劇場・音楽堂等とは、ホールを持ち、演劇や音楽の公演を行うために建てられた施設のことです。
1年でどれくらいの公演が開かれているのでしょうか。
47都道府県で比べます。
使うのは文部科学省の社会教育調査、2014年度の1年間の数字。
東京都が1,862件で1位。
47都道府県の平均は430.2件、中央値は316件です。
1位と47位の間には27.4倍の開き、人口10万人あたりでは5.1倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
430件
劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数(平成26年度間(2014年度))
最も多い 東京都
1,862件
最も少ない 鳥取県
68件
公演が多い上位5都府県
公演が多い上位5都府県です。
東京都は1,862件、神奈川県は1,457件、大阪府は1,274件でした。
東京都は2位の神奈川県の1.28倍です。
4位は兵庫県で993件、5位は埼玉県で975件。
上位5で全国の32.5パーセント、上位3で22.7パーセント、上位10で50.2パーセントでした。
1位だけで9.2パーセントを占めます。
47都道府県の平均は430.2件なので、1位は平均の4.3倍。
中央値の316件と比べると5.9倍にあたります。
6位以下は愛知県で835件、鹿児島県で800件、広島県で665件と続きました。
2位と3位の差は183件、3位と4位の差は281件でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の67.5パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると3,319件。
これだけで全国の16.4パーセントにあたります。
人口の多い都府県が上位を占めました。
人口10万人あたりでは鹿児島県が1位です
ここからは統計を離れて、劇場・音楽堂の公演の数の背景を推測します。
確かめられた事実ではなく、ほかの数字と並べて考えた見立てとして読んでください。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は鹿児島県の52.22件、2位は山梨県40.08件、3位は滋賀県39.23件。
4位以下は愛媛県、新潟県と続きます。
逆に人口あたりの下位は千葉県10.25件、北海道10.21件。
鹿児島県と北海道では5.1倍の開きです。
人口10万人あたりでは鹿児島県が1位です。
実数1位の都は人口あたりでは順位を落とします。
公演には、外から劇団や楽団を呼ぶものと、地元の団体が発表するものがあります。
人口の多い都市ほど大きな公演を打ちやすくなりますが、館ごとの企画力も数を左右します。
当サイトの劇場・音楽堂の数の記事と並べると、1館あたりの公演数が見えてきます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、四国4県が22.27件で最も多く、北海道が10.21件で最も少なくなります。
中国5県19.86件と九州・沖縄8県18.29件がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
公演が少ない下位5県
公演が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は68件、46位の高知県は73件、45位の徳島県は78件でした。
1位の東京都とは27.4倍の差があります。
44位は佐賀県で91件、43位は秋田県で100件、42位は和歌山県で105件と続きます。
公演を打つには、客が集まる見込みと運営する人が要ります。
47都道府県の中央値は316件。
平均は430.2件なので、平均が中央値の1.4倍です。
47位の鳥取県は平均の15.8パーセント、中央値の21.5パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の2.0パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで9.2パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の3.65パーセントにあたる水準です。
46位との差は5件、45位との差は10件でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には1,794件の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数 |
|---|---|
| 北海道 | 515件 |
| 青森県 | 151件 |
| 岩手県 | 247件 |
| 宮城県 | 249件 |
| 秋田県 | 100件 |
| 山形県 | 210件 |
| 福島県 | 486件 |
| 茨城県 | 392件 |
| 栃木県 | 346件 |
| 群馬県 | 418件 |
| 埼玉県 | 975件 |
| 千葉県 | 641件 |
| 東京都 | 1,862件 |
| 神奈川県 | 1,457件 |
| 新潟県 | 651件 |
| 富山県 | 247件 |
| 石川県 | 301件 |
| 福井県 | 157件 |
| 山梨県 | 317件 |
| 長野県 | 433件 |
| 岐阜県 | 316件 |
| 静岡県 | 393件 |
| 愛知県 | 835件 |
| 三重県 | 381件 |
| 滋賀県 | 550件 |
| 京都府 | 275件 |
| 大阪府 | 1,274件 |
| 兵庫県 | 993件 |
| 奈良県 | 213件 |
| 和歌山県 | 105件 |
| 鳥取県 | 68件 |
| 島根県 | 115件 |
| 岡山県 | 225件 |
| 広島県 | 665件 |
| 山口県 | 317件 |
| 徳島県 | 78件 |
| 香川県 | 148件 |
| 愛媛県 | 488件 |
| 高知県 | 73件 |
| 福岡県 | 639件 |
| 佐賀県 | 91件 |
| 長崎県 | 196件 |
| 熊本県 | 276件 |
| 大分県 | 151件 |
| 宮崎県 | 232件 |
| 鹿児島県 | 800件 |
| 沖縄県 | 166件 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、大阪府、兵庫県、埼玉県が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、徳島県でした。
47都道府県の平均は430.2件、中央値は316件です。
東京都の1,862件は平均の4.3倍にあたります。
上位3で22.7パーセント、1位と47位で27.4倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと鹿児島県が52.22件で最も多く、開きは5.1倍になります。
実数1位の東京都は人数あたりでは31位、人数あたり1位の鹿児島県は実数では7位でした。
| 順位 | 都道府県 | 劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数(件) | 地方 | 人口10万人あたりの劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 1862 | 関東 | 13.13 |
| 2 | 神奈川県 | 1457 | 関東 | 15.79 |
| 3 | 大阪府 | 1274 | 近畿 | 14.55 |
| 4 | 兵庫県 | 993 | 近畿 | 18.61 |
| 5 | 埼玉県 | 975 | 関東 | 13.3 |
| 6 | 愛知県 | 835 | 中部 | 11.19 |
| 7 | 鹿児島県 | 800 | 九州 | 52.22 |
| 8 | 広島県 | 665 | 中国 | 24.5 |
| 9 | 新潟県 | 651 | 中部 | 31.01 |
| 10 | 千葉県 | 641 | 関東 | 10.25 |
| 11 | 福岡県 | 639 | 九州 | 12.55 |
| 12 | 滋賀県 | 550 | 近畿 | 39.23 |
| 13 | 北海道 | 515 | 北海道 | 10.21 |
| 14 | 愛媛県 | 488 | 四国 | 38.24 |
| 15 | 福島県 | 486 | 東北 | 27.88 |
| 16 | 長野県 | 433 | 中部 | 21.79 |
| 17 | 群馬県 | 418 | 関東 | 22.12 |
| 18 | 静岡県 | 393 | 中部 | 11.14 |
| 19 | 茨城県 | 392 | 関東 | 13.97 |
| 20 | 三重県 | 381 | 近畿 | 22.27 |
| 21 | 栃木県 | 346 | 関東 | 18.36 |
| 22 | 山口県 | 317 | 中国 | 24.75 |
| 22 | 山梨県 | 317 | 中部 | 40.08 |
| 24 | 岐阜県 | 316 | 中部 | 16.49 |
| 25 | 石川県 | 301 | 中部 | 27.41 |
| 26 | 熊本県 | 276 | 九州 | 16.26 |
| 27 | 京都府 | 275 | 近畿 | 10.91 |
| 28 | 宮城県 | 249 | 東北 | 11.08 |
| 29 | 岩手県 | 247 | 東北 | 21.57 |
| 29 | 富山県 | 247 | 中部 | 24.77 |
| 31 | 宮崎県 | 232 | 九州 | 22.46 |
| 32 | 岡山県 | 225 | 中国 | 12.29 |
| 33 | 奈良県 | 213 | 近畿 | 16.58 |
| 34 | 山形県 | 210 | 東北 | 20.77 |
| 35 | 長崎県 | 196 | 九州 | 15.65 |
| 36 | 沖縄県 | 166 | 九州 | 11.32 |
| 37 | 福井県 | 157 | 中部 | 21.24 |
| 38 | 青森県 | 151 | 東北 | 12.96 |
| 38 | 大分県 | 151 | 九州 | 13.92 |
| 40 | 香川県 | 148 | 四国 | 16.14 |
| 41 | 島根県 | 115 | 中国 | 17.91 |
| 42 | 和歌山県 | 105 | 近畿 | 11.93 |
| 43 | 秋田県 | 100 | 東北 | 11.15 |
| 44 | 佐賀県 | 91 | 九州 | 11.55 |
| 45 | 徳島県 | 78 | 四国 | 11.39 |
| 46 | 高知県 | 73 | 四国 | 11.13 |
| 47 | 鳥取県 | 68 | 中国 | 12.81 |
このグラフについての豆知識
ホールの使われ方
公立のホールは、外部から呼ぶ公演だけでなく、地元の合唱団や吹奏楽団の発表の場にもなっています。
学校の音楽会に使われることもあります。
この数字は舞台芸術・芸術公演として数えられたものです。
社会教育調査という統計
社会教育調査は、図書館や博物館、体育施設など学校の外にある学びの場を全国分まとめた統計です。
3年ごとに行われ、e-Statのデータベースに収められているのは2015年度の調査までです。
施設の数は調査時点のもので、そのあと新しくできた施設や閉じた施設は反映されていません。
数字の開き
1位の東京都は1,862件、47位の鳥取県は68件。
両者の間には27.4倍の開きがあります。
上位3で全国の22.7パーセント、上位10で50.2パーセントを占めます。
中央値は316件、平均は430.2件です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと5.1倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
劇場・音楽堂の公演の数の並びと似ている記事、そして正反対の記事を挙げます。
最も似ていたのは【公演を見に劇場・音楽堂へ】1年でおよそ1,251万人(順位相関0.91)です。
最も食い違ったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較(順位相関-0.71)でした。
相関は因果ではないので、関係があると決めつけることはできません。
見くらべる手がかりとして使ってください。
地方のなかで見た劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数
| 地方 | 最も多い(件) | 最も少ない(件) |
|---|---|---|
| 東北 | 福島県 486 | 秋田県 100 |
| 関東 | 東京都 1862 | 栃木県 346 |
| 中部 | 愛知県 835 | 福井県 157 |
| 近畿 | 大阪府 1274 | 和歌山県 105 |
| 中国 | 広島県 665 | 鳥取県 68 |
| 四国 | 愛媛県 488 | 高知県 73 |
| 九州 | 鹿児島県 800 | 佐賀県 91 |
まとめ
劇場・音楽堂の公演の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で1,862件、最も少ない鳥取県で68件でした。
1位と47位の間には27.4倍の開きがあります。
上位3で全国の22.7パーセント、上位10で50.2パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は316件、平均は430.2件でした。
人口10万人あたりに直すと5.1倍の開きになります。
劇場・音楽堂の公演の数をどう数えているかについて、3つ補っておきます。
1つ目は、ホールでの公演だけを数えていること。
2つ目は、公演の規模までは分からないこと。
3つ目は2014年の数字であることです。
人口10万人あたりでは鹿児島県が52.22件で最多。
実数1位の東京都は人数あたりでは31位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の30.1パーセントで最多、人口10万人あたりでは四国4県が22.27件で最多でした。
劇場・音楽堂の観客数や施設数を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 社会教育調査
- 調査年: 平成26年度間(2014年度)
- 公開元: 文部科学省
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0003348993
- 備考: 2014年度に劇場・音楽堂等のホールで開かれた舞台芸術・芸術公演の件数。人口10万人あたりの劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数は2024年の総人口で割った参考値
注記: 2014年度に劇場・音楽堂等のホールで開かれた舞台芸術・芸術公演の件数。
人口10万人あたりの劇場・音楽堂等の舞台芸術・芸術公演の実施件数は2024年の総人口で割った参考値
