図書館に専任として勤める職員は、どれくらいいるのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の社会・人口統計体系、2021年度の数字。
東京都が1,457人で1位。
47都道府県の平均は224.47人、中央値は139人です。
1位と47位の間には27.49倍の開き、人口10万人あたりでは7.2倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
224人
図書館職員数(専任)(2021年)
最も多い 東京都
1,457人
最も少ない 島根県
53人
地図で見る
| 項目 | 図書館職員数(専任) |
|---|---|
| 北海道 | 407人 |
| 青森県 | 101人 |
| 岩手県 | 109人 |
| 宮城県 | 191人 |
| 秋田県 | 82人 |
| 山形県 | 78人 |
| 福島県 | 209人 |
| 茨城県 | 262人 |
| 栃木県 | 119人 |
| 群馬県 | 170人 |
| 埼玉県 | 657人 |
| 千葉県 | 599人 |
| 東京都 | 1,457人 |
| 神奈川県 | 749人 |
| 新潟県 | 202人 |
| 富山県 | 122人 |
| 石川県 | 146人 |
| 福井県 | 152人 |
| 山梨県 | 99人 |
| 長野県 | 162人 |
| 岐阜県 | 151人 |
| 静岡県 | 364人 |
| 愛知県 | 440人 |
| 三重県 | 136人 |
| 滋賀県 | 200人 |
| 京都府 | 297人 |
| 大阪府 | 675人 |
| 兵庫県 | 262人 |
| 奈良県 | 132人 |
| 和歌山県 | 75人 |
| 鳥取県 | 61人 |
| 島根県 | 53人 |
| 岡山県 | 151人 |
| 広島県 | 77人 |
| 山口県 | 118人 |
| 徳島県 | 74人 |
| 香川県 | 83人 |
| 愛媛県 | 77人 |
| 高知県 | 86人 |
| 福岡県 | 223人 |
| 佐賀県 | 85人 |
| 長崎県 | 139人 |
| 熊本県 | 91人 |
| 大分県 | 74人 |
| 宮崎県 | 88人 |
| 鹿児島県 | 94人 |
| 沖縄県 | 171人 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、埼玉県、千葉県が続きます。
淡いのは島根県、鳥取県、大分県でした。
47都道府県の平均は224.47人、中央値は139人です。
東京都の1,457人は平均の6.5倍にあたります。
上位3で27.3パーセント、1位と47位で27.49倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと福井県が20.57人で最も多く、開きは7.2倍になります。
実数1位の東京都は人数あたりでは15位、人数あたり1位の福井県は実数では20位でした。
| 順位 | 都道府県 | 図書館職員数(専任)(人) | 地方 | 人口10万人あたりの図書館職員数(専任) |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 1457 | 関東 | 10.28 |
| 2 | 神奈川県 | 749 | 関東 | 8.12 |
| 3 | 大阪府 | 675 | 近畿 | 7.71 |
| 4 | 埼玉県 | 657 | 関東 | 8.96 |
| 5 | 千葉県 | 599 | 関東 | 9.58 |
| 6 | 愛知県 | 440 | 中部 | 5.9 |
| 7 | 北海道 | 407 | 北海道 | 8.07 |
| 8 | 静岡県 | 364 | 中部 | 10.32 |
| 9 | 京都府 | 297 | 近畿 | 11.79 |
| 10 | 茨城県 | 262 | 関東 | 9.34 |
| 10 | 兵庫県 | 262 | 近畿 | 4.91 |
| 12 | 福岡県 | 223 | 九州 | 4.38 |
| 13 | 福島県 | 209 | 東北 | 11.99 |
| 14 | 新潟県 | 202 | 中部 | 9.62 |
| 15 | 滋賀県 | 200 | 近畿 | 14.27 |
| 16 | 宮城県 | 191 | 東北 | 8.5 |
| 17 | 沖縄県 | 171 | 九州 | 11.66 |
| 18 | 群馬県 | 170 | 関東 | 8.99 |
| 19 | 長野県 | 162 | 中部 | 8.15 |
| 20 | 福井県 | 152 | 中部 | 20.57 |
| 21 | 岡山県 | 151 | 中国 | 8.25 |
| 21 | 岐阜県 | 151 | 中部 | 7.88 |
| 23 | 石川県 | 146 | 中部 | 13.3 |
| 24 | 長崎県 | 139 | 九州 | 11.1 |
| 25 | 三重県 | 136 | 近畿 | 7.95 |
| 26 | 奈良県 | 132 | 近畿 | 10.27 |
| 27 | 富山県 | 122 | 中部 | 12.24 |
| 28 | 栃木県 | 119 | 関東 | 6.31 |
| 29 | 山口県 | 118 | 中国 | 9.21 |
| 30 | 岩手県 | 109 | 東北 | 9.52 |
| 31 | 青森県 | 101 | 東北 | 8.67 |
| 32 | 山梨県 | 99 | 中部 | 12.52 |
| 33 | 鹿児島県 | 94 | 九州 | 6.14 |
| 34 | 熊本県 | 91 | 九州 | 5.36 |
| 35 | 宮崎県 | 88 | 九州 | 8.52 |
| 36 | 高知県 | 86 | 四国 | 13.11 |
| 37 | 佐賀県 | 85 | 九州 | 10.79 |
| 38 | 香川県 | 83 | 四国 | 9.05 |
| 39 | 秋田県 | 82 | 東北 | 9.14 |
| 40 | 山形県 | 78 | 東北 | 7.72 |
| 41 | 愛媛県 | 77 | 四国 | 6.03 |
| 41 | 広島県 | 77 | 中国 | 2.84 |
| 43 | 和歌山県 | 75 | 近畿 | 8.52 |
| 44 | 大分県 | 74 | 九州 | 6.82 |
| 44 | 徳島県 | 74 | 四国 | 10.8 |
| 46 | 鳥取県 | 61 | 中国 | 11.49 |
| 47 | 島根県 | 53 | 中国 | 8.26 |
専任職員が多い上位5都道府県
専任職員が多い上位5都道府県です。
東京都は1,457人、神奈川県は749人、大阪府は675人でした。
東京都は2位の神奈川県の1.945倍です。
4位は埼玉県で657人、5位は千葉県で599人。
上位5で全国の39.2パーセント、上位3で27.3パーセント、上位10で56パーセントでした。
1位だけで13.8パーセントを占めます。
47都道府県の平均は224.47人なので、1位は平均の6.5倍。
中央値の139人と比べると10.5倍にあたります。
6位以下は愛知県で440人、北海道で407人、静岡県で364人と続きました。
2位と3位の差は74人、3位と4位の差は18人でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の60.8パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると2,206人。
これだけで全国の20.9パーセントにあたります。
人口の多い都道府県が上位を占めました。
人口10万人あたりでは山梨県が1位です
この分布の背景を、ここから考えてみます。
図書館の専任職員の数の統計が答えを持っているわけではないので、以下はほかの数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は福井県の20.57人、2位は滋賀県14.27人、3位は石川県13.3人。
4位以下は高知県、山梨県と続きます。
逆に人口あたりの下位は福岡県4.38人、広島県2.84人。
福井県と広島県では7.2倍の開きです。
人口10万人あたりでは山梨県が1位です。
実数1位の都は人口あたりでは順位を落とします。
図書館の窓口やレファレンスは、非常勤の職員が担っていることが多くあります。
専任の数を見ると、その館がどれだけ人を置けているかが分かります。
当サイトの専任司書と非常勤司書の記事と並べると、その差がはっきりします。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、中部9県が11.17人で最も多く、中国5県が8.01人で最も少なくなります。
四国4県9.75人と近畿7府県9.35人がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
専任職員が少ない下位5県
専任職員が少ない下位5県です。
47位の島根県は53人、46位の鳥取県は61人、45位の大分県は74人でした。
1位の東京都とは27.49倍の差があります。
44位は徳島県で74人、43位は和歌山県で75人、42位は愛媛県で77人と続きます。
専任の割合は、自治体の考え方によって大きく変わります。
47都道府県の中央値は139人。
平均は224.47人なので、平均が中央値の1.6倍です。
47位の島根県は平均の23.6パーセント、中央値の38.1パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の3.2パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで13.8パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の島根県は、1位の東京都の3.64パーセントにあたる水準です。
46位との差は8人、45位との差は21人でした。
1位の東京都と47位の島根県の間には1,404人の開きがあります。
このグラフについての豆知識
司書とそれ以外
この記事の数字には、司書の資格を持つ人も持たない人も入っています。
事務や施設の管理を担う職員もふくまれます。
資格を持つ人だけを見たい場合は、司書の記事のほうを参照してください。
社会・人口統計体系という統計
社会・人口統計体系は、いろいろな調査の結果を都道府県ごとにまとめ直したデータ集です。
もとの統計はそれぞれ別で、この記事の数字も社会教育調査や旅券統計などから来ています。
調査によって年がちがうので、記事ごとに調査年を確かめて読むことが大切です。
数字の開き
1位の東京都は1,457人、47位の島根県は53人。
両者の間には27.49倍の開きがあります。
上位3で全国の27.3パーセント、上位10で56パーセントを占めます。
中央値は139人、平均は224.47人です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと7.2倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
図書館の専任職員の数の順位を、当サイトの全記事の並びと突き合わせてみました。
いちばん近かったのは【図書館の職員】全国4万3,859人、実数も人口あたりも同じ都で、順位相関は0.89でした。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.77です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た図書館職員数(専任)
| 地方 | 最も多い(人) | 最も少ない(人) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 209 | 山形県 78 |
| 関東 | 東京都 1457 | 栃木県 119 |
| 中部 | 愛知県 440 | 山梨県 99 |
| 近畿 | 大阪府 675 | 和歌山県 75 |
| 中国 | 岡山県 151 | 島根県 53 |
| 四国 | 高知県 86 | 徳島県 74 |
| 九州 | 福岡県 223 | 大分県 74 |
まとめ
図書館の専任職員の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,457人、最も少ない島根県で53人でした。
1位と47位の間には27.49倍の開きがあります。
上位3で全国の27.3パーセント、上位10で56パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は139人、平均は224.47人でした。
人口10万人あたりに直すと7.2倍の開きになります。
図書館の専任職員の数を読み取るうえで、確かめておきたいことが3つあります。
1つ目は、兼任や非常勤は含まないこと。
2つ目は、司書以外の職員もふくむこと。
3つ目は2021年の数字であることです。
人口10万人あたりでは福井県が20.57人で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは15位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の38パーセントで最多、人口10万人あたりでは中部9県が11.17人で最多でした。
専任司書や非常勤司書の記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会・人口統計体系(都道府県データ 基礎データ)
- 調査年: 2021年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0000010107
- 備考: 図書館に専任として勤める職員の数。司書のほか事務の職員もふくむ。兼任や非常勤は含まない。人口10万人あたりの図書館職員数(専任)は総人口で割った参考値
注記: 図書館に専任として勤める職員の数。
司書のほか事務の職員もふくむ。
兼任や非常勤は含まない。
人口10万人あたりの図書館職員数(専任)は総人口で割った参考値
