 10,723円佐賀 11,197円長崎 11,717円熊本 12,237円大分 12,092円宮崎 9,897円鹿児島 11,204円沖縄 9,051円
1か月の保健医療費(円)
1か月の保健医療費(2024年)
項目1か月の保健医療費
北海道10,833円
青森県10,340円
岩手県12,285円
宮城県13,375円
秋田県12,866円
山形県13,826円
福島県12,032円
茨城県13,196円
栃木県11,341円
群馬県15,067円
埼玉県12,802円
千葉県12,632円
東京都13,006円
神奈川県13,584円
新潟県12,295円
富山県12,787円
石川県10,419円
福井県12,215円
山梨県11,728円
長野県11,871円
岐阜県12,069円
静岡県12,989円
愛知県11,717円
三重県11,443円
滋賀県12,197円
京都府12,063円
大阪府12,366円
兵庫県12,207円
奈良県15,424円
和歌山県11,480円
鳥取県11,818円
島根県11,390円
岡山県13,127円
広島県11,839円
山口県10,221円
徳島県13,253円
香川県12,152円
愛媛県10,851円
高知県8,861円
福岡県10,723円
佐賀県11,197円
長崎県11,717円
熊本県12,237円
大分県12,092円
宮崎県9,897円
鹿児島県11,204円
沖縄県9,051円

日本地図で見ると、色が濃く出るのは奈良県です。
次いで群馬県、山形県、神奈川県、宮城県が続きます。
淡いのは高知県、沖縄県、宮崎県でした。

47都道府県の平均は12,002円、中央値は12,069円です。
奈良県の15,424円は平均の1.29倍にあたります。

1位と47位で1.74倍の開きがありました。
金額の差は月あたり6,563円です。

消費支出に占める割合で見ると奈良県が5.94パーセントで最も高く、開きは1.58倍になります。

金額1位の奈良県は割合では1位、割合1位の奈良県は金額では1位でした。

順位都道府県1か月の保健医療費(円)地方消費支出に占める割合
1奈良県15424近畿5.94
2群馬県15067関東5.68
3山形県13826東北5.4
4神奈川県13584関東5.09
5宮城県13375東北5.35
6徳島県13253四国5.52
7茨城県13196関東4.86
8岡山県13127中国5.59
9東京都13006関東4.95
10静岡県12989中部5.08
11秋田県12866東北5.36
12埼玉県12802関東5.07
13富山県12787中部4.49
14千葉県12632関東4.61
15大阪府12366近畿5.08
16新潟県12295中部4.73
17岩手県12285東北4.86
18熊本県12237九州5.21
19福井県12215中部4.59
20兵庫県12207近畿4.78
21滋賀県12197近畿4.33
22香川県12152四国5.16
23大分県12092九州5.01
24岐阜県12069中部4.7
25京都府12063近畿5.02
26福島県12032東北4.72
27長野県11871中部4.52
28広島県11839中国4.62
29鳥取県11818中国4.22
30山梨県11728中部4.52
31愛知県11717中部4.6
31長崎県11717九州4.96
33和歌山県11480近畿5.26
34三重県11443近畿4.93
35島根県11390中国4.34
36栃木県11341関東4.4
37鹿児島県11204九州5.04
38佐賀県11197九州4.92
39愛媛県10851四国4.86
40北海道10833北海道4.79
41福岡県10723九州4.83
42石川県10419中部3.75
43青森県10340東北4.93
44山口県10221中国4.3
45宮崎県9897九州4.64
46沖縄県9051九州4.23
47高知県8861四国4
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

保健医療費が多い上位5県

上位5都道府県の1か月の保健医療費
上位5都道府県の1か月の保健医療費 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 02,0004,0006,0008,00010,00012,00014,000奈良県: 15,424円15,424円群馬県: 15,067円15,067円山形県: 13,826円13,826円神奈川県: 13,584円13,584円宮城県: 13,375円13,375円奈良県群馬県山形県神奈川県宮城県
上位5都道府県の1か月の保健医療費
項目1か月の保健医療費
奈良県15,424円
群馬県15,067円
山形県13,826円
神奈川県13,584円
宮城県13,375円
下位5都道府県の1か月の保健医療費
下位5都道府県の1か月の保健医療費 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 02,0004,0006,0008,00010,000高知県: 8,861円8,861円沖縄県: 9,051円9,051円宮崎県: 9,897円9,897円山口県: 10,221円10,221円青森県: 10,340円10,340円高知県沖縄県宮崎県山口県青森県
下位5都道府県の1か月の保健医療費
項目1か月の保健医療費
高知県8,861円
沖縄県9,051円
宮崎県9,897円
山口県10,221円
青森県10,340円

保健医療費が多い上位5県です。

奈良県は15,424円、群馬県は15,067円、山形県は13,826円でした。
奈良県は2位の群馬県の1.02倍です。

4位は神奈川県で13,584円、5位は宮城県で13,375円。
6位以下は徳島県、茨城県、岡山県と続きました。

47都道府県の平均は12,002円、中央値は12,069円です。
1位の奈良県は平均を3,422円上回り、平均の1.29倍にあたります。

2位と3位の差は1,241円、3位と4位の差は242円でした。
上位のなかでも順位ごとの開きは小さく、団子になっています。

1年に直すと、1位の奈良県は185,088円ほどになります。
上位5県の平均は14,255円で、47都道府県の平均を2,253円上回りました。

上位5県のなかでも、1位と5位の差は2,049円あります。
中央値と比べると1位は1.28倍でした。

近畿と北関東の県が上位に並びました。
医療機関にかかる回数が多い地域だと考えられます。

消費支出に占める割合でも同じ県が1位です

ここから先は、1世帯当たりの保健医療費がこう分かれる理由についての見立てです。
ほかの指標と突き合わせて立てた推測で、統計そのものが示している事実ではありません。

消費支出に占める割合で割り直すと、並びが変わります。

1位は奈良県の5.94パーセント、2位は群馬県5.68パーセント、3位は岡山県5.59パーセント。

4位以下は徳島県、山形県と続きます。
逆に割合の下位は高知県4パーセント、石川県3.75パーセント。
奈良県と石川県では1.58倍の開きです。
47都道府県の平均は4.85パーセントでした。

消費支出に占める比率でも、実数と同じ県が首位に立ちます。
医療費は削りにくく、必要な人には必要なだけかかります。

ここに入るのは自己負担分だけです。
保険から支払われる分は含まれないため、実際の医療費とは桁が違います。

当サイトには国民健康保険の給付件数を比べた記事もあります。
給付の多い県と、自己負担の大きい県は必ずしも重なりません。

地方別に県の平均を出すと、関東7都県が13,090円で最も高く、北海道が10,833円で最も低くなります。
東北6県12,454円と近畿7府県12,454円がそれに続きました。

実数で見ると順位は変わる

消費支出に占める割合の上位5都道府県
消費支出に占める割合の上位5都道府県 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年) 012345奈良県: 5.95.9群馬県: 5.75.7岡山県: 5.65.6徳島県: 5.55.5山形県: 5.45.4奈良県群馬県岡山県徳島県山形県
消費支出に占める割合の上位5都道府県
項目消費支出に占める割合
奈良県5.9
群馬県5.7
岡山県5.6
徳島県5.5
山形県5.4

保健医療費が少ない下位5県

保健医療費が少ない下位5県です。

47位の高知県は8,861円、46位の沖縄県は9,051円、45位の宮崎県は9,897円でした。
1位の奈良県とは1.74倍の差があります。

44位は山口県で10,221円、43位は青森県で10,340円、42位は石川県で10,419円と続きます。

下位に並ぶ県では、受診の頻度が低いのかもしれません。
ただし1.74倍と、開きはそれほど大きくありません。

47位の高知県は平均の73.8パーセント、中央値の73.4パーセントにあたります。
平均との差は3,141円でした。

1位と47位の差は月あたり6,563円。
1年に直すと78,756円の開きになります。

46位との差は190円、45位との差は1,036円でした。
下位のほうも順位ごとの差はわずかです。

下位5県の平均は9,674円。
47都道府県の平均を2,328円下回り、上位5県との差は4,581円になります。

このグラフについての豆知識

保健医療費の中身

医薬品、健康保持用摂取品(サプリメントなど)、保健医療用品・器具、保健医療サービス(診察代や入院料)が含まれます。

公的医療保険から支払われる分は含まれず、窓口で払った自己負担分だけが対象です。

家計調査との違い

当サイトには家計調査をもとにした支出の記事もあります。
あちらは各都道府県の県庁所在市(東京都は都区部)を対象にした調査で、県全体の平均ではありません。

この記事で使う全国家計構造調査は、5年に1度、都道府県の全域を対象に行われます。
同じ品目でも数字が違うのはそのためです。

数字の開き

1位の奈良県は15,424円、47位の高知県は8,861円。
両者の間には1.74倍、金額にして月6,563円の開きがあります。

47都道府県の平均は12,002円、中央値は12,069円です。
平均と中央値が近いのは、極端に高い県や低い県が少なく、多くの県が真ん中あたりに集まっているためです。

消費支出に占める割合で見ると奈良県が5.94パーセントで最も高く、平均は4.85パーセント。
開きは1.58倍になります。

順位の並びがにている記事

1世帯当たりの保健医療費とよく似た並びになる記事が、当サイトにあるか探しました。

並びが最も重なったのは【医療サービスへの支出】1か月の平均は6,852円、2.49倍で、相関は0.91です。
正反対だったのは【釣りをする人の割合】海に近ければ多いのか、47都道府県で比べると例外もありましたで、相関は-0.55です。

これは並びが近いというだけで、片方がもう片方を生んでいるという意味ではありません。
地図を2枚ならべてみてください。

地方のなかで見た1か月の保健医療費

地方最も多い(円)最も少ない(円)
東北山形県 13826青森県 10340
関東群馬県 15067栃木県 11341
中部静岡県 12989石川県 10419
近畿奈良県 15424三重県 11443
中国岡山県 13127山口県 10221
四国徳島県 13253高知県 8861
九州熊本県 12237沖縄県 9051
全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)(2024年、総務省統計局)をもとに作成

まとめ

1世帯の保健医療費を47都道府県で比べると、最も高い奈良県で15,424円、最も低い高知県で8,861円でした。
1位と47位の差は1.74倍です。

47都道府県の平均は12,002円、中央値は12,069円。
1位と47位の金額の差は月あたり6,563円、1年で78,756円になります。
消費支出に占める割合で見ると開きは1.58倍でした。

この1世帯当たりの保健医療費の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、自己負担分だけであること。
2つ目は、保険から支払われる分は含まないこと。
3つ目は標本調査なので、細かい項目ほど年による振れが大きいことです。

消費支出に占める割合では奈良県が5.94パーセントで最も高くなりました。

地方別に県の平均を出すと関東7都県が13,090円で最も高く、消費支出に占める割合では東北6県が5.1パーセントで最も高くなりました。
医薬品への支出や国民健康保険の給付件数を比べた記事とあわせて読んでみてください。

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出典

  • 統計名: 全国家計構造調査(1世帯当たり1か月間の収入と支出・都道府県)
  • 調査年: 2024年
  • 公開元: 総務省統計局
  • 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004040009
  • 備考: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210106)。県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

注記: 総世帯のうち全世帯の、1世帯当たり1か月間の平均額(収支項目コード210106)。
県庁所在市を対象とする家計調査とは違い、都道府県の全域が対象。
消費支出に占める割合は同じ調査から計算した参考値

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