家計を支える人の通勤時間が1時間以上1時間30分未満だった世帯は、全国で2,496,400世帯。
47都道府県で比べます。
使うのは総務省統計局の住宅・土地統計調査、2023年の数字。
東京都が427,000世帯で1位。
47都道府県の平均は53,114.9世帯、中央値は11,400世帯です。
1位と47位の間には237.2倍の開き、人口10万人あたりでは13倍の開きがありました。
47都道府県の単純平均
53,115世帯
通勤1時間〜1時間半未満の世帯数(2023年)
最も多い 東京都
427,000世帯
最も少ない 鳥取県
1,800世帯
通勤1時間超が多い上位5都府県
通勤1時間超が多い上位5都府県です。
東京都は427,000世帯、神奈川県は406,200世帯、埼玉県は301,800世帯でした。
東京都は2位の神奈川県の1.05倍です。
4位は千葉県で257,700世帯、5位は大阪府で202,300世帯。
上位5で全国の63.9パーセント、上位3で45.5パーセント、上位10で81.1パーセントでした。
1位だけで17.1パーセントを占めます。
47都道府県の平均は53,114.9世帯なので、1位は平均の8.0倍。
中央値の11,400世帯と比べると37.5倍にあたります。
6位以下は愛知県で138,200世帯、兵庫県で130,200世帯、福岡県で65,600世帯と続きました。
2位と3位の差は104,400世帯、3位と4位の差は44,100世帯でした。
上位5より下の42都道府県で、全国の36.1パーセントを分け合っています。
1位と2位を合わせると833,200世帯。
これだけで全国の33.4パーセントにあたります。
1位だけで全国の17.1パーセントを占めました。
長距離の通勤が集中する地域です。
人口あたりでは神奈川県が1位です
なぜこういう並びになるのか、ここからは考えてみます。
以下は通勤1時間〜1時間半の世帯の統計から直接読み取れることではなく、別の数字と照らして立てた推測です。
人口10万人あたりで割り直すと、並びが変わります。
1位は神奈川県の4,403.25世帯、2位は千葉県4,122.54世帯、3位は埼玉県4,116.2世帯。
4位以下は奈良県、東京都と続きます。
逆に人口あたりの下位は愛媛県415.36世帯、鳥取県338.98世帯。
神奈川県と鳥取県では13倍の開きです。
人口あたりで上位に来るのは首都圏の県です。
都心に通う人が周辺の県に住むためです。
237倍という差は、通勤圏がどれだけ広いかの差です。
地方では1時間かけて通う必要がありません。
当サイトの県外へ通勤する人を比べた記事とあわせて見ると、通勤圏の広がりがつかめます。
地方別に人口10万人あたりの平均を出すと、関東7都県が3,370世帯で最も多く、四国4県が529.1世帯で最も少なくなります。
近畿7府県2,209.9世帯と中部9県1,189.5世帯がそれに続きました。
実数で見ると順位は変わる
通勤1時間超が少ない下位5県
通勤1時間超が少ない下位5県です。
47位の鳥取県は1,800世帯、46位の高知県は3,000世帯、45位の島根県は3,400世帯でした。
1位の東京都とは237.2倍の差があります。
44位は福井県で3,600世帯、43位は徳島県で4,300世帯、42位は山形県で4,800世帯と続きます。
237.2倍という開きは、この記事で扱う通勤の区分のなかで最も大きいものです。
47都道府県の中央値は11,400世帯。
平均は53,114.9世帯なので、平均が中央値の4.7倍です。
47位の鳥取県は平均の3.4パーセント、中央値の15.8パーセントにあたります。
下位5県を合わせても全国の0.6パーセントにしかなりません。
1位の東京都1つで17.1パーセントを占めるのとは対照的です。
47位の鳥取県は、1位の東京都の0.42パーセントにあたる水準です。
46位との差は1,200世帯、45位との差は1,600世帯でした。
1位の東京都と47位の鳥取県の間には425,200世帯の開きがあります。
地図で見る
| 項目 | 通勤1時間〜1時間半未満の世帯数 |
|---|---|
| 北海道 | 31,500世帯 |
| 青森県 | 7,700世帯 |
| 岩手県 | 7,100世帯 |
| 宮城県 | 25,900世帯 |
| 秋田県 | 5,000世帯 |
| 山形県 | 4,800世帯 |
| 福島県 | 11,200世帯 |
| 茨城県 | 41,000世帯 |
| 栃木県 | 18,000世帯 |
| 群馬県 | 16,500世帯 |
| 埼玉県 | 301,800世帯 |
| 千葉県 | 257,700世帯 |
| 東京都 | 427,000世帯 |
| 神奈川県 | 406,200世帯 |
| 新潟県 | 11,400世帯 |
| 富山県 | 5,000世帯 |
| 石川県 | 5,600世帯 |
| 福井県 | 3,600世帯 |
| 山梨県 | 5,800世帯 |
| 長野県 | 14,000世帯 |
| 岐阜県 | 30,000世帯 |
| 静岡県 | 31,600世帯 |
| 愛知県 | 138,200世帯 |
| 三重県 | 22,600世帯 |
| 滋賀県 | 27,100世帯 |
| 京都府 | 48,900世帯 |
| 大阪府 | 202,300世帯 |
| 兵庫県 | 130,200世帯 |
| 奈良県 | 45,800世帯 |
| 和歌山県 | 6,900世帯 |
| 鳥取県 | 1,800世帯 |
| 島根県 | 3,400世帯 |
| 岡山県 | 16,500世帯 |
| 広島県 | 31,000世帯 |
| 山口県 | 8,300世帯 |
| 徳島県 | 4,300世帯 |
| 香川県 | 6,100世帯 |
| 愛媛県 | 5,300世帯 |
| 高知県 | 3,000世帯 |
| 福岡県 | 65,600世帯 |
| 佐賀県 | 7,700世帯 |
| 長崎県 | 9,700世帯 |
| 熊本県 | 12,500世帯 |
| 大分県 | 7,000世帯 |
| 宮崎県 | 5,000世帯 |
| 鹿児島県 | 11,000世帯 |
| 沖縄県 | 7,800世帯 |
日本地図で見ると、色が濃く出るのは東京都です。
次いで神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府が続きます。
淡いのは鳥取県、高知県、島根県でした。
47都道府県の平均は53,114.9世帯、中央値は11,400世帯です。
東京都の427,000世帯は平均の8.0倍にあたります。
上位3で45.5パーセント、1位と47位で237.2倍の開きがありました。
人口10万人あたりに直すと神奈川県が4,403.25世帯で最も多く、開きは13倍になります。
実数1位の東京都は人口あたりでは5位、人口あたり1位の神奈川県は実数では2位でした。
| 順位 | 都道府県 | 通勤1時間〜1時間半未満の世帯数(世帯) | 地方 | 人口10万人あたりの通勤1時間〜1時間半未満の世帯数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京都 | 427000 | 関東 | 3011.71 |
| 2 | 神奈川県 | 406200 | 関東 | 4403.25 |
| 3 | 埼玉県 | 301800 | 関東 | 4116.2 |
| 4 | 千葉県 | 257700 | 関東 | 4122.54 |
| 5 | 大阪府 | 202300 | 近畿 | 2310.15 |
| 6 | 愛知県 | 138200 | 中部 | 1852.55 |
| 7 | 兵庫県 | 130200 | 近畿 | 2439.57 |
| 8 | 福岡県 | 65600 | 九州 | 1288.3 |
| 9 | 京都府 | 48900 | 近畿 | 1940.48 |
| 10 | 奈良県 | 45800 | 近畿 | 3564.2 |
| 11 | 茨城県 | 41000 | 関東 | 1461.15 |
| 12 | 静岡県 | 31600 | 中部 | 895.95 |
| 13 | 北海道 | 31500 | 北海道 | 624.63 |
| 14 | 広島県 | 31000 | 中国 | 1142.23 |
| 15 | 岐阜県 | 30000 | 中部 | 1565.76 |
| 16 | 滋賀県 | 27100 | 近畿 | 1932.95 |
| 17 | 宮城県 | 25900 | 東北 | 1152.14 |
| 18 | 三重県 | 22600 | 近畿 | 1320.86 |
| 19 | 栃木県 | 18000 | 関東 | 954.91 |
| 20 | 岡山県 | 16500 | 中国 | 901.15 |
| 20 | 群馬県 | 16500 | 関東 | 873.02 |
| 22 | 長野県 | 14000 | 中部 | 704.58 |
| 23 | 熊本県 | 12500 | 九州 | 736.59 |
| 24 | 新潟県 | 11400 | 中部 | 543.12 |
| 25 | 福島県 | 11200 | 東北 | 642.57 |
| 26 | 鹿児島県 | 11000 | 九州 | 718.02 |
| 27 | 長崎県 | 9700 | 九州 | 774.76 |
| 28 | 山口県 | 8300 | 中国 | 647.93 |
| 29 | 沖縄県 | 7800 | 九州 | 532.06 |
| 30 | 佐賀県 | 7700 | 九州 | 977.16 |
| 30 | 青森県 | 7700 | 東北 | 660.94 |
| 32 | 岩手県 | 7100 | 東北 | 620.09 |
| 33 | 大分県 | 7000 | 九州 | 645.16 |
| 34 | 和歌山県 | 6900 | 近畿 | 784.09 |
| 35 | 香川県 | 6100 | 四国 | 665.21 |
| 36 | 山梨県 | 5800 | 中部 | 733.25 |
| 37 | 石川県 | 5600 | 中部 | 510.02 |
| 38 | 愛媛県 | 5300 | 四国 | 415.36 |
| 39 | 宮崎県 | 5000 | 九州 | 484.03 |
| 39 | 秋田県 | 5000 | 東北 | 557.41 |
| 39 | 富山県 | 5000 | 中部 | 501.5 |
| 42 | 山形県 | 4800 | 東北 | 474.78 |
| 43 | 徳島県 | 4300 | 四国 | 627.74 |
| 44 | 福井県 | 3600 | 中部 | 487.14 |
| 45 | 島根県 | 3400 | 中国 | 529.6 |
| 46 | 高知県 | 3000 | 四国 | 457.32 |
| 47 | 鳥取県 | 1800 | 中国 | 338.98 |
このグラフについての豆知識
237倍という開き
通勤時間が1時間以上1時間30分未満の世帯は249万6,400世帯。
1位と47位の差は237.2倍にのぼります。
通勤15分未満では10.1倍、15分以上30分未満では11.9倍。
長い通勤ほど地域差が激しくなります。
2018年調査とは別のデータ
当サイトには一戸建てや空き家の数を比べた記事もありますが、あちらは社会・人口統計体系がもとで、調査年は2018年です。
この記事は2023年(令和5年)調査を直接使っています。
住宅・土地統計調査は5年に一度の標本調査です。
全国から選ばれた対象を調べて全体を推計するので、数字は100の単位に丸められています。
小さな差を細かく読み取ることはできません。
数字の開き
1位の東京都は427,000世帯、47位の鳥取県は1,800世帯。
両者の間には237.2倍の開きがあります。
上位3で全国の45.5パーセント、上位10で81.1パーセントを占めます。
中央値は11,400世帯、平均は53,114.9世帯です。
平均が中央値を上回るのは、上位のいくつかの都道府県が全体を押し上げているためです。
人口10万人あたりに直すと13倍の開きになります。
実数の順位がどこまで人口の多さを映しているかは、この2つを見比べると分かります。
順位の並びがにている記事
同じ形の地図になる記事はあるでしょうか。
通勤1時間〜1時間半の世帯の順位で探してみます。
0.96という高い相関を示したのが【30代の転入】年50万1,563人、郊外へ向かう世代でした。
正反対だったのは【スーパーの数】が多いのは大都市ではありませんでした、人口あたりで比較で、相関は-0.83です。
並びが似ていても、そこに関係があるとまでは言えません。
ただ、2つの地図をならべると読み方のヒントにはなります。
地方のなかで見た通勤1時間〜1時間半未満の世帯数
| 地方 | 最も多い(世帯) | 最も少ない(世帯) |
|---|---|---|
| 東北 | 宮城県 25900 | 山形県 4800 |
| 関東 | 東京都 427000 | 群馬県 16500 |
| 中部 | 愛知県 138200 | 福井県 3600 |
| 近畿 | 大阪府 202300 | 和歌山県 6900 |
| 中国 | 広島県 31000 | 鳥取県 1800 |
| 四国 | 香川県 6100 | 高知県 3000 |
| 九州 | 福岡県 65600 | 宮崎県 5000 |
まとめ
通勤1時間〜1時間半の世帯の数を47都道府県で比べると、最も多い東京都で427,000世帯、最も少ない鳥取県で1,800世帯でした。
1位と47位の間には237.2倍の開きがあります。
上位3で全国の45.5パーセント、上位10で81.1パーセントを占めます。
47都道府県の中央値は11,400世帯、平均は53,114.9世帯でした。
人口10万人あたりに直すと13倍の開きになります。
この通勤1時間〜1時間半の世帯の数字には、読み違えやすい点が3つあります。
1つ目は、100世帯単位に丸めた推計値であること。
2つ目は、雇用者の世帯だけを対象にしていること。
3つ目は2023年の数字であることです。
人口10万人あたりでは神奈川県が4,403.25世帯で最多。
実数1位の東京都は人口あたりでは5位でした。
地方別に合計を出すと関東7都県が全国の58.8パーセントで最多、人口10万人あたりでは関東7都県が3,370世帯で最多でした。
通勤2時間以上の世帯や県外へ通勤する人を比べた記事とあわせて読んでみてください。
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出典
- 統計名: 住宅・土地統計調査(2023年)(通勤時間)
- 調査年: 2023年
- 公開元: 総務省統計局
- 参照URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/database?statdisp_id=0004021722
- 備考: 家計を主に支える雇用者の通勤時間が1時間以上1時間30分未満だった主世帯の数。当サイトの社会・人口統計体系にもとづく住宅の記事は2018年調査がもと。人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
注記: 家計を主に支える雇用者の通勤時間が1時間以上1時間30分未満だった主世帯の数。
当サイトの社会・人口統計体系にもとづく住宅の記事は2018年調査がもと。
人口10万人あたりは2024年の総人口で割った参考値
